ビジネス・実用 - 中央公論新社作品一覧

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  • 日本書紀(上下合本)
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    わが国最初の正史。720年(養老4年)5月、舎人親王らが完成させた。神代から持統天皇の代までを漢文で編年体で記す。30巻。添えられた系図一巻は散逸。六国史の第一で、『日本紀』とも呼ばれ、『古事記』と併せて「記紀」という。しかし編集に使われた資料は『古事記』のように特定の帝紀や旧辞だけでなく、諸氏や地方の伝承、寺院の縁起、朝鮮や中国の歴史書なども参照している。文学性のある『古事記』に比べ、『書紀』は敬遠されがちだった。だが、「日本誕生」を知るには、『書紀』のほうがより重要だ。日本古代史の専門家による、わかりやすい現代語によって『書紀』はぐんと身近になった。 上巻は、神代(巻第一)~武烈天皇(巻第十六)を収録。 下巻は、継体天皇(巻第十七)~持統天皇(巻第三十)を収録。六世紀から七世紀にいたる時代。中国・朝鮮半島からの制度・文物の流入により、天皇を中心とした国家的統一が完成する。 巻末寄稿・『日本書紀』と史実とのあいだ  大津 透
  • 強権中国の野望
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●〔対談〕覇権拡大する習近平の論理 中国の海洋戦略、人権問題を読み解く 川島 真×益尾知佐子 ●尖閣防衛、喫緊の課題 グローバル化の成功と国内防衛の隙 渡部恒雄 ●東南アジアに迫る中国のワクチン外交 独立性と多角化を貫いたインドネシアとタイ 相澤伸広 ●二〇二〇年代にも米中のGDPが逆転? 爪を隠した経済大国・中国の展望 丸川知雄
  • 陰謀論が世界を蝕む
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●〔対談〕魔女裁判、赤狩り、Qアノン…… 「陰謀論大国アメリカ」のゆくえ 森本あんり×渡辺 靖 ●実証研究で読み解く 「正しい知識」は防波堤になるか? 秦 正樹 ●外交戦略としてのディスインフォメーション 影響力を増すサイバー空間 小谷 賢 ●米国HIV製造説、JFK暗殺CIA説から読み解くフェイクニュース作戦 世界を欺くロシア情報機関 保坂三四郎 ●〔対談〕それはカルトか、暴力団か、政党か? 歴史を刻む“謎”組織 中国の秘密結社とは 岡本隆司×安田峰俊 ●知識社会の「パンデミック」が高学歴層を襲う日 「下級国民の反乱」が世界を揺るがす 橘 玲
  • 藝術のパトロン 松方幸次郎、原三溪、大原二代、福島コレクション
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    コレクションにその名を残した裕福な美術愛好家、松方幸次郎、原三渓、大原孫三郎・総一郎、福島繁太郎との交遊を回想する。松方コレクションの買い付けやモネとの交渉、仏文学者成瀬正一との思い出、原三溪邸に滞日中のタゴールの通訳として寄宿したことを契機に日本美術に目覚めた青年時代、大原コレクションを担った児島虎次郎とのエピソードなどがユーモア豊かに語られる。〈解説〉越川倫明
  • オニオン・リーダーシップ ハーバード・ビジネス・スクールの最前線
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    この変化のスピードが速く混沌とした時代において、最高のパフォーマンスが上げられる組織とは、全員参加型のリーダーシップが発揮できる組織のこと。あなたの人生で、優秀な組織に身を置く充実感と喜び体験してください。 ******* 「本書は、実践可能なリーダーシップの良書である。」 ――佐藤信雄(ハーバード・ビジネス・スクール 日本リサーチ・センター長)
  • パグのお茶目と5匹の猫 ときどきフレンチブルドッグ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 5匹の猫と暮らす、パグの「お茶目」。飼い主の漫画家・ひぐちにちほが、パグと猫たちとのゆかいな日常をお届けします。表情豊かで愛おしいお茶目の5年間をとらえた写真&エッセイ&イラスト集。 生後2ヵ月でひぐち家に来て、猫たちに囲まれて育ったお茶目は、自分を猫だと思っている様子。猫のようにジャンプしたがり、猫と遊んで、猫と寝る。飼い主が漫画の締め切りに追われると、お茶目も猫たちもくっついてきて、仕事がなかなか進まない! お茶目の散歩仲間は、フレンチブルドッグの「もー君」。春夏秋冬、のどかな風景の中で一緒に遊びます。桜満開の公園、色づいたイチョウ並木、真っ白な雪の中、いつでもずんずん歩くお茶目。キャベツやジャガイモの畑で大ハッスルしたりも。 大好きな梨やスイカを前にすると大きな目はさらに大きくまん丸に。飼い主に「待て」と言われると鼻をぷくぷくさせながら「よし」がかかるのを待つ姿もキュート。 子犬のころから元気いっぱいのお茶目と、ゆったりつきあう仲間たち。陽気で幸せな生活をお楽しみください。
  • 非常時のリーダー学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●〔対談〕コロナ禍で3・11の反省は生かせたか 「権力行使という難問」に挑む民主国のリーダーたち 遠藤 乾×三浦瑠麗 ●〔対談〕カエサルの大局観、大久保利通の独裁力…… 古今東西の偉人に学ぶ危機突破の要諦 御厨 貴×本村凌二 ●「感染防止至上主義」の有権者が政権に求めるもの 世論調査に見るコロナ下の理想のリーダー像 遠藤晶久×三村憲弘×山﨑 新 ●ポスト工業社会と「賢い財政」 二重の危機における明日を切り拓く 神野直彦 ●文明危機の今こそグランドデザインを AIが示唆する「分散型」と超長期視点にみる「定常化」 広井良典 ●民意の把握と迅速な政策立案というジレンマ 熊本県知事は「緑の流域治水」を「球磨川モデル」になしうるか 今井亮佑 ●民主党政権の原発事故対応から学んだ政治家の役割 国家の危機に命を懸けるのは誰なのか 細野豪志
  • さっぱりと欲ばらず
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    自分に正直に生きることが、人生を幸せに過ごせる秘訣です。人は人、自分は自分。くよくよせず笑って毎日を楽しく生きる。「できない」を受け入れて小さな工夫の暮らし。先々の不安を思うより今を元気に。101歳で大往生した吉沢さんの欲ばらない人生の知恵。ご機嫌に生きるためのエッセイが満載! 解説/谷川俊太郎
  • 演劇入門 増補版
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    生涯に一度、私の演劇観を具体的に述べ、一冊にまとめておきたい――。演劇人、シェイクスピアの翻訳者としての旺盛な著作活動の中から戯曲論、翻訳論、演出論、演技論等を自ら厳選。待望された著者唯一の入門書であると同時に演劇理論家としてのエッセンスを提示する。全集未収録の単行本版に「醒めて踊れ」を増補した決定版。 〈解説〉福田 逸 ■目次 Ⅰ 劇と生活/演劇の特質/劇場への招待 Ⅱ 戯曲読法/ことばの二重性/シェイクスピア劇のせりふ Ⅲ 演技論 Ⅳ 演出論/シェイクスピア劇の演出 Ⅴ 日本新劇史概観 * 醒めて踊れ あとがき 解説 演劇理論家としての福田恆存 福田逸
  • 憲法をプラクティカルに変える 自民党「改憲四項目」からのアプローチ
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    1巻1,980円 (税込)
    「改憲か護憲か」のイデオロギー論争はもうやめよう。大事なのは改正によって何をしたいのか、そして与野党問わない建設的な議論だ――。  自民党憲法改正推進本部事務総長として、自衛隊の明記、緊急事態条項、合区解消、教育の充実の四項目(「改憲四項目」)をまとめた筆者が、改憲への実践的な方法論を示す。気鋭の法学者、曽我部真裕、井上武史、宍戸常寿との対談も収録。
  • 婦人公論の本 vol.17 認知症とともに生きる 明るく、強く
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2025年に認知症患者は700万人を超えると言われています。前段階の軽度認知障害(MCI)を含めると、65歳以上の3人に1人は認知症になると予測され、今後は病とともに生きることが日常の一部になっていくでしょう。 親や配偶者だけでなく、いつかは自分も当事者に……。とはいえ、認知症を発症したら人生が終わりというわけではありません。大切なのは、予防と対策。そして発症したあと、どう生きるかです。 このMOOKでは、早期発見のコツから、家族のケア、おひとり様にとって必要なこと、脳トレ、病を得た人の実体験などをもとに、認知症とともに生きる方法を考えます。 第一章 もしかして認知症?と思ったら 第二章 家族が認知症になったとき 第三章 おひとり様の認知症に必要なこと 第四章 はじめよう!最新の予防法 第五章 病を得ても自分らしく生きる~体験談~
  • 環境革命の虚実
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●環境大臣インタビュー 再生可能エネルギーとEV抜きに日本の将来は描けない 小泉進次郎 ●感染症戦線と「3・11」後の原子力 村上陽一郎 ●〔対談〕SDGs、ESG投資から脱炭素への潮流 「グリーン経済成長」に向けて企業と国がなすべきこと 沖 大幹×高村ゆかり ●EU、中国に伍し、日本が「資源大国」になる好機 資源エネルギー覇権競争の大転換が始まった 平沼 光 ●国内自動車メーカーは生き残れるか 高橋 徹×山本貴徳 ●脱炭素社会がもたらす「電費」を競う時代 中西孝樹 ●人類が生き延びるための生物多様性 五箇公一 ●〔ルポ〕JR東海と静岡県のリニア開発議論 対立の深層 「生態系劣化」抑止の国際潮流に、開発事業は対応できるか 河野博子 ●リニア、電力……コロナ後を展望する 「受け身の発想」から新たな技術と価値の創出へ 入山章栄 ●〔対談〕資本主義のオルタナティヴ 農に第三の道あり 藤原辰史×斎藤幸平
  • 朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る
