河野万里子のレビュー一覧
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ネタバレ「ものうさと甘さがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しいりっぱな名前をつけようか、私は迷う」こんな一文から始まる話。
鮮やかな語彙で彩られる細やかな感情たち。美しいと思う。
狡猾な策士なのに、若々しくて至らなさのある主人公。最後のほうのアンヌへの手紙を書く場面は、青春、失敗という単語をイメージした。痛々しく、印象深い。好きなシーンだった。
読み返すと、案外車に関する描写が多い気がする。気のせいかな。
「車の中ほど人に対して友情を感じる場所はないのだ。/もしかしたら同じ死に身を委せているのだった」「車の中は/眠るために具合よくできている」なんだか車って、家みたいな場所 -
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クリスマスが好きでした。
サンタさんからプレゼントが貰えるからではなく、それも理由の一つかもしれませんが、「クリスマス」というだけでどうしようもなくワクワクしてしまうからです。
同じような理由で、祖母の家も大好きでした。そこで時々会える従姉妹と一緒にするゲームも。
僕はプレゼントやゲーム自体を一番に楽しんでいるわけではありませんでした。サンタさんという不思議な存在、または祖母の家に漂う安心感、従姉妹への頼もしさ、僕はこれらのささやかですが特別な感覚を味わい、大切にしていたのです。
しかし僕は、知らぬ間に、それらを少しずつ手放しています。ただ、それは避けられるものではなく、時には必要でもありま -
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どんな感情であっても、きちんとあいさつしよう! (笑)
すこし前に、三島由紀夫さん『午後の曳航』の感想で、「解説」にフランソワーズ・サガンさん『悲しみよこんにちは』について書いてあったと教えていただきました。
『午後の曳航』の解説を確認、久間十義さんでした。
みると久間さんが二十代に初めて読んだときの感想が「古典悲劇的」と感じられたそうで、「・・・、意地悪く言えばサガンの『悲しみよこんにちは』の男女を取り違えた変形バージョンであり、・・・」(p216)、と書かれています。特に比較はされていないようでした。
それでは、わたしが片寄った考えで比べましょう。
主人公を比べます。『午後 -
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一気読み。五感に残る、読むだけで南フランスを想像できる文章。18歳でこれを書いたの凄過ぎる。
十代で文学に造詣の深さができ過ぎているのを感じた。
彼女は文豪らしい、、麻薬中毒、度重なる再婚、脱税の発覚などもあった。それでも文学作品を作ることへの執念の炎は消えなかった。
所々に吹き出すくらい笑ってしまうセシルの行動もあるが、アンヌの人生の核心をつくような言葉に心が抉られたりもする。
結局若気の至りの恋って全く愛じゃないんだなぁ、、
アンヌみたいな、一途に人を愛せて自分を律する者が結局本能的に生きてる人たちから傷つけられてしまう。死にかたさえも優しかった。
人生本棚入り。さすがの名著。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分は過去に一回この本を読んだことがあった。
結構小さいころに読んだのでその時は正直にいうとよく分からなかった。
でも「良かった」というのだけ頭にこびりついたのを覚えている。その事を急に思い出し、読み返してみるかと思い再読。
読み終わって思ったのは本当にいいセリフが多いなと感じた。
もうキリがないくらい、いいセリフがあるが特にキツネのセリフが良かった。
「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない。」
本当にその通りでしかないなと思った。
思いかえしてみれば、昔読んだときの
「良かった」という感情は目に見えない。
だけど、「良かった」と思うことが自体が大