金原瑞人の作品一覧
「金原瑞人」の「天才たちの日課 女性編」「天才たちの日課」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「金原瑞人」の「天才たちの日課 女性編」「天才たちの日課」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
法政大学文学部英文学科卒。同大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了。『地球を救おう』(ベティ・マイルズ)で産経児童出版文化賞を受賞。その他著書に『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』、『大人になれないまま成熟するために 前略。「ぼく」としか言えないオジさんたちへ』などがある。また、訳書には『青空のむこう』(アレックス・シアラー)、『月と六ペンス』(サマセット モーム)などがある。
Posted by ブクログ
下巻は非常に面白かった。ミルドレッドとのいざこざ、株で大損をしたことによる極貧生活、医師としての活動、叔父との関係など様々なことを通じて、フィリップが人間として変化していく模様を描いている。
印象に残った箇所は数多くあるものの、一つあげるとすれば最後の箇所である。
>自分にできるのは、人のよいところを受け入れ、人の過ちに耐えることしかない。死を目前にしたイエスの言葉が記憶によみがえった。
あれほどキリストや牧師になることを否定したものの、最後は隣人愛のような考えに至っていく過程が非常に面白い。
ペルシャ絨毯のように複雑模様を織りなすことが人生も良いが、普通に平凡な人生を歩むこともま
Posted by ブクログ
ミルドレッドに振り回される主人公にイライラしながら早く手を引きなさい!と思いながら読んだ。文学作品はどうしようもない女性に振り回されがち??フィリップは理性的かと思いきや激情型で、ツッコミを入れながら一日で読んでしまった。
どうしようもない恋愛、身にならない画学生としての生活、医者として患者の生死に向き合う日々、友人たちの死、そして困窮した生活を通して自身の人生哲学を深めていく。フィリップは自身の人生からこの答えに行き着いた。すべての経験が彼の人生を形づくり、一つとして無駄なことはない。人生の意味とはそういうことなんだと思った。誰もが生きて成長して死ぬ過程で、様々な境遇で違う経験をして、そこに