河野万里子のレビュー一覧

  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2026年のプレミアムカバー版を購入。
    なんとなく読んでみたくなった。
    結果が違えば、新しく母親になる人への反抗とか思春期だったねー的な笑い話で終わってたかもしれない。
    本当に事故なのか、自殺なのか分からないけど、とっても悪い結果に。最後の終わり方も私は好きでした。なんやかんや新しい恋人出来たりしてていいと思います。一生心に残る傷でしょうが。
    今まで自由にやってきた自分が好きだったのに、アンヌがいるとそれを否定されて落ち込む。というくだりが好きでした。なるほどと思いました。
    父親との間でアンヌの話は厳禁になりそうw
    野暮なツッコミですが、事故に遭った崖、今夏で6回目って大分異常だと思うのですが

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    2026年07月05日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    間違えて感想消してしまったので簡潔に……。

    セシルの一貫性のなさにやや腹が立つが、「一貫性がないキャラとしての一貫性」がある。
    アンヌも思ったより子供っぽくて登場人物みんな未熟。でも人間ってそんなものかも。フランスらしい。

    空気感や文体は好きなので、もっと深くまで理解したいと思った。

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    2026年07月04日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    一番心に残ったのはキツネと出会う場面。
    「いちばんたいせつなことは目に見えない。」
    「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ。」
    大学生の時に文化人類学の授業で「家族とはなにか」をみんなで議論したときに自分の中で「過ごした時間の長さ」と結論づけたことを思い出した。
    お金やお金を使って手に入るものは、お金持ちの人からするといくらでも手に入るものだけど、時間だけは平等で、時間を買ったり、「時間をかける」ことを誰かにかわりにやってもらうこともできないからこそ、真の愛を育むことができるのではないかと思う。

    自分にはそこまで刺さる!というほどではなかったか

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    2026年06月30日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    解説で小池真理子さんが「虚無」や「倦怠感」が漂う物語と書かれていて、激しく同意。
    それに加えて、人生をどこか俯瞰して見ているような「諦念」を感じた。
    18歳でこの作品を書いたサガンが、人間の未熟さや矛盾をここまで冷静に見つめていたことに驚く。

    アンヌは理性的で成熟した大人というより、自分の理想の家族像へセシルと父を当てはめようとする人に見えた。
    一方でセシルも父との自由な生活を守るために人をコントロールしようとする。
    結局は誰もが自分のエゴを抱え、相手を変えようとしていた。

    印象的だったのは、セシルが葛藤を「分裂」と表現する場面。
    アンヌを慕う気持ちと失いたくない日常、そのどちらも本心とい

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    2026年06月29日
  • シェリ

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    シェリもレアも痛々しくて見てられないと言うのが1番の感想

    子犬系小悪魔男子のシェリが無邪気に甘えまくるのも、ラスト本人に面と向かって残酷な言葉を投げるのも、15歳くらいの設定ならまだ分かるけど、25歳となると一気に危険人物っぽさが増すように思う。

    レアも若く華やかな自分とか、若い男の子を手玉に取る自分というアイデンティティにしがみついて、自らの老いを受け入れることができないのが気の毒。

    作者の感情表現が巧いのだろうけど、それが故にリアルな世界で彼らとは接したくないと思ってしまいました。

    奔放な恋愛観も理解が難しく、読んでいてずっとお好きにどうぞみたいな気持ちでした…

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    2026年06月27日
  • 星の王子さま

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    学生の頃に授業で読んで以来の『星の王子さま』
    読み返したいと思った時には新訳が何種類か出ていて、元々の内藤さん訳である岩波文庫と迷ったけれど、評判も良く何となく古典は新潮さんとの思い込みもあって河野さん訳を。
    名言を上げればキリがないのですが、こんなに深かったっけ?っとビックリしました。
    (授業で何を学んでた私?)

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    2026年06月20日
  • 星の王子さま

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    「大切なものは、目に見えない」
    シンプルだけど、普遍的なテーマ。

    王子様とバラの花は、男女の関係のよう。
    ワガママな彼女だけど、別れて気づく、彼女の大切さ。

    子供からみると大人って理解しにくい部分が多いこと…。酒浸りに王様気取り…
    数字にこだわる…これって想像力が子供に比べて乏しいってことかもね。


    大人になると、子供のころに感じていた気持ちをいつの間にか忘れちゃうから、心が疲れてる時にたまに思い出したように読みたい。

    意外と大人になってからの方が心に染みると思う。

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    2026年06月16日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    18歳の少女が書いたとは思えないほど、繊細な心理描写と南仏の美しい情景、世界観に引き込まれた。

    知的で真っ当な父の恋人と、欲望に忠実で自由な親子の相容れない人間関係、愛について…

    感じることが沢山ある小説だった。

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    2026年06月07日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    17歳のセシルは、魅力的な父とその愛人エルザと
    ヴァカンスを過ごす。海が近い別荘だった。
    シリルという年上の青年と出会い、惹かれ合う。
    そこに、もう一人の愛人アンヌがやってくる。
    セシルや父と正反対の、真面目で品がある美しい人。
    でも、セシルの意見が軽んじられる場面が何度もあって
    それでもアンヌのことを尊敬している、
    そう思えるのはとても賢い証拠だと思う。
    アンヌと父が結婚する、という話が出なければ平和に
    過ぎたのに!父が取られてしまうことが嫌だったのかもしれない。セシルは父の気持ちを逸らそうと計画する。
    エルザとシリルをくっつけて、父に見せびらかすことで
    父の闘争心を煽ろうと!最後、父とエル

