児童文学 - 小学館作品一覧
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 むかしむかしの日本の景色が見えてくる物語集。 作者のラフカディオ・ハーンは、日本名、小泉八雲。日本の文化が大好きで、日本の魅力を欧米に伝えるためにこの本を書いた。 「耳なし芳一の話」怨霊に魅入られた盲目の琵琶法師の話。 「おしどり」腹を空かせた猟師が、おしどりのオスを捕まえて食べた後に起こる不思議なできごと。 「おていのはなし」若くして亡くなった婚約者の生まれ変わりとめぐり会う恋物語。 「乳母桜」病気で死にかけた娘の代わりに、乳母は命を差し出した。 「かけひき」罪人が死刑の間際に見せた恨みを、侍はひらりとかわす。 「かがみと鐘」お寺の鐘を作るために集められた鏡と、その鏡を取り戻したい若い女房の物語。 「食人鬼」旅のお坊さんが泊めてもらった村では、人が亡くなった夜は無人にしないといけないおきてがあった。 「むじな」ある商人が泣いている女性に声をかけると……。 「ろくろ首」旅の僧が山の中で出会った四人の男女には秘密があった。 このほかも、昔の日本の姿が見えてくる物語がいろいろ! 「葬られた秘密」「雪女」「青柳の話」「十六桜」「安芸之助の夢」「力ばか」「ひまわり」「蓬らい」 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 謎の潜水艦で、海底の世界一周旅行へ出発! 世界中の海で、船底に巨大な穴が開く謎の海難事故が続いていた。フランスのパリ自然史博物館教授のアロナックスは、巨大なイッカクの仕業と仮説を立てて、助手と一緒にアメリカの軍艦に乗り込む。ある荒れた海の夜、ようやく謎の怪物と対決するが、その戦闘中にアナロックス教授は、助手のコンセイユと銛撃ち名人のネッドと共に、海へ投げ出されて漂流してしまう。怪物の攻撃で傷ついた軍艦は遠くに行ってしまい、絶体絶命の大ピンチ! そんな教授たちを救ったのは、あの謎の怪物だった。それはなんと鋼板でできた潜水艦だったのだ!! 3人は突然、狭いハッチから中へ入れられる。潜水艦の中は真っ暗だったが、明かりがつくとおいしい食事と着替えをもらう。翌日、教授たちは、ようやく潜水艦ノーチラス号のネモ船長と対面する。ネモ船長は人には言えない理由があって、社会の規則から逃れ、人類と縁を切り、ノーチラス号で世界中の海底を旅行しているのだ。3人は船長の命令に従うことで、乗客として同行を許さる。アナロックス教授たちの不思議な旅が始まる!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 子どもも大人も楽しめる…おもしろ怖い、4つの旅行記を収録! 誰もが知る名作・ガリヴァー旅行記は、豊かな想像力と空想力が魅力だが、一方で風刺小説としての深みが強烈で、児童向けにはなかなか扱いづらい作品だ。そのため、児童書としては「小人の国リリパット」「巨人の国ブロブディングナグ」の2つの旅行記だけが収録されることが多かった。本書では、「飛行島ラビュタ」「馬の国フウイヌム」の2作品も収録。現代にも通じる風刺文学の楽しさもたっぷり収録! 当時のイギリス社会に対する強烈な風刺と皮肉は、時代や国を超えてあらゆる世代に向けて今も効果抜群! 全体を半分程度に抄訳して収録。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 人生がぎゅっと詰まった数ページ。 19世紀ロシア、傑作短編小説を20編ほど遺して33歳で命を絶った天才小説家、フセヴォロド・ガルシン。今読んでも衝撃的な作品7編を新訳で贈る! 「がま蛙とバラの花」……ある美しい5月の朝、荒れ果てた花壇に一輪のバラの花が咲く。庭に面した部屋で病気の少年は花を気にかける。「ねえ、お庭は今、すてきだよね? バラの花が咲いているかな?」一方、バラの根元には太ったがま蛙がいた。美しくてよい香りのするバラをすばらしいと思い、もっと近くに行きたくて、しかしその優しい気持ちを表現することばがなくて、がま蛙は言った。「じっとしてなよ、あたしがあんたを食ってやる!」 「四日間」……戦場で戦うロシアの兵士は、銃撃を受けてけがをし、動けなくなった。仲間の兵士たちにも気づかれず、兵士は一人取り残される。絶望した兵士は、近くに人がいるのを知る。それは、彼がしばらく前に殺した敵兵の死体だった。兵士と死体は四日間をともにすることになる。 その他、「なかったこと」「信号」「おごれるアッゲイの話――古い伝説の再話」「カエルの旅行者」「アッタレア・プリンケプス」全7編。 (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 少年探偵vs怪盗紳士ルパンの推理合戦! 