海外文学作品一覧
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-日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ全8巻の合本版。 文春文庫版は、本国カナダと同じ順番、同じ内容。 さらに付録として、小説中に引用される英文学と聖書の句、衣食住、植物、時代背景、地理などを解説した訳註(全8巻で合計3000項目以上)、写真、地図、翻訳者・松本侑子氏による解説を収載した決定版。 アンの人生の半世紀を、カナダの19世紀から20世紀の激動の時代とともに描いた大河小説。 <収録書籍と概要> 第1巻『赤毛のアン』 アン誕生~16歳、グリーン・ゲイブルズの少女アン 第2巻『アンの青春』 16~18歳、アヴォンリー村の若き教師 第3巻『アンの愛情』 18~22歳、カナダ本土の大学生、恋と求婚 第4巻『風柳荘のアン』 22~25歳、サマーサイド高校の学校長、婚約時代 第5巻『アンの夢の家』 25~27歳、フォー・ウィンズでの新婚の日々 第6巻『炉辺荘のアン』 34~40歳、グレン・セント・メアリ村で6人の子を育てる母 第7巻『虹の谷のアン』 40~41歳、信頼される村の医師夫人 第8巻『アンの娘リラ』 48~53歳、第一次世界大戦、息子3人が出征、銃後の母 生きる喜び、人を愛する幸せ、誠実に生きる人々を描いた永遠不滅の名作! 20世紀カナダ英語文学として世界的に評価の高いモンゴメリ作品の奥深さ、大人の文学の魅力を、日本初の全文訳で、ぜひお楽しみください。
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4.1「偉大な秘密」の片鱗は何世紀にもわたり文学、宗教、哲学等の口承伝説の中に見出されてきました。今回初めてこの本で「秘密」の断片が集められ、驚くべき形で世に明らかにされることになりました。これを体験する全ての人々にとって、本書は人生の大きな転機となることでしょう。この本では、あなたのお金、健康、人間関係、幸せ、世の中との関係など人生のあらゆる面において、「秘密」をどのように使うかを学ぶことができます。あなたは自己に内在する未開発の力を理解し始めるでしょう。それが明らかにされるに連れて、あなたの人生のあらゆる面が喜びで満たされるでしょう。この本には、「秘密」を実践して、健康、富、幸せを手に入れた現代の師達の叡知が紹介されています。また、本書の中で明らかにされている知識を応用することで、病気を治したり、莫大な富を手に入れたり、障害を克服したり、不可能と思われたことを達成した経験など説得力のある話が紹介されています。
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-『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』『ロスト・シンボル』『インフェルノ』。大ベストセラー作家ダン・ブラウンが新作を刊行するたびに世界中の話題をさらってきた、人気主人公、ラングドン教授シリーズ。宗教象徴学者・ラングドンが、次々襲いかかる巨大な謎と陰謀、世界の秘密に迫る! レオナルド・ダ・ヴィンチ、イルミナティ、フリーメーソン、そして……。今度の謎は何だ!? ※本電子書籍は、『天使と悪魔(上)(中)(下)』『ダ・ヴィンチ・コード(上)(中)(下)』『ロスト・シンボル(上)(中)(下)』『インフェルノ(上)(中)(下)』を1冊にまとめた合本版です。
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4.2たった一つの言葉がすべてを変えます――。本書の中でロンダ・バーンは人生を変える知恵を明らかにしています。そして、28日間のすばらしい旅をとおして、この知識を毎日の生活の中で生かす方法を教えています。 あなたが誰であったとしても、どこにいるとしても、今どんな環境の下にいようとも、このマジックがあなたの全生活を変えてしまうでしょう! 「引き寄せの法則」をもっと簡単に、もっと分かりやすく! 全世界2800万部突破『ザ・シークレット』のロンダ・バーンが贈る、人生が変わる28日間の「感謝」の実践レッスン!
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4.21984年、世界は〈オセアニア〉〈ユーラシア〉〈イースタシア〉という3つの国に分割統治されていた。オセアニアは、ビッグ・ブラザー率いる一党独裁制。市中に「ビッグ・ブラザーはあなたを見ている」と書かれたポスターが張られ、国民はテレスクリーンと呼ばれる装置で24時間監視されていた。党員のウィンストン・スミスは、この絶対的統治に疑念を抱き、体制の転覆をもくろむ〈ブラザー同盟〉に興味を持ちはじめていた。一方、美しい党員ジュリアと親密になり、隠れ家でひそかに逢瀬を重ねるようになる。つかの間、自由と生きる喜びを噛みしめるふたり。しかし、そこには、冷酷で絶望的な罠がしかけられていたのだった――。 全体主義が支配する近未来社会の恐怖を描いた本作品が、1949年に発表されるや、当時の東西冷戦が進む世界情勢を反映し、西側諸国で爆発的な支持を得た。1998年「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」に、2002年には「史上最高の文学100」に選出され、その後も、思想・芸術など数多くの分野で多大な影響を与えつづけている。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『ピーナッツ』全作品を収録した初の全集。チャーリー・ブラウンとスヌーピーたちの活躍が始まります。シュルツ伝+ロングインタビュー付き。序:ギャリソン・キーラ、月報6-1:小野耕世 2019年から2020年まで刊行された『完全版ピーナッツ全集』を余すところなく電子書籍化。カバー・帯・表紙から月報まで、刊行時のままに資料編として巻末に収録。
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5.0サーガに届く謎の小包。 醒めぬ悪夢が始まる。 ユレック・ヴァルテルという凶悪な殺人鬼との闘いは、ヨーナ・リンナとサーガ・バウエルの捜査によって終止符が打たれた──はずだった。心に深い傷を負って療養するサーガのもとに、連続殺人をほのめかす絵葉書が届くまでは。「ヨーナを救えるのはきみしかいない」。署名は「ユレック・ヴァルテル」のアナグラム。その葉書をサーガが受け取ってから三年が過ぎたある日、国家警察長官マルゴット・シルヴェルマンが突如失踪、後日遺体で発見される。現場には葉書の記述どおり残された純白の薬莢。それは新たな殺人鬼が練りあげた計画の始まりを告げる声だった……
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3.9『ダ・ヴィンチ・コード』、『ミレニアム』シリーズ、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』――。ベストセラーが売れるのは偶然なのか? それとも黄金の法則が存在するのか? テキスト・マイニングと計量文献学の最新技術を駆使して読者を魅了する秘密のDNAを明らかにした、文学界騒然の注目作。 ……andやdoという単語が、ベストセラーではそうでない本にくらべて2倍の頻度で登場する。一方、veryやpassionの使用頻度は半分程度だ……『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を分類してわかったことは、BDSM(性的虐待に対する嗜好)は確かに刺激的かもしれないが、それ以外の要素は決して奇異なものではない。鞭や目隠しはカムフラージュであり、コンマや動詞の使い方にいたるまで、ベストセラーの何たるかを深いところで理解している作家が物語を紡いで大成功を収めたケースにほかならない……。(本書より) 「人間の創造性の秘密の一端を、データとアルゴリズムを武器に説き明かした」――解説 西内啓(統計家)
