ユーザーレビュー ドン・キホーテ セルバンテス / 牛島信明 奇妙奇天烈で破天荒な物語なんだけど、愛さずにはいられないなぜか心惹かれる物語。四の五の言わずにまあ読んでおけと言いたくなる本。 Posted by ブクログ ドン・キホーテ 後篇三 セルバンテス / 牛島信明 訳者による解説は必読。この物語の卓越性が余すところなく触れられている。 物語という形式の万能さを本作品は示している。 最後の終わり方も見事。物語が物語で終止符を打つなんて華麗すぎる。 Posted by ブクログ ドン・キホーテ 前篇二 セルバンテス / 牛島信明 劇中作も、素晴らしい出来。演技が意味を持つ。三重に入れ子構造になっている。 とにかく、物語の多層構造を熟知した小説だ。 Posted by ブクログ ドン・キホーテ 前篇一 セルバンテス / 牛島信明 翻訳が良い。 今、読むとポストモダン的に響く。深読みができる。 サンチョの存在が面白い。 夢多きドンキホーテに対して、彼は冷静な現実の声を発するのだ。地に足が着いている。そこが単なるポストモダンではない由来だ。 Posted by ブクログ ドン・キホーテ 後篇三 セルバンテス / 牛島信明 狂気が薄れていく主人公と、 狂気を帯びていく登場人物たち。 読む前は長すぎると思ってたけど、 読み終えると全部必要な物語だったと思える。 折に触れて読み返したい。 p305 人を愚弄する者たちも愚弄される者たちと同じく狂気にとらわれていると思う p407 「ああ、旦那様!」と、サンチョが泣き...続きを読むながら叫んだ。「どうか死なねぇでくださいよ。それより、おいらのいうことを聞いて長生きしておくんなさい。 Posted by ブクログ 牛島信明のレビューをもっと見る