児童文学 - 小学館作品一覧
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ブラックチャンネルがよみもので撮影開始! コロコロコミックで大人気!YouTubeチャンネル登録者数110万人を突破し、 さらに勢いを増す『ブラックチャンネル』。この度ついによみものになって登場します。 悪魔系ヨーチューバー・ブラックが人間の「欲」をテーマに撮影!!今回の撮影対象は親子! 人生で一度は悩んだ事があるかもしれない親子関係の悩みに切り込みます。 欲望を振り切り彼らは悩みを乗り越えることができるのか、必見です。 ※この作品はカラーが含まれます。 (底本 2025年11月発売作品)
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 川べの生活は、ゆかいで、のどかで、ちょっと奇妙! 家の大そうじにうんざりしたモグラは地上に飛び出した。時は春、モグラは暖かい日光とそよ風に気持ちよくなり、歩き回って生まれてはじめての川にたどりつく。そこで出会ったのは川ネズミ。すぐに仲よくなり、二匹はボートに乗ってピクニックに出かける。お茶を飲み、幸せな午後にうっとりするモグラたち。川をめぐる田園生活の楽しさをたっぷり描いた名作! イギリスの田園を舞台に、モグラ、川ネズミ、ヒキガエルなどの動物たちがくりひろげる物語。美しい自然を背景に描かれる、のどかで優美な物語…だけれど、それだけではない! イギリス社会を背景に、おバカで高慢で、しかしどこか憎めない上流階級のおぼっちゃまや、集団で悪さを働く小悪人たちなど、毒と皮肉とユーモアを効かせた登場人物たちが楽しく物語を盛り上げる! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 どんなお宝も、かならず盗む大怪盗! 月刊コロコロコミックで約10年連載し、アニメにもなった名作 「怪盗ジョーカー」シリーズがよみもノベルに登場! 神出鬼没、世界中をまたにかける怪盗、ジョーカー。 攻略困難な宝も、思いもよらぬ手で盗み出すことから、 「ミラクルメイカー」の異名を持っています。 今回盗むお宝は、「でんせつの おうごんの くすり」と呼ばれるもの。 そもそもお宝はどこにあるのか? どうやって盗み出すのか? 謎解きいっぱい、仕掛けいっぱいの大ボリュームよみものです! 輝く夜へようこそ! ※この作品はカラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 戦争へ向かったあの時代、ドイツの子どもたちはどう生きたか? 「エルヴィンとパウル 友情の物語」…1931年、ベルリン。エルヴィン少年の暮らす六十七番地のアパートで、牛乳やパンが盗まれる事件が続発した。エルヴィンは親友のパウルが牛乳を盗むのを目撃する。パウルの父は失業し、一家は空腹に苦しんでいたのだ。パウルを助けたい…エルヴィンの決断とは? 「一号棟の少女」…アパートに引っ越してきた少女、ミリアム。彼女はさまざまな理由で仲間はずれにされるが、エルヴィンは反省し、仲間に迎えて友情を深める。そしてみんなのアイディアで、アパートをあげての仮装舞踏会を開く。六十七番地の人々の協力で楽しい祭りが実現する。 「エルヴィン、スウェーデンへ行く」…ドイツは大きく変わった。「新政権」が誕生し、批判的なエルヴィンの父は逮捕される。エルヴィンは父とともに国境を越える亡命の旅に出る。まずベルギーへ、フランスへ、そしてスウェーデンへ……。 「六十七番地の子どもたち」は、1931年~1945年のドイツと世界を舞台にした全9巻の大河ストーリー。本書にはその第1巻~第3巻を収録する。第2巻は日本で初めての翻訳。第1巻と第3巻の翻訳も、半世紀ぶりの新訳。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
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4.3【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 子どもに伝えたい、命の尊さと愛。 韓国で第21回(2021年)文学トンネ子ども文学賞大賞を受賞。 地球で最後の一頭となったシロサイが、その懐で生まれたペンギンの子に、その最後の力をふりしぼって伝えたかったこととは・・・・・・。 自分は何者なのか、どうして生きぬかねばならないのか。つらくて眠れないような長い長い夜があったとしても、この命を精一杯生きようという勇気がわいてくるような物語。 著者ルリは、美しいイラストとユーモラスなストーリーが人気の作家で、本作でもオールカラーの挿絵がたっぷり入っている。韓国で「子どもに読んでほしい児童書NO.1」として、ベストセラーとなった作品。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 北欧の小さな島にて…家族と動物たちの楽しい日々! スウェーデンの首都、ストックホルムに住むメルケルソン一家は、バルト海に浮かぶ小さな島、ウミガラス島でひと夏を過ごすことにした。むじゃきな小説家のパパ、しっかり者のお姉さん・マーリン、いたずらっ子のヨハンとニクラス、動物大好きの末っ子・ペッレ。5人の家族が住むスニッカレ荘は古くておんぼろだけど、住み心地は快適。島の人々は親切だし、隣に住む風変わりな女の子、チョルベンに振り回されながらも、忘れられない楽しい夏が始まった。 秘密のかくれがを作ったり、小舟で沖の小島に渡ったり、夏至祭で盛りあがってみんなで海に飛びこんだり……毎日がわくわくの冒険の日々。一家はクリスマスもウミガラス島で過ごすことに決め、楽しい暮らしはさらに続くことに! アストリッド・リンドグレーンの傑作が、新訳で登場! 島暮らしを楽しむ家族の日々は、毎日が刺激的でドキドキがとまらない! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 わるいのはぜんぶ、クソヤローのブタ泥棒のひいひいじいちゃん! スタンリーはさえない男の子。ある日、空から降ってきたスニーカーを拾ったおかげで、無実の罪を着せられて、青少年犯罪の矯正施設「キャンプ・グリーンレイク」へ送られる。レイク(湖)という名前のくせに、からっからに干からびた荒野のキャンプでスタンリーがさせられたのは、ただひたすら、毎日地面に穴を掘ることだけ! これがキャンプ・グレーンレイクのたった一つの教育なのだ。なぜ? なんのために? わけもわからず穴を掘るスタンリーは、文字を読めない少年・ゼロと出会い、予想もしていなかった冒険の旅に出ることになる。そして…… アメリカで複数の文学賞を受賞した「穴」は、とにかく予測不可能なおもしろさ。100年前のできごとが、あっと驚く偶然で現在に通じていたり、あのエピソードがなんとこんなところにつながったり、読み始めるともう止まらない興奮の連続! あなたも、「穴掘り」から始まる信じられないドラマに夢中になってみよう!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 パパと少女オッチェの放浪物語。助けてくれるのは、鳥たち! オッチェは鳥や動物と話すことができる女の子。コックのパパとホテルで暮らしている。パパは腕のいいコックだが、コックの証明書をなくしてしまったので、安い給料しかもらえない。ある日、パパは庭にいるツグミを使った料理を客から注文される。しかしツグミはオッチェの友だち。料理するなんてとんでもない。パパはツグミのかわりにこっそりチキンをつかって、おいしいパイを作って大評判に! しかし、オッチェが助けたネズミが原因になって、ふたりはホテルを追い出させれる。あてのない旅を続ける二人は、行く先々でトラブルにあい、しかし時には鳥たちに助けてもらい、時には料理の腕でピンチをのりこえる。オッチェとパパは安住の地をみつけられるだろうか!? オランダの作家、アニー・M・G・シュミッットの楽しい物語!フィープ・ヴェステンドルプのカラフルなイラストもいっぱい!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 空襲の翌日、ぼくらは「宝物」を手に入れた。 第二次世界大戦下、夜ごとドイツ軍が空襲にやってくるイギリスの港町。チャスは、そんな中をたくましく生きる少年だ。ある日、チャスは撃墜されたドイツの爆撃機の残骸を見つける。中にはドイツ兵の死体があった。しかし、何より魅力的だった発見は「機関銃」だった。こいつをとりはずして、自分たちの武器にしよう。襲ってくるドイツ軍を、この機関銃で倒すんだ! チャスと仲間たちは、こっそり要塞を作り始める。 やがてチャスたちは、生き残ったドイツ兵ルディを要塞にかくまうようになる。敵兵なのに、不思議な連帯感や友情すら芽生え始めたころ、ナチス・ドイツが上陸してくるといううわさが広がった。パニックになる大人たちをふりきって、チャスと仲間たちは自分たちへの要塞へと走った! 児童文学として、これまでになかった形で「戦争」というテーマに取り組んだ傑作。半世紀ぶりの新訳でお届けする!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 サーカスの人気者から野生の世界へ。 白クマのフラムはサーカス団の人気者。人間のように二本足で歩き、逆立ちや曲芸を演じ、子どもたちと遊んでくれるのだ。ところがある日、フラムは突然ふるさとの北極が恋しくなって、演技ができなくなってしまう。実はフラムは子グマのころ北極で母クマといっしょに捕らえられ、母は殺され、サーカスで育てられてきたのだ。 演技ができなくなったようすを見て、サーカスの団長はフラムを北極へ送り返すことを決める。人々の善意の後押しをうけて、北極へ戻るフラム。しかしたどりついたのは、厳しい野生の世界だった。腹を減らしたフラムはアザラシを見つけてエサにしようとするが、サーカスで友だちだったアザラシたちを思い出して襲えない。出会った野生の白クマと仲よくなろうとサーカスで覚えた技を披露するが、驚かれて逃げられる。 人間の世界にいると野生の血が騒ぎ、北極の大自然の中にいると人間界が恋しくなる。はたしてフラムに安住の地はあるのだろうか……? ルーマニアで誰もが知る定番の児童文学が、初めて日本語になった!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 胸を張って、微笑んでいよう!異国で生き抜く、祖母の強い姿。 1925年、フランスのマルセイユで中国人の青年とフランス人の娘が出会い、恋に落ちた。二人は結婚し、娘は貴重な中国戦国時代のガラス工芸品「トンボの眼」を義父からもらう。やがて世界を巻き込む戦乱のなか、二人は中国の上海で暮らし始める。そして時が経った。戦争が終わり、中国は中華人民共和国となる。フランスから来た娘には孫が生まれ、なかでもたった一人の女の子、阿梅(アメイ)をかわいがる。阿梅もおばあちゃまを愛し、ふたりは大の仲良しになる。しかし激変する中国社会のなかで、それは厳しい生き方を選択することでもあった……。 中国で初めて国際アンデルセン賞作家賞を受賞した作家、曹文軒の傑作長編「トンボの眼」を、初めて翻訳! 日中戦争、中華人民共和国の成立、文化大革命と続く、中国社会が大きく揺れた時代。フランスから来た女性が、厳しい社会の変革に耐えて強い意志を貫き通して生きる姿と、それを支える家族の愛情をていねいにやさしく描く。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 昆虫マニアでなくてもおもしろい、生物の話がぎっしり! 南フランスの博物学者、ファーブルは、自分の目で見たことしか信じない信念の持ち主。博物学者であり、昆虫学、植物学、物理、化学、天文学の知識を持つファーブルが、どこにでもいる身近な昆虫などを自ら観察・研究したのが「ファーブル昆虫記」。なんと全10巻221章にも及ぶ大作! その膨大な話の中からいくつか厳選してお届けする。「スカラベ」…昆虫記の中でも人気のフンコロガシの話。球作りの様子が細かく観察され、ていねいに記録されている。ワクワクした気持ちがそのまま伝わる文章に、目の前で球作りが行われているかのような気さえしてくる。「タマムシツチスガリ」…蜂の一種、ツチスガリは、エサのタマムシを巣に持ち帰り卵を産みつける。卵から幼虫がかえり、そのタマムシを食料とする間、タマムシは腐ることなく鮮度をたもっている。いったいなぜ? その謎に迫る。その他「キバネアナバチ」「ラングドックアナバチ」「アヒル沼」を収録。原典からの忠実な翻訳、精密なイラストを多数収録!