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4.3宗教象徴学者ラングドンは、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れていた。元教え子のカーシュが、“われわれはどこから来たのか”“われわれはどこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かす衝撃的な映像を発表するというのだ。カーシュがスポットライトを浴びて登場した次の瞬間、彼は額を撃ち抜かれて絶命した。カーシュ暗殺は、宗教界によるものか? もしくは、スペイン王宮の差し金か? かくして、誰も信用できない中で、ラングドンと美貌の美術館館長・アンブラは逃亡しながら、人工知能ウィンストンの助けを借りて謎に迫る! ※本電子書籍は角川文庫「オリジン(上)」「オリジン(中)」「オリジン(下)」を1冊にまとめた合本です。
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5.0理想の仕事、恋人、家族、富、健康--。あなたが望むものならなんでも、現実に引き寄せる「ザ・シークレット」。その秘密が世界に公開されて以来、夢を叶えてきた何百万という人たちの中から、著者のもとに寄せられた特に奇跡的な体験を紹介。彼らはどう「ザ・シークレット」を使ったのか。人生に奇跡を起こした人たちの本当のストーリー。次はあなたの番です! 【もくじ】 第1章 私はどのようにお願いし、信じ、そして受け取ったか:創造のプロセス 第2章 幸せのために「ザ・シークレット」をどう使ったか 第3章 富を得るために、「ザ・シークレット」をどう使ったか 第4章 人間関係を変えるために「ザ・シークレット」をどう使ったか 第5章 健康のために「ザ・シークレット」をどう使ったか 第6章 仕事のために「ザ・シークレット」をどう使ったか 第7章 人生を変えるために「ザ・シークレット」をどう使ったか
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4.3『スローターハウス5』『タイタンの妖女』などで知られる戦後アメリカを代表する作家、カート・ヴォネガットの「書くこと」と「人生について」 辛辣で、機知に富み、心優しきニヒリスト、ヒューマニストで、教師としては熱血漢、「書くことは魂を育むこと」を生涯の信条としたヴォネガットの教えを、彼自身の言葉と小説の引用、そして周囲の人々の談話からまとめた、「ヴォネガット流・創作指南+回顧録的文章読本」が生誕100年を記念し、待望の邦訳! 「本書の各所に引用されるヴォネガットの助言を読むうちに、自分にも小説が書けるという気持ちになってくる。それはとても苦しいものであることをヴォネガットが強調してもだ。何度も書き直し、声に出して読み、読者の負担を最低限にするべきことを繰り返し言う。でもしかし、その人にしか語りえないことというものがあるのだ。」 ――円城塔(作家) 本書では、彼の教え子であったマッコーネルによるヴォネガット自身の言葉と実際の作品の引用から、作家としての苦闘や、戦争体験や母親の死など、彼の人生に生涯つきまとった「影」、戦後の時代精神を体現するベストセラー作家となった成功の秘訣のほか、「つねに学び、つねに教えていた」という教師としての素顔が丁寧に分析され、余すところなく説明される。 さらに、文章や物語を書く際に必要な原動力、才能、想像力の飛躍、勤勉さ、反省、ブラックジョークについて、生計を立てること、心身のケア、はたまたコミュニティの重要さにいたるまで、さまざまな角度からユーモアを交えながら真摯に語られる。加えて、物語はどこから生まれるのか、冒頭部の書き方、プロット、登場人物の書き方、耳で聞く文章と目で見る文章の違い、見直しと校閲などのコツとテクニックについても惜しげもなく披露される。その驚くほど実践的なアドバイスは、作家志望者のみならず、文章を書く時に悩んだことのある人、何かの課題と格闘して自分は無能だと感じているすべての人の心に突き刺さるだろう。ヴォネガットの手稿や実際の原稿、メモ書きや、出版社からの手紙なども多数収録した、ヴォネガットファン必見の一冊となっている。 ちょっと風変わりで、だけど読むと書き続ける勇気が湧いてくる、カート・ヴォネガットの教えを一冊にまとめた、創作指南+回顧録の決定版。
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4.3★★★ニューヨークタイムズベストセラー★★★ 人生の節目に、贈り物にもぴったりな1冊。 2013年アメリカのシラキュース大学の卒業式にて、ベストセラー作家ソーンダーズは、「人生で一番後悔していることは、優しくなれなかったこと」と語りました。 スピーチから三か月後、全文がニューヨークタイムズ紙のウェブサイトに掲載されると、100万回を超えるアクセスがありたちまち評判を呼びます。 後に、アメリカのランダムハウス社によって書籍化されベストセラーとなり、書評でも「旧約聖書の詩篇のように薄くて、重い」(ニューヨーク・タイムズ紙)など、絶賛されました。 多くの人の心に響いた名スピーチの、待望の日本語版! 翻訳を『思考の整理学』で有名な外山滋比古氏が手がけました。 原書 Congratulations, by the way: Some Thoughts on Kindness 原著者 George Saunders
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-『陶淵明』 帰りなん、いざ…。そう言って田園に帰った詩人が残した魂の叫び! 自然と酒を愛し、日常生活の喜びや苦しみをこまやかに描く一方、「死」に対して揺れ動く自分の心を詠んだ田園詩人。「帰去来辞」や「桃花源記」ほかひとつ一つの詩を丁寧に味わい、詩人の心にふれる。 『李白』 大酒を飲みながら月を愛で、鳥と遊び、自由きままに旅を続けた李白。あけっぴろげで痛快な詩は、音読すれば耳にも心地よく、多くの民衆に愛されてきた。豪快奔放に生きた詩仙・李白の、浪漫の世界に遊ぶ。 『杜甫』 中国屈指の社会派詩人。その内面に美しさ、繊細さが光る! 若くから各地を放浪し、現実社会を見つめ続けた杜甫。日本人に愛され、文学にも大きな影響を与え続けた「詩聖」の詩から、「兵庫行」「石壕吏」などの長編を主にたどり、情熱と繊細さに溢れた真の魅力に迫る。 『白楽天』 平安時代から愛され続け、日本文化に大きな影響を及ぼした白楽天。炭売り老人への憐憫や左遷地で見た雪景色を詠んだ代表作ほか、家族、四季の風物、酒、音楽などを題材とした情愛濃やかな詩を味わう。大詩人の詩と生涯を知る入門書。 『唐詩選』 漢詩の入門書として最も親しまれてきた『唐詩選』。李白・杜甫・王維・白居易をはじめ、朗読するだけで風景が浮かんでくる感動的な詩の世界を楽しむ。芭蕉や漱石も愛した、中国最高の詞華集を味わう! ※本電子書籍はビギナーズ・クラシックス 中国の古典「陶淵明」「李白」「杜甫」「白楽天」「唐詩選」を1冊にまとめた合本版です。
