ドン・キホーテ 後篇三
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ドン・キホーテ 後篇三

1,287円 (税込)

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スペインが誇る世界文学の大古典。セルバンテス(1547-1616)の代表作。全6冊の最終巻。

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ドン・キホーテ のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • ドン・キホーテ 前篇一
    1,210円 (税込)
    騎士道物語を読み過ぎて妄想にとらわれた初老の紳士が、古ぼけた甲冑に身を固め、やせ馬ロシナンテにまたがって旅に出る。決定的な時代錯誤と肉体的脆弱さで、行く先々で嘲笑の的となるが…。主人公ドン・キホーテをはじめ登場する誰も彼もがとめどもなく饒舌な、おなじみセルバンテス(1547-1616)の代表作。新訳。(全6冊)
  • ドン・キホーテ 前篇二
    1,155円 (税込)
    スペインが誇る世界文学の大古典。セルバンテス(1547-1616)の代表作。全6冊の第2冊。
  • ドン・キホーテ 前篇三
    1,122円 (税込)
    前篇の舞台、16世紀から17世紀のスペインの片田舎で、意気軒昂たるドン・キホーテが「冒険」を演じているとき、そこには、実は何ひとつ変ったこと、非日常的なことは起っていない。彼の狂気が気だるく弛緩した田舎の現実を響き高くも勇壮な現実に変え、「驚嘆すべき、前代未聞の、目覚ましい冒険」を現出させる。(前篇完結)
  • ドン・キホーテ 後篇一
    1,133円 (税込)
    後篇では、ドン・キホーテの狂気は大きく様変りする。ここでは、もはや彼は自らの狂気に欺かれることはない。旅籠は城ではなく旅籠に見え、田舎娘は粗野で醜い娘でしかない。ここにいるのは、自らの妄想にではなく、とりまく者たちに欺かれるドン・キホーテ、現実との相克に悩み思索する、懐疑的なドン・キホーテである。
  • ドン・キホーテ 後篇二
    1,177円 (税込)
    「前篇」が騎士道物語に依拠していたように、「後篇」は「前篇」を下敷にしている。なんと「後篇」の登場人物の多くが小説『ドン・キホーテ』の存在を知っており、中には「前篇」を通読した者もいるという。「後篇」の冒険は、ドン・キホーテ主従が小説に描かれることによって得た知名度を土台に創り出される機智縦横の物語。
  • ドン・キホーテ 後篇三
    1,287円 (税込)
    スペインが誇る世界文学の大古典。セルバンテス(1547-1616)の代表作。全6冊の最終巻。

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ドン・キホーテ 後篇三 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    訳者による解説は必読。この物語の卓越性が余すところなく触れられている。
    物語という形式の万能さを本作品は示している。

    最後の終わり方も見事。物語が物語で終止符を打つなんて華麗すぎる。

    0
    2023年02月02日

    Posted by ブクログ

    狂気が薄れていく主人公と、
    狂気を帯びていく登場人物たち。

    読む前は長すぎると思ってたけど、
    読み終えると全部必要な物語だったと思える。
    折に触れて読み返したい。


    p305
    人を愚弄する者たちも愚弄される者たちと同じく狂気にとらわれていると思う

    p407
    「ああ、旦那様!」と、サンチョが泣き

    0
    2022年11月28日

    Posted by ブクログ

    ラストになると、もう読者は間違いなくドン・キホーテとサンチョのことが好きになっているはずです。彼は確かに狂気を抱いていますが、誠実で、利他的で、知的で、ユーモラスで、魅力に溢れています。そのキャラの魅力と、メタ視点の構造が合間って、とんでもない傑作です。タイトルを知っているだけで人生終わらなくて本当

    0
    2022年08月11日

    Posted by ブクログ

    狂っているように見えても、人間にとって大事なのはそこじゃない。ドン・キホーテが持っていた誠実さと真剣さと優しい心、それ故にみんな彼が大好きなのです。なんと愛おしきおじさんでしょうか。
    サンチョと司祭さんや学士さんたちと一緒に羊を追いかけている様子は想像しただけで幸せでいっぱいになります。
    …見たかっ

    0
    2021年11月07日

    Posted by ブクログ

    遂に本編をもって、一連のドン・キホーテ作品が完結してしまう。

    この事実はシリーズを通じて読んだ方にのみ訪れる寂寞の足音を痛感させるものだった。

    ドン・キホーテは自らの狂気から目覚め、正気のうちに死ぬのだ。そしてこのことは、私たちが愛したのは、彼の狂気そのものではなく礼節と正義の心であったことを

    0
    2015年08月13日

    Posted by ブクログ

    全六巻に及ぶ冒険譚も遂に完結。ドン・キホーテはもはや旅籠を城と見間違えず、豚の群れを合戦場と勘違いすることもない。サンチョだって知己に富んだ発言が所々で顔を出す。もはや狂気に囚われているのは彼らを愚弄する側であり、それを期待する読者の方なのだ。故郷に帰ることで遂に魔法から解放され、自らの名前を取り戻

    0
    2013年04月09日

    Posted by ブクログ

     ドン・キホーテが騎士との決闘に負けて故郷に帰り、正気に戻って死ぬまでの話である。公爵のいたずらは入るものの、死はあっけなく終わってしまう。

    0
    2012年06月14日

    Posted by ブクログ

    サンチョは夢であった島の領主を投げ出し、ドン・キホーテも一騎打ちに敗れて羊飼いになる決心をするが、正気に戻って死んでしまう。
    偽作 ドン・キホーテ続編でドン・キホーテを精神病院に送り込んだ人物まで出てくるし、最後にはドン・キホーテ自身が物語の登場人物だということを自覚している。ニョルニールのように村

    0
    2011年04月03日

    Posted by ブクログ

    全6巻の感想をまとめて。

    長編作品ということでなかなか挑戦する気持ちになれなかった作品だったけど、いざ読んでみるとテンポの良い冒険譚に引き込まれ、最後まで楽しく読むことができた。
    ドン・キホーテが本物の騎士ではなく、騎士道物語に影響された騎士であることが物語の最大かつ重要な特徴で、前編では彼の狂人

    0
    2025年04月21日

    Posted by ブクログ

    創作である騎士道物語を現実にあった存在だと思い込み、自身も遍歴の騎士となった狂人ドン・キホーテの最後の冒険。
    従士サンチョ・パンサと共にその狂人ぶりを周りから揶揄われ、笑われながらの旅。当人たちはいたって真面目に旅を続けているつもりでも、その滑稽さはやはり可笑しく、しかし少し虚しさも感じた。
    前編の

    0
    2024年05月30日

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