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    ベートーヴェン生誕250年記念文庫化。全9曲を第一人者が徹底解説! ベートーヴェンの九つの交響曲について、新日本フィルハーモニー交響楽団との連続演奏会(チクルス)をふまえて、指揮者・朝比奈氏がみずから、スコアと実際の演奏に即して楽曲の細目(技術面・演奏家心理・演奏習慣・解釈比較など)について語る。演奏論であると同時に作品論。ベートーヴェンの交響曲を聞き込んだ人にも、驚きと興味を持って受け止められることとなろう。
  • 日本の皇室
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    天皇の権威と統治についてその由来と実態を検証し独自の学問的見地から民主国家との親和性を説く。元号の由来と改元の意義を再考する。 日本の皇室 元号の問題について 「建国記念の日」を設けたい 菊と刀のくに―外国人の日本研究について 教育に関する勅語について 日本歴史の取扱いかたについて 天皇考 建国の事情と万世一系の思想 八月十五日のおもいで 神代史のカミについて 君臣関係を基礎とする道義観念
  • これでいいのか? 日本の大学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●〔対談〕文科大臣×早大総長 オンライン授業によるグローバル化、地域格差解消 逆境が生み出したポストコロナの大学像 萩生田光一×田中愛治×司会:古沢由紀子 ●オックスフォードからの提唱 抵抗の場たるべく、「広く浅い」学びから脱却せよ 苅谷剛彦 ●〔対談〕知的刺激を与えるオンライン時代の試行錯誤 いま必要なのは「ゲリラ」的教育だ ウスビ・サコ×内田 樹×司会:小林哲夫 ●現役高校教師・緊急レポート コロナ禍に揺れる学校現場と新大学入試 大庭大輝 ●データ軽視・現場軽視を繰り返すな 大学入試改革は「失敗」から何を学ぶべきか 中村高康 ●コロナ禍の東工大で見えたオンラインの逆説的効果 尖った研究・尖った学びは「隙」から生まれる 伊藤亜紗 ●学生の悩み相談の現場から ここに注意! 自粛下の大学生のメンタルヘルスケア 梶谷康介 ●「退出」ボタンで途絶えない教育空間の喜び 新入生がキャンパス封鎖で経験し考えたこと 庭田杏珠 【学術会議編】 ●元会長が人事、安全保障問題等の疑問に答える 学術会議改革はどうあるべきか 大西 隆 ●時代錯誤なレッドパージと学者集団の大いなる矛盾 池内 恵 ●中国の軍民融合に無頓着な日本 大学はなぜ経済安保を直視しないのか 細川昌彦
  • 和算 江戸の数学文化
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    1巻1,980円 (税込)
    日本の数学は一七世紀半ばから中国の影響を脱して独自の発展を遂げ、関孝和や建部賢弘の業績は世界的なレベルに達した。また、ベストセラー『塵劫記』をはじめ多くの優れた教科書によって、社会全体の数学力が高まった。さらに趣味として数学を楽しむ者も多く、その名残は今日でも神社仏閣に奉納された算額に見ることができる。高度な数学研究から庶民の楽しみの数学まで、最新の研究に基づき、江戸に花開いた豊かな数学文化を繙く。
  • 増補版 生きて死ぬ力
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    ジタバタしても はじまらない いや ジタバタしても いい いつ どこで どのような姿で 終わろうとも なんの心配も いらない だから 何をしてもいい ということでは ないけれど なんの 心配も いらない ***** 地震の 下敷きになる かも知れない 津波に のまれる かも知れない コロナ禍でICUに 入れられる かも知れない 念仏も 出ない かも知れない その時は なるようにしか ならない なんの心配も いらない ***** 思いもよらぬ新たな時代へ。精いっぱい生きて、死ぬときは「そのままで いい」。浄土真宗本願寺派総長がコロナ禍の今こそ伝えたいこと。現代の事象に重ね合わせ、平易な言葉で仏法の神髄を語る。自分の存在が腑に落ちて、心がすっと楽になる。
  • 日中の「戦後」とは何であったか 戦後処理、友好と離反、歴史の記憶
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    「戦前・戦中」の何を放棄して、「戦後」をどのように積み上げたのか? 両国有識者が新たな視点で、日中の国家観、外交戦略、歴史認識を問い直す決定版。戦後の日中関係史は、中国においては公式の歴史観との距離を見定める必要が発生し、日本においてはイデオロギー対立を招く冷戦的思考を呼び覚ましやすい点でつねに難しさをはらみ、成果物は十分とは言えない。本書で、〈戦後処理〉〈戦後の中国観・日本観〉〈戦後の火の移動〉〈戦争の歴史の記憶〉〈戦後から国交正常化まで〉〈日中関係黄金期〉〈対中政策・対日政策〉という重要テーマを網羅し、両国の歴史認識(の差異)を明らかにした点に意義と新しさがある。
  • 国富論(合本)
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    スミスは急激に勃興してくる資本主義社会における人間の本性と社会的生産力の全構造を究め、「見えざる手」に導かれる社会原理を明らかにして、新しい科学=経済学にはじめて体系を与えた。『国富論』の決定的な影響は人文、社会科学のあらゆる分野に及び、その故に、『資本論』とともに経済学の古典中の古典とされる。この古典経済学と近代自由主義の原典に、独自の要約的小見出しや詳細な訳注を配して甦らせた邦訳の決定版。 第一篇では、労働に価値の源泉と尺度を求めるスミスが、分業・商品・賃金・利潤・地代の解明を通して先駆的労働価値論を展開。 第二篇では、生産的労働と不生産的労働によって資本蓄積を論じる。第三篇では、資本投下の「自然な順序」を逆転させた国家による経済活動の政策的介入の歴史を究明し、第四篇では重商主義を徹底的に批判する。第五篇では、国家義務たる国防・司法・公共施設、また租税・公債のあり方を述べて、独自の国家観を展開する。 巻末に、各版の異同、邦訳少史、年譜、小見出し一覧、索引等、精細な研究の手引きを付す。 〈巻末対談〉大竹文雄×出口治明「アダム・スミスを誤解の海から解き放とう」 定評あるロングセラー翻訳書を厳選し、読みやすくした新版
  • 大隈重信(上下合本)
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    政治家、言論人、早稲田大学初代総長など多面的な活動で知られる大隈重信。一八三八年に佐賀で生まれ、一九二二年に没するまでの軌跡は、日本近代の激動に伴走したかのようだ。本書は、周囲の群像や時代の変化などを含めて、彼の全貌を描き出す試み。
  • 経済大論戦 スガノミクスを占う
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ~目次~ 【経営】 ●企業と人の新陳代謝を進めよ 需要喚起のアベノミクスから企業活性化のスガノミクスへ 新浪剛史×伊藤元重 ●日本コカ・コーラ、タカラトミー、新日本プロレス、そして…… 日本企業が“3カウント”を取られないための経営術 ハロルド・ジョージ・メイ×伊藤元重 【雇用・労働】 ●アベノミクス総括から見える雇用政策の課題 「最低賃金引き上げ」策の狙いと負のシナリオ 玄田有史 ●〔対談〕 連合会長に「リベラル保守」の論客が迫る 野党が「乗り移れる船」になるための対抗軸 神津里季生×中島岳志 【ルポ】 ●「地方創生」でも人口減少に歯止めかからず 菅首相の郷里・湯沢市秋ノ宮に見る地方の苦境 葉上太郎 ●存続、廃業、M&A…… コロナ禍に揺れる中小企業 高橋 徹 【財政・経済政策】 ●日本経済のアルゼンチン化を回避せよ コロナ不況と巨額財政赤字の行方 佐藤主光 ●無形の資源を守る有事の経済政策 菅政権に求められる財政支出の規模と中身 飯田泰之 ●〔時評2020〕 コロナ後は「低金利の罠」からの脱却を 土居丈朗 【規制改革 担当大臣に迫る】 ●仮想通貨、電波オークション、ドラッグラグ……。規制改革で暮らしを豊かに 「脱ハンコ」から始まる日本経済再生 河野太郎×聞き手:坂井豊貴
  • 日本秋景 ピエール・ロチの日本印象記
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    明治初期に日本を訪れた仏海軍士官ロチ。開業間もない鉄道と人力車で神戸・京都・奈良・東京・日光などを巡る。日本人と日本の風物に鋭い観察眼を向け、鮮烈な筆致で驚きを綴る。 目 次 第一章 京都 聖なる都 第二章 江戸の舞踏会 第三章 二人の老人がつくる驚きの料理 第四章 皇后の装束 第五章 三つの田舎の言い伝え 第六章 日光の聖なる山 第七章 サムライたちの墓にて 第八章 江戸 第九章 「春」皇后
  • 日米政変 菅政権発足、迫る大統領選
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 安倍首相の突然の辞任を受け、9月16日に菅政権が発足した。7年8ヶ月に渡った安倍政権の政策継承を掲げつつも、菅首相は独自の政策の実現に動き始めた。一方、11月3日に大統領選を控えるアメリカでは、トランプとバイデンの攻防が続いている。奇しくもこの秋に大きな節目を迎えた日米両国。数々の難問にどのように立ち向かっていくのか……。 ※『中央公論』2020年11月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 (電子版通巻105号) 【目次】 《日本の課題》 ●外交・安全保障で果断すべきこと 新政権に求められる「継続の中の改革」 北岡伸一 ●鼎談 課題先進国・日本で進むさまざまな分断 与野党ともキャッチできない「新たな対立軸」 今井貴子×砂原庸介×中西 寬 ●対談 どうなる? ポスト安倍の外交・安全保障 米中対立の今こそ日本の主体性を示せ 三浦瑠麗×森本 敏 ●「一強」政治の偶然と必然 安倍政権の長期化を決めた重大転機とは 河野 勝 ●対談 米中関係、東京五輪、右バネの抑制…… 「菅機関」は機能するのか 手嶋龍一×佐藤 優 ●側近が語る菅首相 言ったことは必ず実現させる徹底した常識人 坂井 学 《アメリカの運命》 ●対談 分極化するアイデンティティと、収斂する二大政党 バイデンか、トランプか? 変質するアメリカの選択 宮家邦彦×久保文明 ●政策よりも再選を優先するトランプ アメリカ政治制度とポピュリズム 待鳥聡史 ●大統領選挙で問われる米国経済再建への道 安井明彦 ●民主党は労働者の党になれるか? バイデンが挑む学歴偏重主義の克服 三牧聖子
  • ぼくが戦争に行くとき 反時代的な即興論文
