河野万里子のレビュー一覧

  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    初めて読みました。6つの星で出会った人々。7番目に訪れた地球にはたくさんの人々が。「いちばんたいせつなことは、目に見えない」かなり深い物語なんですね。子供のころに読むより大人になって読んだほうが感じることが多いかも。きつねの話、薔薇の話が良かったですね。最後が胸が締め付けられるような寂しさでした。これは死ぬまでに何回も読んでみないといけない本ですね。

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    2025年11月23日
  • 星の王子さま

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    『星の王子さま』って、読むたびに世界が少しだけ明るく見えるようになる本だと思う。
    143ページという短さなのに、気づいたら一瞬で読み終わってて、ページをめくる手が止まらない。シンプルなのに深くて、静かに心の奥まで染みてくる。

    この物語は、恋人や友達、家族…自分の身近にいる大切な人のことを、もう一度まっすぐ見つめさせてくれる。
    “当たり前が、当たり前じゃないんだよ”って、そっと教えてくれる感じがする。

    どの登場人物も魅力的で、読んでいるうちに自然と心が寄り添ってしまって、気づけばみんなのことが大好きになってた。
    特に最後のシーンは切ないのに、美しさがあって…胸がきゅっとなるのに、なぜか前を向

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    2025年11月20日
  • 星の王子さま

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    名作です。
    大切なことは目に見えない。心に刺さりました。
    あとがきで作者を色々知れてよかったです。
    かなり深い物語でした。

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    2025年11月18日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初めて読んだのが高校1年の夏とかで、それ以来、毎年夏にこの小説のことを思い出していた。

    コーヒーと一緒にオレンジを丸かじりするシーンがやけに印象に残っていて真似っこするんだけど思ってたのと違う、を夏が来る度に繰り返してる。
    セシルの父譲りの自由奔放さに憧れたり、フランスのヴァカンスに憧れたり、この作品は小説としてより映画的なアイコンとして私の中に君臨している。
    セシルの万能感やわがままっぷりが可愛くてたまらなかった。
    父親の子供らしさやいい加減なところもキャラクターとしてチャーミング。
    親子共々の子供らしさが素敵なんだけど、それがこの物語の悲劇の輪郭を強くしている。

    セシルの言動によって周

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    2025年11月11日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    重苦しくて、身が切られるようで、空虚で投げやりな気分にさせるのに、滑らかで冷たい爽やかさと静けさを持つ作品。

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    2025年11月10日
  • 星の王子さま

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    キツネの言葉が素敵だった。
    私も何かを忘れている気がする。。
    もっと目に見えないものに目を向けてみようと思う。

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    2025年10月29日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    「星の王子さま」は今までで2回は最初から
    最後まで読んだ事がありました。
    今回で3回目になるので内容は
    だいたい覚えているのに、
    読めば読むほどより心を強く揺れ動かす本は
    この他にないと思います。

    1度目は中学生か高校生の時に読みましたが、
    正直何を言いたいのか分からず、
    王子さまの言葉も大して心には
    響きませんでした。
    特に王子さまがそれぞれの星を周って話をする
    描写は正直中弛みをしてるとさえ
    思っていました。
    「いちばんたいせつなことは、目に見えない」
    というセリフもありきたりな言葉だなと
    思った記憶があります。

    ただ、2回目、3回目と大人になってから読むと
    見え方がまるで変わってきま

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    2025年10月28日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    正しいやつは嫌われる、ただし美しければ少しまし、みたいなとこがフランスって感じ〜サガンまじ友達なりたい、て思う。

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    2025年10月26日
  • 星の王子さま

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    英語版しか持ってなかったから日本語版を購入
    全部の文章に感動してガチ泣きしてしまうので全然読み進められなくて焦った

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    2025年10月24日
  • 星の王子さま

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    たいせつなことは目に見えない。
    言葉ではなくしてくれたことをみる。

    昔一度読んだが詳細は忘れてしまっていた。大人になってから読むと深い言葉がたくさん染みる本。
    この本に出てくるおとなたちのように数字にとらわれ本質が見えなくならないようにしたい。
    小さな画面ばかり見るのではなくもっと窓の外をみてみようと思った。

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    2025年10月21日
  • 星の王子さま

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    ーいちばんたいせつなことは、目に見えないー
    読んでいると心がじんわりと温まる作品。
    挿絵もかわいい。

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    2025年10月20日
  • 星の王子さま

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    初読。名作だと知っていたが、こんなにも心に響くものだとは思っていなかった。最近、友人関係で悩むことがあったので、特にキツネが話をしている場面では今だからこそ学べることがたくさんあった。もし、こらから更に大人になって、知識も出来ることも増えたとき、足元にある小さな花を見つけるように、一旦立ち止まってこの本をまた再読したい。『星の王子さま』は私にとっての宝物になりました。