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4.5ハリウッドの寵児が放つ今年最驚のスリラー。 CIAと巨大IT企業〈ワールド・シェア〉社は、共同事業として最先端技術を駆使した犯罪者追跡システム〈フュージョン・イニシアティブ〉の実用化に向けて準備を進めていた。1か月間見つからずに逃げ切れば300万ドルが手に入るという条件で10名の参加者を集め、実証実験〈ゴーイング・ゼロ〉βテストを開始する。だが、ある女性の存在が大きな誤算となり、事態は思いもよらない方向へ……。 国家の威信を賭けたゲーム、からの反転。 超監視社会、超デジタル化社会に生きる我々に突きつけられた問い。 『博士と彼女のセオリー』『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』『ボヘミアン・ラプソディ』『2人のローマ教皇』4作でアカデミー賞ノミネートを果たしたハリウッド随一の脚本家による、2024年最驚のスリラー上陸! 2024年バリー賞ベスト・スリラー候補作。 解説は作家・ジャーナリストの手嶋龍一氏。 (底本 2024年5月発売作品)
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4.3ある昼下がり、アリスが土手で見たものは、チョッキを着た白ウサギ――。ウサギは時計を取り出しながら、急ぎ足に通り過ぎ、生垣の下の穴にぴょんと飛び込みました。アリスも続いて飛び込むと、そこはチェシャーネコや三月ウサギ、帽子屋にハートの女王などなど、一癖もふたくせもあるキャラクターたちが繰り広げる夢と幻想の国。ユーモア溢れる世界児童文学の傑作を、原文の言葉あそびの楽しさそのままに翻訳した画期的な新訳決定版『不思議の国のアリス』と、部屋の鏡を通り抜けて、おしゃべりする花々やたまごのハンプティ・ダンプティたちが集う不思議な国で女王を目指すアリスの冒険を描いた『鏡の国のアリス』の2冊をあわせた合本版が登場! ジョン・テニエルの美しい挿絵を収録した、決定版!
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-古代ローマの詩人オウィディウス(前43-後17/18年)が残した唯一の叙事詩、待望されて久しい文庫版での新訳! 内乱が続いた紀元前1世紀の古代ローマは、その一方で「黄金時代」と呼ばれる詩や文学の最盛期でもあった。その初期を代表する詩人がウェルギリウス(前70-前19年)なら、後期を代表するのがオウィディウスであり、そのオウィディウスの代表作が本書『変身物語』にほかならない。 愛する男女の往復書簡という体裁をとる『名高き女たちの手紙』、恋愛詩人としての本領を発揮した『恋の歌』といった初期作品で知られるオウィディウスは、愛を成就させるための技法を性的なものまで含めて赤裸々に指南する『愛の技術』を書いたことが一因となって、のちに流刑の憂き目に遭った。このあと後期の円熟を遂げるオウィディウスが、ローマの祝日や祭礼の縁起を説く『祭暦』(未完)とともに着手したのが、本書『変身物語』である。 ウェルギリウスの『アエネイス』と並んでローマ文学における最高峰をなす本書は、オウィディウスが手がけた唯一の叙事詩であり、全15巻から成る大作となっている。その背景にあるのは「万物は流転する。すべての形あるものは生成しつつ、移ろう」(本書第15巻178行)と表現される世界観、宇宙観であり、事実、本書は原初の混沌から秩序としての世界の創造を歌う「序詞」から始まり、「金・銀・銅・鉄」の四時代、イアソンやテセウス、ヘラクレス、オルペウスといった英雄たちの時代、そしてトロイア戦争を経て初期の王の時代に至る壮大な世界史を描き出す。 その質においても量においても他を圧倒する本書が後世に与えた影響ははかりしれない。その代表が、シェイクスピアやミルトン、モンテーニュであり、ルーベンスやブリューゲル、ダリである。にもかかわらず、文庫版で手にできる現代にふさわしい日本語訳は長らく存在していなかった。数々の名訳で知られる訳者が自身のライフワークとして手がけたこの新訳は、今後のスタンダードとして長く読み継がれていくことを確信するものである。 「上」には第1巻から第8巻を収録。上下巻それぞれに「人名・神名索引」と「地名・民族名索引」を掲載した。
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4.8技巧(クラフト)が芸術(アート)を可能にする 『ゲド戦記』『闇の左手』のアーシュラ・K・ル=グウィンによる小説家のための手引き書 「芸術には運もある。それから資質もある。それは自分の手では得られない。ただし技術なら学べるし、身につけられる。学べば自分の資質に合う技術が身につけられる。」(本書「はじめに」より) ハイファンタジーの傑作『ゲド戦記』や両性具有の世界を描いたフェミニズムSF『闇の左手』などの名作を生み出し、文学史にその名を刻んだアーシュラ・K・ル=グウィン。 本書は、ル=グウィンが「自作の執筆に励んでいる人たち」に向けて、小説執筆の技巧(クラフト)を簡潔にまとめた手引書である。 音、リズム、文法、構文、品詞(特に動詞、副詞、形容詞)、視点など、ライティングの基本的なトピックを全10 章で分かりやすく解説。各章には、ジェイン・オースティンやヴァージニア・ウルフ、マーク・トウェイン、チャールズ・ディケンズなど偉大な作家が生み出した名文が〈実例〉として収録され、ル=グウィン自身がウィットに富んだ〈解説〉を加えている。また章末に収録されている〈練習問題〉を活用することで、物語のコツと様式について、自らの認識をはっきりと強固にすることが可能になる。 小説の執筆は、技芸(アート)であり、技巧(クラフト)でもあり、物作りでもある。執筆の楽しみを満喫することができる一冊。
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4.8〈密航〉は危険な言葉、残忍な言葉だ。だからこれほど丁寧に、大事に、すみずみまで心を砕いて本にする人たちがいる。書き残してくれて、保存してくれて、調べてくれて本当にありがとう。100年を超えるこのリレーのアンカーは、読む私たちだ。心からお薦めする。 ――斎藤真理子さん(翻訳者) 本書を通して、「日本人である」ということの複雑さ、曖昧さ、寄る辺のなさを、多くの「日本人」の読者に知ってほしいと切に願います。 ――ドミニク・チェンさん(早稲田大学文学学術院教授) 【本書の内容】 1946年夏。朝鮮から日本へ、 男は「密航」で海を渡った。 日本人から朝鮮人へ、 女は裕福な家を捨てて男と結婚した。 貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。 朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。 1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。 「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」 「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」 植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。 この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。 蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京―― ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。 【洗濯屋の家族】 [父]尹紫遠 ユン ジャウォン 1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。 [母]大津登志子 おおつ としこ 1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。 [長男]泰玄 テヒョン/たいげん 1949年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校、上智大学を経て、イギリス系の金融機関に勤めた。 [長女]逸己 いつこ/イルギ 1951年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校を経て、20歳で長男を出産。産業ロボットの工場(こうば)で長く働いた。 [次男]泰眞 テジン/たいしん 1959‐2014年。東京生まれ。兄と同じく、上智大学卒業後に金融業界に就職。幼い頃から体が弱く、50代で亡くなった。
