河野万里子のレビュー一覧

  • 星の王子さま

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    たぶん子供の頃、学校の図書室で何とはなしに読んで以来となるけれど、今回また読んで思ったのは、多くの人がそうであるように、かつて王子様側だった自身が、今度はパイロット側の視点に立って、あの頃の王子様に再会したような気持ちになった。当然見え方も変わり、冒頭からの「〜心から話ができる人もないまま、一人で生きてきた。」という一文に妙に感じ入ってしまったり、何かと気まぐれで気を揉ませる花に男女愛の難儀を思ったりで、全体的には無垢で童話的な印象ながらも、今大人として読むと、ところどころに痛切な味わいがある。

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    2026年07月12日
  • 星の王子さま

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    人と出会うと、これまで見てきた世界がきらめき出し、幸せな時間が増える。別れは悲しいけど、星空を見て笑顔になれたり、悲しいことだらけじゃない。「いちばんたいせつなことは、目に見えない」。いくつかの目に見えないたいせつなことを、教えてくれた作品です。

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    2026年07月12日
  • 星の王子さま

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    これまで何度かトライするも、数ページで挫折。子どもだまし、どこがおもしろいのかわからない。読み方が悪いのか。
    今回、態度をあらため、リトライ。サン=テグジュペリ、本職は郵便貨物のパイロット、『人間の土地』や『夜間飛行』の著者。緊張感あふれる日常のなかで、片手間に心遊ばせるために書いた本、そう思って(そして本人が描いた水彩の挿絵も愉しむつもりで)、読んでみた。すると、どの話もウィットに富んでいるではないか。とくに、5番目の星、忙しい点灯夫の話がいい。数十年来の懸案がひとつ片付いた。
    トライしたのは幾種類かの訳書。今回読み通したのは、新潮文庫の河野万里子訳。人からもらった昔の50フラン札(サン=テ

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    2026年07月07日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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     主人公の家に台風がやってくるところからはじまります。台風はパリの海でバカンスをしていた「わたし」と父の夕食の時間を襲います。台風によって別荘の窓は割られ、そこから吹き込んできた暴風雨がサラダやコーヒーの容器を壁に叩きつけ割ったりと大惨事で、「わたし」はもうバカンスは中止になるだろうといらいらを募らせました。そこで「わたし」はこの一夏の海で起こったさまざまな思い出に再会します。「わたし」の身に起こったさまざまな思い出に彼女は胸を詰まらせ、名状しがたいさまざまな感情の渦にのまれてしまうのです。ユニークな書き方で笑ったり、深刻になったり、とても感情を揺さぶられました。最後の「わたし」が感情を抑えき

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    2026年07月06日
  • 星の王子さま

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    何度でも読みたい!
    挿絵も美しく、寓話的で、読解というよりも味わって読み進められた。
    王子様が旅の途中で出会う人々は、人間の愚かな側面を映し出していた。権威にしがみつく王様、称賛に酔う大物きどり、所有に執念を燃やす実業家、そして手段と目的の逆転を象徴する酒浸りの男。どの姿も、人間が陥りやすい愚かさを描いていて、滑稽ながら愛おしくも感じた。
    作中に出てくるバラは、見栄っ張りで高飛車で嘘つきで、でも、王子様を愛していた。王子様はそのことを見抜くべきだったと後悔する。バラは矛盾を体現していた。矛盾を抱えたまま愛することが、生きていくうえで大切なのだと気づかされた。
    キツネが王子様に「秘密」を教えてく

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    2026年06月29日
  • 星の王子さま

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    なんか泣きそうになった。長い間忘れかけていた大切なことを思い出させてくれたような気がする。でも私ももう大人なので、この気持ちをすぐに忘れちゃうと思います。だから気づいたときにこの本を読み直して忘れないようにしたい。

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    2026年06月28日
  • 星の王子さま

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    たいせつなことは、目にみえない。
    なつく には時間がかかる。
    これから読み返すとき、どんなタイミングで
    読みたくなるのか…
    楽しみ。
    本との付き合い方、本が前よりもっと
    たのしいものになってきた❗️

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    2026年06月20日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    キツネと王子さまの関係が印象的だった。絆を結んだ相手との別れは悲しいけれど、王子さまと仲良くなったからこそキツネは麦畑の色を好きになった。パイロットと王子さまの関係も。パイロットにとってはどこかに王子さまの星がある夜空が特別になって、王子さまも星を見れば滑車のついた井戸を思い出す。誰かを好きになるってことは、目に映る景色がいつもより特別になるってことなのかなと思った。

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    2026年06月18日
  • 星の王子さま

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    久しぶりに再読。
    素敵な言葉が本当にたくさんある物語。

    「きみが夕方の四時に来るなら、ぼくは三時からうれしくなってくる。」
    は何度読んでも好きな言葉。

    泣きそうなキツネが王子さまと別れるとき、「いいことなんてひとつもなかったでしょ?」と聞くと、「あるよ、麦畑の色が素敵に思えるようになったことだ」といったようなことを言う場面がすごく好きだった。

    それから飛行士と王子さまが別れる場面も。
    この星空のどこかに好きなきみがいて、そのきみが笑ってると思えば、夜空の星ぜんぶが笑ってみえる、全部の星が好きになる。
    本当に素敵な考え方だ。

