O嬢の物語

O嬢の物語

小説・文芸
858円 (税込)

4pt

パリの前衛的な出版社ポーヴェールから一九五四年に刊行された本書は、発表とともにセンセーションを巻き起こし、「ドゥー・マゴ」賞を受賞した。女主人公の魂の告白を通して、自己の肉体の遍歴を回想したこの書物は、人間性の奥底にひそむ非合理な衝動をえぐり出した、真に恐るべき恋愛小説の傑作と評され、多くの批評家によって賞賛された。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    河出文庫
  • タイトル
    :
    O嬢の物語
  • タイトルID
    :
    117596
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年04月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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O嬢の物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    性器にピアスしたり全裸で鳥の仮面かぶったりして、人間性が剥奪されていく快感がここにはあります。
    作者は女性なんでしたっけ? 登場人物の誰に感情移入しながら書いていたのかは、ちょっと気になります。

    0
    2019年07月07日

    Posted by ブクログ

    最高の恋愛小説じゃないですか。
    O嬢の物語でO嬢の告白視点のはずなんだけど、極力O嬢の感情は排していて、虐待を加えられるシーンなんかは肩すかしするぐらいシンプル。
    O嬢がそこまでする(される)動機を「愛してるわ」以外で語らないのが素晴らしいと思います。
    しかし最後がなぁ。
    なんとなくみんなに軽蔑されている風に終わっていたけれど、もっとなんていうか物になってほしかった。
    軽蔑の対象は人間だけでしょう?
    Oを是非軽蔑の対象にすらならない状態にしてほしかったです。

    0
    2014年02月15日

    Posted by ブクログ

    隷属する事。
    それは同時に自己の判断から解放された非常に自由な状態なのだろう。
    非常に美しい性描写が印象的

    0
    2009年12月02日

    Posted by ブクログ

    突然ですが、再々再々……、読。この河出文庫版1966年澁澤龍彦の「あとがき」にも納得。あとがきには、ポーリーヌ・レアージュは匿名女流作家で、実はジャン・ポーランのアナグラムか、あるいは女流作家ドミニック・オーリーとの合作か、とも。今さらほんとうに間の抜けたことを重ねますが、私は出逢った最初から、ここに「生物としての性別・女」を感じないではいられなかったのだ、と、あらためて。つまり、2002年「ユリイカ」に再録された鼎談(澁澤龍彦没後10年だから、実際は1998年?)に於て、矢川澄子自身が「『O嬢』は先ず自分が全文下訳した」といった発言をしているのを、私は漠然と見逃していたのだ、ということ(この時代の「澁澤」に、どれほど矢川澄子が混在・浸透しているのだろうか?)。で、それならば、わかる。同じ澁澤訳のマンディアルグとこの作品との違いもまた(もちろん、原著者が違うのだけれども、それにしても)。「わかる」と言ってしまったけれど、ほんとかな…?たとえば巖谷國士訳などと較べればもっと何か感じるのかな。あるいは、『イマージュ』ともう一度並べて読む、とか。専門外なのに、何をこんなに拘ってるんだろう(って、そもそも私の専門って何なんだ……?!)。【以下は、2009.05.04時点でアップした感想です】エロすぎることはありまへん、むしろ難解。このカヴァーになる前の澁澤訳で読んだ(今も持ってる)のですが、ここまでくると、「好悪」を別として、やはり芸術でしょう。あくまで、好悪を別として、です。(それで、私は「好き」なんだな、やっぱりこれが。何度繰り返し読んだかわかりません)。ところで仏ガリマールには、やっぱり憧れますね。小口をペーパーナイフで切って、そして、読む。つまり「袋綴じ」ってことか?というツッコミは無視することにして。

    0
    2011年07月19日

    Posted by ブクログ

    長い間ベールに包まれている作者による、言わずもがなの1冊。恋人ルネにより、ステファン卿に委ねられたO嬢が、自分の身に次々と起こる理不尽な状況をどこか他人ごとのように捉え淡々と語っていく。女性ならではの視点で書かれた究極のポルノグラフィ。内容の過激さばかりに注目されがちですが、恋人を想う女性の心理をロマンチックに描いた作品です。翻訳はいくつか出版されていますが、やはり澁澤龍彦訳が解説も秀逸

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    澁澤滝彦が翻訳を手がけた、所有される女性を書いた作品。不思議な感覚と、婉曲であるからこそますます引き立つエロチックが素敵!

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    たとえば注射針を刺される感触が嫌いでない方、あるいは過剰に嫌いな方には啓蒙の書になるかも。肉体の快楽よりも精神の快楽の方が断然イイんだよね。エロスは、描写でも過激な行為にでもなく、精神が纏っている社会的な衣服を徹底的に剥奪されてゆく、その優しい残酷さの中にあります。恋愛小説の欺瞞に食傷気味のアナタをきっと慰撫してくれるはず。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    序文の「奴隷状態の幸福」が気になって読んでみる。ただのドMの話かと思ったら違ってました。とは言っても超弩級Sと超弩級Mが絡むとんでもない話ではあるのですが・・・傷つけたり傷つけられたりすることが快感に繋がるという単純なことではなかった。責めてるほうはただただ相手の一切の自由を奪って自分のために奉仕させるのが楽しい。自由を奪われた方は痛みを喜ぶわけではなくとてつもなく苦しむのだけど、抵抗も許されなく奉仕する状態を抜け出すわけではなく、耐えている自分は相手のことを本当に愛しているのだとか誇りにすら思い始める。異星人並みに理解不能と思うけれど、19世紀に実際にあったバルバドス犯行がこの心理状況を表していると序文にあって驚いた。

    異常に束縛された状態がおかしいことだとわからなくなると、かえって考えることがなくて楽に感じることはあるし、自由に自分で考えてやってといわれると急にわからなくなってしまうことは過去に経験しているから、やっぱり人間はそういうところがあるのかもしれない。自分の中にもO嬢がまだいるのか、世の中にはそういうことを巧みに利用する人間がいるのか、と思うと心底恐ろしい。毒にも薬にもならない本があるとすれば、これは毒にしかならない本。だけど、自分の見たくない部分をえぐってくるナイフでもあり歪んだ鏡でもあった。

    0
    2026年01月30日

    Posted by ブクログ

    何たる一冊…………。
    結局Oは、男たちのオブジェ、蝋人形のような存在であったのか。
    フランケンシュタインのように、どんどん改造されていく恐怖、不安、嗚咽が生々しくそして痛々しい。
    奴隷制度がありましたよという訴えもあるが、その中身を抉り出してあるんだけど、性交渉の描写は実は殆どない。
    その幸福は、本物でありながら読み進めていくうちに感情論になっていき、ラストに近付くにつれ戦慄を齎される。
    これも運命なのかと考えさせられた一冊。

    0
    2019年06月07日

    Posted by ブクログ

    Pauline Réageが1954年にジャン=ジャック・ポーヴェール書店より刊行した小説。1975年に映画化され、ポルノだと思っている人が多いと思いますが、原作小説についてだけいえば、官能小説ではありません。サディスティックな描写、マゾヒスティックな描写、ホモセクシャルな描写やレズビアンな描写などもありますが、主人公Oの心理描写が大半を占めており、そういう部分を期待して読むとがっかりします。この心理描写が、とても細かいのでもの凄く生々しく、感覚を刺激してきます。澁澤龍彦の訳はさすがだと思いました。

    0
    2014年03月25日

O嬢の物語 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    河出文庫
  • タイトル
    :
    O嬢の物語
  • タイトルID
    :
    117596
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年04月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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