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    2026年05月01日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    サガンは悲しみよこんにちわから入ったから、なんとなく雰囲気は知っていていたけど、儚くて虚ろなのがサガンだなと思う。
    この人は文体が本当にいい。
    内容は、うーん。
    ポールはそれでよかったの?って思っちゃう。
    ポールの心の機微がいまいち理解できなかった。
    でも人にオススメしたくなる本、なぜならサガンの書く文章は美しいから。

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    2026年02月15日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この後味の悪さはフランスを感じて嫌いじゃない。
    初めは惰性で読んでいたが段々と面白くなり夢中で読めた。コンプレックスって誰にでもあると思うが存外周りの人は気づいていないことが多いので、自分で気にしすぎてかえって自分の首を絞めてしまうこともあるなと思った。主人公は年齢を気にしすぎた

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    2026年02月01日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ネタバレ

    美しい。あまりにも緻密に、繊細に、恋が、恋の愚かさと美しさが、描かれている。
    文体がとても好きだった。翻訳本でここまで文体を魅力的に感じたのは初めてだ。翻訳者さんが素晴らしいというのもあるのだろう。
    ラストシーンといい、恋とはいかに滑稽なものか、という。

    147 それでも彼女はシモンと暮らし、夜は彼の腕のなかで吐息を漏らし、時には自分から彼を抱きしめた。子供か、でなければ技巧に長けた愛人たちにしかできないような抱きしめ方で。所有欲にあふれながらも、所有というもののはかなさに怯えるあまり、その激しさに気づいていないような抱きしめ方で。

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    2025年11月16日
  • シェリ

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    49歳で老境となってしまう時代。忍び寄る老いを感じながら、若い恋人が結婚し自分から離れていくのを鷹揚に構えながらも不安定なレア。続編もあるようだが、美しければ美しいほど、若さが失われていく実感が強いのかもしれない。ましてやその美貌だけで生活してきた身では、お金はあっても心は満たされず焦燥感でいっぱいなんだなぁと感じた。

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    2024年09月27日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    恋愛小説を読んでみたいなと思い
    初めて海外が舞台となってる小説を
    読みました。
    シモンの一途さが心に残ります。舞台が
    パリなので想像力を働かせました!笑
    少し難しい部分もありましたが大人の恋愛も
    なかなか大変だなあと感じます。

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    2024年09月16日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    使われてる言葉がとても綺麗で''フランス''を感じまくりの1冊でした。

    ただ私にはまだちょっと早かったかな、、、?と思ったのでもう少し歳を重ねてもう一度読んでみたいと思いました。

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    2024年07月10日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ずっと読みたかった作品の新訳版が登場。1961年に公開された映画『さよならをもう一度』の原作だ。観たはずだという記憶しかないが……。
    パリを舞台に、39歳バツイチのインテリアデザイナー・ポールと、その恋人であるロジェ、彼に紹介された顧客の息子で25歳のシモンの三角関係を描く。
    奔放な恋愛模様かと思いきや、発表されたのが1959年という時代ゆえか男尊女卑そのものでちょっと引いた。6年付き合ったが浮気者の男と、14歳も下だが一途な若者の間で揺れるポールが痛かった。

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    2024年06月30日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ネタバレ

    上白石萌音ちゃんが帯を書いていたので手にとる

    おもしろい
    タイトルで、自分が長年の恋人を本当に好きなのか、と自問する
    最後の最後でそうくるかと

    孤独、恋愛
    どうしようもない気持ち
    揺れ動く気持ち

    気持ちや風景の情景が美しくて何度も読みたい



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    2024年06月11日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    立ち寄った本屋でふと目につき、そう言えば、題名は良く聞くけど読んだことなかったよなあと思い、買ってみた。この年になると、死ぬ時に「そう言えば、あの作品ってどんな話だったんだろう・・・」なんて考えることになったら嫌だなと思うのだ。

    ポールは39歳の女性インテリアデザイナー。離婚歴があり、今はロジェという恋人がいるが、彼は遊び人でポールはいつも孤独を感じていた。

    そんな時、ポールはクライアントの息子、25歳の美青年シモンと知り合う。シモンはポールに熱烈な恋をし、ポールは年齢差もあって最初は軽くいなしていたものの、やがてシモンの情熱に押され、心の隙間を埋めるようにその気持ちを受け入れ始める・・・

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    2024年05月11日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    題名通りに、カモメの母親から卵を託された猫がカモメを育てて飛べるようにしてあげるまでのお話。
    訳者のあとがきを読んで、作者の人生からくる「異なる者どうし」が、心を通わせ共に生きていく世の中になってほしいという願いがこめられているんだなぁと思いました。

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    2024年04月30日
  • シェリ

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    本を読むのは速いほうだと自負しておりますが、この本はなかなか読み進められず、一度挫折してしまったぐらいです。
    途中で投げ出すのは嫌だったので、気を取り直して最後まで読みました。
    私との相性があまりよくなかったのだろうなと。
    この訳者のほかの本を読んだときには夢中で読んだので、原文の作者との相性の問題でしょうか。

    あとがき&解説には、私が知りたかった情報が書かれていたので、最後まで読んでよかったとは思っています。

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    2023年03月05日