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 好きなだけお金をあげよう。…代わりにほしいのは、きみの笑いだ。 ティムはだれの心も明るくさせる、とびきりの笑顔をもっている少年。しかし母が死んで新しい母につらくあたられ、さらに父も突然亡くなって、ティムの心はさびしく縮こまる。ひとりぼっちになったティムの前に謎の紳士が現れ、「笑い」と「どんな賭けにも勝てる力」を交換しないかと持ちかける。お金さえあれば、義母や兄とも仲良くなれるかもしれない…ティムはそう思い、紳士と契約して自分の笑いを売ってしまう。 紳士との契約は本物だった。ティムはすべての賭けにかってやすやすと大金を手に入れる。しかし二度と笑うことができなくなったティムには、もう喜びや幸せを感じることはできなかった…。謎の紳士、ザタン男爵との契約を取り消して、笑顔を取り戻したい! ティムとザタン男爵との戦いが始まる。 ドイツの国際アンデルセン賞作家、ジェイムス・クリュスの代表的傑作! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ひめゆり。自分を大切にすることを知っている花。 両親が離婚したミルは、母に連れられて大都会・ソウルから、いなかの村に引越してくる。思ってもいなかった引越にミルは納得できず、母に怒りをぶつけ、村になじむことを拒否する。 幼いころ父を亡くし、母と別れたソヒは、おばあちゃんと二人暮らし。思慮深く大人びているといわれるけれど、老いて弱ってきた祖母をみていて、もし自分がひとりぼっちで残されたらと不安でたまらなくなる。 バウのお母さんは、たくさんの野の花の名前を教えてくれるやさしい人だった。母を亡くしたバウは、他人にことばをしゃべることをやめてしまう。……それぞれに不安と悩みをかかえ、孤独をみつめる3人の子どもたち。やがて3人は出会い、ぶつかって、時間をかけたのち、寄り添い合うことを知る。韓国で高い人気を誇る感動の物語! (本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 家に住む精霊(コボルト)が巻きおこす大騒動。 家具職人のエーダー親方の仕事場では、近ごろ変なできごとが立て続けに起こる。道具がなくなったり、くぎが落ちてちらばったり……困った親方だが、実はそれは赤いもじゃもじゃ髪のこびと、プームックルのしわざだった。ふだんは人間の目には見えないプームックルだが、親方が投げた接着剤(にかわ)にくっついて動けなくなってしまったために、見えるようになったのだ。それ以来、プームックルはエーダー親方の家に住み込んで、いろいろないたずらで人を驚かせたり、笑わせたり、さまざまな大騒ぎを繰り広げる。学校に行って生徒たちを大混乱させたり、意外な発明をして金持ちになったり、迷惑をかけまくるプームックルだが、エーダー親方にとっては大切な家族の一員だった。 職人の家にあらわれるこびと…というと、グリム昔話集などに登場する「こびとのくつや」を思い出す。こっそり人間の仕事を手伝ってくれる便利な「お手伝いこびと」だが、プームックルはそれとは違う。人間を手伝うのではなく、楽しいことしかしない気まぐれなこびと、それがプームックルだ。テレビアニメにもなっているドイツの国民的キャラクターの物語が、新訳で登場! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 遠いむかしの話といえど……眠れなくなりそうな恐怖が満載! 江戸時代後期に上田秋成が書いた怪異小説。序文で「あまりにもよくできたつくり話を書き人心を惑わせると思いがけない目にあう」と言い、思いがけないことを体験しなくてすむように、ペンネームで書きますと記してある。著者自身も認めるほどの、絶妙で怖い不思議な話が9話。 「白峰」西行法師が四国の白峰で崇徳上皇の墓を供養したときの不思議な体験。 「菊花の約(ちぎり)」家に戻る旅の途中、病気で倒れた赤穴宗右衛門が、助けてくれた丈部左門に必ず戻ると約束して帰京する。約束の日の夜、戻ってきた宗右衛門は……。 「浅茅が宿」千葉から妻を残して京都へ行商に出かけた勝四郎。帰ろうとすると戦が始まってしまい7年もたってしまう。ようやく戻った勝四郎が見たものは……。 「夢応の鯉魚」漁師が捕獲した魚を買っては湖に放し、その姿を描いていた興義というお坊さんが、死んで体験した不思議な話。 「仏法僧」高野山を訪ねた親子が、日没後に山で体験する恐怖の一夜。 そのほか「吉備津の釜」「蛇性の婬」「青頭巾」「貧福論」と、どれも背筋が凍る怖い短編集。作家・石川宏千花による新訳! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 あきらめない、2本の足を失っても……。狼の悲壮な決意! 山岳地帯に住む狼のボス、フイマンは、猟師に右前あしを撃たれ、2年後にイノシシに後ろあしを食いちぎられる。2本のあしを失うことは、野生動物にとっては「死」を意味する事態だった。群れから取り残され、絶望するフイマンのもとへ、なぜか群れのなかでも最低のみにくい下っぱ、「イタチ」が近づいてくる。イタチはフイマンの体の下に入りこみ、フイマンの体を支えた。イタチの力を借りて、フイマンはふたたび立ち上がることができた! そして厳しいトレーニングを続け、フイマンとイタチは「二心同体」となって、狩りをできるまでになった。二頭のジャンプ力を合わせる「立体攻撃」のテクニックも身につけたフイマンは、自分を追い出した群れに戻り、ふたたびボスの座を取り戻した。 しかしやがてフイマンにふたたび試練の時が来る。ボスの座をまた他の狼にゆずるのか。それとも、ボスとしての誇りを最後まで守り続けるのか。フイマンの決断はくだった……。 中国で「動物小説大王」と呼ばれる沈石渓の最高傑作。心が打ち震える動物ハードボイルド・ストーリー! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ことばを覚えてしゃべる、天才きつねくんの痛快大活躍! 森番に育てられたこぎつねは、次第に人間のことばをおぼえ、字を書いたり話したりできるようになった。きつねはやがて、お話の中に登場する「かしこいきつね」にあこがれて、家を抜け出る。人間をみごとにだます「一人前のきつね」になるために! なかなかお話のようにうまくはいかず、失敗続きだが、きつねはめげない。あるとき、きつねは人間が「電話」を使っているところをみかける。そうだ、これを使えば……! チェコの作家・画家、ヨゼフ・ラダの楽しくとぼけた傑作物語。原書のゆかいな絵もすべて収録! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 瞳と瞳が見つめあった時、物語が始まる。 動物園のオオカミの檻の前に、一人の少年が現れる。少年はオオカミをただじっと見つづける。人間に興味がないオオカミは無視し続けるが、次第に少年のことが気になってくる。とうとう観念したオオカミが片目しかない目で少年を見つめると、少年はオオカミに合わせてそっと片目を閉じた。おたがいの片目と片目が合ったその瞬間、オオカミの瞳が自分の過去を語り出す。 青いオオカミはアラスカで暮らしていた。人間に捕まった妹を助けるために自分が捕獲されたのだ。片目を負傷し、動物園に引き取られ、しかし人間にはずっと心を開かないと決めていた。 今度は少年の瞳が、過去を語り出す。アフリカで生まれた少年は、幼いころ戦争で両親を失い、見ず知らずの商人に拾われて育った。少年には不思議な才能があった。物語を話す力と、動物と対話できる力だ。少年は出会った動物たちと友だちになるが、運命に翻弄されて森から町へ、そして動物園のあるこの町へやってきた。瞳と瞳が見つめ合い、こころが伝わったとき、一つの奇跡がおきる……。 さわやかな感動を呼ぶ、これまでにない人間と動物の友情物語!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 王にふさわしいのは誰? オランダの政治家が書いた社会派物語。 50年ものあいだ国を治めていたカトーレン国の王が死んだ。王の死後、次の王は即位せず、6人の大臣が政治を行っていた。王が死んだ日に生まれた少年、スタッハは、17歳になったとき、ある決意をする。「ぼくがカトーレン国の王になる!」 大臣たちは、そんなスタッハに王になるための試練として7つの任務を課す。「デシベル市の、大群の鳥の金切り声を終わらせろ」「ブキノーハラ市の、落ちると爆発するザクロの木を切りたおせ」「スモーク市の、7つの頭を持つドラゴンをたおせ」…どれもこれも困難な課題ばかり。はたしてスタッハは、任務をクリアしてカトーレンの王になれるのだろうか? オランダの副首相を務めた政治家・児童文学者のヤン・テルラウが書いた社会派児童文学が、初めて日本語になって登場! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 最後に勝つのは善か、悪か!? 文豪ゲーテの回答は? 精霊が降臨したお祝いの日。ライオンの王様は、きれいに着飾った家来を集めて、はなやかな会議を開くことにした。欠席は許さないとお触れを出したにもかかわらず、キツネのライネケが欠席。すると、会議に来ている動物たちが、次から次へとライネケの悪行を王様に訴え始めた。野ウサギのランぺは首をかみつかれ、オンドリのヘニングは一族の多くを殺されたと言う。ライネケのおいのアナグマのグリムバールトは、なんとか名誉回復をしようと言い返すが、王様は賢者を集めて、ライネケを裁判にかけると宣言。そしてクマのブラウンが、ライネケを必ず出廷させる使者を命じられた。ブラウンは、ライネケがたてこもっている城にやってきた。ライネケはブラウンがひとりで来たことがわかると、さっそく悪知恵を働かせて、大好物のハチミツをエサに人間に襲われるようにだましてしまう。ブラウンは死にそうな目にあって城に戻った。王様はカンカンに怒って次の使者にネコのヒンツェを命じる。さてさて、王様の希望通りライネケは裁判にかけられるのだろうか…? ドイツの文豪、ゲーテが書いた<悪いヤツ>が主人公の、衝撃的な物語!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 学校は、楽しいことばかりが起こるワンダーランド! クレクス先生は、ちょっとふしぎな先生。夜になると体が小さくちぢみ、朝起きたら耳に「ふくらましポンプ」を差し込んで元の大きさにもどすのだ。右目をはずして遠くを調べさせたり、ほっぺたをふくらまして空を飛んだりもする。そんな先生の学校は、やっぱりちょっとふしぎな学校。本の字をほどいて1本の糸にして指で読む授業や、地球儀のようなボールをけって、足がさわったところの地名をさけぶ地理の授業があったり。工場見学へ行ったら、その工場は鼻のあな、耳のあな、かぎのあな、橋のあななど、大小いろんな「あな」を作る工場だった。そんなふしぎな学校、誰だって行ってみたくなるに違いない。でもクレクス先生の学校に通うためには、ひとつ条件があるのだ。それは、生徒の名前が、かならず「A」で始まる名前であること……! 第二次世界大戦中のポーランドで書かれた、とんでもなく自由な、空想盛りだくさんの楽しい物語。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 人間の日常の中にひそむ悪意と恐怖の物語。 サキの作品は、ごくごくありふれた普通の言葉が並んでいるだけで直接的な怖い言葉は何一つ使われていないのに、まるで背中に氷の固まりを入れられたようなゾクゾクする恐怖がじわっと押しよせてくる。結末も明言せず読者の想像に任せているため、読み方によっては底なしの恐怖の沼に落ちていくような気分になるかも。 「スレドニ・ヴァシュター」十歳の病弱な少年が、自分を過剰に厳しく育てる保護者の夫人に天罰がくだるように、秘密で飼っているケナガイタチを神様にして祈った結果……。その他、「イースターエッグ」「運命という猟犬」「モーズル・バートン村の平穏」「モルヴェーラ」「ラプロシュカの亡霊」「侵入者」「地獄に落ちた魂の像」「悔い改め」「夕闇」「ガブリエル・アーネスト」「話上手」「セルノグラッツのオオカミ」「あいたガラス戸」「四角い卵(アナグマの目から見た塹壕の泥仕合)」「トバモリー」「名画の背景」「ウズラのえさ」全18話の恐怖をぜひ体験してください。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 革命はお祭りだ!みんなで盛りあがれ! その国は、「三人のふとっちょ」と呼ばれる独裁者が治めていた。ふとっちょや仲間の貴族たちはぜいたくに暮らす一方で、町の人々は貧しくみじめな生活を強いられていた。しかし、人々は立ち上がった! ふとっちょを倒してみんながしあわせになる国を作るんだ! …というあらすじを読むと、まじめで硬い、おもしろみのない「革命賛歌」の物語かと思うかもしれない。でも「三人のふとっちょ」はそんな退屈な話ではない。登場するのは、曲芸師チブル、見世物小屋の少女・スオク、宮殿に暮らすトゥッチ王子、王子が大切にしている自動人形など。にぎやかで個性豊かな登場人物が、まるで大きなお祭りを盛り上げるかのように動きまわり、壮大な革命というドラマが進む。革命後のソビエト連邦時代から今のロシアまで、長く人々に愛読され続けている傑作! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 型やぶりなおばあちゃんと過ごした、特別な夏。 アメリカ、シカゴで生まれ育った兄妹、ジョーイとメアリは、夏休みの一週間をおばあちゃんの家で過ごすことになった。何もないちっぽけな町での生活は、やることもなくて退屈でたまらない……と思ったら、実はおばあちゃんは強烈に豪快でたくましくて、それはスリル満点の一週間なのだった! 型破りのおばあちゃんの、わがままで、自分勝手で、だけど暖かくて愛情深い行動は、子どもたちをとんでもない事件にひっぱりだす。