河野万里子のレビュー一覧
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購入済み
優しい言葉づかいです
他の人の訳を読んだことがあります。この本はそれぞれのキャラクターに合った言葉づかいでした。あたたかく、切ない気持ちになりました。
訳者あとがきも良かったです。
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購入済み
歳を重ねてたまに読み返す。
読む度に印象感想が変わる
違う作品みたいだなってくらい
面白いね。また数年経ったら読もうかな
なんとなく手に取って読み返す
そのくらいの気持ちがいい
思いがけずってのが、楽しさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ元々、小学校の学芸会で小学校6年生の次男が取り組んだ劇として知った作品。月刊ふらんす誌3月号で河野万里子さんのエッセイを読み、彼女の訳であることを知り購入。積読していたが、この度、作者のルイス・セプルべダ氏が新型コロナウィルス感染のため逝去されたことを新聞記事で知り、読み始めた。
「みんなこのときを、待ちわびていたのだ。猫だけが持ち合わせているすぐれた忍耐力のありったけで、若いカモメが飛びたいと自分から言い出すのを、待ち続けてきた。飛ぶためには、本人の決心が何より大切だということを、彼らはその叡智で知っていたからだ。」
自分にはその叡智が、忍耐力があるのか子供たちを思いながら、自問してい -
Posted by ブクログ
2026.51
夏のおすすめとしてSNSで紹介されており気になっていたところに、新潮社文庫50周年のプレミアムカバーが藤色で素敵だったので購入。
美しい夏を感じる描写が多く、それらがみずみずしくて、これは確かに夏にぴったりの本だなあと思った。初夏に読むべきだった。
読みやすいのは河野万里子さんの訳だからなのかもしれない。他にも河野万里子さん訳の作品があるなら読んでみたい。
巻末にある作家の小池真理子さんによる文章も素敵だった。わたしの知らない"あの頃"の雰囲気を想像しながら読んだ。
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P31 わたしはコーヒーカップとオレンジを一個持って、ゆったり石段にす -
Posted by ブクログ
ネタバレ一文一文を読むのがとても楽しかった。綺麗でした。
最初は、夏の別荘で過ごす少女の青春小説のようなイメージで読み始めたけれど、死までつながっていくとは思わず、思っていた以上に重い話だった。セシルの行動には、悪いことをした少女の話として片付けるのではなく、自由でいたい、自分の生活を変えたくないという気持ちが、少しずつ取り返しのつかない結果につながっていくところが印象に残った。
「罪は、現代社会に残った唯一の鮮明な色彩である」という一文が印象的だった。罪そのものを肯定しているのではなく、社会の中で感情や欲望を抑えて生きる人間にとって、罪はむしろ自分の欲望や感情がむき出しになる瞬間なのかなと思った。そ -
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Posted by ブクログ
タイトル「ブラームスはお好き」は、40歳を目前にした主人公ポールの青春時代を想起させ、ターニングポイントとなる大切な一言だった。
女って、身体の特徴やバイオリズムの影響もあるから、多分何歳になっても複雑で繊細かつ微妙な心の動きをする。
だから、男性が女性の気持ちを理解するのは、難しいこともあるのかもしれない(逆も然り)。
結局のところ、慎ましいポールも、その恋人で自由を愛するロジェも、「慣れ親しんだ風景が楽」なのだろう。
悲しいことに今の私は、そこに共感できてしまう年齢なので、ポールのことはなんか許せてしまった。
この作品、サガンが24歳で書いた作品とのこと。
随分と早熟だったのか…と -
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Posted by ブクログ
とんでもない話です。
多感で奔放な一面のある少女が、彼女をとりまく大人たちから、愛について、家族について、形のないなにかを受け取ったり渡したりしてゆき、ゆっくりと事態が動きながらしかし突然に結末が訪れます。
正直なところ「悲しみよ こんにちは」じゃねえよ、と言いたくなってしまう気持ちもあります。でも、彼女にはどうしようもなかったのではないかという気もします。
そのような、若さゆえともいえる多面的で変わりやすく繊細な心情を、写真のように瞬間でとらえつつ、刻々と移ろっていく様を映像のように巧みに文章に写し取っていて、とても10代が著したものとは思えませんでした。