河野万里子のレビュー一覧

  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ため息が出る美しさ!!
    こんなに余韻に浸っていたいと思える作品に出会えて幸せ。
    読んでいるとほろ酔いみたいなフワフワしたいい気分にさせてくれる…

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    2026年08月12日
  • 星の王子さま

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    初めて読んだ
    王子様、王子様のバラやきつね、飛行士と出会えてよかった
    なかでも、きつねとの出会いは、王子様にとって気づきが大きくて大切な出会いだったのでは。

    私も、きつねと出会えてよかった
    王子様ときつねのやりとりを読む事ができて、人との出会いの大切さとか改めて感じ、これからの私を豊にしてくれると思う

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    2026年08月10日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    ネタバレ

    18歳でこんなに色々な立場の人間の感情を表現できるの凄い(特に男の)
    あぁ…美しくて悲しいものを読んだって感じ

    たまに「男の心情」みたいなのを書くのが上手い女性作家と出会うけど、18歳って…ただただ凄い

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    2026年08月06日
  • 星の王子さま

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    少し難しい所もあったけれど、感動するし良い作品だった。名言がとても心に刺さった。 心に残しておきたい一冊。

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    2026年07月28日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    普段の自分ならあまり好きではないであろう話にも関わらず和訳が読みやすかったのもあり不快にならなかった。
    若さ故の過ちの計画でまさかアンヌが死ぬとも思わず結局その後の2人は各々奔放に暮らしているのでもっとアンヌに男を見る目があれば等考え楽しめた。

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    2026年07月24日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公、父、父の恋人の物語。
    主人公にとって、父の恋人は心地の良い存在だった。彼女は完璧超人。越えられない壁。不安をとりのぞいてくれる。
    邪魔者でもあった。一緒に暮らしていると不自由になる。でも不自由だからこそ心地よかった。
    そんな彼女をいつか越えてしまうのではないか。
    彼女がただの人間であると気づいたときの同情心。そして主人公は彼女の死への罪悪感に苛まれる。内面描写が上手く重なり合っていた。

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    2026年07月23日
  • 星の王子さま

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    思っていたより表現が抽象的で分かりにくい部分もあったが、最後は感動した。
    特にキツネの「なつかせて」のくだりはよかった。

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    2026年07月21日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    とんでもない話です。

    多感で奔放な一面のある少女が、彼女をとりまく大人たちから、愛について、家族について、形のないなにかを受け取ったり渡したりしてゆき、ゆっくりと事態が動きながらしかし突然に結末が訪れます。

    正直なところ「悲しみよ こんにちは」じゃねえよ、と言いたくなってしまう気持ちもあります。でも、彼女にはどうしようもなかったのではないかという気もします。

    そのような、若さゆえともいえる多面的で変わりやすく繊細な心情を、写真のように瞬間でとらえつつ、刻々と移ろっていく様を映像のように巧みに文章に写し取っていて、とても10代が著したものとは思えませんでした。

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    2026年07月13日
  • 青い麦

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    「シェリ」がとても良かったので、読んでみた。

    イイ!たぶん、文学的にいうとこちらの方が評価されるのかしら?若い男女の恋という、当時としては斬新な設定。舞台が海辺の保養地になったことで、風景の描写がさらに豊かにこまやかに。若さが煌めいていて、感情の振れ幅も大きい。そして、ナゾの美女というミステリアスな展開、、、、すごく面白いです。たびたび出てくるツルニチニチソウの青い花というのが、描写としても鮮やかだし、含んでいる意味も深い。短いしスッキリと読めますが、読後感はどっしりして、色んな思いに耽ってしまいます。
    ただ、なかなかに残酷度が高まるため、読んでる時のヒリヒリ感が、個人的にはきつい。同じ星4つですが、好みとしてはシェリかな。

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    2026年06月17日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    シモンの求愛のあまりの若さに笑ったり、ロジェの色気に唸ったり、楽しい読書体験。
    読んでるだけでオシャレな女になれた気分になる。

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    2026年05月23日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    それぞれのキャラの心情が赤裸々に描かれすぎてて、読みながら気恥ずかしくてめちゃくちゃモゾモゾしちゃいました。

    タイトルになってるブラームスのところとか、トキメキすぎー!!!!ってツッコミまくりです。なんなら、最初から最後までずっとツッコミながら読んでました。

    フランスって小説でも映画でも結構歳上の人との恋愛を描くものが多いイメージなんだけど、年齢差がかなりの障壁になるような描かれ方だったのがちょっと意外でした。

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    2026年05月13日
  • シェリ

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    高級娼婦がどんな職業だったのか、鹿島茂さんの本で予習してから読んだのでよくわかった。
    それにしても今日でも50歳手前は、若作りしても無理が出てくる年齢なのに、美しいとはいえ20歳以上も歳の離れた年下と付き合うのは、なかなか自尊心を保つのが厳しく辛いことだろうと思った。恋愛に慣れているレアとはいえ。最後のシーンは特に辛い。
    美しい情景描写が得意のコレット。青い麦の方がハーブが香るような爽やかさがあって好きだけど、どちらも爽やかではないフランス独特の、年の差恋愛レッスン文化が背景にある話し。

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    2026年05月05日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    瀕死のカモメが
    たまたま居合わせた猫のゾルダに
    すべてを託す
    卵を産むけれど食べないで
    生まれてくるまで育てて
    そして
    飛ぶことを教えて欲しい