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4.3苦難の日々を支えたのは、自らが紡いだ「言葉」だった。 ドイツからオランダに一家で移り住んだアンネ・フランクは、第二次世界大戦下の一九四二年、十三歳の誕生日に父親から贈られた日記帳に、思春期の揺れる心情と「隠れ家」での困窮生活の実情を彩り豊かに綴った。そこに記された「文学」と呼ぶにふさわしい表現と言葉は、コロナ禍に見舞われ、戦争を目の当たりにした私たちに静かな勇気と確かな希望を与えてくれる。 【以下「はじめに」より】 本書では、『アンネの日記』が本来持っている文学的な豊かさについて、真正面から考えてみたいと思います。思春期の少女が、なにを考え、なにを感じ、それをどのように表現したのか。ここにはみずみずしい青春の息吹がみなぎっています。(略)これほどリアルな少女の声が胸に響いてくる文学を、わたしは他に知りません。
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-ユードラ・ハニーセットはひとり暮らし。楽しみといえばラジオとクロスワードパズル、そしてプールで泳ぐことくらいで、人づきあいもせず、単調な日々を送っている。周囲に向ける視線も態度も辛辣で、厭世家という言葉がぴったりの老人だ。 ある日、ユードラは安楽死を求めてスイスのクリニックに電話をかける。日々思うように動かなくなる自分の体。このままだといずれ病院のベッドに寝かされ、死を待つしかなくなる。それなら自分の意志で人生を終わらせたい、尊厳を持って死を迎えたいと考えてのことだった。 そんなユードラの隣に、ある一家が越してくる……。
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-シェイクスピアに続き、世界でもっとも上演される近代劇の父、ヘンリック・イプセン。女性解放を促した不朽の名作に詳細な注釈を付す。《シリーズ刊行予定》・イプセン『ゆうれい』、『野がも』、『ヘッダ・ガブラー』・ストリンドベリ『父』、『令嬢ジュリー』、『夢の劇』・チェーホフ『かもめ』、『三人姉妹』、『桜の園』
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-世紀末閉塞社会の女性心理を描いた近代リアリズム演劇の白眉!あるいは、『人形の家』のパロディか!?詳細な注釈をつけて新たに訳されたイプセンの傑作。
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4.3バーティーついに刑務所入りか?極北的理不尽美少女の無理難題を前に、またまたスープに浸かり続けるご主人様。ありとあらゆる難問を解決し続ける天才執事ジーヴス、今回のお手並みはいかに。
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4.3自活への道を模索すべく職業訓練学校へ通学するバーティーは今回はお休み。新規のご主人に仕える天才封建執事ジーヴス。大好評シリーズ第12弾、異色の外伝。
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4.1バンジョレレを習い始めたバーティーはご近所から苦情を浴びせられ、田舎のコテージで練習を再開。だがジーヴスにも辞められて新たな執事を雇い入れるが…シリーズ第6弾。
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4.3笑いの古典、巨匠と認められたコミックの天才との賛辞を賜る大ウッドハウスのおマヌケ千万なおバカ者列伝。
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4.0情け知らずのアガサとダリアの両オバさんをはじめ、恥知らずの悪友シッピー・タッピー・ビンゴや怖いもの知らずの悪童トーマスらの猛攻をまえに、またもやピンチにおちいる世間知らず若旦那バーティー。あいも変わらぬ奇人怪人たちが勢揃いした、奇想天外なジーヴス・ワールド全11編。
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4.1お笑い街道ばく進中。英文学史上もっとも滑稽な数十ページといわれたキテレツ表彰式の章をを含む、天才ウッドハウスのナンバーワン長編。
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-英ベストセラー作家が贈る歴史幻想ミステリ。 19世紀、ヴィクトリア期のイギリス。ある冬至の夜、テムズ川沿いのちいさな村ラドコットにある酒場兼宿屋〈白鳥亭(ザ・スワン)〉では常連客たちがいつものように酒と物語に興じていた。すると突然ドアが開け放たれ、顔に重傷を負い、女の子の人形を抱えた大男が現れる。人形に見えていたのは、実は少女の死体だということが判明するが、少女はその日のうちに息を吹き返す。この奇跡が近隣の村にまで広まると、少女は自分の家族だと主張する3つの家族が現れる。少女は誰なのか? どこから来たのか? あの晩、少女に何が起きたのか? 謎が明らかになるにつれ、それぞれの家族の抱える秘密が複雑に絡み合いーー。 世界的ベストセラー『13番目の物語』の著者が贈る、タイムズ紙ベストセラーリスト1位、世界20カ国で刊行の歴史幻想ミステリ! (底本 2021年9月発行作品)
