河野万里子のレビュー一覧

  • 星の王子さま

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    始めあたりはよく分からないというのが本音…。

    1番大切なものは目に見えない。子どもの方が本質を見えているのは往々してあると思う。

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    2026年01月01日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ネタバレ

    美しい。あまりにも緻密に、繊細に、恋が、恋の愚かさと美しさが、描かれている。
    文体がとても好きだった。翻訳本でここまで文体を魅力的に感じたのは初めてだ。翻訳者さんが素晴らしいというのもあるのだろう。
    ラストシーンといい、恋とはいかに滑稽なものか、という。

    147 それでも彼女はシモンと暮らし、夜は彼の腕のなかで吐息を漏らし、時には自分から彼を抱きしめた。子供か、でなければ技巧に長けた愛人たちにしかできないような抱きしめ方で。所有欲にあふれながらも、所有というもののはかなさに怯えるあまり、その激しさに気づいていないような抱きしめ方で。

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    2025年11月16日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    なんか……フランスっぽい話だった。お父さんがかなりの放蕩ぶりだけど娘がそこまで嫌そうじゃないのは愛の国フランスだからなのか?私が読んだのは文学全集みたいなやつで、解説で「当時の中高年女性は汚れた本だとして年頃の子供には勧めなかった」と書いていたけど、まあそうだろうな……という感じはする。こんなに救いのない終わりだとは思わなかった。海外文学はやはり翻訳特有の読みづらさがあり、慣れないとなかなかスッと読めないなーと思った。あと、避暑地モノって映画でも良くあるけど、私は富裕層ではないので避暑地で過ごすバカンスに縁遠く、なんだか物凄く遠い話のように感じてしまうなーと思った。

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    2025年05月26日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    解説に書いてあるとおり1960年代の学生運動が盛んな時期、血気盛んな学生たちは男女問わずサガンを読んでいたというのだから、当時の時代にマッチした小説だったのだろうと思う。自分はセシルのような女性の考えを上手く咀嚼できなかった(読む年齢によっても違うのかもしれない)。
    終盤アンヌが激怒し出ていった時、父に「ばか、ばか!」ととんでもない難癖をつけ、「手紙を書きましょうよ!」と言う神経が全く理解できないけど面白くもあった。(父は「それはいい!」とか言うんだから、似たもの親子だな!と思いながら…)

    ところどころに出てくるセシルのセンチメンタルな感情と、それにともなう描写は綺麗ですーっと引き込まれてし

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    2025年04月28日
  • シェリ

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    49歳で老境となってしまう時代。忍び寄る老いを感じながら、若い恋人が結婚し自分から離れていくのを鷹揚に構えながらも不安定なレア。続編もあるようだが、美しければ美しいほど、若さが失われていく実感が強いのかもしれない。ましてやその美貌だけで生活してきた身では、お金はあっても心は満たされず焦燥感でいっぱいなんだなぁと感じた。

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    2024年09月27日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    恋愛小説を読んでみたいなと思い
    初めて海外が舞台となってる小説を
    読みました。
    シモンの一途さが心に残ります。舞台が
    パリなので想像力を働かせました!笑
    少し難しい部分もありましたが大人の恋愛も
    なかなか大変だなあと感じます。

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    2024年09月16日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    使われてる言葉がとても綺麗で''フランス''を感じまくりの1冊でした。

    ただ私にはまだちょっと早かったかな、、、?と思ったのでもう少し歳を重ねてもう一度読んでみたいと思いました。

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    2024年07月10日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ずっと読みたかった作品の新訳版が登場。1961年に公開された映画『さよならをもう一度』の原作だ。観たはずだという記憶しかないが……。
    パリを舞台に、39歳バツイチのインテリアデザイナー・ポールと、その恋人であるロジェ、彼に紹介された顧客の息子で25歳のシモンの三角関係を描く。
    奔放な恋愛模様かと思いきや、発表されたのが1959年という時代ゆえか男尊女卑そのものでちょっと引いた。6年付き合ったが浮気者の男と、14歳も下だが一途な若者の間で揺れるポールが痛かった。

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    2024年06月30日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ネタバレ

    上白石萌音ちゃんが帯を書いていたので手にとる

    おもしろい
    タイトルで、自分が長年の恋人を本当に好きなのか、と自問する
    最後の最後でそうくるかと

    孤独、恋愛
    どうしようもない気持ち
    揺れ動く気持ち

    気持ちや風景の情景が美しくて何度も読みたい



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    2024年06月11日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    立ち寄った本屋でふと目につき、そう言えば、題名は良く聞くけど読んだことなかったよなあと思い、買ってみた。この年になると、死ぬ時に「そう言えば、あの作品ってどんな話だったんだろう・・・」なんて考えることになったら嫌だなと思うのだ。

    ポールは39歳の女性インテリアデザイナー。離婚歴があり、今はロジェという恋人がいるが、彼は遊び人でポールはいつも孤独を感じていた。

    そんな時、ポールはクライアントの息子、25歳の美青年シモンと知り合う。シモンはポールに熱烈な恋をし、ポールは年齢差もあって最初は軽くいなしていたものの、やがてシモンの情熱に押され、心の隙間を埋めるようにその気持ちを受け入れ始める・・・

