沼野充義の作品一覧
「沼野充義」の「インヴィンシブル」「火星からの来訪者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「沼野充義」の「インヴィンシブル」「火星からの来訪者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
始まりさえも覚えていないこの存在が経てきた、様々な経験や感情の一覧表だろうか?束の間の生を享けて解放された山々の願望と情熱、希望と苦悩の記述だろうか。数学が存在に、孤独と断念が豊穣に変容することだろうか。しかし、このすべては伝達不可能な知識なのだ。もしもそれを地球のいずれかの言語に翻訳しようとしても、価値と意味のあらゆる探索は無残な失敗に終わり、向こう側に残ったままだろう。しかし、結局のところ、『信者』たちが期待しているのは、そういった科学より詩学の名に相応しい新発見の数々ではないのだ。なぜならば、彼らは自分でもそれとは知らずに、〈啓示〉を待ち望んでいるのだから。それは人間自身の意味を説明して
Posted by ブクログ
惑星ソラリスの海へ
探索 実験と称してX線を照射してから
客人として登場するようになった
得体の知れないもの
その現象は
人間の潜在意識の中に深く沈む何者かを具現化
実体化したもので
知性を持つソラリスの海から
未知なる人間へ向けての
コンタクトのようでした
その具現化したものに
恐怖 混乱 懐かしさ 愛情を感じてしまう人間の弱さが浮き彫りになっていました
ソラリスの海の精緻でダイナミックな情景描写には
ただただ圧倒され続けた
人間の叡智が全く及ばない未知なる存在の
ソラリスの海
それに対峙した時の
人間の奢り 愚かさ 生物としての限界を
はっきりと見せつけられた気がしました
それで
Posted by ブクログ
“チェーホフの魅力、たっぷり丸わかり”
チェーホフの作品を読んでみようと思ったきっかけは、『1Q84』(村上春樹)でした。
“チェーホフがこう言っている。(中略) 物語の中に拳銃が出てきたらそれは発射されなくてはいけない。”
こんな記述があり、村上春樹さんが影響を受けているのはドストエフスキーだけではないと知り、興味を持ちました。
訳者の沼野充義さんは、定訳となっているタイトルに変更を加えるといった、あらたな試みをしています。作品選択も素晴らしいです。
年がら年中、恋なしにはいられない、オリガちゃんのお話(「かわいい」)、家庭教師をしている少年の兄と恋愛中の場面をのぞき見されてしま
Posted by ブクログ
1.理系っぽい解決プロセス
問題に対して観察、分析、先行研究を確認して、解決策を考えるのは理系っぽくて面白かった。自分が正常かどうかを確認するために天体物理学の計算をするなんて考えられない。研究のためにどんな犠牲も厭わない覚悟は素晴らしい。(ただ文献調査パート長すぎ...)
2.ミステリっぽい空気感
なにが起こるのかわからない不穏な空気感がミステリっぽかった。会話シーンもどこか探り合いを行っているようで、衝突しているところもあって、なにか起きそうな緊張感が常に伝わった。先が気になってどんどん読み進めてしまった。
3.未知の存在とのコンタクト
意図があるのかないのかすら読めない未知の存在との