秦正樹の作品一覧
「秦正樹」の「陰謀論が世界を蝕む」「陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「秦正樹」の「陰謀論が世界を蝕む」「陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルを見ると陰謀論そのものの解説にも思えるが、主に語られているのはどのような層に陰謀論が受容されているのかを統計的に調査したもの。
取り上げる陰謀論や調査の切り口は面白かったし、その分析手法についても学びは多くあった。
SNSの利用と陰謀論の受容の関係の意外性は興味深いものだったように思う。
一方で、文中に登場する調査の母数がクラウドソーシングサイトでの1500〜2000件程度と、今のSNSや社会の状況を抽出するのに適当な量だったかという点にはあまり納得感はないかもしれない。
陰謀論そのものを知りたい場合は、「あなたを陰謀論者にする言葉(雨宮純)」などを手に取るとよさそう。
Posted by ブクログ
「誰が、なぜ陰謀論を信じるのか」という問いについて、サーベイ実験というデータ分析の手法を通じて様々な観点から明らかにし、日本社会における陰謀論受容の実態とメカニズムを解説。
陰謀論が跋扈する現状を憂慮する1人として、本書の内容はとても有益で、参考になった。
日本人の2~3割もが陰謀論的思考を有していること、ツイッターの利用頻度の高さはむしろ陰謀論的思考の低さと関連していること、自分自身を「普通」だと考えている人々ほどいわゆるネット右翼がしばしば主張する陰謀論をより強く受容しやすい傾向にあること、左派・リベラル層であっても反政府・反自民党的な陰謀論は受容しがちな傾向にあること、政治的洗練性(政治