井上里の作品一覧
「井上里」の「ゲド戦記」「アティカス、冒険と人生をくれた犬」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「井上里」の「ゲド戦記」「アティカス、冒険と人生をくれた犬」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
久々にル・グゥインを読んだ。やっぱり大好き。
・オドレンの娘 墓に毎日そなえものをして復讐を約束する娘、日本のホラーっぽい。中盤、息子は母を責め、娘は母の愛人を責めるところがル・グゥイン節と感じた。
・火明かり すごく久しぶりにゲドに会った感じがした。彼がのびのびと旅立って行ったので、見送れて良かったと思った。
・講演など 「夜の言葉」などに収録されていて既読だったが、何回読んでも面白い。全てに納得するわけでもなく全てに同意するわけでもないが、面白い視点だと思う。文化基盤を異にする日本では特に(洋風)ファンタジーの影の部分は見えづらいので、この視点は覚えておきたいと思う。
※確かに欧米
Posted by ブクログ
とても良い本だった。
ゲドと魔法の物語はもちろん、
エッセイも読みごたえ抜群。
ファンタジーは事実ではないが、
真実を語っている。
たしかにそこには、
現代の困難について直接的な言及はない。
課題は整理されておらず、
明確な解決策の提示はなしだ。
一方で、私たちが生きる上で
何となく感じるモヤモヤに対しては
モヤモヤとした形でヒントをくれる。
それを結びつけるのは当人自身で、
その気づきが靄を晴らす。
人が心に抱える課題は、
降ってきた答えををあてがっても
恐らく解決できない。
数学は素晴らしい学問だけど、
一問一答では片付かないのが人生。
そういえば数学自身も、学び進めると
曖昧さ
Posted by ブクログ
2018年に亡くなったアーシュラ・K・ル・グィンの没後に発表されたゲド戦記に連なる最後の作品である『火明かり』、未邦訳作品である『オドレンの娘』の2本の短編と、岩波現代文庫から出ている『夜の言葉』にも収録されている3本のエッセイや1992年にオックスフォード大学での講演の内容を収めた日本オリジナル編集のゲド戦記シリーズの最後を飾る7巻。
『オドレンの娘』はアースシーのオー島を治める領主一家の物語。
復讐物語ではあるのだが、神話的な悲劇性を感じる。領主夫妻の関係だったり、復讐をする姉弟のどちらを選ぶのかという部分や、その後も含めて神話っぽい感じがした。
この作品はあくまで未邦訳作品なので、最後
Posted by ブクログ
格差や人種差別など、ただでさえ考えさせられる内容なのだが、それに加えて母と子の関係、正義や幸福といったことについて考え、読んでいる間中頭がフル回転だった。
様々な母親が登場し、それぞれが考える正義があり、一概に誰が正しいとは言い切れない。一見間違っているようでも、我が子に幸せになってほしいという思いは常にあるはずだし、何が幸せかなんて決まりはない。養子を巡る裁判で、どちらの親が子に相応しいか争う場面は、人種の問題も絡み、いくら考えても正解が分からなかった。
人間が過ちを犯すのは当たり前だが、常に償うチャンスがあるわけではないということも、この小説を読んで改めて思い知った。リチャードソン夫人のイ