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    2025年10月15日
  • シェリ

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    49歳、元高級娼婦レアの色香漂う熟女の魅力が、余すところなく伝わってきます。美しい描写です。まとっている香水の香りまで漂ってきそうです。

    彼女と恋人関係にあるのが、25歳のシェリ。本書のタイトルになっています。年の差恋愛というだけでも、ドキドキがとまりません。2人の6年間の馴れ合い生活の後、シェリは19歳のエドメと結婚。

    シェリとエドメの新婚生活のぶつかり合いも読みどころですが、レアとシェリが別れた後の、それぞれの激しい心情の揺れの表現も、これまたスゴイ!

    寄せては返す波のようにバシバシ打ち寄せてきて、夢中になって読んでしまいます。老いと若さの対比については、遠慮なしです。(レアについて

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    2025年10月14日
  • 星の王子さま

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    言わずと知れた名作。

    大人になって、ステージを重ねるごとに読み返すべき本である。
    本当に大切なものを手放さないように。

    サン・テグジュベリは文学の天才であり、多分に詩的な人間であったと思うが、別に郵便局の航空配達人としても生きた人物であったので、文章に生きる上での苦悩が実感を伴って載っている。

    書評を書くにあたり、何か解説したり引用するのが蛇足でしかないと思わされた本だった。

    ちなみに狐の話は特に覚えておこう。

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    2025年10月13日
  • 星の王子さま

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    星の王子さま2冊目。1冊目の時には泣かなかったけど、今回は涙が出ました。改めて王子さまの心の美しさと、彼との別れに寂しさが込み上げて大切なものが壊れそうになる瞬間をこの目で見ている気がして心が痛みました。

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    2025年10月12日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    セシルは血のつながった父を一人の男性として意識している。そこに亡き母の代替となりうるアンヌが現れ、大きな脅威となった。エルザのような軽い女性は許容できるという対比が、アンヌの存在をより際立たせている。
    さらに行間を読み、セシルとレエモンに肉体関係があったと解釈することで、セシルの行動や心理がより深刻で病的なものとして映り、アンヌへの敵意が絶望的な抵抗として響いてくる。
    1950年代のフランス文学作品でありながら、そこに描かれた複雑な愛情、嫉妬、所有欲は時代を超えて共通する感情であることを改めて確認した。正統派解釈と享楽的解釈の両方で楽しむことで、文学の醍醐味を存分に味わえる傑作である。

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    2025年08月31日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    あたしこの本だいすき。セシルあんたのやり方とか気分で動くやり方がときに残忍でほんと狂ってるよっていうのを赤裸々に思考回路まで丸出しで書かれてて読んでて声出して『コイツ、マジかよ、、』って言いながら読んだ、、
    全部理屈で決めたくなる時とかにまたこの本のこと思い出したいなあ

    読んだ後の余韻がすごいよ

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    2025年08月30日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    読んでる途中は早く物語が進んでほしいっていう感覚があったけど、読み終わったときすごくすっきりした気持ちになった。こころにも似てた。すごく哲学的だと思った

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    2025年08月12日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    ネタバレ

    【ネタバレ】カモメのケンガーは、重油まみれで懸命に飛ぶがハンブルクのバルコニーに墜落した。そこには1匹の黒猫・ゾルバがいた。ケンガーは死ぬ直前、ゾルバに産み落とす卵を託す。3つの誓い残して;「卵を食べない」「ヒナが生まれるまで面倒を見る」「ヒナに飛ぶことを教える」。ゾルバはねこの仲間のサポートを受けこの3つの誓いを守り抜く。ゾルバと生まれてきた子カモメ・フォルトゥナータの成長、勇気、挑戦、最後までやり抜くこと、生きるうえで大切なことを猫から学んだ。さらに、環境汚染問題も人間には突きつけられている。⑤

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    2025年08月09日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    自分を可哀想に思うのは気持ちよくて、それが当たり前のように書かれていて、そういう説明のない観念的な人間の本能、矛盾と情熱と快楽が混ざっていて、命なんていくつあってもきっと足りないようなストレスと刺激、美しい日々が描かれていた。フランス人の激しい恋愛はこんな感じか〜と思うと羨ましさと同時に自分では絶対にこなせないだろうなという感じがする。果たして幸せなのはどっちなのだろうか?神なき人間の悲惨さなのだろうか?

    全体的な雰囲気が映画 “Call me by your name” のように美しく、読んでいて鮮明に景色が浮かび上がり優雅な気持ちになれる、その世界にずっと浸れる感じが気持ちよかった。

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    2025年07月24日