ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム

ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム

『ダ・ヴィンチ・コード』、『ミレニアム』シリーズ、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』――。ベストセラーが売れるのは偶然なのか? それとも黄金の法則が存在するのか? テキスト・マイニングと計量文献学の最新技術を駆使して読者を魅了する秘密のDNAを明らかにした、文学界騒然の注目作。

……andやdoという単語が、ベストセラーではそうでない本にくらべて2倍の頻度で登場する。一方、veryやpassionの使用頻度は半分程度だ……『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を分類してわかったことは、BDSM(性的虐待に対する嗜好)は確かに刺激的かもしれないが、それ以外の要素は決して奇異なものではない。鞭や目隠しはカムフラージュであり、コンマや動詞の使い方にいたるまで、ベストセラーの何たるかを深いところで理解している作家が物語を紡いで大成功を収めたケースにほかならない……。(本書より)

「人間の創造性の秘密の一端を、データとアルゴリズムを武器に説き明かした」――解説 西内啓(統計家)

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    日経BP
  • ページ数
    344ページ
  • 電子版発売日
    2017年03月24日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ベストセラーは予測できるのか」を、コンピューターで分析研究した1冊。

    生成AIが話題になるよりも前の出版で、学術的な雰囲気もあってとっつきにくいかと思ったら、面白くて一気読み。

    ほとんど「予測できる」といっていい分析結果の話は、そのまま人間の真理を突いてもいるようで、だから人々が熱狂して読みた

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    小説を統計処理するとそれでベストセラーになるのかどうか判断できるか?ってもので、具体的には使われている単語によるセンチメント分析でそのセンチメントのゆらぎがどのように流れるものがよいのか?ってところとか。タイトルとかテーマとかの部分はどこまで?って感じがするけどセンチメントとか、!の用法とか、しゃべ

    0
    2018年10月13日

    Posted by ブクログ

    最新の自然言語処理技術と機械学習を用いて、「ニューヨーク・ベストセラーズ」にランキングされるために必要な小説の要素を分析した一冊。使われている技術は(基礎研究としては)特にこれといって新奇性のあるものではないし、分析の結果判った「ベストセラーになる要素」も特にこれと言って奇妙なものはない。しかし、基

    0
    2018年06月14日

    Posted by ブクログ

    500冊のNYタイムズベストセラーとその他のノンベストセラーを読み込んだ傾向と対策の分析。
    プロット(感情の上下で示す)に特定のパターンはないが、上下はリズミカルである。もっともそれが優れているのがダヴィンチコードである。多くのテーマはなく、2、3のテーマが物語の1/3までで出てくる。そのテーマは普

    0
    2017年08月26日

    Posted by ブクログ

    購入。

    アメリカのベストセラーを分析して、その特徴を解説する。

    テキストマイニングと機械学習によりニューヨークタイムズ紙のベストセラーリスト掲載書籍とベストセラーにならなかった書籍の違いを分析している。
    分析の手法については概要を述べるに留まるので、専門知識がなくても理解できるように書かれている

    0
    2017年06月26日

    Posted by ブクログ

    AIを使ってベストセラーとそうでない本を自動的に文章から分類するアルゴリズムを作ったという話。どんな特徴を持つ本をAIはベストセラーと判断したかという結果よりも、AIを用いて文章から本の良し悪しを見分けるという発想が面白いと思った。

    0
    2020年04月12日

    Posted by ブクログ

    ベストセラーとなる小説にアルゴリズムは存在するのかをITを使って突き詰めた本。それらしい法則が提示されるが、自分は腹に落ちたわけではない。むしろ、日本語で書かれた小説の場合はどうなのか気になった。言語に関係ない法則(三幕構成にすること、規則的な力強い鼓動があることなど)もあるのだが、それを導いた経緯

    0
    2019年08月05日

    Posted by ブクログ

    テキスト・マイニングと機会学習によって、米国におけるベストセラー本が持つ特徴を抽出し、過去に出版された本がベストセラーだったかそうでなかったかをその本の内容(テキスト、文体、トピック等)のみで(尤もらしさとともに)判定するアルゴリズムを開発した研究者による著作。
    結果(ベストセラー本である(確率が高

    0
    2018年08月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    LDA(潜在的ディリクレ配分法)でトピックモデリングを実施し、その本にどういうトピックが含まれているか、またその他機械学習で売れている本とそうでない本の違いを解析した結果が書かれている。
    アルゴリズムが選んだベストセラーになる確率が一番高い本は「デイヴ エガーズ」の「ザ・サークル」だったそう。
    ジョ

    0
    2017年06月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    印象的な箇所のまとめ

    ・作家にはその作家特融のトピックがあり、読者はそれを求めている。トレードマークのトピックで3分の1を埋めた後は、残りの3分の2を別のトピックでうめて変化をつければ、それまでの本とは違う印象になる。この方程式はずっと続けてていくことができるし、実際、見事に守られている。大切なの

    0
    2017年06月18日

ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    日経BP
  • ページ数
    344ページ
  • 電子版発売日
    2017年03月24日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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