作品一覧

  • 世界でいちばん孤独な夜に~寺山修司のことば集
    3.0
    1巻880円 (税込)
    没後40年、現代に甦る寺山修司の名言集。 今年没後40周年の寺山修司の真骨頂といえる、ロマンチックで物語性があり、 現代においても私たちの揺れる心に寄り添う言葉のかけらを集めました。
  • ラインの黄金
    -
    1~4巻550円 (税込)
    ライン川の川底にひそかに眠る黄金。これから指環を作れば、その持主は絶大な権力を握るといわれる。それを守る乙女たちをだまし、こびと族のアルベリッヒは黄金を奪う。一方ワルハラ城を神々のために建造した巨人族二人は、主神ヴォータンに謝礼を迫り、黄金を要求する。ヴォータンは地下の国を訪ね、アルベリッヒから黄金と指環を奪い、これを二人に与える…だが、指環には呪いが。二人の巨人ファーゾルトとファーフナーは争い、指環は後者の手に移る。「たった一つの指環をめぐってくりひろげられる数奇な物語は、非現実の陶酔にさそいこんでくれる。ページを繰って耳をすますと、壮厳にして官能的なワーグナーの楽劇がきこえてくることだろう」これは寺山修司の言葉だ。
  • 花嫁化鳥
    値引きあり
    5.0
    1巻523円 (税込)
    稀代の文学者・寺山修司が旅した日本各地に存在する不可思議な世界。 自らの手で集めた資料をもとに、奇妙な風習の謎を解き明かしていく。 日本人の血の原点を探った、寺山流のユニークな紀行文学。
  • ぼくが戦争に行くとき 反時代的な即興論文
    -
    「君の魂のゴミタメのなかにしか荒野は見いだされないことを、君は知っているのか?」ぼくの内なる戦場、ロマン・ロラン論、関西 学院大学での演説、ロビンソン宣言、石井輝男やゴダールなどの映画論。また演劇論から賭博論まで、時代を抉り対峙した批評やエッセイを収録。反時代的な著作の初文庫化。〈解説〉宇野亞喜良
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック
    3.3
    1巻704円 (税込)
    「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ内で栞子さんが紹介している古今の名作13冊を選りすぐって掲載。長編は冒頭や本編で紹介している部分を、短編は全文を掲載。「ビブリア」の世界がより深く楽しめる。
  • 小説 あゝ、荒野 前篇
    -
    1~2巻550~561円 (税込)
    寺山修司原作の青春物語。映画版ノベライズ。 2021年、新宿。少年院帰りで、住む家も仕事もない沢村新次(菅田将暉)。吃音障害と赤面対人恐怖症に悩み、他者との関係を築くのが苦手な二木建二(ヤン・イクチュン)。ある日、対照的な二人の若者が、プロボクサーを目指し、さびれたジムで奇妙な共同生活を始める。やがて二人は友情を育み成長を遂げていくが、その一方で、母親との離別、父親からの暴力、仲間の裏切り…、それぞれが抱える問題に向き合うことになる。新宿という都会の荒野の真ん中で孤独と戦い、誰かと繋がりたいと渇望する人間たちを描いた、魂を揺さぶる青春物語。寺山修司唯一の長編小説を現代に甦らせた映画版を完全ノベライズ!
  • 「優駿」観戦記で甦る 桜花賞十番勝負(小学館文庫)
    -
    1巻660円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 4歳馬のクラシックレースの第1弾は桜の女王を決定する桜花賞。幾多の名牝が満開の桜の下で繰りひろげた華麗ではかない名勝負。ワカクモ、タマミ、ナスノカオリ、アチーブスター、テスコガビーからシスタートウショウ、ニシノフラワーなど10頭の名牝のレースを田辺聖子、藤本義一氏らの観戦記で甦る。寺山修司による騎手伝記「武邦彦」を加えた、大好評競馬十番シリーズの第4弾。
  • 「優駿」観戦記で甦る 有馬記念十番勝負(小学館文庫)
    -
    1巻660円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 競馬界の1年の総決算ともいうべき有馬記念は実力日本一を決定するレースでもある。そこでは、本命馬の圧勝、息詰まるマッチレース、奇跡の復活、そして大波乱と、さまざまな歴史に残る名勝負が繰り広げられてきた。その中から、シンザン、カブトシロー、テンポイント、オグリキャップ、トウカイテイオーなど感動の10戦を、「優駿」誌上に掲載された寺山修司、山口瞳、遠藤周作、古山高麗雄らの観戦記で再録。さらにその後の馬と人を書き下ろしの「蹄跡」で追う『十番勝負』シリーズ第3弾。
