河野万里子のレビュー一覧

  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ブラームスのコンサートに行ったので、本も読んでみようかと
    『美しくあろうと情熱を傾け「若い女性」から「若々しい女性」へ女としてのカテゴリーが変わっていくことに抵抗していた』と言う一文を気に入って買った。サガン24歳の時の作品!でも、モーツァルトもそうだけど、一緒に暮らしたくないタイプってAIに言ったら「だからこそ、読むのが一番!聴くのが一番!笑 」って言われた

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    2025年07月20日
  • 星の王子さま

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    河野万里子さん訳 集英社の池澤夏樹さんの訳に比べて、文末や会話が柔らかい感じ。
    私は先に池澤さんのを読み、あとから河野さん。
    初心者が読みやすいのは河野さん、深く世界観にひたるなら池澤さんかなぁ。
    とは言え、やはりお話大好き。どちらの訳でも好き。

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    2025年12月02日
  • 星の王子さま

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    小学生の頃1度読んでよく分からなかった思い出がある。今大学生になってもう一度読んでみて、どうして自分は大人になってしまったんだろうと感じた。「大人はいつも変だ」と王子様は言うが、子供の頃は何が本当に大切なのかを分かっていたような気がする。今はもう目に見えているものしか分からなくなってしまった。この本をもう一度読んで本当に良かったと思う。目の前にある物をひとつひとつ大切にして生きたい。星を見ればきっと王子様が笑ってる。

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    2025年12月08日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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     素敵な物語だ。ドイツの港町ハンブルグに住む黒猫のゾルバのもとに、船から投棄された原油にまみれて瀕死のカモメが墜落する。カモメは、これから卵を産み落とすという。そしてゾルバに三つの約束を誓わせる。

    1.卵を食べない
    2.ヒナが生まれるまで、卵の面倒を見る
    3.ヒナに飛ぶことを教える

     そして、ゾルバは仲間の猫たち<大佐>とその<秘書>、<博士>や<向かい風>と約束を実行すべく奮闘する。だが、三番目の約束をどうするか。猫は飛べないのだ。そしてゾルバは、タブーを破ることを提案する。

     本作に登場する猫とカモメ、ネズミ、チンパンジー、そして人間。「異なる者どうし」は、どうしたらともに生きていく

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    2025年06月26日
  • 星の王子さま

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    2025.5.20
    いちばんたいせつなことは、目には見えない
    大学院という場に身を置いているわけで、今後社会でせわしなく働く前に見直すことがある

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    2025年12月13日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    「ぼくたちは自分とは違っているものを認め、尊重し、愛することを知った」「自分と似た者を認めたり愛したりすることは簡単だけど、違っている者の場合はとてもむずかしい。でもきみといっしょに過ごすうちに、ぼくたちにはそれができるようになった」
    猫が出来るからと言って人間が出来るとは限らないが、出来るような社会を作りたいと思う。

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    2025年02月11日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    避暑地での話だいすき。
    難しい言い回しじゃないのに、簡潔に感情を表現できている凄さ。これぞ文学。

    10代ならではの破天荒さ。わかるわかる。
    こうやって大人になるんだな。悲しみよ、こんにちは。

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    2025年01月05日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    18……同い年のはずなのに自分よりあまりに聡明で広い視点を持つ彼女は純粋に凄いなと思ったけど、
    でもやっぱりまだ大人ではないなと思う。もちろんのこと、わたしも。
    でも18で愛の物語をあそこまでリアルというか、その場で実際に起こっているような感覚で読めてしまうものを書けるのは、やっぱり環境とかもあるんだろうか。
    絶対に自分の持ち得ない、サガン独特の視点がとても面白かったし、愛をこの本いっぱいに感じた

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    2024年12月12日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    ネコを家族に迎え、共に過ごすようになり約1年半になる。人間に対するネコの観察力、共感力に日々驚き、タイトルに「猫」のついた本に自然と手が伸びるように(笑)。
    訳者さんのあとがきにもあるように、ネコは人間の行動や感情を全てお見通しなのではないかと思う。良くも悪くも誤魔化しが効かない。物語を通して、「心の底からやりたい事は必ず叶う」「真の自立とは、自分で出来る事は自分で、必要な時は、適任者を厳選し、助けを求める」という、子育て、人育て、自分育てに奮闘している人へのエールが伝わってきた。
    #ネコとの暮らし

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    2024年11月08日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    恋や愛の最高に甘く幸せな瞬間や
    逃れられない孤独と安心
    ひとつのことから生まれる
    たくさんの感情を味わいました。
    25歳って
    なにかピークなのかも。