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    「君の魂のゴミタメのなかにしか荒野は見いだされないことを、君は知っているのか?」ぼくの内なる戦場、ロマン・ロラン論、関西 学院大学での演説、ロビンソン宣言、石井輝男やゴダールなどの映画論。また演劇論から賭博論まで、時代を抉り対峙した批評やエッセイを収録。反時代的な著作の初文庫化。〈解説〉宇野亞喜良
  • 公務員「少国」ニッポン
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一般職国家公務員、地方公務員ともここ10年で約7万人削減されたように、無駄の排除や効率化の観点から、行政のスリム化が推進されてきた。だが、地方を中心に人口減少が進み、人手不足は官も例外ではない。さらに、コロナ禍が電子化の遅れなどの「目詰まり」を露わにしたように、行政の量のみならず質の問題も重要である。現場のリアルに迫り、改革すべき課題を提示する。 ※『中央公論』2020年10月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 (電子版通巻104号) 【目次】 《2大臣に迫る コロナ禍の「目詰まり」》 ①内閣官房長官 国と地方の権限には再検証が必要 菅 義偉 ②厚生労働大臣 厚生労働省の分割についても不断の議論を 加藤勝信 ○取材を終えて コロナ対策の「キャパシティ」と行政の国会対応 竹中治堅 ●コロナ禍が炙り出す宿痾、意識調査に見る府省間格差 日本の行政はスリムすぎる 北村 亘 ●元厚生労働省キャリアが斬る! 人手不足と業務過多で霞が関崩壊のピンチ 千正康裕 ●対談 公の逼迫は積年の課題 「量より質」の改善進めよ 鍵握る国会改革とデジタル化 松井孝治×村井英樹 ●対談 「遷都」から脱ガラケーまで デジタル・ガバメントをいかにして実現するか 平 将明×宮坂 学 ●覆面座談会 市区町村職員のホンネ 10万円給付の愚行、おめでたい知事……それでも私たちは現場を回す! 司会:葉上太郎
  • 新編 国民統合の象徴
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    有史以来の天皇制の実態を分析、新憲法下の「象徴」という文言の妥当性を検証する。新に憲法学者佐々木惣一による和辻への反論を収録。和辻・佐々木による象徴、国体をめぐる「新憲法論争」の全貌が明らかになる〈解説〉苅部直 目次 封建思想と神道の教義 国民全体性の表現者 国体変更論について佐々木博士の教えを乞う 佐々木博士の教示について 祭政一致と思慮の政治 中公クラシックス版増補 〈佐々木惣一〉 〇天皇の国家的象徴性 序 一 国家的象徴 第一 象徴に変化した天皇 第二 国家的象徴とはいかなるものか 第三 国家的象徴である天皇の役割 第四 外国公文における象徴の用語の例 二 国体は変更する 第一 国体は変更する 第二 国体なる言葉の意義とその概念 第三 国体が変更するとは何か 第四 国体の変革と国内政治の改革 第五 国体の変更とポツダム宣言 第六 国体の変更と精神的観念より見た国体 三 国体の問題の諸論点――和辻教授に答う―― 本論文発表のいきさつ 前書き 私の答の態度 第一 国体の概念の定立における着眼の二面 第二 政治の様式より見た国体の概念 第三 国体の概念に該当する事実 第四 わが国の国体とその変更 第五 国体の概念の重要性 結 び  答の要点 四 和辻博士再論読後の感 〈和辻哲郎〉 〇日本古来の伝統と明治維新後の歪曲について
  • コロナ、戦争、危機管理 指導者たちの「失敗の本質」
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦後75年、日米安保改定60年に当たる2020年は新型コロナウイルスの感染拡大に始まり、アメリカ大統領選挙に向けて激動を続けている。この特集では、ロングセラー『失敗の本質――日本軍の組織論的研究』にならい、歴史と現代を往還しながらコロナ第1波などから教訓を導き出し、新しい時代のリーダー像を探る。 ※『中央公論』2020年9月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 (電子版通巻103号) 【目次】 ⚫内向きの対立を超えて 地方のトップに委ねるべき 小池百合子 ⚫国民を巻き込めなかった憲法論議 九条改正は急ぐ必要はない 石破茂 ⚫合流への挑戦に後悔はなし そして臨む野党再編 前原誠司×〔聞き手〕井手英策 ⚫なぜ安倍政権は支持率が低下したのか データから分析するコロナ禍の各国首脳支持 加藤創太 ⚫【対談】米国は? 日本は? コロナで見えた新たなリーダー像 世界を席巻 リバタリアン的若者と 指導者はどう向き合うか 宇野重規×渡辺靖 ⚫《隣国リーダー解剖学》 ①習近平 土着共産主義者の皇帝化 益尾知佐子 ②文在寅 フォロワーの支持は続くか 浅羽祐樹 ⚫【対談】『沖縄決戦』八原博通と瀬島龍三の発掘資料から読み解く 誰も責任をとらない 日本軍 組織の病 戸部良一×武田知己 ⚫「昭和史の天皇」を次世代に引き継げ 伊藤隆 ⚫「昭和の戦争・軍事史」必読10冊 筒井清忠
  • 日本書紀(上)
    完結
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    全2巻1,320~1,430円 (税込)
    わが国最初の正史。720年(養老4年)5月、舎人親王らが完成させた。神代から持統天皇の代までを漢文で編年体で記す。30巻。添えられた系図一巻は散逸。六国史の第一で、『日本紀』とも呼ばれ、『古事記』と併せて「記紀」という。しかし編集に使われた資料は『古事記』のように特定の帝紀や旧辞だけでなく、諸氏や地方の伝承、寺院の縁起、朝鮮や中国の歴史書なども参照している。文学性のある『古事記』に比べ、『書紀』は敬遠されがちだった。だが、「日本誕生」を知るには、『書紀』のほうがより重要だ。日本古代史の専門家による、わかりやすい現代語によって『書紀』はぐんと身近になった。 上巻は、神代(巻第一)~武烈天皇(巻第十六)を収録。
  • クレメント・アトリー チャーチルを破った男
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    一九四五年、第二次大戦の勝利の立役者チャーチルを抑え、総選挙で圧勝したのはアトリー率いる労働党だった。NHS(国民保健サービス)はじめ社会保障政策や産業国有化を次々と実現、現在のイギリス社会の基礎を築くと同時に、多くの旧植民地を独立させたアトリー政権は今なお高く評価されている。政敵チャーチルに副首相として仕えながら、激しい内紛を抱える労働党を信念でまとめ上げ、社会主義を信じ続けたアトリーの本格評伝。
  • 哲学のやさしく正しい使い方 叡智への道
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    目 次 第1章 あなたは自分の人生を成功させたいですか? 第2章 叡智、精神性、宗教、哲学の違いは? 第3章 幸福はあなたのなかにある 第4章 人生を肯定する 第5章 自己であり続け、世界と調和する 第6章 人間の卓越性―愛と徳 第7章 精神修養 第8章 エゴの牢獄から「自己」の自由へ 第9章 子どもの叡智 引用文献
  • 検証 財界 中西経団連は日本型システムを変えられるか
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    ITの発展やグローバル化は産業構造を大きく変えつつある。財界はどこへ向かうのか? 読売新聞に長期連載された大型企画の書籍化。経団連、旧財閥系グループ、就職活動、春闘、渋沢栄一の経営理念、株主総会、中小企業・地方経済、英EU離脱・対韓経済外交、業界団体など、多角的な視点から財界の現在を探る。
  • コロナ・文明・日本
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※『中央公論』2020年7月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除された。経済活動の緩やかな再開に安堵しつつも、第二波の発生に警戒が必要となる。人類の歴史は、感染症との闘いの歴史だった。21世紀に襲来したこの新型コロナは、世界の文明を、そして日本をどう変えるのか?(電子版通巻101号) (目次より) ●21世紀の感染症と文明 近代を襲う見えない災禍と、日本人が養ってきた公徳心 山崎正和 ●近代科学と日本の課題 コロナ後をどう見通し、つけをどう払うか 村上陽一郎 ●「やった感」はもういらない! ICT、9月入学……教育格差を是正するには? 松岡亮二 ●台湾の国際政治学者に訊く ポストコロナ 米中台トライアングルのゆくえ 何思慎×〔聞き手〕本田善彦 《コロナに想う》 ●不安への答え 多和田葉子 ●聖火引継式とギリシャ難民キャンプの間で 井本直歩子 ●不安あふれる世界にクラシック音楽がもたらすもの パーヴォ・ヤルヴィ ●介護崩壊を防ぐために 鎌田 實 ●医療体制を整備し、COVID-19を克服せよ 集団免疫とワクチン・治療薬の最前線 平野俊夫 《第一波の教訓》……聞き手:川端裕人 ●〔1〕韓国、台湾から周回遅れのFAX行政 医師の心を折る〝診療以前〞の問題群 堀 成美 ●〔2〕「8割おじさん」のクラスター対策班戦記 次の大規模流行に備え、どうしても伝えたいこと 西浦 博 ●LINE調査、オンライン診療で見えてきた ビッグデータが拓く未来の医療 宮田裕章
  • 脱・コロナ恐慌
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新型コロナウイルスの感染拡大によって、 世界大恐慌以来最悪の景気後退が予測されている。 迫り来る「コロナ恐慌」を、日本はいかにして乗り切るのか? そして、「コロナ後」の世界秩序はどうなるのか? (『中央公論』2020年6月号特集の電子化) <日本の選択> 経営者は「変化はチャンス」の発想を 中西宏明 ●連合会長、あいまいな政府の対応にもの申す 一過性に終わらないセーフティネットを急げ 神津里季生 ●日本経済を襲うコロナショック 需要、供給、所得を止める未曽有の複合危機 小峰隆夫 ●労働経済学×希望学×危機対応学からのヒント 異常と変化に対応しうる「働き方」へ 玄田有史 ●五輪に「ワンチーム」は可能か? 安倍さん、小池さん、山下さん、そしてバッハ会長のこと 森 喜朗 聞き手 二宮清純 ●JFA会長の闘病、生還、そして今後 私もサッカーも五輪もコロナに負けない! 田嶋幸三 <世界の変容> ●【鼎談】パックス・アメリカーナの終焉が来る? アフターコロナの地政学 鈴木一人×細谷雄一×詫摩佳代 ●トランプvs.バイデン 異例の「戦時」大統領選挙 渡辺 靖 ●ポスト・コロナの世界を予見する 国内の行政権が強まりグローバリズムは後退する 佐藤 優 ●「疫病史観」による中国の一〇〇年と新型肺炎 飯島 渉 ●感染拡大するイタリア その医療体制と国民性 日伊 国際電話で交わした夫婦の議論 ヤマザキマリ