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3.7人が自分の体を生きることの居心地のわるさを描き出した、注目の作家モナ・アワドのデビュー作。 宇宙はわたしたちに冷たい。理由はわかっている。 インディーズ音楽とファッションをこよなく愛す主人公のエリザベス。特別な人生は望んでおらず、ただ普通にしあわせになりたいだけ。けれど高校でも大学でも、バイトをしても派遣社員となっても、結婚しても離婚しても、太っていても痩せていても、体のサイズへの意識が途絶えることはない。自分と同じ失敗をさせまいとする母親、友だちのメル、音楽を介してつながったトム、職場の女性たち……。彼らとの関係のなかで、傷つけ、傷つけられ、他者と自分を愛する方法を探してもがく。 【目次】 宇宙にさからう時 最大のファン 全身写真 そんなことなら わたしの嫌いなあの子 それって欲張り 母にとってのセクシーな人 Fit4U あの子はなんでもしてくれる フォン・ファステンバーグとわたし カリビアン・セラピー アディション・エル 海のむこう 謝辞 訳者解説 【著者】 モナ・アワド 1978年カナダのモントリオール生まれ、ボストン在住。ブラウン大学、エディンバラ大学、デンヴァー大学で創作と英文学を学ぶ。現在はシラキューズ大学で創作を教えている。デビュー作品集『ファットガールをめぐる13の物語』に続くポップでキュートな怪作Bunny(2019年、未邦訳)は、The Ladies of Horror Fictionベスト作品賞受賞。2021年8月に第3作All's Well が刊行予定。 加藤有佳織 慶應義塾大学文学部准教授。アメリカやカナダの文学、世界各地のカッパ(的な存在)に関心がある。共著に『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(書肆侃侃房、2020年)、翻訳にトミー・オレンジ『ゼアゼア』(五月書房新社、2020年)。 日野原慶 大東文化大学にてアメリカ文学を教えている。「身体」「自然」「環境」「廃棄」「排泄」などに関心があり、それらにつながる現代のアメリカ小説や、ノンフィクション作品(とくに自然や環境をテーマにしたネイチャーライティングや、病や体をテーマにしたエッセイなど)を研究している。共著に『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(書肆侃侃房、2020年)。
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4.22020年本屋大賞〔翻訳小説部門〕第2位。 第10回Twitter文学賞〔海外編〕第1位。 「アメリカ文学界最後の秘密」と呼ばれたルシア・ベルリン、初の邦訳作品集! メディア、SNSで大反響! 朝日、日経、読売、毎日、東京、中日、北陸中日、北海道、河北新報、信濃毎日、京都、共同、週刊文春、週刊新潮、週刊朝日、文藝春秋、GINZA、MORE、FIGAR JAPON、VOGUE JAPAN、ELLE JAPON、クロワッサン、婦人公論、ミセス、本の雑誌、POPEYE、本の雑誌、mi-mollet、現代ビジネス、クーリエ・ジャポン、本の雑誌、図書新聞、週刊読書人、文藝、すばる、小説すばる、波、本、RKBラジオ、NHKラジオ深夜便、TOKYO FM。 J-WAVE……。「ダ・ヴィンチ」の「ひとめ惚れ大賞」受賞! 2013年にノーベル文学賞を受賞したアリス・マンローや、短篇の名手レイモンド・カーヴァー、日本で近年人気が高まっているリディア・デイヴィスなどの名だたる作家たちに影響を与えながら、寡作ゆえに一部のディープな文学ファンにのみその名を知られてきた作家、ルシア・ベルリン。 2004年の逝去から10年を経て、2015年、短篇集A Manual for Cleaning Womenが出版されると同書はたちまちベストセラーとなり、The New York Times Book Reviewはじめ、その年の多くのメディアのベスト本リストに選ばれました。 本書は、同書から岸本佐知子がよりすぐった24篇を収録。 この一冊を読めば、世界が「再発見」した、この注目の作家の世界がわかります! このむきだしの言葉、魂から直接つかみとってきたような言葉を、 とにかく読んで、揺さぶられてください ――岸本佐知子「訳者あとがき」より 彼女の小説を読んでいると、自分がそれまで何をしていたかも、 どこにいるかも、自分が誰かさえ忘れてしまう。 ――リディア・デイヴィスによる原書序文「物語こそがすべて」(本書収録)より 毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。 夜明けにふるえる足で酒を買いに行くアルコール依存症のシングルマザー(「どうにもならない」)。 刑務所で囚人たちに創作を教える女性教師(「さあ土曜日だ」)。…… 自身の人生に根ざして紡ぎ出された奇跡の文学。
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3.9ぐうたらでダメ男の若旦那バーティーと、とんち男の召使いジーヴス。 世界的に有名なこの名コンビと、オマヌケなビンゴやお節介屋のアガサ伯母さんたちが繰り広げる抱腹絶倒の人間喜劇。
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-すてきなおじさんとカッコイイ7人のいとこたち、 ローズがさいごに選ぶのは? ローズはひとりぼっち。ある日、すてきなアレックおじさんに ひきとられ、男の子ばかり7人のいとこと初対面! さあ、“運命のとびら”がひらき、ローズの新しい生活がはじまります。 病弱でさみしかったローズに、いったいどんなことがおこるでしょうか。 世界の名作『若草物語』のオルコット作の、笑いと涙と愛にあふれた感動の物語。 さいごにローズが選ぶのはだれ? あなたならだれを選ぶ? <B世界の名作 小学中級から すべての漢字にふりがなつき >
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-謎の王の行方を追え! 座礁した漁船に謎の遺物が見つかった。 歴史を揺るがす財宝争奪戦が始まる! NUMAファイルシリーズ第18弾! 嵐のスコットランド。 当地で休暇を取っていた米国立海中海洋機関(NUMA)のオースチンとザバーラは荒れ狂う波に揉まれるトロール船を発見し、その救援に向かった。 危機一髪で乗組員の救助には成功したものの、オースチンは船に不審を抱く。何かがおかしい。船長の挙動には不自然なところがあるし、そもそもなぜ漁船がこんな嵐の夜に―。事実、ふたりが陸に戻ると思わぬ事態が待ち受けていた。 やはりあの船には何かある。オースチンは謎を突き止めるべく、再び座礁したトロール船に向かった。
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-日本語に翻訳されて30年。「ムーミン」を作り上げたトーベ・ヤンソンの透明感に満ちた至極の短編集が、読みやすく改訂され、美しい新装版になりました。 夏の孤島を舞台とした、母を亡くした少女と祖母の小さくとも豊かな物語です。 人生の扉を開けたばかりの少女ソフィアと、人生の出口にたたずむ祖母。 70も年齢の違うふたりが思うままを対等に、率直にぶつけあいながらも、 たがいにさりげなく思いやるーー。 北欧の自然描写の美しさ、自分らしさを大切にする生き方。 ふたりをそっと見守る国際アンデルセン賞受賞作家トーベ・ヤンソンの優しいまなざし。 今こそ、私たちが大切にしたい物語が輝きます。 ●著者紹介 トーベ・ヤンソン 作・絵 画家・作家。1914年8月9日フィンランドの首都ヘルシンキに生まれる。父は彫刻家、母は画家という芸術一家に育ち、15歳のころには、挿絵画家としての仕事をはじめた。雑誌『ガルム』の社会風刺画で一躍有名となる。ストックホルムとパリで絵を学び、1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。1966年国際アンデルセン大賞、1984年フィンランド国民文学賞受賞。おもな作品に「ムーミン全集」シリーズ(全9巻)のほか、『少女ソフィアの夏』『彫刻家の娘』、絵本『それから どうなるの?」、『ムーミン』コミックスなどがある。2001年6月逝去。 渡部翠 訳 中国・大連に生まれる。日本フィンランド文学協会会員。フィンランド文学研究のためにたびたびフィンランドに滞在し、ヘルシンキ大学の講師をつとめたこともある。主な翻訳に『それから どうなるの?』(作・絵/トーベ・ヤンソン 講談社)をはじめとするムーミン絵本シリーズや、『オンネリとアンネリのおうち』シリーズ(作/マリヤッタ・クレンニエミ 絵/マイヤ・カルマ 福音館)などがある。 ●内容紹介 わたし泳ぎたい 月あかり おばけ森 凪 夏至祭 ソフィアの嵐 など22作
