河野万里子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海外文学は今までほとんど読んだことがなく、おそらくフランス文学を読むのははじめて。
雑貨屋さんでたまたま見つけ、おしゃれな表紙に惹かれて購入。
主人公のポールは39歳。
「「若い女性」から「若々しい女性」へ女としてのカテゴリーが変わっていく・・」とは、
今年でまさに39歳になる私にとって、
心中穏やかでいられないフレーズ。
ロジェとシモン。二人の間で揺れるポール。
歳を重ねるにつれて、
色々なものでがんじがらめになってしまって
(それが、社会的なものなのか、
自分の意思なのか、なんなのか)、
うまく動けないさまが、
おしゃれな文章とともに語られていて、
あぁ、心がモヤモヤしたり、ドキドキし -
Posted by ブクログ
先述の森瑤子の『情事』があまりに読後感が悪いというかしっくりこなかったので似て非なるこちらを。
これなのよ、これ。
この小説は1959年に23歳のサガンによって書かれたもの。23歳という若さで39歳という若くもかといって老いてもいるわけでもない女性ポールの心理をつぶさに描いている。
その心理のキーとなるのは同年代の粗野で浮気性な恋人ロジェと、25歳の裕福な家庭に生まれ、ポールに一途な思いを寄せるぼんぼんシモン。
長年結婚にも同棲にも踏み切らず、時に寂しい思いをさせられながらも、育んできた時間や愛着からなかなか気持ちを剥がすことができない恋愛と、瑞々しくて照れてしまうようなまっすぐさで求愛して -
Posted by ブクログ
ネタバレ中1の読書感想文で読んだ本。当時は、この本の持つ力が分からなかったが、コロナ禍で再び手にしてみた。すると、このカモメとネコという異なる生き物の組み合わせが感動や学びをもたらすのに最適であるということが分かった。人間がもたらす環境破壊、異なる他者との出会い、そして愛するということ…
石油まみれという人間の活動によって母親を知れなかったカモメ。海の街で人間と生活をするネコ。本の中でも書いてあるように、相手と話してみなければどんな人かは分からない。もし、母カモメが生き延びたとしたら、母カモメも子カモメも人間を憎むしかなかっただろう。人間に命を救われたという過去を持つ猫から、人間がしたように愛情を注が -
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