【感想・ネタバレ】シンプルとウサギのパンパンくんのレビュー

あらすじ

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ちょっとフクザツな3人の、心温まる日常。

高校生のクレベールは、知的障碍をかかえる兄・シンプルと、
親元をはなれ、パリで暮らす決意をする。
弟の不安をよそに、シンプルは、
ウサギのぬいぐるみのパンパンくんと遊んでばかり。
シェアアパルトマンで学生たちと共同生活をはじめると、
2人の日常は、どんどんフクザツになっていき――。
国際アンデルセン賞受賞作家による、兄弟の絆の物語。

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Posted by ブクログ

タイトルがとても小さい子向けのように感じられるので、少し損しているような気もしないではないけど、完全にYA。いわゆる「ヤングケアラー」の物語に、若者たちの恋愛模様をからめつつ、それでいて昔ふうのラブコメみたいな、取り違えとかすれ違いの笑いもつっこんでくる。同じような題材を扱った英米のYAとすごく感触がちがっていてびっくりしたし、おもしろかった。シンプルの純真さが周囲の人びとの心をいつのまにか温めていく様子が無理なく伝わってくるのが好き。

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2024年11月15日

Posted by ブクログ

重いテーマを軽やかに描く。シンプルの中で、パンパンくんの占める割合が少しずつ薄れて、他者と肯定的に関わっていけるようになるのがいい。弟のクレベールや寮の仲間たち含め、あまり「正しい」人たちが出てこず、シンプルのことを気にかけながらも、そこそこ自分勝手に生きている感じもよかった。

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2024年09月09日

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