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-ある夜、一冊の本を読み始めた音楽家の女性。その物語では、音楽教師として教えながら、夫との不和を抱えていた若き日の彼女自身の姿が、どこか面影のある少女の目を通じて綴られていた――表題作「小説のように」ほか、孤独に暮らす女性と逃走中の殺人犯との対話が震えるほどの余韻をもたらす「遊離基(フリーラジカル)」や、長じてのち、少女の日の無邪気な行いが回想される「子供の遊び」など、ありふれた人生ががらりと様相を変える瞬間を捉えた十の物語。ノーベル文学賞、国際ブッカー賞受賞の「短篇小説の女王」が魂を込めて書き上げた燦然たる作品集。/【目次】次元/小説のように/ウェンロック・エッジ/深い穴/遊離基(フリーラジカル)/顔/女たち/子供の遊び/木/あまりに幸せ/謝辞/訳者あとがき/創元文芸文庫版訳者あとがき/解説=井上荒野
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4.0「悲しみ(grief)と虚無(nothing)しかないのだとしたら、ぼくは悲しみのほうを取ろう。」 1937年――人妻シャーロットと恋に落ち、二人の世界を求めて彷徨する元医学生ウイルボーン。(「野生の棕櫚」) 1927年――ミシシピイ河の洪水対策のさなか、漂流したボートで妊婦を救助した囚人。(「オールド・マン」) 二組の男女/二つのドラマが強烈なコントラストで照射する、現代の愛と死。 アメリカ南部を舞台に、実験的かつ斬新な小説群を、生涯書き継いだ巨人、ウィリアム・フォークナー。 本作は、「一つの作品の中で異なる二つのストーリーを交互に展開する」という小説構成の先駆となったことで知られる。原著刊行(1939)の直後、ボルヘスによってスペイン語訳され(1940)、その断片的かつ非直線的な時間進行の物語構成により混沌とした現実を表現する手法は、コルタサル、ルルフォ、ガルシア=マルケス、バルガス=リョサなど、その後のラテンアメリカ文学に巨大な霊感を与えた。 他方、現代日本の小説にも、大江健三郎(『「雨の木」を聴く女たち』)や村上春樹(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)、叙述トリックを用いたサスペンス小説(連城三紀彦は本作を生涯の10冊に挙げている)など、本作の影響は数多見受けられる。 また、ゴダール(『勝手にしやがれ』)、ジャームッシュ(『ミステリー・トレイン』)における言及で本作を知る映画ファンも多いだろう。 その意味では、文学のみならず20世紀カルチャーにおいて最大級の方法的インパクトを与えた、世界文学史上の重要作にして必読の傑作だといえる。 その本作を、『八月の光』『サンクチュアリ』『兵士の報酬』などの名訳によって定評のある、加島祥造訳にて復刊する。
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4.3“人間を描く天才”チェーホフの短篇13をロシア文学研究者であり名エッセイストの沼野充義氏が豊かな言葉を駆使して新しく訳した珠玉の作品集。個性豊かな登場人物が濃密なドラマを繰り広げる。今だからこそ読みたいロシア文豪の名作短篇。[目次]●女たち(かわいい/ジーノチカ/いたずら/中二階のある家 ある画家の話)●子供たち(おおきなかぶ/ワーニカ/牡蠣/おでこの白い子犬)●死について(役人の死/せつない/ねむい/ロスチャイルドのバイオリン)●愛について(奥さんは子犬を連れて)
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-ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーリスト初登場第1位獲得! 祖父母から受け継いだのは、無限の愛と幸せの集う場所。 NYの事業で大きな成功を収めたエイドリアン。だが彼女には、帰るべき「わが家」があった――。 エイドリアンには恐ろしい過去があった。 7歳のとき、生まれて初めて会った実の父に殺されかけたのだ。母ともみ合いになった父は階段から落ちて死亡、正当防衛を認められた母は、その後フィットネス・インストラクターとしてキャリアを築いてきた。 16歳になったエイドリアンは自らもエクササイズを考案、大学の仲間たちとDVDを発売して成功を収める。 その後、ニューヨークの地で事業を飛躍的に拡大させた彼女だったが、最愛の祖母の死を契機として、大きな人生の選択を迫られることになる。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大好評、そしてロングセラー『魔女の薬草箱』の姉妹本がついに登場しました。 今回は「薬草」を縦糸に、「魔女・グリム・伝説・聖書」を横糸に構成した内容です。 「魔女」やさまざまな「伝説」が生み出された背景を「薬草」をキーワードに解き明かす、ちょっと風変わりな文化考。 目次 第1章 グリム童話 魔女と薬草 1「白雪姫」──白雪姫の継母は魔女か・セイヨウリンゴ 2「ネズの木の話」──甦りの木・セイヨウネズ 3「いばら姫」──「賢い女」は魔女か・イヌバラ 4「六羽の白鳥」──呪いを解く草花・ハナニラ/アストランティア・マヨール 5「ラプンツェル」──金髪の娘と魔法使いの女・フェルトザラート 6「ホレおばさん」──祝福されたニワトコの木・セイヨウニワトコ 第2章 ドイツの伝説 魔女と不思議な植物 1「ドリュベックの若者」──ヴァルプルギスの夜と薬草・魔女草 2「魔女ヴァーテリンデ」──薬草摘みの乙女 3「アルラウネ」──フィクションになった植物・マンドラゴラ 4「コルヴァイ修道院のユリ」──死とつながる花・ユリ 5「ジークフリートの死」──竜の血とボダイジュの葉・ セイヨウボダイジュ 第3章 聖書 古い時代の植物 1 雅歌 ──ザクロの片割れのような頬・ザクロ/ナルド/没薬/乳香/ヘンナ 2 過越祭 ──最後の晩餐のメニュー・ホースラディッシュ(セイヨウワサビ)/ニガヨモギ/クレソン(オランダミズカラシ) 3 十分の一税 ──支払いは薬草で ハッカ/イノンド(ディル)/ウンコウ(ヘンルーダ)/クミン 附録・ドイツの薬草園と魔女迫害の跡地を訪ねる 薬草園 1 修道院の薬草園 ミヒャエルシュタイン修道院/メムレーベン修道院/ベネディクトボイエルン修道院 2 大学の薬草園 ヴュルツブルク大学植物園/ハンブルク大学植物園/ベルリン自由大学植物園 3 薬事博物館 ハイデルベルク薬事博物館/インゴルシュタット薬事歴史博物館 4 ヒルデガルトの薬草園 魔女迫害の跡地 魔女の塔(1)ゲルンハオゼン 魔女の塔(2)イトシュタイン 魔女の牢獄 エッシュヴェーゲ 魔女の家 バンベルク ドイツ最後の魔女裁判の地 ケンプテン
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1964年に翻訳出版されてから、ずっと愛され続けてきた「ムーミン」の物語。大人気のキャラクター「ムーミン」は、9巻の物語が原典となっており、今なお人を惹きつけてやみません。大きな魅力のひとつは、キャラクターたちが発する、真実を突く言葉にあります。スナフキンの名言を抜き出して、美しいヤンソンの絵と共に、ぎゅっとまとめた1冊です。 ●著者紹介 トーベ・ヤンソン 作・絵 画家・作家。1914年8月9日フィンランドの首都ヘルシンキに生まれる。父は彫刻家、母は画家という芸術一家に育ち、15歳のころには、挿絵画家としての仕事をはじめた。ストックホルムとパリで絵を学び、1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。1966年国際アンデルセン大賞、1984年フィンランド国家文学賞受賞。おもな作品に「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)のほか、『少女ソフィアの夏』『彫刻家の娘』などがある。2001年6月逝去。