  • 平成の経済政策はどう決められたか アベノミクスの源流をさぐる
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    21世紀最初の二〇年間の日本の経済政策は、財政健全化とデフレ脱却を追求し続けてきたといえる。そこでは次々に襲いかかる危機の克服に経済学の知恵が問われた。 官邸主導で展開されたアベノミクスも例外ではない。小泉内閣以降、経済政策の立案に加わった五人の経済学者、伊藤隆敏、岩田一政、大田弘子、竹中平蔵、吉川洋の各氏との対談を通じて得た現場での議論を踏まえ、現在行われている政策の核心に迫り、今後の課題をあぶり出す。
  • コロナ直撃 世界激変
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国から欧米へ、感染拡大を続ける新型コロナウイルス。トップダウンで対応した中国を評価する向きがある一方、西側諸国も私権制限を辞さず、非常時・緊急事態の政治が続く。 リーマンショックを超える世界不況の予測がなされ、世界中で既存の価値観と経済が揺さぶられている今、日本の政治・外交は何をどのようにすべきなのか? (『中央公論』2020年5月号特集の電子化) (目次より) 《感染症と闘う》 ●コロナ対策の核心 〔聞き手:武田 徹〕 ①専門家会議メンバーが緊急提言 ゼロリスクの感染症対策はありえない 岡部信彦 ②緊急事態の政治学 公衆衛生と医療データの後れが命取りに 森田 朗 ●「コロナ恐慌」を回避せよ 日本経済の救命提言 小林慶一郎 ●新型肺炎とともに広まったうわさ、買いだめ騒動 「インフォデミック」と対峙する 松田美佐 ●パンデミックの背景にある根本的問題 人獣共通感染症との闘いに終わりはない 五箇公一×聞き手:河野博子 《中国の命運》 ●「中国夢」と「太平洋同盟」の狭間で 米中対立時代、日本の生存戦略 白石 隆 ●【鼎談】中国モデルが世界を席巻? どうなる? コロナ後の習近平体制 宮本雄二×川島 真×阿古智子 ●【対談】アメリカ軍vs.人民解放軍 米中安保最前線日本に求められる外交とは 阿南友亮×森 聡 ●武漢発のグローバル危機 新型肺炎がもたらした中国経済のジレンマ 伊藤亜聖 ●アジアのエリート学生への調査から読み解く 2040年、中国は覇権を握っているか 園田茂人 ●【対談】累計2000万部超『三体』だけじゃない! 中国SF文学がなぜいま人気なのか 飯塚 容×立原透耶
  • 百鬼園先生雑記帳 附・百閒書簡註解
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    名著『阿房列車』シリーズでお馴染みヒマラヤ山系氏による百鬼園文学の副読本。「百閒先生日暦」「『冥途』の周辺」「漱石をめぐって拾遺」ほか七篇を収録。「百閒先生書簡註解」は、昭和二十三年五月から二十六年九月までの著者宛の書簡に丹念な註解を施した貴重な資料である。〈解説〉田村隆一 【目次】 百閒先生日暦/漱石山房圖そのほか/漱石書簡/「冥途」の周邊/ 漱石をめぐって拾遺/百鬼園先生御馳走帖/阿房列車小遣帖/ 百閒座談抄/雑爼 附・鬼苑先生當用帖/鬼苑先生映像そのほか 百閒先生書簡註解 〈解説〉田村隆一
  • シリーズ 禁欲文化のヨーロッパ―修道制の歴史(合本)
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    『禁欲のヨーロッパ』 ヨーロッパにおける「禁欲の思想」はいつ生まれ、どう変化していったか。身体を鍛錬する古代ギリシアから、ローマ時代を経て、キリスト教の広がりとともに修道制が生まれ、修道院が誕生するまで、千年に及ぶヨーロッパ古代の思想史を「禁欲」という視点から照らし出す。 『贖罪のヨーロッパ』 中世西欧では、禁欲の達成のために自らの欲望のありかを特定し、意識的に摘出する思想が生まれた。この贖罪の制度化は、社会に大きな影響を与え、修道院の生活を厳しく規定していく。6~12世紀の社会を、修道院の制度、王侯との関係、経済、芸術等から読み解く。 『剣と清貧のヨーロッパ』 12世紀、突如それまでの修道制の伝統から大きく離れた修道会が生まれた。聖地エルサレムやイベリア半島などで戦った騎士修道会と、聖フランチェスコらが信仰のあり方をラディカルに変革した托鉢修道会である。これら修道会の由来と変遷を、戒律や所領経営などにも注目しながら通観する。 『宣教のヨーロッパ』 16世紀の宗教的動揺は、イエズス会という新たな組織を生んだ。霊操と教育を重視し、異教徒への宣教を実践するイエズス会は、ポルトガル・スペインの植民地開拓とともに新大陸やアジアへ進出した。その思想や布教方法、経済的基盤など、「キリスト教の世界化」のプロセスを詳細に検証する。 『歴史探究のヨーロッパ』 宗教改革以降、カトリックは修道院での学術活動を活発化させた。サン・モール修道会のマビヨンをはじめとする人文主義者が教会史や聖人伝などの文書を批判的に検証することで、文献学や文書学、ローマ法の解釈学など、現代の歴史学の基礎が誕生する。啓蒙思想の席巻、宗教と世俗の相剋の間で、歴史と真理を探究した人々の足跡を追う。
  • 頭を良くしたければ体を鍛えなさい 脳がよろこぶ運動のすすめ
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    「脳のために運動しませんか?」というのがこの本でみなさんにご提案したいことです。 もしも、あなたが「運動って身体のためのものでしょ?」と思っているなら、急いでその認識を改めていただく必要があります。 もちろん、運動が身体の健康にいいことは疑いようのない事実ですが、最新の脳科学では運動が脳に及ぼす驚くべき効用の数々が明らかになってきています。 ――本書より
  • 大災害時代
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 温暖化の影響か、台風や集中豪雨などの水害が相次いだ。また、首都直下地震や南海トラフ地震も懸念されている。国土強靱化対策は、厳しい財政事情や人手不足などが重なり、十分とは言えない。そこで社会科学、歴史学、自然科学等の総合的なアプローチによって、課題と解決策を探る (『中央公論』2020年3月号特集の電子化) (目次より) ●対談 人口減少時代の復興論 「切り捨て」の覚悟さえ問われる激甚化時代に 御厨 貴×松原隆一郎 ●【水害】犠牲者6000人、被害額150兆円 “国難”級の大水害 荒川氾濫で水没する東京 河田惠昭 ●対談 災害で問われるリーダーシップとは? 「知事批判」に応えよう 黒岩祐治×村井嘉浩 ●【地震】平安・江戸時代を襲った連続的地震が再び 「地震考古学」から考える21世紀の巨大地震 寒川 旭 ●【地震】東日本大震災の教訓 災害科学国際研究所からの発信 佐藤 健 ●防災対応 先進自治体はどこか? 浅野憲周 ●自衛隊の災害派遣、知られざる実態に迫る 荒木 肇
  • 〈嘘〉の政治史 生真面目な社会の不真面目な政治
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    政治に〈嘘〉がつきものなのはなぜか。絶対の権力というものがあるとすれば、嘘はいらない。それなりの反対勢力野党や異議申し立てがあるからこそ、それを迂回するために嘘が必要となり、反対する野党や異議申し立ての側も、権力と闘うために嘘を武器にするのだ。もちろん嘘には害があり、特に危険な嘘もある。世界中に嘘が横行する今、近現代の日本の経験は、嘘を減らし、嘘を生き延びるための教訓への対応策と対抗策の格好の素材となるはずだ。複数政党政治が成立するための条件と地域社会のあるべき未来像も、そこから見えてくる。 目次 はじめに Ⅰ 〈嘘〉の起源――生真面目な社会  歴史をとらえる 第1章 職分から政党への五〇〇年 Ⅱ レトリックの効用――〈嘘〉の明治史  横着な〈嘘〉への対処法 第2章 福地櫻痴の挑戦 第3章 循環の観念 第4章 五/七/五で嘘を切る Ⅲ 野党 存続の条件  政党の〈嘘〉の功罪 第5章 複数政党政治を支える嘘 Ⅳ 地方統治の作法 〈嘘〉のある号令と、呼応する人々 第6章 人類を鼓舞してきたもの 第7章 受益と負担の均衡を求めて――近現代日本の地域社会 補章 昆虫化日本 越冬始末
  • 受験生をふりまわすな! 入試大混乱
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2021年1月から実施される大学入学共通テスト。この新試験で予定されていた英語民間試験の活用と、国語・数学の記述式問題の導入が、それぞれ見送られることとなった。実施まで一年を切る間際での決定に、受験生や教育現場は大混乱をきたしている。なぜこんな事態になってしまったのか――(『中央公論』2020年2月号特集の電子化) (目次より) ●対談 迷走する大学改革 今必要なのは、撤退と決算だ 竹内 洋×佐藤郁哉 ●エセ演繹型思考による政策決定を駁す 教育改革神話を解体する 苅谷剛彦 ●頓挫した韓国、多面的な中国、長期的選抜のデンマーク 各国も試行錯誤 「話す」「書く」英語試験事情 天野一哉 【激突】推進派、反対派に問う ●それでも入試改革が必要な理由 鈴木 寛 ●現場を惑わす曖昧な改変は止めよ 南風原朝和 ●対談を終えて 今井むつみ ●受験生保護の大原則に従った入試制度改革を 英語民間試験利用を見送った東北大学の入試設計思想 倉元直樹 ●対談 二大受験マンガ『ドラゴン桜』vs.『二月の勝者』 国が投資(インベスト)すべきはトップ層か 中間層か恵まれない層か? 三田紀房×高瀬志帆×司会:おおたとしまさ 【コラム 私と受験】 ●制度が変わっても、「マドンナ古文」が貫いてきたもの 荻野文子 ●小説家への夢、インドとの因縁、呪われた執拗さは入試で養われた 石井遊佳 ●雑書ノートの頃 千葉雅也
  • 忍者学講義
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    忍者食、狼煙、動きの秘密……。日本史から食品科学まで、三重大学のさまざまな分野の研究者が、忍者・忍術を大真面目に研究!