立入禁止の川で釣りを楽しんだり、カップルの駆け落ちを助けたり、うそをついて飛行機にただ乗りしたり… アメリカで大人気の児童文学。今中信一さんのゆかいな絵も魅力いっぱい! 読み始めたら止まらない面白さ! 収録作品=「ショットガン・チータムのこの世で最後の晩」「牛乳の中のネズミ」「女一人で犯罪急増」「審査の日」「ブレーキマンの幽霊」「羽のあるもの」「百周年記念の夏」「軍隊輸送列車」の全8編。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 奇跡は自分で起こす! 究極のロマンチック小説。 カペルナ村に住むアッソーリは、妻を亡くした男が一人で育て上げた夢見がちな少女。ある日、旅する老人から「いつか真紅の帆の船に乗った王子が、おまえを迎えにくるだろう」と告げられる。村人からばかにされても、アッソーリはこのことばを信じ続ける。 グレイは資産家の息子だが、船長にあこがれて15歳で家を飛び出す。厳しい船乗り生活に耐えて20歳で自分の船「シークレット号」の船長となる。 航海の途中で、カペルナ村に立ち寄ったグレイは、海岸の中で眠っている不思議な少女、アッソーリを見つける。アッソーリに魅せられたグレイは、少女が信じている「奇跡」を、自分の手で起こそうと動き出す……。 夢をかなえようとする強い意志は、最後には現実を変えて勝利する! ロシアの作家、アレクサンドル・グリーンの圧倒的なロマンティズムに満ちあふれた傑作! なお本書には、1967年刊の邦訳版(「深紅の帆」原卓也訳、河出書房刊)に人気画家、金子國義が描いた挿絵を全点復刻掲載した。 (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 閉ざされた部屋の中、壁画が輝き出す。 マドゥレールは、日光や外気にふれると体調をくずす病気にかかっている少年。部屋から一歩も外へ出られないマドゥレールのために、父である太守は、画家・サクマットを呼ぶ。マドゥレールの部屋に壁画を描き、外の世界をせめて絵として楽しませてやろうという誕生日の贈り物だった。 サクマットは少年と話しながら、真っ白な壁に世界を描いていく。山、海、人々、船……不思議なことに、描かれた絵は物語のように日々進化し、変わっていく。少年と画家は年齢を超えてお互いの友情を深めていく。 別の部屋にサクマットは草原の絵を描く。草原はだんだん育ち、花を咲かせ、やがて蝶が飛んでくる。するとマドゥレールは、自分で筆をとり、光草(ストラリスコ)という、だれも見たことのない植物を描き始めた。光草は、晴れ渡った夜に光り輝くという不思議な草。まるでホタルのような植物だという。真夜中、少年の部屋は光に包まれる…… 美しい光のイメージがいつまでも記憶にのこる、イタリア児童文学の傑作! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 クチョン小野球部は勝った。だが、ぼくは負けた。 ハン・ドングは、クチョン小野球部のキャプテンで、ピッチャーで、四番打者。もちろん野球が大好きだ。母も昔からの野球ファン。そして今年は、クチョン小野球部に全国大会で優勝校を指導した名監督が転任してきて、すごい実力を持つ転校生も現れた。ドング率いるクチョン小野球部は、優勝をめざしてがんばるぞ、と意気込んだ!…が、さまざまな事件が起きる。ドングの弟、ミングは心を病み、その遠因は野球にあるという。勝利をめざす監督の指示で、チーム内はぎすぎすしてくる。ドング自身もプレーで失敗を重ねてしまう。クチョン小野球部は、どうなる? ドングは、どうする!? 日本と同様、少年野球の人気が高い韓国の、リアルで今どきな子どもたちの物語。野球を好きな人ならもちろん、そうでなくても物語の展開ひとつひとつが、胸につきささる。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 戦下の街を、たった一人で生き抜く!少年の冒険の日々。 ナチス・ドイツに占領されたポーランド。ゲットーと呼ばれるユダヤ人地区で、突然住民の強制移送が行われた。11歳のアレックスは父と別れて無人の街に取り残される。母はすでに連行されていて、アレックスはたったひとり。半分廃墟となった街のなか、アレックスは警官たちから身を隠し、食料を探し、ひとりで生き抜くことになる。友だちは白ネズミのスノウだけ。一瞬の油断が生死に直結する厳しい毎日を過ごすが、そのなかでもアレックスは「生きる」ために考え、工夫し、努力する。無人島生活を描いたアレックスの愛読書「ロビンソン・クルーソー」の主人公とおなじように、それは「冒険」の日々でもあったのだ。 第二次世界大戦下のポーランドを舞台に、厳しい時代を生き抜く少年の物語。作者のウーリー・オルレブは自身が戦争で父と生き別れ、母を失う苛酷な体験を経ており、自伝的要素を含んだ作品だ。 本書は30年ぶりの新訳で、ヘブライ語版原書からの直接訳は初めて。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 世界最古の児童文学、初の子ども向け全訳! ネズミとカラスとカメとシカは仲のよい友だち。毎日楽しく暮らしていたが、ある日シカが猟師のわなにかかってしまう。カラスはネズミを背に乗せて運び、わなをかみきって助けてやるが、シカを心配してやってきたカメが猟師に見つかり、かわりに捕まってしまう。3匹はカメをどうやって助けたらいいいか悩んだ。(「カラスとカメとシカとネズミの話」) インドに古くから伝わる「パンチャタントラ」は、5巻からなる世界最古の子どものための教育物語集。本書は、現在知られているさまざまな版の中から「南インドのパンチャタントラ」を選び、サンスクリット語の原典から5巻の形式と順序を保ったまま初めて翻訳した。子ども向けに全体を訳した本は日本で初めて。 第一巻「友だちを仲たがいさせること」、第二巻「友だちを作ること」、第三巻「和平と戦争」、第四巻「手に入れたものを失うこと」。第五巻「よく考えずに行動すること」……世界のさまざまな昔話・伝説に大きな影響をあたえた40の物語を完全収録!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 土嵐の吹きすさぶ荒野で少女は育った。 1934年、アメリカ中西部。13歳の少女、ビリー・ジョーの両親は、水不足に悩む土地で小麦の農場を営んでいる。この地域では、環境破壊によってたびたび強烈な土嵐が襲い、農作物は損なわれ、家にも学校にも土ぼこりが舞いおこる。そんなとき、ビリー・ジョーは大好きなピアノを弾く。激しいリズムでピアノに向かっていれば、土ぼこりのことなんか忘れられるから。ところが、突然の悲しい事故が一家を襲う。キッチンで起きた火事。母が、まだ産まれぬ弟が、そしてビリーも……。大切なものを喪って、父も、ビリーも、心が荒れていく。この土ぼこりの土地に、いつまで暮らすというのだ。ビリーは一人、西へと向かう汽車に乗ろうと、真夜中の停車場へと向かう。 「散文詩」として描かれた、苛酷な環境で育つ少女の物語。装飾なく叩きつけるように書かれた切実な文体は強い感動を生み、多くの賞を獲得した。詩人・伊藤比呂美の名訳がよみがえる! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 スペインで最も愛されたロバの散文詩。 詩人の「ぼく」は心を病み、故郷のスペインの村、モゲールで療養する。「ぼく」の相棒は、やわらかい毛並み、黒い宝石のような瞳を持つ小さなロバ、プラテーロ。素朴で純粋な心の持ち主として、「ぼく」はプラテーロといっしょに喜んだり、驚いたりしながら、見たもの・聞いたものをプラテーロに語りかけていく。 ノーベル文学賞作家、ヒメネスの代表作。飾らないことばで綴られた138編の散文詩は、読む人の脳裏に舞台となっているスペイン、アンダルシア地方の青い空、家々の白い壁をあざやかによみがえらせる。そして小さな喜びと悲しみに満ちたモゲールの日々が、たまらなく愛おしくなってくるにちがいない。全詩編をていねいに訳した決定版新訳。早川世詩男のイラストレーションも作品世界にぴったり! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 わたしはどうして父上を、父上とお呼びできないのでしょう? 昔々の朝鮮の物語。宰相の息子、ホン・ギルトンは、勉強が大好きで、将来は父のような立派な人になりたいと思っていた。ところが、ギルトンの母親は身分が低くて、当時の朝鮮のしきたりではギルトンは役人になることすらできなかった。悲しい事実を知ったギルトンは、武術のけいこに打ち込み、修業を続け、ついには鬼神をあやつり、雲に乗れるほどの道術を身につける。しかし母の身分の低さから、ギルトンは世に出ることすらできない。ギルトンは絶望し、盗賊団の頭となる。そして金持ちやずるい役人から財産をうばい、苦しめられている農民たちに施す「義賊」となる。道術をつかい、朝鮮各地で活躍を続けるギルトンは民衆から大人気を集める。父の宰相や国王は、ギルトンを捕まえようと必死になるが……。 日本で桃太郎を知らない子どもがいないように、韓国で「ホン・ギルトン」を知らない子どもはいないという。映画やテレビドラマ、アニメにも何度もされ、高い人気を誇っている。本作品は、豊富にカラーイラストを入れて、わかりやすく再構成した新感覚の「ホン・ギルトン」。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 16世紀のメキシコ、少年たちの冒険が始まる! 15歳の少年、ミゲルは、黄金の神殿がある伝説の王国を探す探検隊に参加することになった。ミゲルの母は先住民。父はスペイン人で、メキシコ奥地の探検に出かけて行方不明になっていた。ドン・ペドロ率いる遠征隊は、船に乗って奥地を目ざした。ミゲルにはフアン、ルシアなどの仲間もでき、ジャングルに奥にそびえるピラミッドを発見するなど、冒険は盛りあがっていく。しかし、先住民との戦い、遠征隊内部での対立など、思いがけないトラブルにおそわれ、探検隊はばらばらになる。そしてミゲルには、未知の奥地で思いがけない出会いが待っていた! スペインの作家、ホセ・マリア・メリーノが書いた16世紀のメキシコを舞台にした物語。現代的な視点から、大航海時代の少年たちの冒険を波瀾万丈に描く!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ようふくだんすのとびらの向こうには、別世界があった! イギリスのロンドンから疎開した4人の兄弟が大きなお屋敷で体験する、不思議なお話。兄弟そろってお屋敷を探検すると、大きなようふくだんすがポツンとある部屋を見つける。なんとその奥は、恐ろしい白い魔女が支配するナルニア国へとつながっていた。ナルニア国では「人間の子どもが王と女王になったとき、魔女の支配が終わる」との言い伝えがあった。白い魔女は4人を捕まえて処刑しようと、まずは兄弟のひとりエドマンドを「王子にしてやる」とだまして捕まえてしまう。残された3人は、偉大なる王アスランの元にたどり着き、エドマンドを救う方法をたずねる。ところがそこに、白い魔女の手下のオオカミたちが襲いかかり、姉妹のスーザンとルーシーが殺されそうになる。アスランが見守る中、兄のピーターがそのオオカミをやっつけたことにより、形勢が逆転! 逃げた手下を追って、エドマンドを救いに白い魔女の元へ向かう。兄弟たちは、白い魔女の手からエドマンドを救い出せるのか。ナルニア国に平和をもたらせられるのか? ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 知恵と経験で生きぬいた、カナダのキツネの物語。 カナダ東部の森林地帯。4月のある日、農場の犬たちが巣に近づいてくるのを知った父ギツネは、自らがおとりになって巣から犬を遠ざけた。巣穴にいた5匹の子ギツネは助かったが、父は犬にかみ殺されてしまった。 野生動物の生活は厳しい。子ギツネたちは次々に命を落としたが、特別に頭のいい子ギツネ、レッド・フォックスは生きのびた。成長し、勇敢に、そして冷静に敵と戦い、えものを狩って生きのびていく。人間たちがしかけたわなをすり抜けるレッド・フォックスを、開拓地の人間たちは総出で狙うようになるが常に狩人の裏をかき、逃げ続ける。しかし、そんなレッド・フォックスもついに人間のわなにかかる時がくる。とらわれの身となり、遠くまで運ばれるレッド・フォックスだったが、絶対にあきめることはなかった…… すぐれた動物文学で知られる、シートンと同時代のカナダの作家、G・D・ロバーツの代表作! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 その川をこえると、過去の記憶はすべて沈む。 北国の小さな村で、貧しいガラス職人の一家が暮らしていた。一家にはクララとクラースという姉弟がいた。妻は夫が家庭より仕事に夢中なことが不満で、「さびしい。子どもなんかじゃまなだけ」と心にもないことを口にした。ある日、一家で市場へ出かけたとき、クラースとクララは突然姿を消してしまう。夫婦は必死に子どもたちの行方をさがすが、何もみつからなかった…… 子どもたちは、そのころ領主夫婦の暮らすりっぱな館にいた。その館は「忘れ川」という不思議な川にかこまれていて、川をわたった者は過去の記憶をなくしてしまうのだ。クラースとクララは上流階級の暮らしをするが、その生活は孤独で幸せなものではなかった。子どもを捜し求める母の願いを受けて、魔術に長けた占い師、フラクサが領主の館を訪れる……。 不思議な館、奇妙な登場人物たち、物語は幻想的で、どこか深い不安に満ちている。北欧神話をベースに描かれた本作品は、光を反射して幾重にも見える形を変えるガラス細工のような魅力に満ちている。国際アンデルセン賞を受賞し、北欧の児童文学を牽引したマリア・グリーペの代表作が、改訂訳となって登場!
