作品一覧

  • 選挙との対話
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「あなたにとって選挙とは?」 「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、 それとも「行っても/行かなくても変わらないもの……?」 近年、国内外を問わず、選挙のあり方そのものが問われる事態が相次いで起こっている。こうした状況のなかで、選挙に関して「科学的に」わかっていることはなんなのか。またそれを知ることは、私たちの生活にどのように関係してくるのだろうか。 2009年以降、自民党の勝利が続く日本の国政選挙について、政治学やデータ分析の専門家たちはどのように見ているのか。国際的にみて女性の社会進出が遅れているといわれている日本の現状は? またそれを取り巻くメディアの状況は? そして、若い世代が感じている日本の選挙のリアルとは? 科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
  • 陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム
    3.8
    1巻946円 (税込)
    ネット上の陰謀「Qアノン」を妄信する人々によって引き起こされたアメリカ連邦議会襲撃は、世界を震撼させる事件であった。21世紀の今、荒唐無稽な言説が多くの人に信じられ、政治的影響力すら持つのはなぜか。本書は、実証研究の成果に基づき、陰謀論受容のメカニズムを解説。日本で蔓延する陰謀論の実態や、個人の政治観やメディア利用との関連、必要なリテラシーなどを交え、「民主主義の病」への対抗法を指南する。
  • 陰謀論が世界を蝕む
    -
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●〔対談〕魔女裁判、赤狩り、Qアノン…… 「陰謀論大国アメリカ」のゆくえ 森本あんり×渡辺 靖 ●実証研究で読み解く 「正しい知識」は防波堤になるか? 秦 正樹 ●外交戦略としてのディスインフォメーション 影響力を増すサイバー空間 小谷 賢 ●米国HIV製造説、JFK暗殺CIA説から読み解くフェイクニュース作戦 世界を欺くロシア情報機関 保坂三四郎 ●〔対談〕それはカルトか、暴力団か、政党か? 歴史を刻む“謎”組織 中国の秘密結社とは 岡本隆司×安田峰俊 ●知識社会の「パンデミック」が高学歴層を襲う日 「下級国民の反乱」が世界を揺るがす 橘 玲

ユーザーレビュー

  • 陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム

    Posted by ブクログ

    7月に行われた参議院選挙では、SNSに陰謀論が飛び交い、さらについ最近もJICAによる「ホームタウン」をめぐって酷いデマが溢れるなど、現在「陰謀論」がこれまでになく注目を集めており、メディアでも取り上げられている。そういった記事のなかで有識者としてコメントする場合も多かったのが、本作の著者・秦正樹氏。本作はそのものズバリ『陰謀論』というタイトルで、じつは発売直後に購入していたのだが、いままで読めていなかった。しかしいまこそまさに読むべきではないかと考えて読んでみたら、これがたいへん良い本であった。各章とも頷いたりあるいは驚いたりするような記述の目白押しで、たとえば「第2章」では、Twitter

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    2025年09月06日
  • 陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム

    Posted by ブクログ

    まさか研究者で推しができるとは。
    これはすっばらしい本!この本を今このタイミングで読んだ自分を褒めたい。

    「だれが」「なぜ」陰謀論を信じるのかというど真ん中の自分の疑問に、とっても科学的なアプローチで挑んでくれた研究者の秦先生、本当にありがたい。あとがきも素晴らしかったです。

    専門用語はたまに出てくるが、前提やその周りの説明が丁寧で、中学生でもわかるような適切な説明で書いてある。知識ほぼない自分は助かった。(はずかしいが民主党が立憲民主党になったことさえうろ覚えなレベル)
    ありきたりすぎる言い換えだけどこの本は「政治がわからない人のための現代日本政治学」だ。陰謀論という仰々しいタイトルなの

    0
    2025年01月11日
  • 陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「陰謀論」について、客観的なデータに基づいて実情を研究した内容を書籍にしたモノである。
    まずは「陰謀論」とは何か、を定義し、それとSNSの関係をデータから分析している。
    また、「保守」と「リベラル」それぞれの立場から陰謀論の事例を取り上げて、
    結論としてはどちらも陰謀論が発生する下地は共通していることを記載している。
    読んでみて、SNSとの関係が一番興味深く、SNSを多くやっている人ほど陰謀論に傾倒すると思いきや、データを見るとそのような傾向は無い(むしろ反対の傾向の方がある)というのは意外だった。

    0
    2024年12月31日
  • 陰謀論 民主主義を揺るがすメカニズム

    Posted by ブクログ

    陰謀論の調査である。陰謀論についてあれこれ説明するのではなく、主にインターネットを利用した調査の結果から陰謀論を支持する人を説明している。
     内容よりも、webを用いた調査とその基本的な手続きを説明しているので、学部学生の卒論での分析に非常に参考になるであろう。
     あとがきが個人的な状況を丁寧に書いてあり、本文より面白い。

    0
    2022年11月30日
  • 選挙との対話

    Posted by ブクログ

    選挙に興味を持ち始めたものの、分からないことだらけで読んでみた本。

    なぜ自民党は強いのかや、なぜ野党は勝てないのか、なぜ女性政治家は少ないのかなどをテーマに。
    前半はデータに基づいた話しをしているので、ウッとなるが、分かりやすく書いてくれているので、初心者でも全然分からないということはなく読めた。1からと言うよりは、近年の選挙に絞られていて、そこも身近に感じられて良かった。

    最後は哲学対話で締められている。
    興味を持ったのに、具体的に話すのはタブーみたいな風潮でより分からなくなってく「選挙」。生活の中で感じている「選挙」のことが話されていて、もっと身近にみんなで考えてみたいと思えた。

    0
    2025年10月23日

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