物語のはじまりは、フランス北西部、ノルマンディ地方の伯爵の屋敷。アルセーヌ・ルパン一味が盗みに入り、しかし何も盗まずに逃亡したという。ルパンは何をしようとしたのか、本当に何も盗まなかったのか? 高校生探偵ボートルレが事件の真相に迫る。逃げるルパン、探偵の追跡、ルパンの逆襲……。さらにイギリスの名探偵、シャーロック・ホームズもからみ、あっと驚くどんでん返しの連続で、事件は激しく展開していく。そしてノルマンディの海岸、奇妙な岩峰で宿命のドラマは最高潮に! ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 神々と人間が近かった時代の勇壮にして豪華な神話! およそ3000年以上も前からギリシアで語り伝えられてきた神々と英雄の物語を、7章に分けて書きおろした。 「第一章 世界の始まり」オリュンポスの十二神の紹介と人間の誕生についての話。 「第二章 神々の話・神と人間の話」オリュンポスの神様と人間との間が、もっと近い頃の物語。神が美しい王女に恋して騒動を起こすなど、びっくりするような物語がたっぷり。 「第三章 王家の物語」エーゲ海の南にある大きなクレタ島にたどり着いた王女エウロぺから始まるクレタ王家の話、そしてテーバイ王国の話、アルゴス王家の物語。英雄ペルセウスが目を見たものを石に変えてしまう怪物メドゥサの首をとる話など。 「第四章 英雄物語」最強の英雄・ヘラクレスの12の功業など、さまざまな英雄の冒険物語。 「第五章 トロイア戦争」小アジア(現在のトルコ)のトロイアをめぐる戦いの物語。 「第六章 オデュッセウスの帰国物語」トロイア戦争の勇士オデュッセウスが国に帰るまでの10年間。 「第七章 花と愛の物語」美少年アドニスの話、「王さまの耳はロバの耳」の話などさまざまな伝説を収録。(書きおろし
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 自然豊かな森で繰り広げられる、プーさんと仲間たちのお話。 世界中で最も有名なクマ、クマのプーさん。正式な名前はウィニー・ザ・プー。やさしくて賢い人間の男の子クリストファーといっしょに暮らしています。彼らの日常が描かれているのがこのお話です。プーさんははちみつが大好物。木の上にあるハチの巣からはちみつを取ろうとして、雨雲になり切って青い風船で空を飛んだり。友達のウサギの家の穴に無理やり入って出られなくなったり。イーヨーがしっぽを失くしてプーさんが見つけたり。毎日が驚きとおもしろい事件の連続です! そんなプーさんのまわりには、大親友のコブタ、さびしがりやのロバのイーヨー、物知りなフクロウ、カンガルーの親子のカンガとルーなどがいて、とってもにぎやか。 ある日、みんなは北極を探しに100エーカーの森を抜けて行くことになりました。でもじつのところ、誰も北極が何かなんてわかっていないのです。いったいどうなってしまうのでしょうか? あなたも一緒にこの冒険に参加しませんか。きっとワクワクドキドキが止まらないはずです。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 クリスマスの夜、3人の不思議な幽霊が奇跡を起こす。 ロンドンの商人スクルージは、金もうけのことしか頭にない冷酷な男。明日はクリスマスだというのに、貧しい人への寄付を断り、雇用人に冷たく接し、甥からパーティに誘われてもひとかけらも関心を持たない。その夜、スクルージの前に現れたのは、7年前に死んだはずの仕事仲間の男の幽霊だった。幽霊はスクルージに告げる。「これからおまえは、3人の幽霊にとりつかれる」 クリスマスの夜、孤独なスクルージの人生は、3人の幽霊によって変わるのか!? 「クリスマスの楽しみ方を変えた本」とまで言われて世界中で愛読され続ける、イギリスの文豪、チャールズ・ディケンズの傑作小説! ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 あの昔話の、「いちばん最初」はこうだった! グリム兄弟は生涯にわたってその「昔話集」を改訂し続け、現在広く知られているのは「第7版」。本書では「初版」に収められた昔話を54本収録。誰もが知っている有名作品から知られざる傑作まで、一番初期の形で読める。「初版」に収められた昔話は、荒けずりで素朴、時には残酷なところもあるが、人々が語りついできた形がよくわかって非常に興味深い。知られているお話とはずいぶんちがう物語もあって、ちょっとびっくりするかも! 