最後の二章はもう夢中で読んで、読み終わってから、大きな大きなため息が出た…
読みながら、映画「ウインドリバー」のことを思い出していた。
本作もウインドリバーも、先住民がどんな思いで生きてきたか、垣間見ることができる。
ああ、でも、あまりに感情が揺さぶられ、いろんな感情が浮かんで来ては、また別の感
...続きを読む情に上書きされ、とても感想を書ききれない。
先住民だから、白人だから、同性愛者だから、地元の人じゃないから、若いから、女性だから、病気だから、母子家庭だから、子供がいるから、いろんなレッテルを貼られてそれぞれが苦しんで、何かを失っている。
これはカムチャツカ半島に限らず、地球上で広く起きてることだから、消失の惑星というタイトルなんだろうな。
やっぱり感想は書ききれない。でもこんなふうに強く感情が揺さぶられたことを絶対に覚えておきたい。