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Posted by ブクログ 2023年02月11日
そもそも観光の対象とは、ほぼ宗教的な場所、動機が発生するところであり、民衆の憂さ晴らしにも支配者側の支配のツールでもあったこと
宗教文化の観光用商品化、経済的な利用、
宗教への意識や向き合い方の変化による巡礼の多様化、
目的地ではなくそのプロセスを重視する信心によらない巡礼行、
サンチャゴ巡礼(コン...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月23日
世俗化と私事化が進展した社会における宗教の位置づけを「聖地巡礼」を軸に紐解く一冊。
サンティアゴ巡礼については寡聞にして知らなかったため、第2章は特に面白く読みました。
信仰のない現代の巡礼者にとってはサンティアゴ大聖堂の聖遺物は旅の目標にはならないため、代わりに徒歩巡礼を選び、サンティアゴまでの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月12日
現代社会における宗教の特質として、世俗化と私事化という概念を提示したうえで、その枠組みのもとで、観光と宗教の融合である現代における「聖地巡礼」を考察している。
聖地であるためには、「真正性(オーセンティシティ)」、すなわち「本物らしさ」が必要だが、それは現代においてはそれぞれの「聖地」で多様な形であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月27日
仕事でお客さんと話してる時に「サンティアゴ・デ・コンポステラへ行きたい」という話題になった事がきっかけで本書を手に取りました。
「信仰心を持たない人々が何故、巡礼の旅に出たり、山岳信仰のある山に登ったりするのか?」という問いに答えてくれた1冊でした。
以上の人々は「目的地を設定し、歩き、人と出会...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月13日
宗教学者 岡本亮輔氏による、現代における「聖地巡礼」のもつ意味を宗教学、観光学などから考察したもの。本書の基本的な立ち位置は宗教学。宗教的に重要な場所をゴールとするものが従来の「聖地巡礼」とすると、そこに辿り着くまでの過程を重要視するのが現代の「聖地巡礼」である。また、ゴールとされる場所を「パワース...続きを読む
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