河野万里子のレビュー一覧
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これまで何度かトライするも、数ページで挫折。子どもだまし、どこがおもしろいのかわからない。読み方が悪いのか。
今回、態度をあらため、リトライ。サン=テグジュペリ、本職は郵便貨物のパイロット、『人間の土地』や『夜間飛行』の著者。緊張感あふれる日常のなかで、片手間に心遊ばせるために書いた本、そう思って(そして本人が描いた水彩の挿絵も愉しむつもりで)、読んでみた。すると、どの話もウィットに富んでいるではないか。とくに、5番目の星、忙しい点灯夫の話がいい。数十年来の懸案がひとつ片付いた。
トライしたのは幾種類かの訳書。今回読み通したのは、新潮文庫の河野万里子訳。人からもらった昔の50フラン札(サン=テ -
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主人公の家に台風がやってくるところからはじまります。台風はパリの海でバカンスをしていた「わたし」と父の夕食の時間を襲います。台風によって別荘の窓は割られ、そこから吹き込んできた暴風雨がサラダやコーヒーの容器を壁に叩きつけ割ったりと大惨事で、「わたし」はもうバカンスは中止になるだろうといらいらを募らせました。そこで「わたし」はこの一夏の海で起こったさまざまな思い出に再会します。「わたし」の身に起こったさまざまな思い出に彼女は胸を詰まらせ、名状しがたいさまざまな感情の渦にのまれてしまうのです。ユニークな書き方で笑ったり、深刻になったり、とても感情を揺さぶられました。最後の「わたし」が感情を抑えき
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何度でも読みたい!
挿絵も美しく、寓話的で、読解というよりも味わって読み進められた。
王子様が旅の途中で出会う人々は、人間の愚かな側面を映し出していた。権威にしがみつく王様、称賛に酔う大物きどり、所有に執念を燃やす実業家、そして手段と目的の逆転を象徴する酒浸りの男。どの姿も、人間が陥りやすい愚かさを描いていて、滑稽ながら愛おしくも感じた。
作中に出てくるバラは、見栄っ張りで高飛車で嘘つきで、でも、王子様を愛していた。王子様はそのことを見抜くべきだったと後悔する。バラは矛盾を体現していた。矛盾を抱えたまま愛することが、生きていくうえで大切なのだと気づかされた。
キツネが王子様に「秘密」を教えてく -
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久しぶりに再読。
素敵な言葉が本当にたくさんある物語。
「きみが夕方の四時に来るなら、ぼくは三時からうれしくなってくる。」
は何度読んでも好きな言葉。
泣きそうなキツネが王子さまと別れるとき、「いいことなんてひとつもなかったでしょ?」と聞くと、「あるよ、麦畑の色が素敵に思えるようになったことだ」といったようなことを言う場面がすごく好きだった。
それから飛行士と王子さまが別れる場面も。
この星空のどこかに好きなきみがいて、そのきみが笑ってると思えば、夜空の星ぜんぶが笑ってみえる、全部の星が好きになる。
本当に素敵な考え方だ。
「そのうち悲しい気持ちがやわらいだら(悲しい気持ちは必ずやわら -
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ネタバレあまりに繊細で儚く悲しく、そして美しい
日本語に訳した文章ですら洗練されていて美しいのに、原文で読むとどれほどの感覚になるのかと思うと、好奇心をそそらられるようで、しかし少しためらいたくなる。
彼女の言葉遣いや言葉の選び方が、なぜこんなに美しいのか?と衝撃を受けた。
小説の最後に『悲しみよ こんにちは』の題名の意味がわかり、腑に落ちると同時になんとも言い表しづらい虚無感と淡い空気を感じた。
恋愛、家族、人間関係など、私も思春期の頃は主人公のように白黒つけるかのように、今見えていることが全てだと物事を捉えていたように思う。
主人公にとってはアンヌの言っていることがすぐに理解できなかったり -
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久しぶりに読み返したら、大人になった今だからこそ刺さる言葉がいっぱいでした…!
特に「数字ばかり気にする大人たち」っていう言葉が心に引っかかります。知らず知らずのうちに見えなくなっていた大切なものや、子どものころのワクワクする想像力を思い出させてくれる一冊でした。
王子さまが旅の途中で出会った、誰かのために一生懸命働く「点灯人」。
誰かのために心を尽くすことは、美しいことだなって。独りよがりな世界じゃつまらないな、とつくづく感じながら、まるで一緒に旅をしたような気持ちです。
自分の星でバオバブの芽を抜いたり、バラの世話をしたり……そんな誰かのために一生懸命だった王子さま自身の姿も目に浮かびま -
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『読んだことない作家さん読んでみよう』キャンペーン② サン=テグジュペリ『星の王子さま』。
長期積読本、多分表紙のデザインがいいのと、紙質がいい、そして安い!の3拍子で買ったのでしょう。
1943年に出版され、1944年、戦時偵察飛行中に行方不明、帰らぬ人となったとのこと。2000年にマルセイユ沖で残骸が発見されるも、遺体はなかったという。まるで星の王子さまのように。
いやぁ 深すぎて(_ _).。o○ 児童書ではないですね。人生の節目に読むべき作品でしょうか。
10代の見え方、20代の見え方でもかなり違いますねぇ。若人は大人はわかってないと王子に共感しますね。
30代、そして40