作品一覧 2023/09/08更新 聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで 試し読み フォロー 江戸東京の聖地を歩く 試し読み フォロー 宗教が分断する世界 試し読み フォロー 宗教と日本人 葬式仏教からスピリチュアル文化まで 試し読み フォロー 宗教の居場所、死生観のゆくえ 試し読み フォロー 創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争 試し読み フォロー RE-END 死から問うテクノロジーと社会 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 岡本亮輔の作品をすべて見る
ユーザーレビュー RE-END 死から問うテクノロジーと社会 塚田有那 / 高橋ミレイ / HITE-Media / 五十嵐大介 / 諸星大二郎 / しりあがり寿 / うめ / ハミ山クリニカ / 宮本道人 / ドミニク・チェン / 畑中章宏 / 石倉敏明 / 岡本亮輔 / 折田明子 / 水野祐 / 庄司昌彦 / 橋迫瑞穂 / 栗原聡 / 玉置妙憂 / 木村光希 / Whatever(川村真司・富永勇亮) / 小門穂 / 尾藤誠司 / 宇川直宏 / 山川道子 「死」を学際的に検討する過程で、よりよい「生」とは何かについて考えされさせられた。死とは生物学的な個体の絶命という意味を超えた観念であると感じた。死者を弔うのは他者であるが、その死者の存命中はもちろん、死後に至っても相互作用の中で誰かの自己と社会が形成されていく。そのような「分人」的観点で捉えると、...続きを読む「死」は自己完結するものではない。また、「弔う」ことの本質は儀式という表層的なものではなく、生成変化を伴う生者と死者の社会的な共生だと思った。 一方で、テクノロジーによって新たに生じる死者の権利、死後労働の観点は非常に悩ましい。生命はその有限性によってこそ輝くが、死後も残り続ける SNS 上の情報や著作物・AI による「死後労働」は、生者の死者に対する忘却という権利や弔いによって整理できたはずの「別れ」を脅かす。選択肢が増える過程で生と死を見つめ直す契機をもたらす一方で、人間の業の深さも感じさせられる。 Posted by ブクログ 創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争 岡本亮輔 対立構造で書かれているので仕方ないが、攻撃的排他的な論調が目立ち深みという観点では物足りなかった。 科学側が知的に勝って政治的に負けたというような下りもあったが、全編を通して見ると宗教側は侵略されるばかりで戦争という体ではなかったように思う。現実がそうだから仕方がないとも言えるだろうが、読み物として...続きを読むはもうひと工夫欲しかったかなというのが正直なところ。 舞台の違いか、「宗教と日本人」のほうがスッと入ってきたかな。 Posted by ブクログ 創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争 岡本亮輔 パロディ宗教による伝統宗教への反逆、進化論教育をめぐる猿裁判や公聴会、真無神論者の登場と戦線の拡大などを取り上げ、創造論者と無神論者の100年にわたる闘いの歴史を描く。 個人的には、キリスト教的な全知全能の神については無神論だが、アニミズム的な人智を超えた存在については証明はできないがあり得るのでは...続きを読むないかと思っており(不可知論?)、神の存在に関係なく文化としての宗教については重要だという立場だが、本書で紹介されている創造論者と無神論者の「百年戦争」の顛末について面白く読ませてもらった。 自分としてはやはり無神論に軍配が上がるように思ったが、アメリカをはじめ先進国でも無神論者は少数派で「人間は1万年前に神によって創造された」といった信念を持つ人も無視できない一定数いるという実態に鑑みると、論理だけでは片づけられない宗教の根深さがあるのだなと感じる。 本書でも言及されているが、本物の宗教とパロディ宗教の違いというのも確かに説明困難といえ、個人的に神が実在するか否かに関係なく(伝統的な)宗教は尊重すべきとも思ってはいるのだが、宗教自体の虚無性にも思いを至らされた。宗教について考えを深めさせてくれる1冊であるといえる。 Posted by ブクログ 創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争 岡本亮輔 聖書原理主義者の存在や、それにまつわる裁判の話も聞いたことがあったが 裁判の背景や科学者によって異なる宗教との向き合い方などが書かれていて、 とても面白かった。 Posted by ブクログ 創造論者vs.無神論者 宗教と科学の百年戦争 岡本亮輔 これはめちゃくちゃ面白くて読む手が止まらなかった! 主にアメリカでの、創造論者と無神論者との戦いの歴史について書かれた本。 創造論者が学校の授業にまで口を出して進化論を教えないようにするところがびっくりしてしまった…この時代に?人間は神が作ったと教えるのか?と。でもこれも日本人だからよりそう感じるの...続きを読むかも。そう思うと創造論者が力を持つと将来的に国が衰退していくのでは(というか昔のような感じになる)とか、でも今まで神や聖書を信じることで学んでた道徳心はどうなるんだろう?とか、良い塩梅がわからなかったが、終章にある「流用モデル」がなんだかんだ一番共存できるのかなと思った。 Posted by ブクログ 岡本亮輔のレビューをもっと見る