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 宮沢賢治が生前刊行した、ただ一冊の童話集がよみがえる! 作家・詩人の宮沢賢治は、生前は童話集1冊と詩集1冊を刊行しただけで無名のまま亡くなった。その童話集「注文の多い料理店」を、初版の体裁を生かしてデジタル化。すべての作品を表記をあらためたうえで収録した。収録作品:「どんぐりと山猫」「狼森と笊森、盗森」「注文の多い料理店」「からすの北斗七星」「水仙月の四日」「山男の四月」「かしわばやしの夜」「月夜のでんしんばしら」「鹿踊りのはじまり」。 挿絵は新たに、人気絵本作家・柴田ケイコさんが描きおろし。充実した解説も付き、賢治ファンにも、入門の一冊としても最適な童話集! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 あの歌も、この歌も、みーんな書いた人。 誰もが一度は口ずさんだことのある童謡、「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」「ぞうさん」などの作詞で知られる詩人、まど・みちお。85歳のときに児童文学のノーベル賞とも言われる国際アンデルセン賞作家賞を日本人で初めて受賞したまど・みちおの世界は、幅広く、深い。この詩集は、詩人の全作品からテーマ別に96編を収録したベスト詩集。著名な童謡はもちろん、哲学的な思索に誘われる抽象的な詩まで、幅広い作品に触れられる。 冒頭の詩、「アリくん」は…「アリくん アリくん/きみは だれ/にんげんの ぼくは/さぶろうだけど/アリくん アリくん/きみは だれ/アリくん アリくん/ここは どこ/にんげんで いえば/にっぽんだけど/アリくん アリくん/ここは どこ」わかりやすく、口ずさみやすく、そして「自分って、いったいなんだろう」「『ここ』って、どこのことを指すの?」と、深く考えさせられる。 収録作品=「動物のうた その1」11編「人間のうた」16編「植物のうた」11編「もののうた」16編「ことばのうた」13編「動物のうた その2」14編「宇宙のうた」15編。(新編) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 その雪のひとひら(スノーフレーク)は空の高みで生まれた。 ある寒い冬の日に、空で生まれた雪のひとひら……スノーフレーク。スノーフレークは空から地上に舞いおちていき、長い長い旅を始める。自分は何者なのか。だれが自分をつくったのか。わからないまま、スノーフレークの一生はスタートする。地上に降り立ち、そりにひかれて悲鳴をあげたり、雪だるまにされたり……。やがて春になり、スノーフレークは雪どけ水になり、川に注がれ、水車を乗りこえて進んでいく。雨粒……レインドロップと出会い、恋におちる。子どもたちも生まれ、湖から大河に流れ、やがては海へと注ぎ込む。 「雪のひとひら」(矢川澄子訳)のタイトルで長く知られてきた名作を清新な日本語で新訳! 現代の視点からの翻訳で、原作の新しい魅力が再発見できる! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 絶世の美少女をめぐるプロポーズ大作戦!? 平安時代に作られた、日本最古の物語。竹の中から見つかった、光り輝く小さな女の子は、すくすくと成長し「かぐや姫」と呼ばれるようになった。その評判を聞いた5人の男性が結婚を申し込むが、かぐや姫は、自分が望むものを持って来てくれたら結婚を考えると言って、お題を出す。石作りの皇子には「天竺(インド)にある仏の石の鉢」、くらもちの皇子には「蓬莱山の根は銀、茎は金、実は白い真珠の枝」、右大臣の阿倍御主人には「唐土(中国)にある火ねずみの皮衣」、大伴の大納言には「龍の首にくっついている五色の玉」、中納言石上の麿足には「つばめの持っている子安貝」。あまりの難題に、5人はにせ物でごまかそうとして見破られたり、龍を求めに船出して難破したりと、全員大失敗、姿も見られずに振られてしまう。その話を聞いて帝(みかど)が動き出す。権力を駆使してかぐや姫を見た帝は、ひと目で恋に落ちてしまう。帝から恋文を送り続けて3年が経ったある日、かぐや姫は自分は本当は月の世界から来た人で、今度の十五日の夜に迎えが来て帰ると告白する。それを聞いた帝は、なんとか阻止しようとするが……。恋愛小説の名手、小手鞠るいさんの名訳で贈ります! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 主人公は、タマネギ、時計、湯わかし、その他! タマネギはキャベツを親戚だと思っていた。なぜなら、どちらも「服は百枚、ボタンはない」から。ある日、キャベツは水浴びするために服を脱いだ。タマネギも真似して服を脱ぎ始めると、キャベツは目を細めてこすりはじめ、文句を言う。「あんたといると涙が出ちゃう。私についてこないで!」かわいそうなタマネギ! だが、そこへ通りかかったうさぎがキャベツの服を盗んでいってしまった。親戚の大ピンチだ。 タマネギはうさぎを追いかけた。(「あんたといると涙が出ちゃう」) 動物や植物、モノや「ことば」さえもが主人公となる、奇想天外ショートストーリー全17編。作者のペトゥルシェフスカヤは、救いのない陰鬱なリアリズム作品で知られるが、本作品は「意外な結末」と「ハッピーエンド」が特徴。ちょっとびっくりしたあとで、楽しい気持ちで眠りにつける名編が集まった!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 こわがりのちびふくろう、勇気を出してがんばる! 原っぱの高い木の上にメンフクロウの子供が母さん父さんと住んでいます。子供の名前はポトリ。男の子です。地面におりるときにポトッと落ちるので、この名前がつきました。そんなポトリは夜の暗やみが大の苦手です。メンフクロウは夜行性なのに。このままではうまく生きていけません。困った両親は、どうして暗やみが苦手なのかをポトリにたずねます。するとポトリが、夜のことを、ただの真っ暗やみとしか考えていないことに気づきました。そこで、それが本当かどうかを、昼間、いろいろな人にたずねてくるようにと言います。はじめは人間のぼうや。次は庭のデッキチェアに座っているおばあさん。たき火を囲む男の子。ポニーテールの女の子。サンタのおじょうさん……。ポトリはいろいろな人から、夜におこるたくさんのことを学んでいきます。そしてそれがとても、わくわくするものや、おちつくもの。楽しいものや、必要なものだとわかっていくのです。ポトリは、あんなに怖がっていた暗やみのことを好きになれるでしょうか。一人前のメンフクロウになれるのでしょうか? (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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3.0【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 いま小学生に知ってほしい自己肯定感の話。 「友だちと比べて○○ができない」 「先生に怒られてばかり」 「ダメな自分がイヤになる」 「どうせ私なんて……」 そんなふうに思う君に読んでほしい。 精神科医・名越康文先生が手がけた、自分を好きになれない小学生のための本です。子どもが自分自身で自己肯定感を育んでいくためのヒントが詰まっています。 ●失敗したときは「よくがんばったね」 ●“ダメなところ”は“いいところ”でもある!? ●ガマンするより「助けて」と言えるほうが大事 ●嫌いな友だちは嫌いなままでいい!? 自信をなくしている子どもに寄り添う優しい文章は、子どもの心に小さな自信が芽生えるきっかけを与えてくれます。自己肯定感の下がりやすい小学校4~6年生におすすめ。 ※この作品はカラーです。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 緑豊かな土地を作った男の奇跡の物語。 「私」は南フランスの山岳地帯を旅していた。40年前に初めて「私」が訪れたときは、そこは何も無い荒れた場所だった。泉は枯れ、乾いた草が申し訳なさそうに地面を覆っているだけのさみしい荒野だ。その夜、「私」はそこに住む羊飼いの家に泊まらせてもらった。羊飼いはどんぐりの実を念入りに選別しており、これを土地に植えて森を作るのだと言う。3年前からもう10万個のどんぐりを植えていて、そのうちの2万個が芽吹き、その半分の1万本が小さな木となって育っているのだと。それを聞いて、30年後にはその1万本が立派に育つでしょうと言うと、その30年でもっともっとどんぐりを植えるから、1万本なんてほんの一部にしか過ぎないというのだった。別れてから5年後、その地を再び訪れると、埋めたどんぐりが育ってコナラになり、自分の背よりも大きく育っていた。羊飼いは、木の成長に合わせて職を変えて、100個のミツバチの巣を世話する養蜂家になっていた。そして現在。荒野はたった一人の力で素晴らしい森に生まれ変わっていた……シンプルにして壮大な物語。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 寄宿学校の地下、だれも知らない魔法の王国。 寄宿学校に預けられているアリョーシャは、勉強好きで頭がよくて、だれからも愛されてかわいがられている少年。そんなアリョーシャは、学校で飼っているニワトリを大切にしていて、なかでもチェルヌーシカと名付けた黒いめんどりを気に入っていた。だがある日、料理人が大きな包丁を手にしてニワトリ小屋に向かっているのを目撃する。チェルヌーシカがあぶない! アリョーシャは料理人にとびつき、全財産をはたいてチェルヌーシカを救い出す。その夜、アリョーシャの部屋にチェルヌーシカがやってきて、人間の言葉で「わたしについてきて」という。アリョーシャが案内されたのは、寄宿学校の地下にあるこびとの国だった。そこでアリョーシャは、こびとたちの王さまから、黒いめんどりの命を救ったお礼に「望みをなんでもかなえてやる」と言われた。さて、アリョーシャが願ったこととは……? 19世紀ロシアの作家、ポゴレリスキーが書いた、現実世界と空想の世界を結ぶファンタジー。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 悲しい歌から教わること。 凍った湖のそばにいる赤い帽子をかぶった女の人と、少女ナンネの出会いからお話は始まる。その女の人は、村でいちばんつきあいにくいと言われているお母さんのウィラ・メイ。ウィラはだれもいない真っ白な湖を見ながらずっと座っていて動かず、具合が悪いのではないかとナンネが心配するほど。でも、そっと近づいて耳をすますと、小さな声で歌っているのがわかる。その悲しい歌の内容も、彼女が言っていることも、歌に出てくるタシャ・メイが誰だかも、ナンネにはわからない。ネコかもしれないと想像して、ウィラ・メイに話しかけると、ウィラ・メイが怒って行ってしまう。それが気になって、ナンネはスケート遊びに集中できない。そして、氷の上で急に怖くて動けなくなってしまう。ナンネが怖くなったものの正体は? タシャ・メイとは誰? すべてが明かされたとき、ナンネは何かを知って、少し成長しているかもしれない……。「死とはなにか」をテーマに書かれた、ベルギーの先駆的な児童文学の傑作!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 愛されたおもちゃに、奇跡の魔法がかかる。 小さい子ども時代は、誰もが大好きなぬいぐるみや人形に名前をつけ、それぞれに性格づけをするもの。大切な親友の記憶です。この話は、そんなころのことを思い出させてくれます。 主人公のビロードのうさぎは、クリスマスプレゼントとして、ぼうやに贈られたもの。なめらかな手触りのぬいぐるみは、やがてぼうやの一番の親友になります。どこへ行くにもいっしょ。うさぎは少しずつ薄汚れていきますが、ぼうやの愛情はどんどん深くなっていきました。そして「うさちゃんはおもちゃじゃないよ。ほんものなんだから」と言ってくれたのです。おもちゃにとっての「ほんもの」とは、持ち主に愛されて大事にされること。これ以上の幸せはありません。でも、そんな日々は長くは続きませんでした。