河野万里子のレビュー一覧
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ネタバレ2026年のプレミアムカバー版を購入。
なんとなく読んでみたくなった。
結果が違えば、新しく母親になる人への反抗とか思春期だったねー的な笑い話で終わってたかもしれない。
本当に事故なのか、自殺なのか分からないけど、とっても悪い結果に。最後の終わり方も私は好きでした。なんやかんや新しい恋人出来たりしてていいと思います。一生心に残る傷でしょうが。
今まで自由にやってきた自分が好きだったのに、アンヌがいるとそれを否定されて落ち込む。というくだりが好きでした。なるほどと思いました。
父親との間でアンヌの話は厳禁になりそうw
野暮なツッコミですが、事故に遭った崖、今夏で6回目って大分異常だと思うのですが -
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ネタバレ一番心に残ったのはキツネと出会う場面。
「いちばんたいせつなことは目に見えない。」
「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ。」
大学生の時に文化人類学の授業で「家族とはなにか」をみんなで議論したときに自分の中で「過ごした時間の長さ」と結論づけたことを思い出した。
お金やお金を使って手に入るものは、お金持ちの人からするといくらでも手に入るものだけど、時間だけは平等で、時間を買ったり、「時間をかける」ことを誰かにかわりにやってもらうこともできないからこそ、真の愛を育むことができるのではないかと思う。
自分にはそこまで刺さる!というほどではなかったか -
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解説で小池真理子さんが「虚無」や「倦怠感」が漂う物語と書かれていて、激しく同意。
それに加えて、人生をどこか俯瞰して見ているような「諦念」を感じた。
18歳でこの作品を書いたサガンが、人間の未熟さや矛盾をここまで冷静に見つめていたことに驚く。
アンヌは理性的で成熟した大人というより、自分の理想の家族像へセシルと父を当てはめようとする人に見えた。
一方でセシルも父との自由な生活を守るために人をコントロールしようとする。
結局は誰もが自分のエゴを抱え、相手を変えようとしていた。
印象的だったのは、セシルが葛藤を「分裂」と表現する場面。
アンヌを慕う気持ちと失いたくない日常、そのどちらも本心とい -
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シェリもレアも痛々しくて見てられないと言うのが1番の感想
子犬系小悪魔男子のシェリが無邪気に甘えまくるのも、ラスト本人に面と向かって残酷な言葉を投げるのも、15歳くらいの設定ならまだ分かるけど、25歳となると一気に危険人物っぽさが増すように思う。
レアも若く華やかな自分とか、若い男の子を手玉に取る自分というアイデンティティにしがみついて、自らの老いを受け入れることができないのが気の毒。
作者の感情表現が巧いのだろうけど、それが故にリアルな世界で彼らとは接したくないと思ってしまいました。
奔放な恋愛観も理解が難しく、読んでいてずっとお好きにどうぞみたいな気持ちでした… -
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Posted by ブクログ
17歳のセシルは、魅力的な父とその愛人エルザと
ヴァカンスを過ごす。海が近い別荘だった。
シリルという年上の青年と出会い、惹かれ合う。
そこに、もう一人の愛人アンヌがやってくる。
セシルや父と正反対の、真面目で品がある美しい人。
でも、セシルの意見が軽んじられる場面が何度もあって
それでもアンヌのことを尊敬している、
そう思えるのはとても賢い証拠だと思う。
アンヌと父が結婚する、という話が出なければ平和に
過ぎたのに!父が取られてしまうことが嫌だったのかもしれない。セシルは父の気持ちを逸らそうと計画する。
エルザとシリルをくっつけて、父に見せびらかすことで
父の闘争心を煽ろうと!最後、父とエル -
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ネタバレ美しい。あまりにも緻密に、繊細に、恋が、恋の愚かさと美しさが、描かれている。
文体がとても好きだった。翻訳本でここまで文体を魅力的に感じたのは初めてだ。翻訳者さんが素晴らしいというのもあるのだろう。
ラストシーンといい、恋とはいかに滑稽なものか、という。
147 それでも彼女はシモンと暮らし、夜は彼の腕のなかで吐息を漏らし、時には自分から彼を抱きしめた。子供か、でなければ技巧に長けた愛人たちにしかできないような抱きしめ方で。所有欲にあふれながらも、所有というもののはかなさに怯えるあまり、その激しさに気づいていないような抱きしめ方で。 -
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Posted by ブクログ
立ち寄った本屋でふと目につき、そう言えば、題名は良く聞くけど読んだことなかったよなあと思い、買ってみた。この年になると、死ぬ時に「そう言えば、あの作品ってどんな話だったんだろう・・・」なんて考えることになったら嫌だなと思うのだ。
ポールは39歳の女性インテリアデザイナー。離婚歴があり、今はロジェという恋人がいるが、彼は遊び人でポールはいつも孤独を感じていた。
そんな時、ポールはクライアントの息子、25歳の美青年シモンと知り合う。シモンはポールに熱烈な恋をし、ポールは年齢差もあって最初は軽くいなしていたものの、やがてシモンの情熱に押され、心の隙間を埋めるようにその気持ちを受け入れ始める・・・