  • ポストモダンの「近代」 米中「新冷戦」を読み解く
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    アメリカと中国の対立は世界をどう変えるのか。中国の台頭は新たな戦争を招くのか。 経済発展と民主化が同時に進行しない中国・ロシアを「ポストモダンの『近代』」という視点で捉え、今後の世界情勢を見通し、そのなかでの日本の指針を指し示す。 目次より    Ⅱ    Ⅲ    「欧米中心」時代の終焉    リーダーシップの欠如     アフリカ――日本にとっての課題     インド・パシフィック    「福田ドクトリン」40周年    「自由で開かれたインド太平洋戦略」の射程     TICAD7 「開発協力が生み出す国力と国益」 日本の平和貢献 ミンダナオ和平 「ソフトパワーと芸術」 アジア外交の季節 三つの不安定要因 サミット外交と三圏域 首脳外交の効用 激動する世界と民主平和論 トランプとマディソン的民主主義 ジャパン・ファーストの懸念 自由主義的秩序の先導役として 北朝鮮の核兵器開発問題 米国ファーストの一年 完全な非核化とは 持続可能な開発目標(SDGs) 気候変動の深刻な被害 SDGsと日本の課題 米中通商交渉 貿易戦争から「新しい冷戦」へ 米中「新冷戦」の構図 長期経済変動の底流 大戦後の歴史的位相と米中新冷戦
  • 日韓クライシス
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 こじれた日韓関係に解決策はあるのか? 政治、経済、歴史の各方面の専門家による分析と今後の展望。(『中央公論』2019年12月号より) (目次より) ●対談 韓国・国立外交院教授と語る歴史、経済、安全保障 日韓関係を遮る「三重の葛藤」 曺良鉉×西野純也 ●文政権の選択は「狙撃」か「ワンチーム」か 韓国財閥はいま? 安倍誠 ●悪化する日韓関係 今こそ読みたい『「歴史認識」とは何か』 故・大沼保昭先生に教えられた歴史と向き合う「俗人」目線 江川紹子
  • 政冷文熱のゆくえ 韓国という難問
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 政治関係は冷え込む一方だが、K-POPやK-文学の人気で文化交流は熱い。この「政冷文熱」ゆえか、好き嫌いが分かれがちなだけに韓国問題は難しい。本特集は感情論を排し、互いの論理を確認しながら、日韓関係を展望する。 (『中央公論』2019年11月号特集に、9月号「『韓国という難問』をいかに解くか」、4月号「特異な実務派・文在寅のリーダーシップ研究」を合わせて電子書籍化) (2019年11月号目次より) ●対談 「最も近くて遠い国」の論理と心理 木村 幹×浅羽祐樹 ●「エコノミック・ステイトクラフト」論で斬る 輸出管理とGSOMIA問題の核心にある韓国の「自尊心」  鈴木一人 ●「部品の国産化」は可能? 不買運動で大打撃? 誤解だらけの韓国経済論 高安雄一 ●私が『反日種族主義』を書いた理由 李栄薫 ●韓国現代文学の旗手からのメッセージ 同じシーソーに乗って ピョン・ヘヨン ●鼎談 なぜいまK-文学、K-POP人気なのか 金承福×きむふな×クォン・ヨンソク ●佐々江元外務次官に田原総一朗が迫る 日韓は一九六五年、九八年の取り決めに立ち返れ 佐々江賢一郎 聞き手・田原総一朗 (2019年9月号より) ●「慰安婦問題」の轍を踏まない対応を 「韓国という難問」をいかに解くか 浅羽祐樹 (2019年4月号より) ●なぜ日本を軽視するのか?  特異な実務派・文在寅のリーダーシップ研究  木村 幹
  • 日本の民俗学
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    民俗学とは何か。表題作ほか「国史と民俗学」「実験の史学」など学問実践の体系化を目指した論考によって「方法としての民俗学」を浮き彫りにする文庫オリジナル論集。折口信夫との対談、生涯と学問について語った「村の信仰」を併せて収める、柳田学入門の決定版。〈解説〉佐藤健二 【目次】 I 日本の民俗学 郷土研究ということ/日本の民俗学/Ethnologyとは何か/日本の民俗学/ 郷土研究の将来 /国史と民俗学/実験の史学/ 現代科学ということ/日本を知るために Ⅱ 柳田国男・折口信夫対談 日本人の神と霊魂の観念そのほか 民俗学から民族学へ――日本民俗学の足跡を顧みて Ⅲ 村の信仰――私の哲学
  • 柳田國男全自序集(合本版)
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    『最新産業組合通解』(明治三五年)から『海上の道』(昭和三六年)まで、著作活動六〇年。生涯に刊行した一〇一冊の自著に寄せた序跋文と解説を年代順に初集成。全業績を一望のもとにおさめるオリジナル自著解題集。 〈解説〉「柳田國男による柳田國男」佐藤健二
  • 柳田國男全自序集I
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    著作活動六〇年、生涯に刊行した一〇一冊の自著に寄せた序跋文と解説を年代順に初集成。全業績を一望のもとにおさめるオリジナル自著解題集。第Ⅰ巻には『最新産業組合通解』(明治三五年)から『居住習俗語彙』(昭和一四年)までを収録する。全二巻。 〈解説〉「柳田國男による柳田國男」佐藤健二
  • 私の沖縄ノート 戦前・戦中・戦後
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    1巻1,650円 (税込)
    沖縄現代史に関する書物は汗牛充棟の趣があり、これ以上付け加えるべきものは何もないように思われるかもしれないが、二十歳頃まで私の目と心が捉えたものの大半は、人が沖縄現代史の叙述にどれほどひとみを凝らしても見えてこないと思われる。が、見えてこないからといって述べるに値しないということにはならない、と思っている。その見えてこないと思われるものに私は、照明を当て、私なりに若干の考察を行った。  照明の当てられた場所と出来事(あるいは状況)の第一のものは、テニアン島であり、米軍の空襲直後テニアン島から、父を除く家族五人がサイパン島経由で横浜を目指して行った二十日間に及ぶ航行である。  第二に取り上げているのは沖縄、米軍上陸約半年前の沖縄の姿である。  第三に取り上げているのは学童疎開のことである、七百七十五名の学童が海の藻屑となった対馬丸遭難の目撃、私が乗っていた僚船暁空丸の甲板上の状況である。  第四に取り上げているのは、疎開先熊本県種山村、その村で陥った極度の栄養失調状態、そして村人の親切のことである。  第五に取り上げているのは、戦後の沖縄、その沖縄で一九九三年から一九五五年にかけて行われた、米軍による大掛かりな仮借なき土地接収の荒波が、我が家の田畑、旧き家屋敷にまで及んだときの個人的体験である。  第六に取り上げているのは、一九五四年のニューヨーク滞在、一九五四年までの沖縄の米軍が与えていた印象と似通った印象を与えたニューヨークでのいくつかの小さな経験である。 ――「まえがき」より
  • エルドアンのトルコ 米中覇権戦争の狭間、中東で何が起こっているのか
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    1巻1,980円 (税込)
    目 次 まえがき 第一章 クーデター未遂事件――二〇一六年七月  1 アルジャジーラによる映像で見るクーデター未遂事件  2 これまでのクーデターとの比較による失敗の原因  3 クーデターの黒幕は誰だったのか  4 クーデター未遂事件直後の弾圧  5 『シュピーゲル』と『ツァイト』による事件の再構成  6 その後も続く報道の弾圧と密告社会  7 亡命トルコ人のインタビュー 第二章 二つのトルコ  1 アタチュルクのトルコ  2 エルドアンのトルコ 第三章 さらに進むエルドアンの強権政治――クーデター未遂事件への序章  1 民主化運動を支援したリベラルなプレス、実業界  2 2・28プロセスを支えたグループへの復讐――軍・司法・市民エリートと教育  3 開発経済による富を分け与える手法  4 民衆の心を惹きつけるマニューバビリティ  5 ネオオスマン主義と「現代のスルタン」への野望 第四章 トルコの外交――冷戦から第二の冷戦へ  1 冷戦時代のトルコと新オスマン主義  2 孤立からの脱却を図って――「トルコ・ロシア・イランの奇妙な三国同盟  3 西側の手からこぼれ落ちようとするトルコ 第五章 米中覇権戦争の中のトルコ  1 現在のトルコ  2 第二の冷戦  3 中国の台頭――経済  4 中国の台頭――軍事  5 米中貿易戦争勃発  6 姿を明確に現した米中覇権戦争 第六章 第二の冷戦が熾烈になる中、トルコで起こっていたこと  1 国内政治  2 外交と経済  3 一帯一路とその先にあるもの――ドルの束縛からの離脱の試み 第七章 これからの世界  1 アメリカ  2 ヨーロッパ  3 ロシア  4 イラン  5 中東  6 アジアと日本
  • 「未来」の社会を創造する
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いま日本は、そして世界は、気候変動の激化や、政府債務の膨張など、解決に長い時間のかかる問題を抱えている。 将来世代の利益を現役世代が先食いしてしまうことで生じているこれらの問題を、我々は、どのように考え、取り組んでいけばよいのだろうか? 「未来」の社会のあり方について、政治哲学と経済学の見地からアプローチするとともに、いま注目されている「フューチャー・デザイン」という考え方を検討する。 (『中央公論』2019年10月号小特集の電子化) (目次より) ●対談 持続可能社会を引き継ぐために 政治哲学と経済学からのアプローチ 宇野重規×小林慶一郎 ●将来世代を取り込む制度設計 フューチャー・デザインとは何か? 西條辰義 ●対談 40年後の住民と作る岩手県矢巾町の創生戦略 吉岡律司×原圭史郎
  • 崖っぷちの科学立国 米中に後れる日本
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「はやぶさ2」「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」など、日本の科学界の偉業があいついでいる。だが近年、さまざまな分野において、日本の科学論文の存在感は、米中の後塵を拝している。「科学立国」であり続けるための条件は何か? (『中央公論』2019年10月号特集の電子化) (目次より) ●巻頭提言 国は未知の新しい分野へ資金を投入せよ 本庶 佑 ●対談 祝・「はやぶさ2」着陸成功! 日本人が宇宙で活躍し続けるには 川口淳一郎×向井千秋 ●価値提案型の次世代モデルで世界を主導せよ 科学技術政策に不可欠なイノベーションの視点 上山隆大 ●ルポ 科学五輪メダリストたちは今? 元理系天才少年少女が明かす才能を「潰さない」教育 小林哲夫 ●スピントロニクス、地震観測、新機能植物開発学、バイオマテリアル 日本が世界をリードする四つの科学研究 大西光代 ●対談 「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」から見えたもの ニッポン発の人類学、そして科学を創り出そう 海部陽介×川端裕人
  • 101歳。ひとり暮らしの心得