  • 「優駿」観戦記で甦る 菊花賞十番勝負(小学館文庫)
    -
    1巻660円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 競走馬にとって実力ナンバーワン決定戦ともいえる菊花賞。3000メートル、2度の坂越えと厳しい戦いが続く。三冠馬シンザンからライスシャワーまで今も語られる十番の名レースを再現。「ダービー十番勝負」に続く第2弾。
  • 「優駿」観戦記で甦る 日本ダービー十番勝負(小学館文庫)
    -
    1巻660円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 JRAの機関誌ともいうべき「優駿」に掲載された日本ダービー観戦記の中から、寺山修司、古井由吉、佐藤愛子などが書き残した名文を再録。シンザンから始まる10のレースの興奮と感動を楽しめる。さらにレースのデータ、馬と人のその後を追跡した「蹄跡」を新たに書き起こし、オールドファンには思い出を、若いファンには歴史的な名レースを詳細に味わえる。
  • 青い種子は太陽のなかにある
    -
    1963年夏、近代アパートの建築現場で足場が崩れ労働者が転落した。しかし現場の人間たちは遺体をそのままコンクリートの中に埋めてしまう。すべてを目撃してしまった青年・賢治は……。寺山20代、幻の戯曲! ※タイトル「青い種子は太陽のなかにある」の「青」は、正式には旧字体です。
  • 寺山修司全歌集
    値引きあり
    4.3
    1巻847円 (税込)
    短歌、俳句、詩、エッセイ、評論、演劇……。芸術のジャンルを軽々と飛び越え、その鬼才ぶりを発揮した寺山修司。言葉の錬金術師は歌う。故郷を、愛を、青春を、父を、そして祖国を! 短歌の黄金律を、泥臭く、汗臭く、血腥い呪文へと変貌させる圧倒的な言語魔術に酔いしれる。(講談社学術文庫)
  • 幸福論
    3.7
    1巻550円 (税込)
    「あなたにとって幸福とは何ですか?」という問いかけに、大勢の人々が「昼寝」や「テレビをみること」、「美味しいものを食べること」と答えているのを見たならば、あなたはそれをどう感じるだろう。〈私たちの時代に失なわれてしまっているのは「幸福」ではなくて、「幸福論」である〉と記す著者が、古今東西の「幸福論」に鋭いメスを入れ、イマジネーションを駆使して考察した新たなる「幸福論」。
  • 寺山修司少女詩集
    4.2
    1巻682円 (税込)
    なみだは にんげんのつくることのできる 一ばん小さな 海です(「一ばんみじかい抒情詩」)少女の心と瞳がとらえた愛のイメージを、詩人・寺山修司が豊かな感性と華麗なレトリックで織りなすオリジナル詩集。
  • さかさま映画論 地球をしばらく止めてくれ ぼくはゆっくり映画を観たい
    -
    1巻506円 (税込)
    たくみに時代感情を反映し、刺激的な作品を発表しつづけている同時代の映画作家たち――ゴダール、フェリーニ、トリュフォー、パゾリーニ、黒沢明など。彼らの作品のテーマを、現代における愛と救済、破壊と創造、自由と束縛を模索する著者が、映像に即して、あるいは心象風景に重ねて縦横に論じた映画エッセー。“さかさまシリーズ”第6弾!!
  • 誰か故郷を想はざる
    3.9
    1巻462円 (税込)
    「おまえは走っている汽車のなかで生まれたから、出生地があいまいなのだ」。一所不在の思想に取り憑かれた著者は、やがて母のこの冗談めいた一言に執着するようになる。酒飲みの警察官の父と非嫡出子の母との間に生まれて以来、家を出、新宿の酒場を学校として過ごした青春時代を表現力豊かに描く。虚実ないまぜのユニークな自叙伝。
  • さかさま博物誌 青蛾館
    3.0
    1巻462円 (税込)
    奇人、奇声、奇癖、奇書珍書、珍品、そして少年の日の憧憬、想い出など、詩人の想像力で蒐集した、ありとあらゆる「私有財産」を、物語というオブラートにくるんで披露する。寺山ファン待望の、不思議に謎めいてバラエティに富んだ幻想博物誌。好評“さかさま”シリーズ、第4弾!
  • さかさま文学史 黒髪篇
    4.5
    1巻462円 (税込)
