作品一覧

  • ぼくの色、見つけた!
    3.9
    1巻1,320円 (税込)
    第24回ちゅうでん児童文学賞で大賞をとった志津栄子の最新作! トマトを区別できない、肉が焼けたタイミングがわからないことから、色覚障がいが発覚し苦しむ信太朗。母親は悪気なく「かわいそう」といい、試すようなことをしてくるし、症状を知らないクラスメイトから似顔絵のくちびるを茶色に塗ったことを馬鹿にされ、すっかり自信を失ってしまう。眼科の先生は個性のひとつと言ってくれるけれど、まわりがそうはとらえてくれないし…。 学年が上がり、クラス担任が変わり自分自身に向き合ってくれたことで、信太朗は自分の目へのとらえ方がすこしずつ変わっていくことに気が付く。
  • 小学館世界J文学館 アフリカン・マジック! ~ネルソン・マンデラが選んだ昔話と物語~
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    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 動物たちも大活躍!アフリカ発の不思議ストーリー。 「これから語ることが、ほんとうだと言うつもりはありません」――ガーナのある地方ではこんな前置きから昔話が始まる。ほんとうではないからこそ、昔話には人々の空想や希望、夢が詰まっている。 本書は、南アフリカ共和国の元大統領でノーベル平和賞受賞者、ネルソン・マンデラが選んだアフリカ全土の昔話と物語、全32編。マンデラは、アフリカの子どもたちがヨーロッパ人が書いた物語だけではなく、自分たちの文化が産んできた物語を読んでほしいと願い、本書を編纂した。 収録作品=「怪鳥のふしぎな歌」(タンザニア)、「動物たちはどうやって草と水を手に入れたのか」(南部アフリカ・サン人)、「ヘビの呪い」(西アフリカ・ズールーランド)、「ノウサギとハイエナ」(ボツワナ)、「ライオンとノウサギとハイエナ」(ケニア)、「ファン・フンクスと悪魔」(南アフリカ・ケープのオランダ人)、「美しい若者サクナカ」(ジンバブウェ)、「〈すべての子どもの母〉」 (マラウィ)、「妹がほしかったピピディ」(ボツワナ)、「フェシト、市場へ行く」(ウガンダ)ほか。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 夢の黄金
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    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 16世紀のメキシコ、少年たちの冒険が始まる! 15歳の少年、ミゲルは、黄金の神殿がある伝説の王国を探す探検隊に参加することになった。ミゲルの母は先住民。父はスペイン人で、メキシコ奥地の探検に出かけて行方不明になっていた。ドン・ペドロ率いる遠征隊は、船に乗って奥地を目ざした。ミゲルにはフアン、ルシアなどの仲間もでき、ジャングルに奥にそびえるピラミッドを発見するなど、冒険は盛りあがっていく。しかし、先住民との戦い、遠征隊内部での対立など、思いがけないトラブルにおそわれ、探検隊はばらばらになる。そしてミゲルには、未知の奥地で思いがけない出会いが待っていた!  スペインの作家、ホセ・マリア・メリーノが書いた16世紀のメキシコを舞台にした物語。現代的な視点から、大航海時代の少年たちの冒険を波瀾万丈に描く!(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。

ユーザーレビュー

  • ぼくの色、見つけた!

    Posted by ブクログ

    色覚障害と向き合っていく主人公に心を動かされました。学校の友達や他の大人とは違う素敵な先生との関わり合いや家族の問題を経て成長する主人公に目を張るものがありました。色覚障害がコンプレックスになり、絵の具や色を使う授業が苦手だったのが、自分の世界の見え方に向き合い「光」を見つけて前に進むようになって感動しました。私も挑戦したり、今に向き合ったりしてララを探してみたいなと思いました。
    色覚異常に対応したチョークがあるのもこの本で初めて知りました。どんな人にも困ってることや人には言えない悩みがあると思います。言わないと伝わらないことがほとんどなので、伝える勇気が大切だと改めて実感しました。
    色覚障害

    0
    2025年11月17日
  • ぼくの色、見つけた!

    Posted by ブクログ

    何十年振りに課題図書を読んだ
    学生の頃は強制だった課題図書を、今日は自分で手に取って読んだ
    内容はもちろん、読みやすくて2、3時間で読み切った
    こんなにスッと読めるのに、読んだ後にこんなにホッコリするのに
    学生の時は本を読むこと自体が嫌いだった

    人って、戻ってみるのも大事だ

    0
    2025年08月17日
  • ぼくの色、見つけた!

    Posted by ブクログ

    色覚に障がいのあるこどもの物語。その子にしか見えない色がある。そして、若い両親と共にララ(本当にやりたいこと)を見つけていく物語。ある人にとってはダンスだったり、山登りだったり、恋人だったり、喝采を浴びることだったり、音楽だったりする。この子のお母さんのララは絵だったんだけど、こどもがララなんだと言い聞かせて自分の気持ちに蓋をする。私にとってのララは何だろうと夢を持たせてくれる物語。こどもにとっても大人にとっても良い物語。

    0
    2024年10月22日
  • ぼくの色、見つけた!

    Posted by ブクログ

    赤色がうまく判別できない色覚障がいを持つ信太朗。
    眼科では「個性のひとつ」と言われたけれど、母親は「かわいそうに」と言って過保護になってしまう。それをうるさく感じるけれど、言い出せない信太朗。
    学校でも色を判別できなくて、からかわれてしまう。

    そんな信太朗の気持ちを慮って、さりげなく支援の手を差し伸べる平林先生の存在が、この作品の中で一番光っていた。
    信太朗以外にも、困っているけれど「困っている」と言い出せない生徒はたくさんいる。
    先生は率先して本音を話すことで、みんなが安心して弱音を言える雰囲気を作っていく。

    先生の影響を受けて、自分の気持ちを正直に伝える信太朗。それに呼応するように、苦

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    2024年04月02日
  • ぼくの色、見つけた!

    Posted by ブクログ

    絵本や児童向けの本を時々読みますが、これはとても良い本だと思いました。担任の先生も素敵だし登場人物みんないい人。ドロドロした裏のある小説とは違って純粋なころの自分を思い出させてくれる本。爽やかな読後感で感想文がすらすら書けそうです。

    0
    2025年10月04日

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