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    今日という日はいつも新しくこれからの人生の始まり。でも、けっして孤独ではありません。まわりの人々に支えられて、自宅の小さな菜園で野菜作りを楽しむ。しかも、新聞や雑誌の特集を持ち、社会的な意義を持つ会合には出席するという行動力を維持している生き方には、中高年読者に勇気を与えてくれています。本書におさめられている一編一編のエッセイによって、毎日の小さな喜びを大事にする生き方が、いかに心を明るく前向きにし、周囲にも良い感化を及ぼすかも納得できます。いま望むのは、悔いの残らない毎日を過ごすこと。病気や病院とどうつきあっていくか?日々大事にしていることは? 101歳の吉沢さんが教えてくれた人生の知恵。
  • 中世の秋(上)
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    二十世紀を代表する歴史家ホイジンガが、フランスとネーデルラントにおける十四、五世紀の人々の実証的調査から、中世から近代にかけての思考と感受性の構造を、絶望と歓喜、残虐と敬虔の対極的な激情としてとらえ、歴史の感動に身をおく楽しみを教える。中世人の意識と中世文化の全像を精細に描きあげた不朽の名著。 【目次】 第一版緒言 Ⅰ はげしい生活の基調 Ⅱ 美しい生活を求める願い Ⅲ 身分社会という考えかた Ⅳ 騎士の理念 Ⅴ 恋する英雄の夢 Ⅵ 騎士団と騎士誓約 Ⅶ 戦争と政治における騎士道理想の意義 Ⅷ 愛の様式化 Ⅸ 愛の作法 Ⅹ 牧歌ふうの生のイメージ ⅩⅠ 死のイメージ ⅩⅡ すべて聖なるものをイメージにあらわすこと 史料解題
  • GAFA規制の死角 日本は「下請け」のままなのか
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 GAFAを規制すれば、ただちに日本企業が「下請け」から脱し、国産プラットフォーマーが世界を席巻する――そんなバラ色の未来が約束されているはずはない。米欧中に伍して「データの世紀」を生き抜く条件を探る。(『中央公論』2019年8月号特集の電子化です) (目次より) ●対談 めざすは米国、EU、それとも中国? 「プラットフォーマー帝国」に人文知で対抗せよ 津田大介×山本龍彦 《競争か、独占か?深層インタビュー》 ●データ経済時代に、日本企業は生き残れるか? 岸 宣仁 ▼規制を乗り越えるイノベーションこそがアマゾン流だ 篠原 健 ▼ソフト開発で世界と闘った私が見た、日本の弱点と可能性 及川卓也 ▼「取引透明化法」策定と「競争本部」新設で、世界をリードする 伊藤達也 ●アメリカの締め出しに対抗するファーウェイの意地 李智慧
  • 間違いだらけの英語学習
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学入試への民間試験導入、小学校での本格授業開始……。いま、日本の英語教育は大きく変わりつつある。学校英語のスピーキング重視が進めば、日本人は英語ペラペラになれるのだろうか。そもそも、これまでの英語教育は失敗だったのだろうか? (『中央公論』2019年8月号特集の電子化です) (目次より) ●対談 発音は小学校、文法は中学校、読解は高校で 黒船以来の英語コンプレックスを克服する授業はこれだ! 鳥飼玖美子×齋藤 孝 ●入試改革・四技能看板に異議あり  ぺらぺら信仰がしゃべれない日本人を作る 阿部公彦 ●「グローバル化で英語ニーズ増加」の虚実 寺沢拓敬 ●ルポ 使わなくてすむ時代は過ぎ去った ドメスティック企業、語学力アップへの挑戦 曲沼美恵 ●対談 73歳でくぐった大学の門、60歳で単身挑んだメキシコ 語学は“六十の手習い”こそ面白い 萩本欽一×青山 南
  • 日本鉄道史(合本)
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    中公新書2269『日本鉄道史 幕末・明治篇―蒸気車模型から鉄道国有化まで』、2358『日本鉄道史 大正・昭和戦前篇―日露戦争後から敗戦まで』、2530『日本鉄道史 昭和戦後・平成篇―国鉄の誕生からJR7社体制へ』の3冊を1冊にまとめた。 ペリー来航時の蒸気車模型に始まり、鉄道の開通、国有化、植民地での鉄道建設や私鉄による沿線開発など鉄道の興隆期を迎える。敗戦時にも鉄道は動き続け、新幹線の開通も果たすが、やがて国鉄の経営は悪化、民営化へと進む。160年以上におよぶ日本の鉄道史を一気に通観する。
  • 1冊で分かる! ESG/SDGs入門
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「多くの企業が、ESGとSDGsを別箇の課題として捉えています。 しかし、両方をうまく活かせば、成功するビジネスを開拓できるのです」 ESGとSDGsを正しく理解し、社会と自社の両方にとって良い仕組みを構築することが、これからの時代に求められる会社のかたちです。本書では、専門用語に触れたことのない人から目の前の課題として取り組む人まで使えるものを目指し、用語解説から実践例まで網羅しました。経営者、企業担当者必読の1冊です。 第1章 基礎編その1 登場する言葉を理解しよう 第2章 基礎編その2 企業に求められるESG/SDGs対応とは何か 第3章 実践編その1 ESG/SDGs対応の好事例を見てみよう 第4章 実践編その2 あなたの会社でESG/SDGs経営をするには
  • デモクラシーの宿命 歴史に何を学ぶのか
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    1巻2,420円 (税込)
    デモクラシーにこそ、「野蛮」を生み出す危険性が潜んでいる。文明の極まりに生じる自由と平等の葛藤をいかに乗り越えるか。デモクラシーの在り方を問い直す試み。 はじめに  第Ⅰ部 デモクラシーと市場の選択 第1章 高齢社会のデモクラシー 第2章 ナショナリズムと経済政策 第3章 メディアの役割と読者の責任  第Ⅱ部 教育と学問が向かうところ―高等教育を中心に 第4章 社会研究における人文知の役割 第5章 大学の理念とシステム 第6章 「大学改革」をめぐって  第Ⅲ部 文明から野蛮へ? 第7章 歴史に学ぶとは 第8章 格差と分断 第9章 文明から野蛮へ
  • 胃がんでいのちを落とさないために【改訂版】
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    1巻1,320円 (税込)
    ついに日本の胃がん死亡者数が減少に転じた! ピロリ菌除菌プロジェクトの第一人者が最新の現状を伝え、あなたと家族が胃がんで亡くならないための実践的指針を示す。 「あなたがまだピロリ菌の検査をしていなかったら、自覚症状のあるなしにかかわらず、ピロリ菌感染胃炎があるかどうかを調べるために専門医療機関を受診してください。そうすれば、胃がんでいのちを落とす危険性を劇的に減らすことができます」
  • 米中 砲弾なき全面戦争
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アメリカと中国の対立が激化している。二大国の衝突は、表面化した貿易摩擦もさることながら、安全保障や化学技術など、国家の基盤と威信をかけた“全面戦争”へと移行していた――(『中央公論』2019年7月号特集の電子化) (目次より) ●対談 覇権に挑む中国、許さぬ米国 超大国の激突 最前線とその背景  川島真×佐橋亮 ●先進国を脅かす“ど根性”と先端技術 アメリカが神経尖らす「ファーウェイ問題」とは  高口康太 ●ワシントンの対中強硬姿勢の狙いと技術の安全保障化 抜き差しならない米中「技術覇権」競争  森聡
  • 定年消滅 人生100年をどう働くか
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 年金支給開始年齢が引き上げられ、サラリーマンの働き方も変わりつつある。雇用延長か、再就職か、起業か? 生涯現役のために心がけることとは? (『中央公論』2019年7月号特集の電子化) (目次より) ●対談 賢くボケて空っぽになる  生涯現役をめざして  五木寛之×横尾忠則 ●高齢者を活かす雇用システム改革とは  濱口桂一郎 ●ITが変える!? シニアの就労環境  廣瀬通孝 ●【ルポ】“定年”のない会社、高齢者が活躍する会社  樋田敦子 《生涯現役の達人》 ●「不機嫌老人」よりも「理系老人」になろう  若宮正子 ●計306歳の4人が、60年間歌い続けられた理由  ボニージャックス ●対談 男のキャリア、女のキャリア 定年後を輝かせる働き方、マネー、人間関係  勝間和代×楠木新
  • 井手教授と考える新しい社会
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気鋭の財政社会学者・井手英策教授が、注目を集める政治家、弁護士、福祉施設代表者と、新しい社会のあり方を考える。 今、どのような政治システム、地方行政、社会保障が必要とされているのか? 誰もが安心して暮らせる日本を目指して、侃諤の議論がここに始まる!
  • 危機感なき茹でガエル日本 過去の延長線上に未来はない
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    いま世界中を覆っている三つの大変革、グローバル化、デジタル化(AI化)、ソーシャル化。日本はこの大変革のうねりに翻弄され、他国に差をつけられつつある。改革を先導し行動する経営者の集団として経済同友会は、「Japan2.0 最適化社会の設計―モノからコト、そしてココロへ―」という提言を行った。日本が「茹でガエル」状態を脱し、再び輝きを取り戻すためには何が必要か――。本書は、提言のエッセンスを凝縮した、経営者たちによる自己変革の誓いである。 目次 第一章 過去の延長線上に未来はない 第二章 「心」「技」「体」の揃った国家を目指して 第三章 豊かな経済を実現するために=X軸 第四章 イノベーションこそが未来を拓く=Y軸 第五章 社会の持続性を維持し、高めていくために=Z軸 対談 小林喜光×櫻田謙悟「提言だけでは終わらない 我々経営者は率先して行動する」
  • 暴走司会者 論客たちとの深夜の「激闘譜」
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    1987年4月にスタートした「朝まで生テレビ!」。著者は、ときに強引すぎるとの批判を受けつつも、その独特の司会ぶりで、原発、天皇、右翼など“日本のタブー”に挑み、30年間にわたって番組を牽引してきた。野坂昭如氏、大島渚氏など放送開始時から存在感を示した出演者から、堀江貴文氏ら最近の若手論客まで、多彩なパネリストたちによる“論戦”を一挙に振り返る。 目次 第一章 「公平でない」「発言しすぎる」は、私にとっての褒め言葉 第二章 手応えを感じた原発論争 反対派と推進派が直接対決 第三章 自粛ムードの中、あえて天皇と天皇制を論じる 第四章 野坂昭如抜きには成り立たなかった差別問題論争 第五章 野村秋介との対話で確信、右翼とも議論はできる 第六章 ときには同志、ときには好敵手 野坂、大島、西部……素顔の論客たち 第七章 本物っぽく見えた麻原彰晃 宗教を扱う難しさを実感 第八章 対米従属か、自立か 安全保障をめぐり意見は真っ二つ 第九章 これからは彼らが主役 若手論客に教えられること
  • ファシスタたらんとした者
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    1巻2,035円 (税込)
    危機としての生を実践し、「戦後」の無惨と虚無に対峙し続けたファシスタが、己の人生の全域を剔出した最後の自伝的巨編。懐疑と省察、冒険への意志が導いた思想の堂奥とは。皇室論・信仰論を付す。 「状況のなかで決断し、それを実践すれば他者に通じるはずだとの幻像を生きる、それがファシスタだということである」(本書より)。混沌の時代に著者が投げかけるのは、「一匹のヒューモリスト(人性論者)がここにいた」という厳然の提示なのである。
  • 安倍政権が目指す令和の日本とは?