ぼうやが重い病気にかかり、感染防止のためにぼうやの絵本やおもちゃがすべて処分されることになったからです。その夜、捨てられるために麻袋に入れられたビロードのうさぎの目から、ほんものの涙がこぼれます。そのとき、奇跡が起きるのでした。奇跡の結末と感動があなたを待っています! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 青い花から生まれた絵の具が作る不思議な世界。 フェルコーは、貧しいけれど絵を描くのが得意な少年です。ある日、フェルコーは裕福な友だち、カリのために絵を描いてあげることにしました。ところが、カリから借りて家に持ち帰ったあい色の絵の具をネズミが食べてしまったのです。絵の具を返せなくてこまっていると、用務員さんがやってきて言いました。「フェルコー、なぜこの花を摘まないんだい。絵の具が作れるのに」なるほど、二人のまわりは、大きくて美しい、この上なく青い花でおおいつくされていました。用務員さんは、この花は正午から1分間だけさく「ほんとうの空色」という花だと教えてくれました。フェルコーは花をつむと、青い絵の具を作って絵を仕上げました。それは本物の空のようにすばらしい絵になりました。大喜びでその絵をカリに見せると、カリはなぜか怒りはじめます。なぜなら、きれいな青空の絵のはずが、その日の天気と同じ曇った空の絵になっていたからです。「ほんとうの空色」は、ぬるとその絵が本当の空になる絵の具だったのです! このすごい絵の具を使って、不思議なことがつぎつぎと起こるのです。 バラージュ・ベーラの名作をハンガリー語版から新訳! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 自由を求めて旅立つみつばち、マーヤの出会いと成長の物語。 マーヤは小さなみつばち。初飛行の日に、お日さまの光にあふれ花が咲き誇る外の世界に感動して、自分らしく自由に生きたいと巣を飛び出す。いつか人間に出会って、知り合いになりたいという大きな憧れを持って。初めに出会ったのは、バラの花に住むハナムグリ族のペッピ。おいしいバラの蜜をごちそうになる。次に森の湖で、ギンバエのハンス、トンボのシュヌックと出会う。青い花の中で一晩過ごしたマーヤは、翌朝の雨の美しさに心を奪われて、巣を飛び出して良かったと思う。そしてますます人間に会いたいと想いを募らせるのだった。その後も、フンコロガシのクルト、コオロギのイッフィ、ジャンプ自慢のバッタ、ハエのプックとさまざまな出会いを重ねる。さらに出会いを重ねていくマーヤだが、宿敵のスズメバチに捕まってしまう。しかも仲間のミツバチを襲う計画を知ってしまう! マーヤ絶体絶命! この最大のピンチをどう乗り切るか? マーヤの最後の冒険が始まる。世界的な細密画家、熊田千佳慕が描いた絵本「みつばちマーヤの冒険」の挿絵が、初めて物語の全訳と一体となって刊行! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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3.0米ニューベリー賞受賞!動物たちの大冒険。 光の速さで走ることができ、だれからも見えない存在であることを誇りに思っている「犬」のヨハネスは、仲間の動物たちと暮らす公園で、彼にしかできない大切な役割を担っている。それは、<アイ(目)>となって公園をすみずみまで観察し、バランスの守護者に変化を報告すること。 ある出来事をきっかけに、自由の喜び、自由の素晴らしさに目覚め、仲間の動物たちと無謀とも思える計画を思いつく・・・・・・。 アメリカで最も優れた児童文学におくられるニューベリー賞を受賞し、世界16か国語に翻訳されている注目の作品。最後はあっと驚く展開と、視界が広がるような読後感が待っている。 ※この作品にはカラーが含まれます。
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3.3
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3.3水害に立ち向かう少女の冒険と成長の物語。 2か月間雨が続くアフェイリア国。この先も天候が回復しないと知った女性最高指導者スプリーマは、「視察」とウソをつき、職務を投げ出して逃亡してしまった。スプリーマの屋敷で働いていた15歳のメイド・グローリアは、妻は戻ってくると信じているスプリーマの夫ミスター・ティモールから、当面の間、首相の影武者をするように命じられる。最初はいやいやだったグローリアだが、視察に出かけ水害に見舞われた市民の惨状やひどい労働環境を目の当たりにするうちに、本当に国を救うためにはどうすればいいのか考えはじめる…。 2度のカーネギー賞、ガーディアン賞、ウィトブッレッド賞、マイケル・L・プリンツ賞受賞、現代最高の英国人児童文学作家が贈る、災害と冒険、成長と再生の物語。
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3.5世界中を席巻している超大作ファンタジー! 失踪した兄から謎のメッセージが届く。アマリは、兄が参加していたというキャンプに参加し、兄の失踪の謎を解明し兄を見つけ出そうと心に決める。兄は無事に見つかるのか? アマリの冒険と超常界での戦いが始まる。
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4.5傷ついた子どもたちに寄り添う付添犬の物語。 2020年8月、性虐待被害を受けた幼い子どもが、 裁判で証言をする際の精神的負担を和らげるために「付添犬」を伴って出廷するという 画期的な取り組みがなされました。 その出来事は、盲導犬をのぞき、 犬が法廷に立った日本初のケースとして、 さまざまな新聞・テレビでも取り上げられました。 「付添犬」とは、 虐待や性被害によって 傷ついた子どもたちの ストレスや不安を軽減するため、 児童相談所などの面会やセラピー、 子どもに関する裁判などに 付き添う犬のことです。 子どもたちと関わってきた 弁護士・医師・獣医師などの大人たちが なんとかして子どもたちを助けたいと、 手を取り合い、悪戦苦闘しながら この「付添犬」制度を立ち上げる 実話をもとにした感動ストーリーです。
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3.0【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 色不思議な力を持つ少女の色と命の物語。 色に話しかけ、色を誘い出すことのできる不思議な力を持った、インディゴという名の少女。彼女が誘い出す色が村に溢れると、人々は声をあげて笑い、喜びに輝き出しました。 ある日、その噂を聞きつけた王様がやってきて理不尽な要求を突きつけました。困り果てたインディゴは、名前のまだついていない最後の色に会いに行くことに・・・。 夜明けから日没まで、そして、季節の移ろいとともに変化する空の、海の、山の、大地の、色彩のページェント。 インディゴの色を探す旅は、素晴らしい色の世界の奇跡と豊かさを気づかせてくれます。 染色家人間国宝の志村ふくみさんの「藍色」にインスピレーションを得て生まれた、宇宙の光に照らされたこの地球と私たちの「色の命の物語」。 ※この作品はカラー画像が含まれます。
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-不思議と心がほぐれちゃう、落語調人情物語! 江戸時代末期の寺子屋が舞台の、ちょっと不思議な物語。 算術が得意な少女・お咲は、なんでも白黒はっきりさせるのが好きながんばりやさん。いい加減でお気楽な師匠がやっている寺子屋に通うことになるが、その寺子屋にある「お元気部屋」の不思議な魅力に、気張った心もほぐされていく。現代の保健室のような「お元気部屋」の魅力は、なんといっても、お千代先生。話をきいてもらい、やさしくぽんぽんされると、みんな笑顔と元気を取りもどしていく。 ある日、そんなお千代先生の噂を聞きつけた富金家がやってきたことから、おだやかだったお元気部屋が大ピンチになり・・・・・・。 人の心は白黒はっきりできることばかりではなく、善悪はつながっているのだということを知るお咲。最後にはどんでん返しもある、笑いあり、涙ありの落語調人情話。
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3.7【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「子どもの本の専門家」が選んだ350冊。 2018年から発行されている日本国際児童図書評議会(JBBY)の年刊誌「おすすめ!日本の子どもの本」と「おすすめ!世界の子どもの本」が1冊の書籍に!日本で刊行されている児童書の中から、子どもたちに読んでもらいたい本を厳選して350点紹介します。 掲載する作品を選んだのは「児童書の専門家」たちです。翻訳家・さくまゆみこさんをはじめ、長年子どもの本に携わってきた選者たちがじっくり話し合いながら作品を決めていて、読者の好奇心に応えてくれる優れた本が載っています。子どもたちの想像力を刺激する、魅力あふれる作品と出合えるブックガイドです。 (底本 2024年11月発売作品) ※この作品はカラーです。
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4.5【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ある日この町に、ツノのある子が来た。 小さな体いっぱいにさみしさを背負って、 その子はにぎやかなグラウンドを見ていた。 オニくんが一歩踏み出すごとに、世界は温かくまわりだす。 ::::::::::::::::: ある日突然、ツノの生えた鬼の子供が町内に現れた――。 どうやらワケありでこの町に来たオニくんと、彼がいっしょに過ごすことになった福田家の日常に、少しずつ新しい風が吹き込まれます。 隠したいコンプレックス、 素直に謝れなかった苦しさ、 身近な人を傷つけてしまった後悔―― オニくんの健気な視線を通じて、封じ込めていた切ない痛みが、柔らかな色彩の絵で胸に蘇ります。 世間が決めた「ふつう」の枠からはみ出る存在である鬼の子が、 自分の居場所を懸命に見つけていく切実さが胸に迫る WEBメディア「cakes」にて連載時より大人気の作品。 人気沸騰中の著者による待望の初長篇が、全2巻のフルカラーでついに刊行。 ――「ひとりじゃできないこと、ぼく、そういうのをやりたいです」(本文より) (2020年12月発行作品) ※この作品はカラーです。
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4.0【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 すべてをすてても、やさしさはすてられない。 青海原の小さな島に、大きな鬼ばばが一人くらしていた。 「かまわんとならんもんが、おらんのはええ」と言いながらも、島に流れ着くあれやこれやをついつい拾って世話してしまう・・・・・・。 第1章 やっかいなもん、ひろうてしもた 第2章 とんでもないもん、ひろうてしもた 第3章 なさけないもん、ひろうてしもた 第4章 うっとうしいもん、ひろうてしもた あるがままに生きるおそろしい鬼ばばの、愛情深い4つの物語。 ※この作品はカラーです。
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-コンパクト版アンデルセン童話集」復刊! 5巻収録の作品は「ひとり者のナイトキャップ」「ひとかどの者」「年を取ったかしの木の最後のゆめ」「ABCの本」「どろ沼の王様のむすめ」「かけっこ」「鐘の淵」「悪い王様(伝説)」「風がワルデマル・ドウとそのむすめたちのことを話します」「パンをふんだむすめ」「塔の番人オーレ」「アンネ・リスベト」「子どものおしゃべり」「真珠のかざりひも」「ペンとインキつぼ」「墓の中の子ども」「農家のおんどりと風見のおんどり」「美しい」です。西本鶏介先生の解説「不幸を幸福にかえる童話」を収録しています。
