無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
とても良かったー。
好み!
軽く読めるがしっかり奥深い。
一話が短く文字も大きめなので
てっきり低め年齢層からをターゲットとしている読み物なのかと思ったら、割と大人向けな印象。
長い本を読む気力は無いけれど濃いめの幻想文学を読みたいなぁ、って人にうってつけなのでは無いか。
在り方としてはカシュニッツの短編集と同じ香りがするなぁと思ったけども
あっちはもっとホラー寄りで辛辣な感じがするのに対して、コウヴィルはもっとファンタジー寄りで美しさが勝る感じですね。
個人的には「ぴっかぴかの部屋」「血の言葉」辺りが特に好きだったけれど、どれも良かった。
ブルース・コウヴィル初めて読んたが他のも読みたくなった!
Posted by ブクログ
「翻訳の名手がずっと訳したかった偏愛の短編集」
というキャッチコピーに惹かれて手に取った一冊。
あぁ、この夢の中のような装画が素敵だなぁと思っていたら、
先日読んだ『小泉八雲の世界一美しい怪談』も手がけられていた
橋賢亀さんのイラストだった。ふつくしい……
『奇妙でフシギな話ばかり』ブルース・コウヴィル
どの物語も、タイトルの通り奇妙なお話ばかり。
児童文学のようなやわらかさがあるのに、
ときおりハッとするような命のやりとりもあって、
ただ優しいだけでは終わらない。
✧
トップバッターの、天使から預かった箱を
一生をかけて守り抜く男を描いた「天使の箱」が美しい。
最初は、あれ? この終わり方? と思うのだけれど、
ふと、このラストの意味するところをずっと考えてしまう。
ある少年が狼の群れと出会う「群れを継ぐ」もとてもいい。
ミシェル・ペイヴァーの『クロニクル千古の闇』でも
狼と対話できる少年が出てきたけれど、
どうしてこんなにも心惹かれるのだろう。
ラストに収録された「美しい最期」は、
哀愁と悲哀、そして静かな余韻の残る結末が本当に素晴らしくて、
本書のなかでいちばんお気に入りの短編になりました。
✧
物語の傾向でいうと、
ケリー・リンクの『白猫、黒犬』と
シオドア・スタージョンの『不思議のひと触れ』を、
ゆるやかに混ぜたような雰囲気……とでも言うのでしょうか。
短編だからこそ立ち上がる幻想の世界を、
ほんの少しだけ覗き見しているような、
万華鏡のような一冊でした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
試し読み
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