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    2024年05月11日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    題名通りに、カモメの母親から卵を託された猫がカモメを育てて飛べるようにしてあげるまでのお話。
    訳者のあとがきを読んで、作者の人生からくる「異なる者どうし」が、心を通わせ共に生きていく世の中になってほしいという願いがこめられているんだなぁと思いました。

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    2024年04月30日
  • シェリ

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    本を読むのは速いほうだと自負しておりますが、この本はなかなか読み進められず、一度挫折してしまったぐらいです。
    途中で投げ出すのは嫌だったので、気を取り直して最後まで読みました。
    私との相性があまりよくなかったのだろうなと。
    この訳者のほかの本を読んだときには夢中で読んだので、原文の作者との相性の問題でしょうか。

    あとがき&解説には、私が知りたかった情報が書かれていたので、最後まで読んでよかったとは思っています。

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    2023年03月05日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    港町に住む猫たちが、力を合わせて一羽のカモメを空を飛べるようにするまでの物語。

    海の重油にやられ、死を覚悟した一羽のカモメが、たまたま近くにいた猫に産み落とした卵を託す。その際、3つの約束を交わします。
    卵を食べないこと。雛が生まれるまで、卵の面倒をみること。ひなに飛ぶことを教えること。
    先の2つはともかく、果たして猫はカモメに空を飛ぶことを教えることができるのか?

    物語の中で、大切なことをたくさん知ります。子供から大人まで読める、優しい物語でした。

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    2023年01月20日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    児童文学ということになるのかもしれません。とてもやさしい文章で、ごく短いお話です。

    偶然にある約束をしてしまった猫が、その約束を果たすために奔走し、やがてそれが純粋な愛となり、種を超えた結びつきというものがあるんだ、ということを描いています。

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    2022年01月22日
  • シェリ

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    最初の数ページ、美しく若い少年のような愛人シェリが、50歳直前の高級娼婦レアの真珠のネックレスを弄びながら、僕にくれよ、僕の方が似合うよ、としゃべっているその場面に、思ったのはよくある大人の女向けのコミックスや安い小説類との、ものすごい類似性だった。
    つまり最初に軽蔑し、それでも興味からずるずる読んでしまったというわけだ。
    シェリの恋煩いとか、レアの才知ある言動とかそんなものは、それほど魅力を感じないが
    レアがついに受け入れざるを得ない老いというものと完全に向き合わされるラスト近くは、ああこれが書きたかったのかと納得した。
    評価が全て美と社交界におけるしゃれた知性のみから成る生き方は、さぞや苦

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    2021年06月28日
  • 青い麦

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    急に古典小説が読みたくなって、いつもお世話になってる光文社古典新訳文庫から青臭い青春小説の『青い麦』と『肉体の悪魔』の2冊を借りた。どちらも16歳の少年が人妻と初体験をしてしまう話で、その対照的な内容を楽しむのが目的だった。
    果たして結果は上々。2冊読まないとその違いがわからないので速攻で読んでの感想だけど、まず、フランス文学は難しい(そこかい!)。
    抒情的な表現や情景描写がいたるところに挟み込まれ物事は2行で済むのにそういった表現のおかげですごくスローペースなので、ジェットコースターなドラマ慣れしてるときつく感じる。逆にそれを楽しむのがフランス文学なんだろうけど、嵐が丘のヒースクリフとキャサ

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    2021年03月29日
  • シェリ

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    なんて芳醇な大人の恋愛小説なんだろう。
    自身の肉体の老いに加え24歳も年下の男性を愛した女の毅然とした姿がそこにあった。悩み、苦しみ、傷つきながらも己が人生にプライドを持つ女の美しさ。
    鮮やかな色彩描写で浮かび上がる麗しのパリを舞台に繰り広げられる恋。
    身を焦すその激しさは今を生きる私たちと何ら変わることなく、読者の心を揺さぶる。

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    2021年03月03日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    ネタバレ

    カタカナの地名が全然わからないけど、この本読むだけで世界一周できちゃいそう!大海原の上の空を舞ってる気分♪
    訳の河野万里子さんはなんと星の王子さまの翻訳家さんでもある!

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    2020年12月08日
  • 青い麦

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    おフランス…!という感じでした。
    ヴァンカ、本当に15歳?家庭的通り越してる気がしますがこの頃の外国の娘さんはこんな感じなのかな…
    カミーユのせいで…みたいになってたけど、小さい頃からお互いを知りすぎてるというのも問題アリなのかもしれないと思いました。苦い。

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    2020年09月15日
  • 青い麦

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    性的欲求のためかなり苦しんでいる主人公。
    人間模様の変化、官能の芽生えが瑞々しく描かれている。
    嫉妬や焦燥感、不安、悲哀と思春期ならではの陰影に富んだ心の機微が細やかに描かれていた。

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    2020年09月04日