    ガッテン承知とばかり
    ゾルダは卵を温め始める
    雛が生まれると
    エサを探して食べさせる
    危険が迫ると仲間に助けを求め
    やがて飛ぶことを教える時が
    やってきた
    はたして猫たちは
    カモメのフォルトゥナータに
    飛ぶことを教えることができるのか?
    猫の中の猫ゾルダの逞しさと
    約束を守ろうとする意思の強さ
    たとえ種類が違っても
    愛することの素晴らしさ
    いろんなことを教えてくれるお話

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    2026年03月23日
  • 青い麦

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    海辺の風、ラヴェンダーの香り、洋服のローズ色、ヴァンカの青色の眼など、色彩や香りがとても美しく感じられる文章。
    若者の大げさな心の動きが青々しすぎて、まさにタイトルの青に通じる。
    白い服の女はいかがなものか?と思ったけど、鹿島茂さんの解説が見事にフランスの文化的背景で説明してくれる。さらに、ヴァンカが、作者コレットの育った環境を表していることもわかる。解説を読んであらためて深い納得感が得られる。
    読後の余韻が思いのほか長く、子どもの頃いろんな経験をして少し成長したような夏の終わりの虚脱感に似た感覚も思い出した。

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    2026年03月21日
  • 青い麦

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    結婚まで何年もあること、大人ではないから身動きがとれないこと、共感できる苦悩もあれば、その方向で苦悩するのね、というところもあって、よかった。花々の描写がとっても綺麗で嬉しい。堕落したいという気持ち、愛する人のために死のうとする気持ち、どれも仰々しくなることなく、自然なのが素晴らしい。

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    2026年03月16日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    海外文学は今までほとんど読んだことがなく、おそらくフランス文学を読むのははじめて。
    雑貨屋さんでたまたま見つけ、おしゃれな表紙に惹かれて購入。

    主人公のポールは39歳。
    「「若い女性」から「若々しい女性」へ女としてのカテゴリーが変わっていく・・」とは、
    今年でまさに39歳になる私にとって、
    心中穏やかでいられないフレーズ。

    ロジェとシモン。二人の間で揺れるポール。
    歳を重ねるにつれて、
    色々なものでがんじがらめになってしまって
    (それが、社会的なものなのか、
    自分の意思なのか、なんなのか)、
    うまく動けないさまが、
    おしゃれな文章とともに語られていて、
    あぁ、心がモヤモヤしたり、ドキドキしたり。
    うまく言葉では言い表すことができない感情の揺れが、
    物語全体を通して表現されていると感じた。

    あとがきにも書かれていた「孤独」。
    これ、ほんと、どうしようもない「孤独」だな、と。
    スラスラ読んでいるようで、実はものすごく心をえぐられながら読んだ気がする。

    読後はしばらく物思いにふけりたくなる作品。

    何個かドキッとしてしまうお気に入りのフレーズがあり、
    書き留めておきたい。
    フランス文学って素敵かも。

    これから海外文学にも触れていきたいな、と思った。

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    2026年02月08日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    ーー八歳から八十八歳までの若者のための小説
    と、あとがきにあるとおりのハートウォーミングなお話だった。何よりもタイトルが心ときめかせてくれるかわいいタイトルで良かった。大人が読んで楽しめる童話みたいな話っていうのは心安らぐ。

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    2026年01月31日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    一匹の猫が飛ぶことを教えるのではなかった 仲間や他者、生きることの尊さが胸に響く 劇団四季の舞台は素晴らしいのだろうな

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    2026年01月18日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    昔一度読んだことがあって、どんな話か忘れてしまってたんだけど、タイトル通りのストーリーだった(笑)
    でも、この本の猫たちは優しさと威厳に溢れていて、周りの冷たい目や困難に奮闘しながら、約束を果たすために試行錯誤する。とても強い心のキャットだった。
    諦めそうなとき、何かに挑戦するときに思い出したい本。

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    2025年08月17日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    先述の森瑤子の『情事』があまりに読後感が悪いというかしっくりこなかったので似て非なるこちらを。

    これなのよ、これ。
    この小説は1959年に23歳のサガンによって書かれたもの。23歳という若さで39歳という若くもかといって老いてもいるわけでもない女性ポールの心理をつぶさに描いている。
    その心理のキーとなるのは同年代の粗野で浮気性な恋人ロジェと、25歳の裕福な家庭に生まれ、ポールに一途な思いを寄せるぼんぼんシモン。
    長年結婚にも同棲にも踏み切らず、時に寂しい思いをさせられながらも、育んできた時間や愛着からなかなか気持ちを剥がすことができない恋愛と、瑞々しくて照れてしまうようなまっすぐさで求愛してくる若い男との新しい恋愛の間で揺れ動くポールの気持ち。
    刻一刻と変わる心理描写が、ただの愛だの恋だのからではなく、女の賞味期限が切れかけているのでは…という不安が相まっていることが切なくて。

    明らかに時代背景も設定もセリフの古いのに、ましてや外国文学なのに、でも文章はまったく古くない!これは訳者さんも素晴らしのだろうけど、原文なくして、なのだから。
    こういうものを名著って呼ぶのだなと納得。

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    2025年06月27日