    天才詩人中原中也と女優長谷川泰子のロマンスの実相、近代文豪島崎藤村と姪こま子の恋の後日譚、彫刻詩人高村光太郎と妻智恵子の愛情物語の虚構など。――文学史上に燦然と輝く文豪たちの波乱に満ちた一生を陰に陽に彩る女たち。彼らの創作の秘密をときあかす鍵としてさまざまな位置にあった女たちにスポットをあて、著者自らの文学的体験を織りまぜながら語る、ユニークな、女のためのもう一つの文学史。
  • 寺山修司青春歌集
    4.1
    1巻462円 (税込)
    一粒の向日葵の種まきしのみに荒野をわれの処女地と呼びき――恋人、故郷、太陽、桃、蝶、そして祖国、刑務所。含羞にみちた若者の世界をみずみずしい情感にあふれた言葉でうたい続け、詩の世界にひとつの大きな礎を築いた寺山修司。「空には本」「血と麦」「テーブルの上の荒野」「田園に死す」「初期歌篇」。代表的歌集を網羅し、寺山作品初の文庫化を実現して以来、多くの若者に読み継がれる記念碑的歌集。
  • さかさま世界史 怪物伝
    3.5
    1巻506円 (税込)
    ほんものの人間を見つめる寺山修司の目には、偉人、天才も欠陥だらけに見える。母親のエゴイズムにあやつられ、暴君への道を歩んだネロに幼時の自分を感じて共鳴。一方、大気汚染のためにのびる都会人の鼻毛は進化か? とダーウィンを皮肉る。体験と今日的問題に例を取りながら、世界史上の大人物を真っ向うから斬ってみせる。ユニークな筆が冴えるやぶにらみ怪物伝!
  • さかさま世界史 英雄伝
    3.8
    1巻550円 (税込)
    世界史上の英雄たちの虚飾に満ちた正体を見破り、たちまち滑稽なピエロにしてしまう寺山修司の眼力。コロンブス、エジソン、聖徳太子、ゲーテ、毛沢東、キリスト、紫式部……。卑近な話題を調味料に、強烈な風刺と卓抜なユーモアでどんな大人物も見事に料理してみせる、ユニークな英雄伝。
  • あゝ、荒野
    3.7
    1巻638円 (税込)
    1960年代の新宿――。吃音と赤面対人恐怖症に悩む“バリカン”こと建二と、少年院に入り早すぎた人生の挫折を味わった新次は、それぞれの思いを胸に、裏通りのさびれたボクシング・ジムで運命の出会いを果たす。もがきながらもボクサーとしての道を進んでいく2人と、彼らを取り巻くわけありな人々の人間模様。寺山修司唯一の、珠玉の長編小説。
  • 戯曲 毛皮のマリー 血は立ったまま眠っている
    4.3
    美しい男娼マリーと養子である美少年・欣也とのゆがんだ激しい親子愛を描き、1967年の初演以来、時代を超えて人々に愛され続けている「毛皮のマリー」。そのほか1960年安保闘争を描いた処女戯曲「血は立ったまま眠っている」、「さらば、映画よ」「アダムとイヴ、私の犯罪学」「星の王子さま」を収録。寺山演劇の萌芽が垣間見える、初期の傑作戯曲集。
  • 家出のすすめ
    値引きあり
    4.0
    「書を捨てよ、町へ出よう」――若者の未来の自由は、親を切り捨て、古い家族関係を崩すことから始まる――。愛情過多の父母、精神的に乳離れできない子どもにとって、ほんとうに必要なことは何なのか? 「家出のすすめ」「悪徳のすすめ」「反俗のすすめ」「自立のすすめ」と4章にわたって、現代の矛盾を鋭く告発する寺山修司の青春論。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • ポケットに名言を
    値引きあり
    3.6
    1巻277円 (税込)
    世に名言、格言集の類は数多いが、本著ほど型破りな名言集は珍しいのではないだろうか。畠山みどりの歌謡曲あり、懐かしい映画の名セリフあり、かと思うとサルトル、エンツェンスベルガー、マルクス、etc.と著者ならではの言葉のつきあいである。しかつめらしく覚えたり、読むのでなく、Tシャツでも着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう! 思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の言葉の重さと釣合うことがあるのだから……。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 書を捨てよ、町へ出よう
    3.4
    あなたの人生は退屈ですか? どこか遠くに行きたいと思いますか? あなたに必要なのは見栄えのよい仕事でも、自慢できる彼や彼女でも、おしゃれな服でもない。必要なのは想像力! 家出の方法、ハイティーン詩集、競馬、ヤクザになる方法、自殺学入門……。時代とともに駆け抜けた、天才アジテーターによる100%クールな挑発の書。
  • 幸福論