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 《安倍首相ロングインタビュー》 ●「地方経済と格差に敏感に対応」安倍晋三 聞き手・田原総一朗(ジャーナリスト) 《寄稿》 ●官僚叩きで一強は是正されない 「国会改革を再起動し、“令和デモクラシー”を」松井孝治(慶應義塾大学教授)
  • 労働開国の衝撃 試される令和デモクラシー
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●「『反』ないし『半』グローバリズムという選択肢」佐伯啓思 ●対談「国際社会の荒波を “包摂”の理念で迎え入れる」会田弘継×宇野重規 ●「後発的移民受け入れ国スペインに学ぶ政策革新」小井土彰宏 ●ルポ「芝園団地『共生』への挑戦」岡﨑広樹 《私が見たニッポン》 ●「意外と海外通の日本人 国際化もいつも通りで大丈夫!」ダニエル・カール ●「ドイツ式『お客さん労働者』の二の舞になる!」サンドラ・ヘフェリン 《海外識者の緊急寄稿!》 ●【アメリカ発】「民主主義の脅威『ポピュリズム』とは何か」フランシス・フクヤマ ●【欧州発】「リベラリズムは衰退したのか?」クリスチャン・ヨプケ
  • 剣と清貧のヨーロッパ 中世の騎士修道会と托鉢修道会
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    俗世間を離れ、自らの心の内を見つめる修道院。だが12世紀、突如その伝統から大きく離れた修道会が生まれた。騎士修道会と托鉢修道会である。かたや十字軍となって聖地エルサレムやイベリア半島、北方で異教徒と戦い、かたや聖フランチェスコらが都市のただ中で民衆の信仰のあり方をラディカルに変革した。これら〝鬼子〟ともいうべき修道会の由来と変遷を、各修道会の戒律や所領経営などにも注目しながら通観する。
  • 旅行記の愉しみ 読んでから行くか、行ってから読むか
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) <座談会> へディンから『深夜特急』『私の戦旅歌』まで 魅惑の「旅行記」15冊 梯久美子×西牟田靖×早坂隆 <旅慣れない先人たちの「無手勝流」がすごい> 海外旅行のパイオニア列伝 西出勇志 <元祖ベストセラー旅行ガイド> 超訳 福沢諭吉『西洋旅案内』 訳・解説・武田知弘 漫画・タテノカズヒロ <今から間に合う!?秘訣を伝授> 10連休オススメの旅 『旅行読売』編集部
  • 新しい象徴の時代へ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) <座談会> これからの象徴天皇制を考える 原武史×君塚直隆×河西秀哉×佐藤 信 <研究者が決定者になって見えたもの> 有識者会議への批判に応える 御厨貴 〈元宮内庁長官が語る〉 象徴の姿を誠実に追い求めた陛下 国民の苦しみ悲しみとともに 羽毛田信吾 <バジョット・昭和天皇・福沢『帝室論』> 岐路に立つ象徴天皇制 筒井清忠 <秘匿された江戸時代、姿を現す明治の世> 御簾の奥から出た天皇イメージ 井上章一
  • 鷹見泉石 開国を見通した蘭学家老
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    鷹見泉石は1785年生まれ(1858年没)、古河藩主土井利厚、利位の二代に仕えて名家老として知られる一方、いち早く危機意識を持って海外情報の収集に努め、その知見は学者や幕府要人などに広く影響を与えた。  1804年のロシア使節レザノフ来航時、利厚が幕府の対ロシア問題の担当となったため、泉石も対外交渉のための調査に従事、これをきっかけに蘭学の学習と海外情報の収集を行うようになる。その後、泉石の収集した情報と知見は幕政にも生かされ、利位が主席老中に就任した頃には「土井の鷹見か、鷹見の土井か」とうたわれた。1853年、ペリー来航を受けての提言書「愚意摘要」は、退隠後の古河で書かれたものだが、開国と和親通商を主張するもので、彼の先見性を物語る。 「鷹見泉石日記」および関係書翰など、豊富な一次史料をもとにした初の評伝。
  • 平成の痛恨事
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●対談 「『自分探しの三〇年』から脱却し、日本史像を編み直せ」大澤真幸×平野啓一郎 ●「放談」できない、やせ細った議員たち 「小選挙区制、二大政党制の改革で劣化した“政治家気質”」御厨 貴
  • 文系と理系がなくなる日
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●対談「文理融合教育でAIに勝つ」新井紀子×上田紀行 ●「複数の分野を見渡せる人材が求められるようになる」隠岐さや香 ●「経団連の提言を大学は真摯に受け止めよ」佐藤優 ●「時代遅れの進路指導を変えるトライ&エラー」倉部史記 ●「『文系は役立たない』に反論する理論武装」大竹文雄 ●「学力だけで医師になってはいけない」天野篤
  • 医療費で損しない46の方法
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    人生百年時代を迎えて何より気がかりなのは、自分と家族の今後の医療費でしょう。病気やケガに出会ったときに、おカネの不安を少しでも解消する方法とは? 安心して治療に立ち向かえるよう、あらかじめ知っておきたい最新の情報をまとめた必携の一冊です! 第I章 お金に困ったとき、どうするか 第II章 医療費を節約する方法あれこれ 第III章 被害の補償を受けよう 第IV章 障害者と難病の制度を活用しよう 第V章 働き手が病気・けがをしたら 第VI章 税金の知識で負担を減らす 第VII章 妊娠・出産・育児・介護を支える
  • 海外名門大学から見た日本 オックスフォード、ハーバード、そして日本研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ・「日本研究」の本場は日本ではない(松田宏一郎立教大学教授) ・「蹴られない東大」を実現する方法(吉見俊哉東京大学大学院情報学環教授) ・発信力を高めるために何が必要か(グレン・S・フクシマ米国先端政策研究所上級研究員) ・日本研究の二つの潮流(ケント・E・カルダー ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院副学長) ・オックスフォードから見た「日本」という問題(苅谷剛彦オックスフォード大学教授) ※『中央公論』2019年3月号、2017年9月号に掲載した記事を電子化しました。
  • 編集者冥利の生活
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    編集者冥利とは人との出会いの冥利です――。安岡章太郎「悪い仲間」のモデル、雑誌『季刊藝術』の編集同人、そして戦争文学の最終走者として知られた芥川賞作家の自伝的エッセイ&交友録。表題作をはじめ単行本未収録作品を多数含む文庫オリジナル編集。
  • 老いと孤独の作法
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    人口減少社会、高齢社会を迎えたいまこそ、人間の教養として、「一人で生きること」の積極的な意味と価値を見直すべきときではないか。歴史を振り返れば、この国には老いと孤独を楽しむ豊かな教養の伝統が脈打っていることに気づくだろう。西行、鴨長明、芭蕉、良寛、山頭火……。宗教学者として、日本人のさまざまな生と死に思いをめぐらせてきた著者が、みずからの経験を交えながら、第二の人生をどう充実させるかを考える。
  • 江戸の大詩人 元政上人 京都深草で育んだ詩心と仏教
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    元政上人は、法華宗の僧侶としてだけでなく、漢詩、和歌、文筆に秀でた江戸時代有数の文化人として知られていた。  元政上人の名前を知る人は、今となってはほとんどいないかもしれない。まさに“忘れられた詩人・文学者”である。けれども、松尾芭蕉や、井原西鶴、北村季吟、小林一茶、宝井其角、与謝蕪村といった江戸時代を代表する文化人たちがこぞって元政上人を仰ぎ、讃嘆していた人であり、宮沢賢治の「雨ニモマケズ手帳」にも「元政」の名前を挙げて上人の短歌がメモされていたことなどを知れば、没後三百五十年の歳月を経た今、元政上人を改めて見直すことも、日本文化の源流を知る上で重要なことであろう。――「はしがき」より
  • ラーメン文化論 まんぷく日本・繁盛秘話
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 その起源からインバウンド消費まで。朝ドラ効果で注目が集まる今、マニアも知らない「文化『麺』類学」 ●総論  「フォードとジョブズと『インスタントラーメン』」速水健朗 ●論点(1)ルーツ・伝播  「安藤百福と歩いた『麺ロードの旅』」筒井之隆 ●論点(2)インバウンド消費  「中国人はなぜ『日式拉麺』の虜なのか」中島恵 ●論点(3)マニア・評論家  「定食評論家がラーメン評論に手を出せない理由」今柊二 ●エッセイ  「魔法使いの支那そば」奥田瑛二
  • 常識が変わる!? 日本史の大論争
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中公新書『日本史の論点』の執筆者が異分野の専門家と徹底討論。 【古代】 「都と“田舎”の相克から、この国のかたちを問う」 井上章一(国際日本文化研究センター教授)×倉本一宏(国際日本文化研究センター教授) 【中世】 「戦国期の『高度成長』と『外国人受け入れ』に学べ」 堺屋太一(作家)×今谷明(帝京大学特任教授) 【近世】 「江戸は封建時代か初期近代か」 よしながふみ(漫画家)×大石学(東京学芸大学教授) 【近代】 「連続か断絶か? 明治維新という大転換」 佐々木雄一(首都大学東京助教)×清水唯一朗(慶應義塾大学教授) 【現代】 山崎拓・元自民党副総裁に聞く「動乱期に求められる総理の器」 聞き手・宮城大蔵(上智大学教授)
  • 日本医療 再生への処方箋
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京医科大学の入試不正問題を機に、 女子受験生への差別が明るみに出た。 その背景には、医療界が長年頭を悩ませてきた「医師偏在問題」がある。 日本医療が再生するには、どのような策が考えられるか? 「医療介護の一体改革」「先進医療の発展」とともに考える――。 ●対談「医学部入試の女性差別を生み出した『医師偏在問題』」岩田喜美枝×真野俊樹 ●〈女性医師匿名座談会〉「“白い巨塔”はブラックだった!」 ●「喫緊の課題、『医療介護の一体改革』とは」権丈善一 ●ノーベル生理学・医学賞受賞者の緊急提言!「基礎研究の拠点設置と充実した体制づくりを」山中伸弥 (敬称略)
  • 宗教が分断する世界
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人々の進む道を示す教えでありながら、 多くの争いの元凶ともなってきた宗教。 グローバル化と情報化が加速度的に進む現在、信仰をめぐる状況もまた、大きく変わろうとしている――。 ●対談「正統なき異端の時代に」五木寛之×森本あんり ●「日本の『こころ教』とイスラーム『神の法』池内恵 ●「広がりを見せる『信仰なき』宗教」岡本亮輔 ●「『新・人間革命』完結にみる創価学会のゆくえ」佐藤優 ●「宗教ブックガイド2019」渡邊直樹 (敬称略)
  • 帝国日本と朝鮮野球 憧憬とナショナリズムの隘路
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    五輪の優勝、WBCの準優勝により、韓国の野球は国民的スポーツとなった。いまその起源や日本経由の用語見直しなど、歴史の解明が喧しい。日本は朝鮮野球にどれだけ関与したのか――。 植民地時代の朝鮮野球は、朝鮮人と支配者日本人双方から重視されていた。日本人との試合は大いに盛り上がり、朝鮮ナショナリズムに火をつける。他方で当局は、中等学校の甲子園出場に道を開き、都市対抗野球を後押しし優勝に導くなど、融和政策に“活用”する。 本書は19世紀末から「解放」される1945年まで、複雑な道程を辿った朝鮮野球について、2つの“民族”を通して描くものである。 序章 変化する野球用語 第1章 ベースボールの伝来と野球の普及―韓国併合前 第2章 暗黒時代―武断政治下の野球界 第3章 「民族の発展は壮健な身体から」―文化政治期の朝鮮野球界1 第4章 帝国日本の野球イベント―文化政治期の朝鮮野球界2 第5章 戦時期朝鮮の野球界 終章 植民地朝鮮の野球とは何だったのか
  • 炎上する言論 『新潮45』休刊が問うもの
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1982年に創刊された『新潮45』が2018年10月号をもって休刊した。8月号の杉田水脈・衆議院議員による論文「『LGBT』支援の度が過ぎる」、並びに10月号での杉田論文の検証企画が強い反発を受けたためだ。これからの言論空間はどうなっていくのか―― (『中央公論』2018年12月号同名特集より) 「休刊誌でたどる『編集』の困難 分断された読者を、雑誌は『総合』しうるか」武田徹・専修大学教授/「くだらない企画に内包されたLGBTと国家の大きな問題」千葉雅也・立命館大学准教授/「元『論座』編集長が語る論壇史」薬師寺克行・東洋大学教授