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4.6難民少年が見つけた幸せとは? もうだめだ。 刻一刻とボートは海に沈んでいく。 ひとり、またひとりと、ボートから海に投げ出されて、 まもなく自分の番が来る。 ―――海に投げ出された難民少年オマールが、目をさましてみると そこは、ガリバーが流れついた小人の国リリパット国でした。 リリパット国の住人は、少年をガリバーの息子と思い歓待します。時間が経つにつれ、少年オマールはリリパット国で、友情をはぐくみます。 一方で、オマールは、離ればなれになってしまった家族が恋しく、毎晩、夜空に浮かぶ星を見ながら、お母さんに話しかけていました。 少年オマールは、このままリリパット国で、平和に暮らすことができるのでしょうか? お母さんとは再会できるのでしょうか・・・。
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4.5名画モナ・リザを一躍有名にした事件とは? 1911年モナ・リザが、ルーブル美術館から盗まれた。迷路のようなルーブル美術館の警備はどうなっていたのか? どうやって持ち去ったのか? 美術館でそれほど重要な扱いを受けていなかったモナ・リザが盗まれ、この名画は一躍注目をあびるようになる。 一方で、レオナルド・ダ・ヴィンチは、この絵を描いてなかったかもしれない……と、この名画が生まれた経緯にも触れ、レオナルド・ダ・ヴィンチの人となりを浮かび上がらせる。 盗まれて初めてその存在が認められ有名になったモナ・リザだが、どのように発見されて、ルーブルに帰還したのか、その陰に隠された現代美術の巨匠の秘密を暴きつつ、事件のあらましが語られる。 読みごたえのあるノンフィクション。
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3.5壁も溝も、自分のやり方で越えていく! エミーは、生まれつき脊椎に障がいがあり、車いすで学校生活を送る12歳の女の子。車いすで宙に舞い、大ジャンプをキメるモトクロス選手にあこがれて、放課後は自宅の庭にあるパパ手作りのジャンプ台で練習を重ねている。 しかしエミーが乗っている「車いす」は日常生活を送るためのもので、大ジャンプをものにするためには、モトクロス用の高性能な車いすが必要。 そこで、親友のアレエと一緒に、二人それぞれの夢を叶えるため、手作りのバッグや拾い集めてきた木の実や植物を売るオンラインショップを運営し、売上は上々。特にバッグは、車いす使用者目線の便利グッズとしてファンも獲得し、コツコツと着実に、夢に向かってつき進んでいた。 そんなある日、学校でエミーが「転倒」した。 学校の支援の対応はエミーの望まぬ方向へ進んでいき、友だちや家族との関係までギクシャクしていく・・・・・・。 「人は知らないことについてはまちがいをおかすものだ。だから、対話し続けるんだ。人に伝えて教えて、そして人から教わるんだ」という作中のセリフが胸にしみる感動作。 アメリカ学校図書館ジャーナルの優秀作品に選出された児童書。
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5.0【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 子どもの本を通して希望の種をまく。 戦後、混乱した街中で大きな建物の前に人びとの列を見つけ、少女は、弟の手を引いて建物に入りました。すると、そこにはたくさんの本が並べてありました。そして、ステキな女性と出会います。その人こそ、イエラ・レップマンでした。 イエラ・レップマンは、国際児童図書評議会(IBBY)、世界で初めての国際児童図書館(ミュンヘン国際児童図書館)を創設した人です。 どのようにして、子どもの図書展をスタートしたのかを語ることで、子ども本の大切さを伝えています。 巻末に、イエラ・レップマンや、図書展についての解説もあります。 ※この作品はカラー版です。
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4.3【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 賢くなってトラブルから自分を守る本。 2019年夏に弘文堂から発売された 『こども六法』の公認姉妹本です。 なにかあると、大人は「相談して」と気軽に言います。 けれど相談したらしたで、 「やられたらやり返せ」 「あなたにも悪いところがあるんじゃない?」 といった一見正論だけど、 その場しのぎでなにも言ってない 「まあまあ言葉」を返されて、 相談しても無駄だなと諦めてしまうことが 少なくありません。 それでも諦めないで欲しいのです。 まあまあ言葉を打ち返すために、 まず、コミックで、まあまあ言葉の実例を学び、 その反論方法を 『こども六法』山崎聡一郎氏が解説。 さらに、本当に頼れる大人を探し出し、 トラブル解決のために動いてもらうに、 いじめ問題に詳しい学校の先生、 警察、スクールカウンセラー、弁護士、精神科医、 虐待に関する児童相談所が、 「どんな相談をすればいいか」「効果的な証拠」 「訴えるってこういうこと」など 実践的なアドバイスを教えます。 きれい事は一切ありません! トラブルの渦中にいる君には、 その解決の糸口として、 まだ巻き込まれていない君には、 その予防知識として、 君の人生に寄り添う1冊です。 (底本 2021年4月発行作品) ※本書に掲載されている二次元バーコードは、デバイスの機種やアプリの仕様によっては 読み取れない場合もあります。その場合はURLからアクセスしてください。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ウソだらけの本格ミステリー!! よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!マンガの面白さ! 全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ 「コロコロよみもノベル」が創刊! コロコロコミックで2011年から10年連載して完結した 「ウソツキ!ゴクオーくん」が登場! ウソでウソを暴く本格ミステリー作品です! また、全ページに挿絵がついてわかりやすい! 漢字には全てふりがな、カタカナにもふりがながついて読みやすい! ひとりでも読める、はじめての一冊に最適! コロコロよみもノベル 「ウソツキ!ゴクオーくん ナンバー1ウソツキ小学生登場!」で 新しい読書体験を!! ※この作品はカラーが含まれます。
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4.0【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!マンガの面白さ! 全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ 「コロコロよみもノベル」が創刊! 創刊第1弾作品は映画ドラえもん! ドラえもんから始まったコロコロコミック。 コロコロ生まれの新創刊シリーズ第1弾ももちろんドラえもん! 映画最新作を、かきおろしストーリー&イラストで”読める”1冊! 全ページに挿絵がついてわかりやすい! 漢字には全てふりがな、カタカナにもふりがなをつけて読みやすい! ひとりでも読める、はじめての一冊に! コロコロよみもノベル 「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」で 新しい読書体験を! ※この作品は一部カラーが含まれます。 (底本 2025年3月発売作品)
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 大人気「ケシカスくん」の児童よみもの版! よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!まんがの面白さ! 全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ 「コロコロよみもノベル」が創刊! 創刊第1弾作品はケシカスくん! 全ページに挿絵がついていてわかりやすい! すべてふりがな・カタカナでできているので、 子供たちの「最初の読書」にぴったりの一冊です! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!マンガの面白さ! 全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ 「コロコロよみもノベル」が創刊! 創刊第1弾作品の1つとして コロコロコミックが誇るレジェンドオリジナル作家 ながとしやすなり先生による「ゾゾゾゾンビーくん」が登場! 突如現れた不死身のモンスター・ゾンビーくんによる、 キモかわいいホラーコメディ作品! 緻密で且つ楽しいイラストによる「さがせ」遊びや、 選択肢を選んで進むゲームブック的な展開もあり! ながめて!さがして!読んで!あそんで!チョ~楽しい一冊! 全ページに挿絵がついてわかりやすい! 漢字には全てふりがな、カタカナにもふりがながついて読みやすい! ひとりでも読める、はじめての一冊に最適! コロコロよみもノベル 「ゾゾゾゾンビーくん 新種のゾンビが大増殖だゾ~!!」で 新しい読書体験を! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 なにもかもデッカすぎる!学べるよみもの。 よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!マンガの面白さ! 全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ 「コロコロよみもノベル」が創刊! 創刊第3弾作品の1つとして コロコロコミックで大人気のギャグまんが「デカ杉デッカくん」が登場! とてつもなくデッカい小学生、デッカくんを中心としたギャグコメディ作品! みんなの学校や町といった身近なものから宇宙まで! この世の中にある色々なデッカいものをデッカくんと探しに行こう。 デッカくんによる「デカレベル」によって、それぞれがどのくらいデカいのかわかりやすく学べるぞ! また、全ページに挿絵がついてわかりやすい! 漢字には全てふりがな、カタカナにもふりがながついて読みやすい! ひとりでも読める、はじめての一冊に最適! コロコロよみもノベル 「デカ杉デッカくん 探せ!この世のデッカいもの!!」で 新しい読書体験を! ※この作品はカラーが含まれます。 (底本 2025年7月発売作品)
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 大人気でんぢゃらすじーさんが読み物に! よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!マンガの面白さ! 全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ 「コロコロよみもノベル」第2弾! 20年以上コロコロコミックギャグまんがNo.1を突っ走り続ける、「でんぢゃらすじーさん」が児童読み物に! とんでもないじーさんがどんなピンチも解決!? 全ページに挿絵がついてわかりやすい! 漢字には全てふりがな、カタカナにもふりがながついて読みやすい! 絶対笑って楽しめる最強ギャグ読み物をひとりで読む初めての1冊に! ※電子書籍なので、本文中に書き込むことはできません。必要に応じてメモ用紙などをご用意ください。 ※この作品はカラーが含まれます。 (底本 2025年4月発売作品)
