ユーザーレビュー カモメに飛ぶことを教えた猫 ルイス・セプルベダ / 河野万里子 約束したことは港の猫の誇りにかけて必ず守る。 命からがら飛んできたカモメが最期に産んだ卵を守り、孵し、育て、飛ぶことを教えなければ。 あくまでもカモメをカモメとして愛し、尊重する。決して猫にしようなどとはしない。 猫たちは自分と違う者でも愛せるということを学び、カモメは手探りの中でも猫たちのサポート...続きを読むを受けて全力で飛ぶことに挑戦して成し遂げた。 Posted by ブクログ カモメに飛ぶことを教えた猫 ルイス・セプルベダ / 河野万里子 大人になる前に読みたかった一冊でした。 猫のゾルバが母カモメとの約束を守ろうと一生懸命になる姿に泣きそうになりました。 読んでると、人間というフィルターを挟まずに純粋に世界を見てるような感覚を味わえます。 僕が子どもの頃にこの本に出会えてたら、人生のどこかのタイミングでこの本を思い出す日があったに違...続きを読むいない。 Posted by ブクログ カモメに飛ぶことを教えた猫 ルイス・セプルベダ / 河野万里子 素敵なお話でした。 これを劇団四季が演じたら、どんな演出かなと思いながら読んだら、とても楽しかった。 Posted by ブクログ カモメに飛ぶことを教えた猫 ルイス・セプルベダ / 河野万里子 コミカルでチャーミングなこの物語には沢山の教訓が詰まっている。国境や人種、種別の壁を乗り越えて愛し合えること、交渉による解決が可能であること、全力で挑戦することの大切さ。ラストのゾルバがフォルトゥナータを見つめるシーンにホロリときた。 Posted by ブクログ カモメに飛ぶことを教えた猫 ルイス・セプルベダ / 河野万里子 元々、小学校の学芸会で小学校6年生の次男が取り組んだ劇として知った作品。月刊ふらんす誌3月号で河野万里子さんのエッセイを読み、彼女の訳であることを知り購入。積読していたが、この度、作者のルイス・セプルべダ氏が新型コロナウィルス感染のため逝去されたことを新聞記事で知り、読み始めた。 「みんなこのと...続きを読むきを、待ちわびていたのだ。猫だけが持ち合わせているすぐれた忍耐力のありったけで、若いカモメが飛びたいと自分から言い出すのを、待ち続けてきた。飛ぶためには、本人の決心が何より大切だということを、彼らはその叡智で知っていたからだ。」 自分にはその叡智が、忍耐力があるのか子供たちを思いながら、自問している。 Posted by ブクログ ルイス・セプルベダのレビューをもっと見る