  • 名君と暴君の世界史
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 広がるポピュリズム、強まる権威主義…… なぜいま各国で「強い指導者」が台頭しているのか? リーダーの条件とは何か? 歴史に学びながら考える。 (『中央公論』2018年12月号同名特集より) 広がるポピュリズム、強まる権威主義…… なぜいま各国で「強い指導者」が台頭しているのか? リーダーの条件とは何か? 歴史に学びながら考える。 (『中央公論』2018年12月号同名特集より) 鼎談【ベスト15ワースト15】「西洋史×東洋史×近代日本史の泰斗が選ぶ 良い指導者、悪い指導者」本村凌二・東京大学名誉教授×岡本隆司・京都府立大学教授×井上寿一・学習院大学学長/「ポピュリズム成立の歴史的条件」吉田徹・北海道大学教授/「『教養の達人』&『経営のプロ』が伝授 リーダーシップはこの偉人に学べ」出口治明・立命館アジア太平洋大学(APU)学長/「生活に浸透する『小文字の政治』の視点」小田中直樹・東北大学教授/「ボナパルティズムの背後にあるもの」山下範久・立命館大学教授/「グローバル化する反グローバル運動」島田竜登・東京大学准教授/対談「ハーバード流の世界史入門 歴代大統領を知れば、トランプがよくわかる」パトリック・ハーラン(お笑い芸人)×山口真由(ニューヨーク州弁護士)/【ブックガイド】独裁者の実像――「カリスマなき専制」を考える 與那覇潤(歴史学者)
  • クラシックに未来はあるか
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 助成金の先細り、観客の高齢化……。危機が叫ばれるクラシック界の未来を占う。(『中央公論』11月号同名特集より) 対談「マエストロと考える危機の乗り越え方」大友直人(指揮者)×片山杜秀(思想史研究家・音楽評論家)/「“立派な芸術”だから必要だなんて言えない」岡田暁生(京都大学教授)/就任記念インタビュー「新作オペラ『紫苑物語』を世界に問う覚悟」大野和士(新国立劇場オペラ芸術監督)※敬称略
  • 米中激突と日本の危機
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 米中貿易戦争がエスカレートしている。この状態はいつまで続くのか。日本のとるべき道とは?(『中央公論』11月号同名特集より) 巻頭論文「貿易戦争から『新しい冷戦』へ」田中明彦・政策研究大学院大学学長/対談「日本は経済秩序の守護者たれ」木村福成・慶應義塾大学教授×吉崎達彦・双日総合研究所チーフエコノミスト/「不毛な貿易戦争の着地点とは」丸川知雄・東京大学教授/「経済史から振り返るラストベルトの『忘れられた人々』」谷口明丈・中央大学教授
  • ドーダの人、西郷隆盛
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    1巻1,210円 (税込)
    その明治維新、ちょっと待った! きれいごとだけでは語れない歴史の真実を、自己愛(ドーダ)の理論ですべて解明。水戸学、西郷隆盛、中江兆民、頭山満まで。歴史を動かしたのは、正義でも理念でもなく、人間の自己愛と虚栄心なのだ! 〈文庫版巻末特別対談〉片山杜秀
  • 「本格的」政党内閣とは何か ――原敬内閣一〇〇年に政党政治を考える
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1918(大正7)年9月29日にわが国初の「本格的」政党内閣と称される原敬・立憲政友会内閣が誕生してから100年。日本の政党政治はどのような構造を持ち、どのような特質を持って続いてきたのか。清水唯一朗慶應義塾大学教授による「公論2018」。(『中央公論』2018年10月号より)
  • 体育会系の研究 ――その強さと弱さ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 パワハラ、悪質プレー、協会幹部の不正、買春騒動……。不祥事の背後に見える「体育会系気質」について、大学スポーツを中心に徹底検証。(『中央公論』10月号より) 対談「サッカー&ラグビーW杯から見た課題 『監督に物申せる選手』と『DNAの継承』がカギだ」田嶋幸三×清宮克幸/「学歴差・男女差・競技差を直視せよ」束原文郎/「伝統墨守のバンカラから『taiikukai』へ」難波功士/「文化系女子のアメフト見聞記」辛酸なめ子/「ルポ 名門校から地方私大まで いまどき体育会、『就活支援合戦』のリアル」小林哲夫(敬称略)
  • 安倍三選のアキレス腱
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鼎談「場当たり的対応をやめ、ポスト平成の青写真を描け」佐伯啓思×中西寛×待鳥聡史/「『永久国債』で出口を探れ」岩村充/対談「日本政府は覚悟を持って拉致問題の交渉に臨め」蓮池薫×礒崎敦仁/「激動する東アジアの安保環境 日本が対する四つのシナリオ」道下徳成/「朝鮮半島の新秩序構築に積極的な関与を」西野純也(敬称略・『中央公論』2018年10月号より)
  • ポピュリズムの本質 「政治的疎外」を克服できるか
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    欧米各国で大きな注目を集め続けるポピュリズム政党。各国共通の根源を分析し、日本も視野に入れたポピュリズム克服の方途を検討する。
  • オウム事件が問うもの
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オウム真理教の教祖・麻原彰晃(本名・松本智津夫)と教団元幹部が2018年7月に死刑執行された。坂本弁護士殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件などで世間を驚愕させたオウム真理教とは、いったい何だったのか?(『中央公論』2018年9月号より) 「麻原彰晃に、なぜ若者は惹かれたのか」橋爪大三郎(社会学者・東京工業大学名誉教授)/「二〇年間のアンケート調査から考える 『暴力』と『認知バイアス』にどう気づくか」井上順孝(國學院大學名誉教授)
  • 米中貿易戦争が世界を壊す
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ディールを好むトランプ米大統領がしかける「米中貿易戦争」。その行く末は?(『中央公論』2018年9月号より) 「世界史と地政学で迫る 激化する覇権競争はどう決着するのか」宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)/「世界が動揺する『保護主義』と『ディール』 トランプ支持者も鞭打つ諸刃の経済制裁」安井明彦(みずほ総合研究所欧米調査部長)
  • 素敵な石ころの見つけ方
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    どこにでも転がっている“石ころ”。しかしそれは、火山活動や自然環境などにより、長い年月をかけて地球のエネルギーが凝縮された唯一無二の造形であり、ロマンに満ちている。そんな石ころとの出会いに情熱を注ぎ、日本のみならず世界を飛びまわる著者が、見つけ方や楽しみ方を徹底ガイド! 美しい錦石はどこから流れてきた? どっしりした餅鉄の正体は? ヒスイとキツネ石を見分けられる? さああなたも、素敵な石ころ探しの旅へ!
  • 20年増収増益を続ける店の秘密 たった7手で飲食店は繁盛する
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    飲食店の開業を考えている人。苦戦している人。この本を読んで実践すれば大丈夫! きっと利益が出る店になります。難しいことは何ひとつありません。必要なのはあなたの「覚悟」だけ! 基本で当たり前のこの7手!! (目次より) 第1章 お店の成功は開店までのプロセスで決まる! まずは貯金から/修業は3カ月か3年か/繁忙期に飛び込め/仕事への覚悟/仕入れ業者との付き合い/何の店を開くか/チャレンジに無駄はない/勉強は自分への投資/覚悟と自責 第2章 絶対にすべらないお店の場所選び 場所選びに法則あり/まず足を運ぶ/不動産屋と親しくなる/人の流れが重要/適正な広さと家賃/開店の時期から逆算する/税理士選びも重要/現状維持は退化/“学ぶ”という姿勢 第3章 アナログ&デジタルの融合が客を呼ぶ! 開店時の勘違い/30メートル集客/チラシを渡すテクニック/店頭での工夫/塩ちゃんこへの想い/ネットの世界でも存在感を/デジタルに興味を持つ/費用対効果と広がり/お客さんへのラブレター/クーポン・値引きの功罪 第4章 長く続く店は「安心レベル」を維持している お客さんを「感動」させるな/値引きで利益は得られない/数字で検証すると/値下げと逆の発想を/感動より「安心」が常連客を生む/安心レベルを維持する/仕事に人をつける/“頑固親父”はいらない/スタッフに任せられる教育/食文化の大切さ/味覚への「自責」/公私混同、大いに結構/自分自身の価値を高める/隙間時間を有効活用する 第5章 お店の命「顧客リスト」を得るマル秘テクニック 顧客リストとは/顧客情報を聞くタイミング/顧客を離さない方法/男性の常連客を増やす/顧客の見える化の必要性/私の実践している見える化/かゆいところに手が届く/みんなで情報共有するメリット/スーパースターが退職すると/IT化と心のこもった接客の融合/お客さんは必ず変わると心得よ/店への信頼度を見えるように/定休日と労働健全化の両立/経営者と社員の熱意は4倍違う/利益を確保しスタッフを守る 第6章 「見える化」がお店を強くする! 何を見える化するのか?/棚卸しは月に一度おこなう/適正在庫と不良在庫/一石三鳥の効果/全員がレシピも原価も把握する/一目瞭然のABCクロス分析/勘や経験に頼らない/何度も言います「仕事に人をつける」/今日は何の日か知る/スタッフ生産性の算出方法/人事の見える化でモチベーションを与える/管理職にはシビアな評価/パート・アルバイトも気持ち良く働いて貰う/他のスタッフの時給も見える/経営者の想いを伝えるために/禁煙すると1万円!?/飲みニケーションを推進/賞与は加点式で/設定したゴールに向かう/だから“社員手帳”は必要 第7章 こうすれば社長業は成功する! 経営者は腹をくくれ/判断は社員、決断は社長の仕事/決断のための準備を怠らない/リスクをおかしても拡大するマーケットを狙う/この7手で大丈夫! 「見える化」コンサルタントで年間に10万人が来店するちゃんこ店を経営する、元幕内力士・玉海力、河邉幸夫が指南する。
  • 現代の戦略
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    ルトワック、クレフェルトと並ぶ現代三大戦略思想家の主著、待望の全訳 古今東西の戦争と戦略論を検証しつつ、陸・海・空・宇宙・サイバー空間を俯瞰しながら、戦争の本質や戦略の普遍性について論じる イントロダクション 拡大し続ける戦略の宇宙 第一章 戦略の次元 第二章 戦略、政治、倫理 第三章 戦略家の道具:クラウゼヴィッツの遺産 第四章 現代の戦略思想の貧困さ 第五章 コンテクストとしての戦略文化 第六章 戦争の「窓」 第七章 戦略経験に見られるパターン 第八章 戦略の文法 その一:陸と海 第九章 戦略の文法その2:空、宇宙、そして電子 第一〇章 小規模戦争とその他の野蛮な暴力 第一一章 核兵器を再び考える 第一二章 戦略史における核兵器 第一三章 永遠なる戦略 現代の戦略MODERN STRATEGY
  • フィールドワークという魔力
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ――野外研究者はなぜ「クレイジー」なのか? マニアックな知識、希有な体験を魅力的に語ることで、私たちの好奇心を刺激してくれる研究者たちから、人としての生き方、働き方を学んでみよう。(『中央公論』8月号特集) カラーグラビア「バイオロギングサイエンスへの招待 『動物目線』で本当の姿を追え!」佐藤克文/対談「『ケータイ圏外』『極貧』の職場に集う猛者たち」佐藤克文(東京大学教授)×川端裕人(作家)/「『昆活マイスター』の昆虫人生論『地球の太古の匂い』を感じ取ろう」香川照之(作家)/「コウモリの洞窟から通勤電車まで いつでも、どこでもフィールドワークの術」小林朋道(公立鳥取環境大学教授)/「本と一緒に野に出よう! ――お薦め本10冊」鎌田浩毅(京都大学大学院教授)
  • ポスト2020年の大問題
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 少子高齢化に歯止めがかからず、財政破綻の懸念も囁かれる日本。2020年の東京五輪までは維持できたとして、果たしてその後は大丈夫か? (『中央公論』8月号特集) 「課題先進国の『未来の年表』」河合雅司/「政界ホープが緊急提言・私たちが挑む人生100年時代」小泉進次郎×福田達夫×村井英樹 司会・田原総一朗/「財政破綻という最悪の事態に備えを」小林慶一郎/「将来を蝕む『民意ファースト』島澤 諭/座談会・次世代に繋げ! 秋田県が挑む日本の難題

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