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-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 YouTube発の大人気コンビよみもの! よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!マンガの面白さ! 全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ「コロコロよみもノベル」に「まいぜんシスターズ」が登場! YouTubeの登録者数が1800万人を突破し、その人気は日本を飛び出し、世界中へ拡大中の「まいぜんシスターズ」。 そんな大人気の2人が「なんでも屋」をやっている街「ピースタウン」。 ふたりのところには、まいにち様々な相談がやってきます。 今回の依頼内容は「子どもの魂が抜かれる事件」。 調査をしてみると、事件には、ナゾの大きな女の人が係わっているらしい? 2人は力を合わせてピースタウンの事件を解決できるでしょうか? この本では、探し遊びや迷路を交えて、 ミステリーのドキドキ要素も楽しめる1冊です。 全ページに挿絵がついてわかりやすく、 漢字には全てふりがな付きなので、 ひとりでも読める、はじめての一冊に最適! コロコロよみもノベル 「まいぜんシスターズ ピースタウンの化け猫さま」 をお楽しみに! ※この作品はカラーが含まれます。 ※電子書籍なので、本文中に書き込むことはできません。必要に応じてメモ用紙などをご用意ください。 (底本 2025年7月発売作品)
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5.0【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 AIも電力もない世界で人間のあり方を問う。 AIによって人類ほぼ滅亡……。“防腐塵(ぼうふじん)”という特殊な砂におおわれた、植物と電力が存在しない世界で、人間の末裔たちはどう生きるのか? 砂漠を自由気ままに旅してお宝を探す“旅ガラス”のぼく。 実は数年前にある事件から逃げてきた過去があった。 きっかけは、ポケットの中の茶色い謎の物体。 この謎の物体をめぐり、生き方の違うさまざまな民族が、それぞれの思惑をかけて交錯する。 講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞の作者が初めて挿絵も手がけたYA小説。 先入観をぬぐい、多様性を認め合う、いまを生きる人たちに届けたい物語です。
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3.2母をなくした少女の喪失と再生を描く物語。 12歳のエリーズのパパはフランス人、ママは日本人。4年前にママが死んでからパパは心を閉ざしたまま。家で日本語を喋るのは禁止。日本のアニメをみるのも禁止。パパはたくさんのルールを作った。エリーズは、親友のステラとかくれて〈NARUTO-ナルト-〉を一緒に見ながら、パパの顔色をうかがう日々をすごしていた。そんなある日、日本からソノカおばあちゃんがやってきた! 日仏カップルのもとに生まれ、母親を亡くした子どもの心の喪失と家族の再生を描く、心あたたまる物語。2023年、フランス大手出版社ガリマール・ジュネス、テレラマ、RTL主催の児童文学新人賞受賞。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 いつでも自由! 毎日が冒険! アンドリューハはパパとママと愛犬キートと暮らす男の子。空想好きで、大きくなったらカタツムリを売る仕事をしてお父さんを助けようと考えたり、この町に空飛ぶ円盤が来たらどうなるだろうと考えたりする、ユニークで優しい少年。パパも風変わりで、宇宙人をさがすために突然ヒマラヤ山脈へでかけようとする。ママは料理や家事が大の苦手で、おそろしくまずい料理を並べるが、おおらかで太陽のように明るい女性。それぞれが気ままでマイペースで、常識にこだわらず、思いのままに生きるこの一家には、奇妙でシュールで不可思議な事件が次々と舞い込む。 収録作品=家庭訪問に訪れ、アンドリューハ一家を気に入ったあまり、家族に入れて欲しいと希望する先生(「ああ、モップよモップ、ぼくの愛はどこ?」)、愛犬キートを巨大ネズミだと言い張る獣医。うんざりしたキートは、あるとっぴな行動に出る(「ノミのいる怪物」)、地下室に何十年も寝続けていたナチス兵の物語(「見つかったフリッツ」) ほか、「ぼくの夏に秋がきた」「ぼくの犬はジャズが好き」「私たちはみんな、この地上で宇宙人なのよ」「この世界でたったひとつのもの」など全17編。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 登場人物はくせ者ぞろい! 「『チークの少年時代』をお読みいただいた読者の中には、なんととりとめのない物語だろう、と思われた方もいらっしゃるはずです。話は行ったり来たり、あさっての方向に飛んでいったかと思えばまた戻ってきたりして、なかなかつかみどころがありません」(訳者あとがきより) 「コーカサスのガルシア=マルケス」とも言われる、アブハジア(現ジョージア)の作家、ファジリ・イスカンデルの問題作、登場! 登場人物は、針の付いてない釣竿で釣りをするおじさん、無意味に暴力をふるう街の乱暴者、屋根の上を歩くサッカー選手、しゃべり出すと止まらないおじさんなど、くせのある個性の強い人ばかり。少年チークは、そんななかで素直に、とりとめなく、ふんわりと生きている。インパクトたっぷりで、ユーモラスな物語をご賞味ください! 収録作品=「お茶会、そして海を愛する心」「チークのお手柄」「チークと夢遊病者」「チークの恐ろしい仕返し」「報復」「チークはしきたりを重んじる」(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 雄大な自然のなか、人の心はなんて繊細で細やかなんだろう! インド生まれのイギリス人、ラスキン・ボンドが紡ぎ出す作品は、どれも繊細で優しい。大自然のなか、人々が懸命に生きる姿をていねいに見つめ、温かく描きあげる。 「青い傘」…山岳地域に住む少女ビンニャーは、ピクニックに来ていた行楽客からすてきな青い傘を手に入れる。やがて青い傘は村中の注目の的になる。傘をどうしても欲しくなった商人は……。 「怒る大河」…大河の真ん中の小島に大きな菩提樹が立ち、老夫婦と少女の一家が暮らしていた。老夫婦が不在のある日、激しい雨で河の水量が増した。少女は菩提樹に登って難をしのいだが、河の水の勢いは更に増す。ついに菩提樹は倒れてしまう。 「屋根の上の部屋」…インドに暮らすイギリス人の少年、ラスティーは、家族とうまくいかず、孤独な毎日を過ごしていた。ある日、通りすがりの現地の子どもから声をかけられ、思いがけず友だちができる。解放され、人生の楽しみを知ったラスティーだが……。ラスキン・ボンド17歳の時の、自伝的デビュー作。 ほか、「ぼくの家のおばけ」「ビシュヌの山」の全5編を収録。(新訳・本邦初訳含む) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 空想好きな女の子のポジティブな成長物語。 カナダのプリンスエドワード島にあるグリーンゲイブルズで暮らしている、女性が苦手な兄のマシューと、きれい好きでしつけにきびしいしっかり者の妹のマリラ。二人は、家の農作業を手伝ってもらうために、孤児院から11歳の男の子を引き取ることにします。ところが、やってきたのは赤毛でガリガリの少女・アンでした。すぐにでも男の子と取り替えてもらうつもりでしたが、幼くして両親を亡くし、貧しい家を次から次へとたらい回し。仕事ばかりを押し付けられて、愛情をかけてもらえなかったアンの生い立ちを聞いて、そのまま引き取ることにします。いっしょに暮らし始めると、アンは人並み外れた空想力を持つ、おしゃべり好きの女の子でした。物事の善悪をきちんと教わらずに育ってきたので、マリラたちが思いもよらないことをしてはびっくりさせます。でも、二人から愛情をたっぷり注いでもらい、たくさんの経験を積み、いっぱい勉強をし、どんどんステキなレディになっていきます。そんなアンの成長が、美しい自然の描写といっしょに読める名作です。この物語を読めば、泣いたり笑ったり怒ったりと、楽しい時間を共有できるはず! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 孤児院出身の少女が得た、自立する喜びと、生きる楽しみ。 天涯孤独な主人公ジェルシャー・アボットのお話は、憂鬱な水曜日から始まる。その日は孤児院に寄付をしてくれる篤志家の評議委員たちが視察に来るため、朝からギッチギチに行儀良くしていなければならないのだ。ところがその憂鬱な水曜日に、ジェルシャーは優秀な成績により特例として孤児院から大学へと進学できることが決まった。条件は毎月、援助してくれる資産家に手紙を書くこと。たまたまその援助を申し出てくれた資産家の細長いシルエットを見ていたジェルシャーは、勝手にあしながおじさんと命名。ここから物語は、ジェルシャー改めジュディからあしながおじさんへの手紙を読む形で進んでいく。ジュディの大学生活は、毎日が新しい発見と驚きの連続。生き生きとした文面から、どんな場面で何をしてどう感じたか、まるで親友の話を聞いているかのようにリアルに感情が伝わってくる。ジュディと一緒にハラハラどきどきしたり、時にはツッコミを入れたり。あしながおじさんが出してくれるお金を少しでも早く返済しようと頑張る姿に思わず応援をしてしまうはず。そして迎えるハッピーエンドまでいっきに読み進まずにはいられない! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 動物たちも大活躍!アフリカ発の不思議ストーリー。 「これから語ることが、ほんとうだと言うつもりはありません」――ガーナのある地方ではこんな前置きから昔話が始まる。ほんとうではないからこそ、昔話には人々の空想や希望、夢が詰まっている。 本書は、南アフリカ共和国の元大統領でノーベル平和賞受賞者、ネルソン・マンデラが選んだアフリカ全土の昔話と物語、全32編。マンデラは、アフリカの子どもたちがヨーロッパ人が書いた物語だけではなく、自分たちの文化が産んできた物語を読んでほしいと願い、本書を編纂した。 収録作品=「怪鳥のふしぎな歌」(タンザニア)、「動物たちはどうやって草と水を手に入れたのか」(南部アフリカ・サン人)、「ヘビの呪い」(西アフリカ・ズールーランド)、「ノウサギとハイエナ」(ボツワナ)、「ライオンとノウサギとハイエナ」(ケニア)、「ファン・フンクスと悪魔」(南アフリカ・ケープのオランダ人)、「美しい若者サクナカ」(ジンバブウェ)、「〈すべての子どもの母〉」 (マラウィ)、「妹がほしかったピピディ」(ボツワナ)、「フェシト、市場へ行く」(ウガンダ)ほか。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 残酷な王の心を溶かして夢中にさせた、心おどる物語。 はるか昔、ペルシアのササンを治めるシャフリヤール王は、お妃に裏切られて女性をにくむようになり、毎晩新しい花嫁をむかえては、翌朝には処刑することをくり返していました。ある日、花嫁になった大臣の娘シェヘラザードは、王がどうしても続きを聞きたくなるおもしろい物語を語り、処刑されずに生き延びます。こうして毎晩語られた物語が、この「アラビアン・ナイト」。どの話も手に汗握る冒険や、胸を熱くする不思議がいっぱいです。 「船乗りシンドバードの航海」=シンドバードが、島になっていた巨大なクジラ、巨鳥ルフ、ダイヤモンドの谷、人食い巨人、巨大なウミヘビと出会い、どうくぐり抜けて生き延びてきたかが語られます。 「アラジンと不思議なランプの物語」=魔法使いにだまされて洞窟に閉じ込められたアラジンは、指輪の奴隷とランプの奴隷の力を借りて、大金持ちになり、お姫様と結ばれます。このほかにも一晩では語り切れないお話がいっぱいです。読み始めたらきっと、王様のように続きが気になって、眠れなくなるにちがいありません。……中東の名作を、イギリスの児童文学者ジェラルディン・マコックランが華麗に再話! (本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 胸がギュッとなるせつなさや、人生の悲しみ、そして喜びの物語。 生涯150もの童話を書き記したアンデルセンの代表作をそろえた童話集。雪の降る大みそかに寒さのあまりマッチに火を灯し、幸せな幻を見ながら命を落とした少女の話「マッチ売りの少女」、おしゃれが大好きな皇帝がペテン師にだまされてバカには見えない服を着させられてしまう話「皇帝の新しいお召し物」、人間の王子に恋をした人魚姫がたどる悲しい恋の話「人魚姫」、自分だけみにくく生まれたあひるの子が、厳しい冬を乗り越えて成長したときに得た真実の姿の話「みにくいあひるの子」はアンデルセン自身がモデルとも言われている。 