井上里の作品一覧
「井上里」の「葉っぱの地図」「アティカス、冒険と人生をくれた犬」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「井上里」の「葉っぱの地図」「アティカス、冒険と人生をくれた犬」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
書店で手にとって開いてみると、かわいい絵地図が見開きでどーんと目に入ってきて、これは絶対によい本だと思った。わたしのなかで、このような地図が描かれている本はまちがいなくおもしろいという思い込みがある。そして、やはりその思い込みは正しかった。章ごとに植物の素朴で美しい装画とメモを楽しめるのもよいし、装丁も素敵だ。カバーをはずせば、数々の草花が描かれている。
内容は、帯にあるとおり植物と話せる少女(と仲間たち)が壊れた世界を立て直すために旅に出る冒険ファンタジー。ドキドキもハラハラもできるし、少年少女たちの成長に胸が熱くもなる。ちなみに、わたしは終盤ボロボロ泣きながら読みました。
また、海外の
Posted by ブクログ
最後の二章はもう夢中で読んで、読み終わってから、大きな大きなため息が出た…
読みながら、映画「ウインドリバー」のことを思い出していた。
本作もウインドリバーも、先住民がどんな思いで生きてきたか、垣間見ることができる。
ああ、でも、あまりに感情が揺さぶられ、いろんな感情が浮かんで来ては、また別の感情に上書きされ、とても感想を書ききれない。
先住民だから、白人だから、同性愛者だから、地元の人じゃないから、若いから、女性だから、病気だから、母子家庭だから、子供がいるから、いろんなレッテルを貼られてそれぞれが苦しんで、何かを失っている。
これはカムチャツカ半島に限らず、地球上で広く起きてることだ