    「そのうち悲しい気持ちがやわらいだら(悲しい気持ちは必ずやわら

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    2026年06月14日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    若い時に、サガンに夢中にになった時期があった。今回、久々に読みたくなった。以前はたくさんあった新潮文庫のサガンはだいぶ絶版が多くなり、新刊書店ではこの本と悲しみよ こんにちは、しかない。
    あの頃大人の女性だと思っていた39歳もとっくに過ぎ、むしろ夫人の年齢に近くなった今読むとまた新鮮だ。これぞ、サガン。これぞ、思い描くパリ。大人の恋愛。赤ワインを片手に読みたくなる。
    古本屋さんでサガンを見つけたいな。サガンの世界、今なら憧れだけでなく少しは分かるような気がする。

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    2026年06月13日
  • 星の王子さま

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    2026.34

    映画『箱の中の羊』を観たあと
    本棚の奥で眠っていたこの本を読んだ

    星の王子さまの話自体には
    そこまで心を掴まれた幼少期ではなかったけど
    大人になってようやくこの素晴らしさに気付いた
    泣きながら読んだ

    河野万里子さんの訳者あとがきまで素晴らしかった

    映画の副読本として
    映画鑑賞後に読むことをぜひおすすめしたい

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    2026年06月09日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    これを18歳が書いたのか!と最初は驚いたけれど、18歳だから書けたのかもしれない。
    恋愛は人をどうさせるのか、自由を求める気持ち、全編がなんだか哀しくて愛しい。
    舞台は南仏の夏、退廃的で虚無的な雰囲気にはいい大人きなってもやっぱり憧れます。
    新訳の新潮文庫の装丁も素敵。

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    2026年06月06日
  • 星の王子さま

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    有名でストーリーも分かってるけど、実は読んでいない本の筆頭だった、星の王子さま。ついに読めました。
    大切なものは目に見えない。
    有名なフレーズも読みました。思っていたよりも、切ない文章で繊細さを感じました。読んで良かったと思える、名著でした。
    いつも思うけれど、こんな素晴らしい本、素晴らしい世界に今どき550円で出会えるなんて、とても素敵なことです。

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    2026年06月03日
  • 星の王子さま

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    目には見えない大切なものや、友達、、大事なものが思い出せたような気がします。あったかい物語でした( ; ; )

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    2026年06月02日
  • 星の王子さま

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    子供の絵本から興味を持ち、読んでみた。
    「一番大切なものは目に見えない」とても印象的な言葉。星の王子様はバラと離れて旅に出る。様々な星の人と出会うことでバラに対する思いが強くなる。とても奥深い作品だった。

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    2026年05月26日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あまりに繊細で儚く悲しく、そして美しい

    日本語に訳した文章ですら洗練されていて美しいのに、原文で読むとどれほどの感覚になるのかと思うと、好奇心をそそらられるようで、しかし少しためらいたくなる。

    彼女の言葉遣いや言葉の選び方が、なぜこんなに美しいのか?と衝撃を受けた。
    小説の最後に『悲しみよ こんにちは』の題名の意味がわかり、腑に落ちると同時になんとも言い表しづらい虚無感と淡い空気を感じた。

    恋愛、家族、人間関係など、私も思春期の頃は主人公のように白黒つけるかのように、今見えていることが全てだと物事を捉えていたように思う。

    主人公にとってはアンヌの言っていることがすぐに理解できなかったり

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    2026年05月21日
  • 星の王子さま

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    久しぶりに読み返したら、大人になった今だからこそ刺さる言葉がいっぱいでした…!
    特に「数字ばかり気にする大人たち」っていう言葉が心に引っかかります。知らず知らずのうちに見えなくなっていた大切なものや、子どものころのワクワクする想像力を思い出させてくれる一冊でした。

    王子さまが旅の途中で出会った、誰かのために一生懸命働く「点灯人」。
    誰かのために心を尽くすことは、美しいことだなって。独りよがりな世界じゃつまらないな、とつくづく感じながら、まるで一緒に旅をしたような気持ちです。
    自分の星でバオバブの芽を抜いたり、バラの世話をしたり……そんな誰かのために一生懸命だった王子さま自身の姿も目に浮かびま

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    2026年05月20日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    きびしいアンヌの視線が、重くのしかかってくるようだ。誰でもいいからどうにかして、この時間を終わらせてと私は必死で願った。アンヌの両手が、私の顔を上向ける。わたしは視線を合わせるのが怖くて、きつくまぶたを閉じる。そこから涙があふれ出すのを、私は感じていた。衰弱の涙、不手際の涙、快楽の涙。するとアンヌは、あらゆる質問をあきらめたかのように、なにも知ろうとしない静かな動作で両手をおろし、わたしをはなしたのである。

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    2026年05月12日
  • 星の王子さま

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    大人になった今読めてよかった。
    ああ、そうだった、大切な人を作るには数字や目では見えないものと心で会話する必要があったね。
    子どもの頃は簡単にできていたのに、大人になったらとんでもなく難しいことになってしまったなぁ。

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    2026年05月04日
  • 星の王子さま

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    『読んだことない作家さん読んでみよう』キャンペーン② サン=テグジュペリ『星の王子さま』。
    長期積読本、多分表紙のデザインがいいのと、紙質がいい、そして安い!の3拍子で買ったのでしょう。

    1943年に出版され、1944年、戦時偵察飛行中に行方不明、帰らぬ人となったとのこと。2000年にマルセイユ沖で残骸が発見されるも、遺体はなかったという。まるで星の王子さまのように。

    いやぁ 深すぎて(_ _).。o○  児童書ではないですね。人生の節目に読むべき作品でしょうか。

    10代の見え方、20代の見え方でもかなり違いますねぇ。若人は大人はわかってないと王子に共感しますね。
    30代、そして40

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    2026年05月04日