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    心の代弁者

    寺山修司の自分では言葉に出来ない、心に溜まったモヤモヤ、それを見えるものとして書いてみせたのは本当に素晴らしいです、、
    序盤にもかかわらず泣いてしまいました、、笑
    その中でも「クソくらえ!」など所々の言葉に、孤独を消し去ってくれるような、素晴らしい作品でした!

    #深い #共感する #スカッとする

    0
    2024年02月11日
  • 寺山修司青春歌集

    Posted by ブクログ

    寺山修司の詩集の中では個人的に一番好き。
    好きなところが沢山あるので付箋がいっぱいです。
    詩が好きな方はぜひ読んで、音読すると倍楽しめます。


    以下一部抜粋⤵
    滅びつつ
    秋の地平に照る雲よ
    涙は愛の
    ためのみにあり

    がとても好きです。

    0
    2024年01月27日
  • 花嫁化鳥

    Posted by ブクログ

    風葬、裸祭り、鯨の墓など、日本文化における奇妙な風習を自身を金田一耕助にたとえ旅した紀行文。寺山さんの根底に親子(母親)の血縁による絆のようなものがあるのだな、と感じました。

    0
    2022年11月12日
  • 戯曲 毛皮のマリー 血は立ったまま眠っている

    Posted by ブクログ

    絢爛豪華なことばが縦横無尽にはねまわっている戯曲集。
    貧困や政治や性を扱っているのに、ことばが喚起するイメージだけで、舞台が天国にも宇宙にも変わる。

    放埒な中にも、シェイクスピアなり聖書なりのモチーフをさりげなく生かしているのがいやらしいほどうまい。
    (テグジュペリがなんていうかは知らない)

    特にどの戯曲が好きというのはなくて、テーマや言い方は違えど、通底するものは同じに思える。それが何かは言葉にできないけど。

    寺山修司はエッセイを1,2冊しか読んだことがないのだけど、その中の言い回しやアイデアがここにも(というか、自分の戯曲をあちらで引用していた)。
    色々なところから気に入ったフレーズ

    0
    2022年06月04日
  • 花嫁化鳥

    Posted by ブクログ

    風葬がある島、裸まつり、鯨の墓がある寺、青森の八戸にあるというキリストの墓の伝説……奇妙な風習と神秘的な空気が横溢する風景を探し求めて旅に出た寺山修司。ここに記された紀行文は行間から血と湿った土の匂いが立ち上るよう。彼が書き留めた風景は、恐らくもう存在しないであろう。だからこそ酷く郷愁を誘う。ふらりと失われた風景を見に旅へ出たくなる。旅には哀惜や哀愁がよく似合う。寺山修司が背負っていた孤独の影と共に。

    0
    2021年09月11日

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