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    2024年09月15日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    いやぁ〜…やっぱりいい!溜め息漏れます。
    サガンの文章、なんでこんなに美しいのでしょう。
    悲しみよこんにちはで稲妻に打たれたが、今回再販の新訳で読みました。本当に所々、ポストイットする部分あり、個人的に海外文学得意じゃないのに、良い読書堪能しました。話的になんか谷崎の痴人の愛を少しだけ思いだしながら。正直ポールに苛々しながら読んだが、実はポールの選択って最後すこ〜しだけ理解できた。そしてオチは悪夢?サガンの他作品も読みたい!マジで。

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    2024年08月20日
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)

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    ネタバレ

    内容だけを見るとポールやロジェにうんざりして敬遠しそうなタイプの話なのに、サガンの繊細で美しい筆致がうっとりさせながら読ませてくるからすごい。
    泣きながらも祝福されたかのように走り去っていくシモンと結局はロジェを選び、諦観と物憂さの日常に帰っていくポールのラストがもうなんとも言えず良かった。
    ポールの主人、あるいは所有者としての顔をするロジェに反してシモンはそんな顔しなかった。そんなシモンに心打たれながらもポールは息をするように浮気をし続けるロジェを待つ日々を選ぶ。
    ポールの放った「わたしもう歳なの」これがもう答えなんだろうな。
    ポールはロジェと過ごした時間が長すぎた。美貌も歳も未来もまばゆい

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    2024年07月11日
  • ちいさな じょおうばち マルグリット

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    ネタバレ

    小さなマルグリットというみつばちのじょおうさまがいて、やりたいことがあったそうです。けど、じょおうさまなのでゆるされません。
    ある日、いたずらないとこにさそわれて外に行きますが…

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    2024年03月23日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    ネタバレ

    18歳になるセシルと父親レエモンは、愛人のエルザも含めた三人で、地中海沿岸の避暑地に遊びに来た。セシルはこの地で、青年シリルと出会い、愛し合うようになる。
    そこへ、亡き母の友人であるアンヌが偶然やって来てレエモンは心を奪われ、エルザより夢中になる。
    レエモンはアンヌとと結婚したい、と心から願うようになり、今まで関係して来た女性たちを切り捨て、アンヌにプロポーズする決意をする。
    セシルは自由な父と子の生活が乱されることを恐れ、アンヌを生活から追い出そうとする。
    シリルとエルザを突き合っているように見せかけて、エルザとレエモンに再び関係をもたせてしまう。ショックのあまり、アンヌは車を走らせ、事故と

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    2025年01月15日
  • 星の王子さま

    匿名

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    大人にこそ読んで欲しい。

    子供用のお話と思われがちですが、そんなことなかったです。
    哲学的な内容で、大人にこそ読んで欲しい本でした。
    大切な人との別れについて考えさせられました。
    卒業シーズンの今は旬な時期かも。

    #タメになる #深い #感動する

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    2023年03月19日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    大人になる前に読みたかった一冊でした。
    猫のゾルバが母カモメとの約束を守ろうと一生懸命になる姿に泣きそうになりました。
    読んでると、人間というフィルターを挟まずに純粋に世界を見てるような感覚を味わえます。
    僕が子どもの頃にこの本に出会えてたら、人生のどこかのタイミングでこの本を思い出す日があったに違いない。

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    2023年02月18日
  • 星の王子さま

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    大人だから刺さる部分がある。
    だからこそ悲しさが込み上げる。圧倒的名著。

    本当に大切なものは、目に見えない。
    時に純粋さは悪意を露呈するけれど、すべての原動力になりえるのではないだろうか。

    純粋さというものを大切にしていきたいが、無様で無知な自分とその周囲に流され、それを次第に失っていく。
    本書を読むことで、少しは勇気が得られたかもしれない。勇敢で無知なあの頃を取り戻せるかもしれない。
    思考を巡らせ、行動する時間を膨大に持つことが大人にとって唯一のアドバンテージだからだ。

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    2025年12月05日
  • カモメに飛ぶことを教えた猫

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    素敵なお話でした。

    これを劇団四季が演じたら、どんな演出かなと思いながら読んだら、とても楽しかった。

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    2021年07月11日
  • 星の王子さま

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    「最終飛行」を読んだので再読。
    なんの事前知識なく読んでももちろん面白いのだけど、この本が描かれた当時の時代背景や、著者の人生を把握して読むとまた違った見方ができた。

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    2025年12月16日
  • 星の王子さま

    購入済み

    優しい言葉づかいです

    他の人の訳を読んだことがあります。この本はそれぞれのキャラクターに合った言葉づかいでした。あたたかく、切ない気持ちになりました。
    訳者あとがきも良かったです。

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    2020年11月22日