お話は全部で14。1.マッチ売りの少女、2.えんどう豆の上に寝たお姫さま、3.おやゆび姫、4.しっかりもののすずの兵隊、5.皇帝の新しいお召し物、6.パンをふんだ少女、7.ぶた飼い王子、8.羊飼いむすめとえんとつそうじ人、9.ひとつさやのえんどう豆五つ、10.もみの木、11.空とぶトランク、12.小クラウスと大クラウス 13.人魚姫 14.雪の女王~七つのお話でできたひとつの物語~ ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 アーサー王と、王に仕える円卓の騎士たちの壮大な物語。 物語は中世ヨーロッパ、ロンドンでの馬上槍試合から始まる。少年アーサーは、兄が忘れた剣を取りに行こうと急いでいた。しかし、このままでは間に合いそうにない。そうだ、教会堂前の広場にある、大きな石にささった剣。あれを借りれば間に合う! アーサーはえいっと剣を抜きとると、急いで試合場に行き、兄に渡した。ところが、その剣を見た兄は顔色を変える。なぜなら、それは「この剣を抜いた者がブリテン国の正当な王である」と記された、力自慢の騎士たちが誰一人として抜けなかった剣だったのだ。……こうして、中世の伝説の英雄、アーサー王の物語が始まる。 物語の主役は、アーサー王と王に仕える「円卓の騎士」たち。ラーンスロット、パーシヴァル、ガウェインなどの騎士の勇壮な戦いがたっぷりと描かれる。そして美しい女性をめぐる華やかで悲しい物語も見逃せない。トリスタンとイズーの悲恋、アーサー王の王妃グィネヴィアとラーンスロットの恋は、やがて大きな悲劇を呼ぶ…… 現代まで多くの物語や映画を生み出す原型となっているアーサー王と円卓の騎士の物語、幻想文学作家・井辻朱美が新たに書きおろした決定版! (書きおろし) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 かあさん、ぼくはすっかり家族に見放されたんだって思っていた。 フランス中部にあるシャヴァノン村。大好きなかあさんと暮らしていた少年レミは、貧しくても幸せだった。ところが8歳のとき、パリへ出稼ぎに行っていた父さんがケガをして戻ってきてから生活が急変する。レミは赤ちゃんの時にさらわれて捨てられたところを、父さんが謝礼金を目当てに育ててくれていたのだ。実の親が訪ねてくることもなく謝礼金ももらえそうにないとわかり、父さんはレミを孤児院へ連れて行こうとする。そのとき話を聞いていた旅の芸人ヴィタリス一座の親方が、レミを買い取る。レミは大好きなかあさんと別れて旅芸人と出発することになる。さみしいレミの心を一座の犬のカピが寄り添ってなぐさめてくれる。カピにふれられると心苦しさがとれて疲れや悲しみを忘れられるのだ。レミとカピは親友になった。一座のヴィタリス親方は、生きるためにお金をかせぐことをレミに教えてくれた。村から村へと旅を続ける間も、字を、歌を、歴史をレミのために教えてくれた。そうしてパリを目指して旅を続けて行きながら、レミには次から次へとさまざまな試練が襲いかかる。いつかレミに幸せはくるのだろうか……。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ジャックと豆のつる、親指トム…時代をこえて愛される昔話の原典。 誰もが知っている有名な童話が入った昔話集。レンガで家を作った末っ子の子ブタがオオカミをやっつける話や、空までのびた豆のつるを登ったジャックが人食い鬼の家へ入っていく冒険話。知恵を使って巨人をやりこめる女の子の話などなど。一度は聞いたことのあるお話と、あまり翻訳されてこなかっためずらしい話が一緒に入っている。どれも心地よいリズムの文体で、読み聞かせにもピッタリ。次はどんな展開になるのか、ワクワクしながら聞きほれてしまう。お話は全部で23話。 1.カササギの巣、2.ものぐさジャック、3.まほう使いと弟子、4.妖精のぬり薬、5.ミアッカじいさん、6.ジャック・ハナフォード、7.ジャックが運をためしいった話、8.トウモロコシパン、9.ビノリー川、10.三匹の子ブタのはなし、11.三人のまぬけ、12.ビネガーのだんな 13.ロバとテーブルとこん棒、14.マー伯爵の娘、15.魚と指輪、16.モリー・ワッピー、17.世界の果ての井戸、18.三匹のクマのはなし、19.いくさずきん、20.トム・ティット・トット、21.親指トムのはなし、22.ジャックと豆のつる、23.巨人殺しのジャック ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 究極の美しさを求めて、石工は山の女王の元へ向かう。 ロシアのウラル地方に、孔雀石の細工で有名な村があった。その村の腕の良い石工の親方に、やせっぽちの孤児、ダニーロが弟子入りする。変わった子だったが、石工の才能があったので親方はダニーロをかわいがる。ダニーロはどんどん腕をみがき、一人前の石工になる。でもうまくなればなるほど、もっと石の美しさをいかした細工を作りたいと願うようになり、満足できなくなった。そんなとき、地主から大杯の細工を依頼される。ようやく作りあげた大杯をみんなはほめるが、ダニーロは納得できない。もっと美しいものを作るために、うわさで聞いた「山の女王」の石の花が見たくてたまらなくなってしまう。石の花を見た者は、まるで生きているかのような石の細工を作れるというのだ。そしてとうとうダニーロは、結婚直前になって、石の花を求めて山の奥へと行ってしまう。石の花のとりこになったダニーロは、山の女王のもとから戻ってくることができるだろうか? 民話をもとにして書かれた幻想的な作品。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 次の世代へ受けつぎたい、知恵と教えがたっぷりつまっている! 誰でも知っている有名な話から、知られざる傑作まで、50話の「イソップ寓話」を収録! 収録作品:うさぎとかめ、かえると牛、かにの親子、きつねとこうのとり、肉をくわえた犬、ねずみの会議、野ねずみと家ねずみ、水たまりのかえると沼のかえる、いのししときつね、ありとせみ、ろばとせみ、くじゃくとつる、きつねとやぎ、からすときつね、のどがかわいたからす、きつねとぶどう、年をとったライオンときつね、ライオンと野うさぎ、ライオンとくま、ライオンといのしし、犬とにわとりときつね、ありとはと、王様をほしがったかえるたち、胃ぶくろと足、泉のそばの鹿とライオン、ライオンの皮を着たろばときつね、ろばとにわとりとライオン、からすと鳥たち、からすとはと、わしとからすと羊飼い、羊飼いの少年、おおかみとおばあさん、おばあさんと医者、金のおのと銀のおの、金のたまごをうむにわとり、けちんぼ、塩をはこんでいたろば、馬とろば、ろばを売りにいった親子、かしわの木とあし、北風と太陽、旅人とくま、ライオンといるか、ライオンとねずみ、やぎ飼いと野生のやぎ、仲の悪い兄弟とおとうさん、農夫と子どもたち、馬と牛と犬と人間、天文学者 ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 世界を旅した盲目の詩人が贈る、珠玉の作品集。 泳ぐこともできず、ドジョウを食べられないのに、なぜか仲間とではなくあひるとばかり遊ぶひよこ。やがてひよこの体は衰えていき……「ひよこの悲劇」 「愛」や「同情」を知らず、競草(きょうそう)や闘草(とうそう)の実を食べ、戦草(せんそう)の花をお茶にして飲む、寒い国の人々。「世界でいちばん偉い王になる」と予言された王子は、世界中を幸福にするという「理草(りそう)花」を咲かせようと一心に育てるが、理想花は枯れゆくばかり。絶望した王子は自らの胸を刺す。ところがその血潮を浴びて……「理想花」 ほかに、「智恵の壺--インドでひろった話」、「おちるための塔」、「せまい檻」、「沼のほとり」、「落葉物語」、「一本の梨の木--セルビヤの話」、「鷲の心」、「魚の悲しみ」、「バイタール物語--インドでひろった話」、「ある孤独な魂--第一モスクワ盲学校の思い出」の全12作品を収録。ロシア生まれの盲目の詩人、エロシェンコは、日本、インド、中国などを放浪し、現地の民話を取材しながら多くの傑作を書いた。理想を求めて進み、傷つき、しかし歩みを止めない人々の物語は、時を超えて多くの人の胸を打つ。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 不思議なオズの国へ飛ばされた少女ドロシーの冒険ファンタジー。 大きな竜巻に巻き込まれて、家ごと吹き飛ばされたドロシーと子犬のトト。ようやく着地したのは不思議な「オズの国」だった。ドロシーは元のカンザスに戻るために、エメラルドの都に住む大魔法使いのオズに会いにいくことになる。途中で、脳みそが欲しいわらのかかし、心臓が欲しいブリキのきこり、勇気が欲しいおくびょうなライオンと一緒になり、エメラルドの都をめざす。みんなで力を合わせ、数々の困難を乗り越えながら旅を続ける。大きな地割れを渡ったり、カリダーというばけものをやっつけたり、野ネズミの女王を助けて死のケシの花畑から脱出したり。ようやくたどり着いた都でオズに会うと、全員の願いをかなえるためには、見返りに悪い西の魔女をやっつけろと言われてしまう。どうしても故郷に帰りたいドロシーは、西の魔女を倒すために西の国へと向かう。はたしてドロシーたちは、悪い西の魔女をやっつけて願いをかなえられるのだろうか……? そして大魔法使いのオズの意外な正体とは? 次から次へと起こる難題に立ち向かうドロシーと仲間たちの冒険ファンタジー。ハラハラドキドキがずっと止まらない! ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 厳しい歴史を乗り超え、語り伝えられてきた物語たち。 マリーは王子と恋に落ち、プロポーズされる。しかしマリーの父はこの結婚に反対し、魔法使いに頼んで王子を魚の姿に変えてしまった。悲しんだマリーが川べで歌をうたっていると、川の水がぱっくり開き、金のかんむりをのせた美しい赤い魚が現れた。喜んで毎日川へ行くマリーをあやしんで、父があとを追ってきた!(「マリーと赤い魚」) アフリカにルーツを持ち、多くは奴隷とされてきた黒人女性たちが伝えてきた民話と物語を、児童文学作家ヴァージニア・ハミルトンが再話。ファンタジー、魔法物語から実話まで、独特な魅力を放つ。原著のレオ&ダイアン・ディロンの挿絵も全点収録。 収録作品から=「小さな女の子とバーラビー」「仲間を手に入れたミズ・ハティ」「ネコ皮かぶり」「メアリベルと人魚」 「ほう、ほう、ほほう」「メイシーとブー・ハグ」「ローナとネコ女」「最初、女と男は対等だった」「閉じこめられた人魚」「アニー・クリスマス」「ミリー・エヴァンズ:プランテーション時代」、「レティス・ボイヤー」ほか全19編 (本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 予想外の結末に泣いたり笑ったり、心温まる傑作短編集。 短編の名手と言われるO・ヘンリーは、たった数ページで心を揺さぶる名作を数多く残した。なかでも有名な「賢者の贈りもの」は、貧しい夫婦がクリスマスプレゼントを手にするための心温まる行き違いを描いた話。枯れかけたツタの葉が全て落ちたら死ぬと思い込んだ女性のために、嵐の中、最後のひと葉を壁にとどめようとする画家の話「最後のひと葉」、元金庫破りが、銀行家の娘と結婚することで足を洗おうとする話「改心の救済」など、人気の全31作品を収録。 その他の収録作品:「心と手」「めかし屋の失敗」「にせ医者ジェフ・ピーターズ」「運命の衝撃」「都会の敗北」「一ドルの価値」「高らかな響き」「金の神とキューピッド」「三つめの材料」「警官と賛美歌」「人生は回転木馬」「桃源郷の短期滞在客」「千ドル」「水車のある教会」「二十年後」「レッド・チーフの身代金」「伯爵と結婚式の客」「王女さまとピューマ」「魔女のパン」「緑のドア」「にせものの刺青」「いそがしい株式仲買人のロマンス」「春のメニュー」「ピミエンタのパンケーキ」「マディソンスクエアのアラビアンナイト」「ラウンドのあいまに」「紫のドレス」「ユーモア作家の告白」 ※この作品は一部カラーが含まれます。