かもめ

かもめ

19世紀末ロシアを舞台に描かれる作家志望の男と女優を夢見る女の恋。35歳のチェーホフが“恋だらけの物語”として構想した戯曲は、様々な演出家や時代によって形を変え、100年以上の時を経てなお、世界各地で愛され続けている。「人生の本質を見る真の繊細なまなざしを獲得した」と評された演劇史上不朽の名作が今、現代を生きる人々のための瑞々しい名訳となって甦る。

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かもめ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    みてくれの反対側にある泥臭さ。これがある。
    はた目とは違った。みたいなところが解決できないわけである。かもめを自分に投影したときに、かもめをかわいがればよかったんだな。それが結局はオリジナリティということで、作家や女優のなかで浮いたとしても、失恋してもどうということにはならなかったかもしれない。そん

    0
    2024年12月09日

    購入済み

    わかりやすい

    舞台の方を先に観て、いまいち掴みきれなかったのでこちらの本を読みました。

    本編後の著者の解説がとても分かりやすく、本書と舞台の映像を見返すことでしっくりこなかった部分がとても心地よくふに落ちました。

    0
    2020年05月13日

    購入済み

    とっつきやすい訳

    現代の言葉やニュアンスが織り込まれた訳で、読みやすかったです。

    最後の解説で、かもめが「喜劇」と言われる理由がよくわかりました。

    0
    2019年08月09日

    Posted by ブクログ

    わたしが参加している読書会の、10月の課題図書だったので読んだ。
    理由は自分でもよくわからないがロシア文学が苦手、戯曲が苦手、ということでチェーホフは読んだことがなかったのだけれども、意外とおもしろかった。

    ある夏、ソーリンの(おそらく少し田舎の)家に集まった文化人の会話……としかまとめられないな

    0
    2018年10月29日

    Posted by ブクログ

    「新訳でよみがえる」ということであるが、実はチェーホフを読むのはこれが初めてである。
    翻訳物でしかも古い時代の戯曲の場合、まずその言葉遣いからして馴染めない事が多いが、本書は、現代の俳優に向けての新訳であるということで、非常にセリフが現代的であった。思わず何箇所か声に出して読んでしまった。大変刺激的

    0
    2012年08月25日

    Posted by ブクログ

    人との繋がりの中での気持ちをここまで客観的に見れるのは楽しい。
    トレープレフは自殺したという事実。その直前のトレープレフは誰だったのだろう。会話をしている時点で現実に存在する人物ではあるが、それが誰かわからない。ほんとにミステリアス

    0
    2021年02月06日

    Posted by ブクログ

    やっぱり...やっぱり読みづらい。
    チェーホフの本、戯曲ばっかで読み慣れない。

    が、内容は好きです。
    たぶんハリウッドとか劇団四季からしたら卒倒するレベル(偏見)で話にまとまりがないというか、オチがないというか、グルグル回る気分。
    そこがなんとも人間を描いているって感じで好き。登場人物みんなして悩

    0
    2020年04月02日

    Posted by ブクログ

    戯曲を読んだのは久しぶり。
    最近読んだのは、井上ひさし『国語元年』の台本くらいだったので頭で舞台をイメージしながら楽しく読み進められた気がする。
    悲劇に分類されるこの作品だが、そこまで悲劇じみたものを感じないのは作品の中に様々な恋愛(しかも、達成されることのない)が描かれているからであろうか…
    一回

    0
    2015年10月27日

    Posted by ブクログ

    宝塚星組公演で初めて「かもめ」を観た。それがとても良い公演で、久し振りに宝塚で良いお芝居を観た!という気持ちになったし、特にラストシーンは、今思い出しても胸がざわっとする。

    それで、すごく好きになったので原作に興味をもったのと、宝塚版では喜劇としての演出ではなかった(と思う)ので、喜劇としてはどん

    0
    2014年08月16日

    Posted by ブクログ

    チェーホフはなんかおもしろい。
    みんながみんな片思いで報われないなんて筋書きだと、ふつうは悲劇色が強くなりそうなものだけれど、チェーホフはそんな状況を茶化しておどけてるように思える。
    冷笑というよりブラックユーモア。そういえばウディ・アレン的と言えなくもないかも? まあそれはいいや。
    決して書きすぎ

    0
    2013年12月14日

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