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3.8ボブ・リー・スワガー・シリーズ待望の最新作、登場! 狙撃手×狙撃手、息詰まる死闘を見逃すな! ●あらすじ アイダホで隠棲中のボブ・リー・スワガーを、ひとりの女性が訪ねてくる。彼女の名前はジャネット・マクダウェル。2013年にイラクの戦地で息子を射殺した敵軍のスナイパーをずっと追い続けているという。その男こそ「ジューバ・ザ・スナイパー」の異名で恐れられてきた、凄腕のシリア人テロリストだった。 アラブ諸国でジャネットが歩んできた壮絶な体験を聞いて胸を打たれたボブは、あくまで調査への協力としながらも、情報収集のためテルアヴィブに飛び、モサドの高官と面会することに――。 「『ジャッカルの日』と並べおくべき一書。それほどに素晴らしい」(パブリッシャーズ・ウィークリー誌)
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4.0日系米国人作家による話題の歴史ミステリー! 1944年、シカゴ。父母とともにカリフォルニア州の強制収容所を出てシカゴに着いた日系二世のアキ・イトウは、一足先に収容所を出てシカゴで新生活を始めていた姉ローズが前日にクラーク・アンド・ディヴィジョン駅で列車に轢かれて死んだと知らされる。警察の自殺説に疑問を感じたアキは、真相を求めて自ら調査を始めるが…。 2021年NYTベストミステリー選出、2022年メアリー・ヒギンズ・クラーク賞受賞、同年マキャヴィティ賞最優秀歴史ミステリー小説賞受賞。 戦時中の日系人たちの境遇にスポットを当て知られざる歴史を掘り起こした、日系米国人の著者渾身の歴史ミステリー、待望の新シリーズ第1弾。 (底本 2024年6月発売作品)
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4.0だれもが知っているサンタクロースには、だれも知らない物語がありました。それを知るには、妖精たちが住む不思議な森のことからお話しなければなりません…… 『オズの魔法使い』の作家ボームによる驚きの物語が、詩人・田村隆一の翻訳と、和田誠のイラストレーションで復活。 あのサンタクロースにも、少年時代があったことを知っていましたか? 赤ん坊のときに、森の妖精に拾われて育てられた少年は、どんなふうにしておもちゃを作り、世界中の子供たちに配るようになったのでしょう。どうして靴下をつるすようになったのでしょう。なぜトナカイのそりがつかわれるようになったのでしょう。そして、どうしてサンタクロースは、いまもおもちゃを配ってくれるのでしょう…… 『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボームが、サンタクロースの人生と冒険を語ります。
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3.9オスカー・ワイルドという作家は、 死後100年を経た現代でこそ、輝いている。 「周りになじめない」「大勢の中でなんだか居心地が悪い」 そんな思いを抱きながら他人に対して、どこか冷めた目で見ていることはありませんか。 人と人とのつながりが希薄になってきた現代において、それは決して珍しいことではありません。 むしろ私たちの「本質」を表しているともいえるのです。 そんな現代人の本質を、じつに100年以上前から指摘していた人物がいるのをご存じでしょうか。 それがオスカー・ワイルドです。 中産階級出身、同性愛者、外国人というハンディを背負いながらも、 保守的な風潮が色濃く残る19世紀末の英国ヴィクトリア朝の社交界において、 独自の世界を確立した、売れっ子劇作家。 そんな彼は、「個」がいかに生きるかということに対して、数多くの事を教えてくれる天才です。 「常識」にとらわれない言葉に触れることで「自分は自分でいいんだ」「みんなと違う感じ方でもいいんだ」と生きる勇気が湧いてきます。 「自分自身」「人間関係」「男と女」「人生」「道徳」の5つのテーマを読み進めていくことで、 違った角度から自分自身を見つめなおすことができる「珠玉の一冊」です。 【本文より】 ○浅はかな人間だけが、己を知っている。 ○その女を愛してさえいなければ、男はどんな女といても幸せなのだ。 ○友人は外見で選び、知人は性格で選んでいる。 ○男は年寄りにはなるが、善人には決してならない。 ○老人はすべてを信じ、中年はすべてを疑い、若者はすべてを知っている。 ○人が本当に馬鹿げたことをするときは、つねにとても高尚な動機からである。 ○生きる秘訣は、とことん、とことん、騙される喜びを味わうこと。 ○真実は滅多に純粋なことなどなく、単純であることは決してない。
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4.0〈 じつに、ウルフ的、もっとも、実験的。〉 イマジズムの詩のような「青と緑」、姪のために書かれたファンタジー「乳母ラグトンのカーテン」、園を行き交う人たちの意識の流れを描いた「キュー植物園」、レズビアニズムを感じさせる「外から見たある女子学寮」など。 短篇は一つ一つが小さな絵のよう。 言葉によって、時間や意識や目の前に現れる事象を点描していく。 21世紀になってますます評価が高まるウルフ短篇小説の珠玉のコレクション。 ――ウルフは自在に表現世界を遊んでいる。 ウルフの短篇小説が読者に伝えるものは緊密さや美や難解さだけではない。おそらくこれまでウルフになかったとされているものもここにはある。 たぶんユーモアが、そして浄福感が、そして生への力強い意志でさえもここにはあるかもしれない。(「解説 ヴァージニア・ウルフについて 」より) 【目次】 ■ラピンとラピノヴァ……Lappin and Lapinova ■青と緑……Blue & Green ■堅固な対象……Solid Objects ■乳母ラグトンのカーテン……Nurse Lugton's Curtain ■サーチライト……The Searchlight ■外から見たある女子学寮……A Woman's College from Outside ■同情……Sympathy ■ボンド通りのダロウェイ夫人……Mrs Dalloway in Bond Street ■幸福……Happiness ■憑かれた家……A Haunted House ■弦楽四重奏団……The String Quartet ■月曜日あるいは火曜日……Monday or Tuesday ■キュー植物園……Kew Gardens ■池の魅力……The Fascination of the Pool ■徴……The Symbol ■壁の染み……The Mark on the Wall ■水辺……The Watering Place ■ミス・Vの不思議な一件……The Mysterious Case of Miss V. ■書かれなかった長篇小説……An Unwritten Novel ■スケッチ ・電話……The Telephone ・ホルボーン陸橋……Holborn Viaduct ・イングランドの発育期……English Youth ■解説 ヴァージニア・ウルフについて——西崎憲 ■年表 ___________________ 《ブックスならんですわる》 20世紀の初頭、繊細にしてオリジナルな小品をコツコツと書きためた作家たちがいます。前の時代に生まれた人たちですが、ふっと気づくと、私たちの隣に腰掛け、いっしょに前を見ています。 やさしくて気高い横顔を眺めていると、自分も先にいくことができる、そんな気がします。いつも傍に置いて、1篇1篇を味わってみてください。 ___________________
