河野万里子の作品一覧
「河野万里子」の「悲しみよ こんにちは(新潮文庫)」「青い麦」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「河野万里子」の「悲しみよ こんにちは(新潮文庫)」「青い麦」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
読んでいる最中も、読み終わった後も、心の奥に仕舞われた感情にそっと触れてくるような小説だった。
作家に秀才と天才がいるなら、サガンは間違いなく後者だと思う。
主人公の17歳の女性シリルの心理描写をメインに話は進んでいく。
彼女の考え一つひとつがユニークであり、瑞々しく、活力に満ち溢れているが、その一方で、親しみやすくもあり、そして、寂しくもある。
若い欲望の中で本能に従いながらも理性を残している彼女の思考を追うことは、自分の中の本能と理性の対立に目を向けることになり、深い没入へと至る。
フランス文学らしい恋愛を主軸とした心理小説だったが、他の作品との特筆すべき差異は、寂しさや孤独感、空虚感が薄