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3.8全米ベストセラー、人気若手作家による9・11文学の金字塔、ついに邦訳。9歳の少年オスカーは、ある鍵にぴったり合う錠前を見つけるために、ママには内緒でニューヨークじゅうを探しまわっている。その謎の鍵は、あの日に死んだパパのものだった……。全米が笑い、感動して、心の奥深くから癒された、時代の悲劇と再生の物語。ヴィジュアル・ライティングの手法で編まれる新しい読書体験も話題に。
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-1901年、後のノーベル賞作家 セルマ・ラーゲレーヴのもとに地理の教科書執筆の依頼が舞い込む。伝統的スウェーデンと発展しつつあるスウェーデン。子供たちに祖国を知らしめることは喫緊の課題であった。ラーゲレーヴは快諾して、スウェーデン各地の地理・歴史・伝統文化を童話風に説き起こした。児童文学の形を採った大人の書。原典スウェーデン語。
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4.0新世紀最初の日食。世界中の人々が黒い太陽から放たれるフレアに見とれていたそのとき、巨大地震が太平洋全域を襲う。 中部太平洋で沈没船探査をしていたジャックのもとには米海軍からの救援要請が届いた。米大統領を乗せたエアフォース・ワンが太平洋上空で姿を消したのだ。軍に遺恨のあるジャックは渋りながらも捜索に乗り出す。 一方そのころ人類学者のカレンは与那国島沖に沈むという〈ドラゴン〉と呼ばれる遺跡へ向かっていた。そこで彼女が目にしたのは地震で隆起した古代都市だった!
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5.0数々の詩や絵画のモチーフになり、西欧文化の源流である、さまざまな神話や伝説。現代に息づくその精神の真髄を平易な訳で、親しみやすく紹介する。ヘーラクレースって誰? アポローンって何の神さま? トロイア戦争はどうして起こったの? などなど今さら聞けない神話の成り立ちから、人間味溢れるオリュンポスの神々の恋や嫉妬、名誉をかけた戦いまで、めくるめく壮大な物語がぎっしりとつまった、人類の遺産。パリスの審判や、名将アキレウスの活躍。その後のオデュッセウスの冒険まで、神々をも二分して繰り広げられる胸躍る勇者の物語を、細部まであまさず綴る。充実した索引と、より深く神話の世界に親しむための読書案内を付し、東洋や北欧の神話までを網羅した、決定版名訳!
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4.4希望名人ゲーテと絶望名人カフカ。二人の文豪による名言対決! シリーズ第1弾『絶望名人カフカの人生論』、それをコミカライズした『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』も大好評配信中!
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-初登場〈ビリオネアとデート〉シリーズ 恋を捨てた女性看護師と 記憶喪失の魅力的な患者 スイートでクリーンなシンデレラ・ロマンス! 読者評から— なんとすばらしいストーリー。読みはじめたら止まらなかった。わたしも看護師なので、すぐヒロインに一体化してしまった。なにしろ、登場するのは、記憶喪失のハンサムな男性に、尊大で横柄な婚約者! 絶対に読んだほうがいい。 アメリア・アドラーは、事故による記憶喪失から、説得力に満ちた比類のないストーリーを創りだす。予想外の展開がつづきながら、同時に、地に足のついたドラマなのだから、ほんとうに楽しい。信じられないかもしれないが……こんな作品があるなんて! 【概要】 悲しい過去を背負い、恋愛を捨てて仕事に打ちこむ女性看護師、カリ。 その救急病棟へ運ばれてきた魅力的な男性クレイグは、自分に関する記憶をいっさい失っていた! 病院を出て極寒の街をさまようクレイグに、カリは救いの手を差し伸べる。 イギリス英語で軽口ばかり叩くクレイグと、きまじめなカリとの奇妙な同居生活。 2人の距離が縮まってきたとき判明するクレイグの驚きの正体。 彼らの世界は引き離され、さらにカリは生涯をかけた仕事を失う危機に…… 新鋭が贈るスイートでクリーンなロマンス。
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-歴史的暗殺事件の裏側。 「おまえもか、ブルータス?」 英国の中学生が学ぶ名作! 過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言した衝撃作。 古代ローマの独裁官シーザーは、内戦に勝利して凱旋し、市民の熱狂的歓迎を受ける。シーザーが共和政を廃して皇帝になるのを恐れた気高いブルータスは苦悶し、シーザーに恨みを抱く友キャシアスに唆され、ついにシーザー暗殺を決意する! 「おまえもか、ブルータス?」――過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言する、驚くべき名作。徹底注釈&シェイクスピアが読んだノース訳『英雄伝』抄訳も掲載。 目次 新訳 ジュリアス・シーザー シェイクスピアが参照したノース訳のプルタルコス著『英雄伝』について ノース訳「ジュリアス・シーザーの生涯」抄訳 ノース訳「ブルータスの生涯」抄訳 ノース訳「アントニウスの生涯」抄訳 訳者あとがき
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3.0〈真夜中(ミッドナイト)〉シリーズ、いよいよクライマックスへ! ただあなたに触れてほしい。 優しく、そして、激しく――。 米中戦争勃発の危機到来!? 美しき画像解析官に迫る巨悪の魔手。 元SEALsは愛する女を守り抜けるか? 人民解放軍による米民間人虐殺映像に米国内の世論が騒然となる中、国家偵察局の画像解析官ライリーは、それがディープフェイクの偽動画であることに気付く。 彼女はその事実を上司に報告するが、すぐに虐殺映像の真犯人であるソマーズ社の戦闘員が偵察局に現われる。 上司は殺害され、次に狙われるのは自分――頼れるのはHERルームの親友たちだけ。警備会社ASIに勤める昔なじみにSOSを送った彼女のもとに元SEALsのASI社員ピアースが駆け付ける。 シリーズ、いよいよ完結へ!!
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4.2
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-ラテン・アメリカ文学の質の高さを世界にしめしたボルヘスの処女短編集「伝奇集」と、その続編ともいえる「エル・アレフ」を収めた。「円環の虚構」「アル・ムターシムを求めて」「バベルの図書館」「死とコンパス」「不死の人」「アレフ」など、ボルヘスの代表作34編を収録。訳者篠田氏はチェスタートンのブラウン神父ものとの相似性を指摘している。