収録作品=「かえるの王さま または鉄のハインリッヒ」「おおかみと七匹の子やぎ」「ラプンツェル」「森の中の三人の小人」「ヘンゼルとグレーテル」「旅に出たわらと炭とそら豆」「勇敢な仕立て屋の話」「灰かぶり」「小ネズミと小鳥と焼きソーセージ」「赤ずきん」「歌う骨」「小人に仕事をやってもらったくつ屋の話」「コルぺスさま」「きみょうなおよばれ」「死神の名付け親」「仕立て屋の親指小僧の修業の旅」「いばら姫」「めっけ鳥」「白雪姫」「ルンペルシュティルツヒェン」「金の鳥」「金のがちょう」「ガラスびんの中の化けもの」「もの知り博士」「ハンス針ねずみぼうや」「かしこいちびの仕立て屋」「金の鍵」ほか。(改訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 少年ジョディと子ジカとの暮らし、そして子ども時代の終わり。 アメリカの開拓地で出会った少年ジョディと子ジカの物語。少年の一家はフロリダ州の自然豊かな土地を開墾して暮らしている。春、冬眠から目覚めたクマのスルーフットが、大事な家畜のブタを殺してしまう。父親とジョディはスルーフットを追いかけて対決するが、もう少しのところで銃が役に立たず逃してしまう。父親は新しい銃を手に入れて、今度こそスルーフットを倒そうと意気込む。家のそばのモミジバフウの木の上からは大人になりたてのアライグマがこちらを見ている。別な日には、父親といっしょにシカの毛針で池を泳ぐバスを釣り上げる。池の向こうでは夕日を受けて金色に染まるシロヅルの群れが優雅なダンスを踊っている。ここは野生の動物と自然がいっぱいの暮らしなのだ。ところがある日、父親は猛毒のガラガラ蛇にかまれてしまう。そこへ野生のシカの親子が通りがかる。とっさに父親は雌ジカを撃ち殺し、肝臓を傷口に当てて毒を吸い出した。そのおかげで父は命をとどめることができた。でもいっしょにいた子ジカはひとりぼっちになってしまった。ジョディは胸が苦しくなって、子ジカを探しに森へと向かった……。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 日本最古の文学を、明快で流麗な現代語訳で味わう。 古事記は日本最古の歴史・文芸書。文字のない時代に古代の人々が口伝えで後世に伝えてきた物語。本書では、古事記「上巻」におさめられた神話を全部と、「中巻」のヤマトタケルの命の遠征の物語を現代語訳で収める。 「第一部 国づくり」…イザナキの命、イザナミの命が初めて国土を作ったエピソードからはじまり、多くの神々が登場する。有名な「天の岩屋隠れ」は、アマテラス大御神が岩屋の中に閉じこもって夜が続く話だが、実は皆既日食や冬至の神話的表現ではないかという解説も。 「第二部 国ゆずり」…オオクニヌシの神が治める葦原中国を、高天原のアマテラス大御神の子孫神たちがゆずりうける物語。出雲大社の起源も出てくる。 「第三部 ヤマトタケルの命」…第十二代景行天皇の御子、ヤマトタケルの命が東西を平定するように命じられて遠征する。九州南部(クマソの国)を平定して戻ると、すかさず東へ遠征するように言われ、最後は力尽きる。悲運な英雄伝説として心に響く物語。 古事記の世界を基にしたファンタジー「空色勾玉」「白鳥異伝」の作家、荻原規子による渾身の現代語訳! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 めざせ、天竺へ! 三蔵法師と孫悟空たちの大冒険。 東の海の向こう、傲来国の花果山の石から1ぴきのサルが生まれた。この石ザルは、仙人から「孫悟空」という名前をもらい、不老不死の法、72種の変化の術を会得する。雲に乗る?斗雲の法もおそわり、十万八千里をいっきに飛ぶことも出来るようになった。ところが、その力で悪いことばかりしていたので、ついに釈迦如来の力で、五行山へ封じ込められてしまう。孫悟空は罪を償うために、天竺へ経文を取りに行く三蔵法師の弟子となり、猪八戒、沙悟浄といっしょに修行の旅へと出発することになった。ところが、妖怪の間で、三蔵法師の肉を食べると不老長寿になるとのうわさが流れたために、妖怪たちに命をねらわれてたいへんな事件ばかりが起こる。孫悟空は、変化の術や?斗雲の法をうまく使い、ときには神様たちの力を借りて、三蔵法師を一生けんめいに助ける。何度も命の危機を乗りこえて、三蔵法師と孫悟空たちは、天竺へと進んでいく。さてさて孫悟空たちは、天竺へ無事に着いて、経文を受け取り、その罪をゆるしてもらえるのか? 長くて不思議な旅はどこまで続くのか? (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 夜しか知らない少女と、昼しか知らない少年が出会ったとき…。 サラムラはてんとう虫飼いの少年。てんとう虫を使って天気予報をさせるのが仕事だった。ある日、サラムラは蛍飼いの少女、バイアと出会う。サラムラは、夜にだけ暮らしていたバイアに、「昼を見せてあげる」と約束する。ところが次の日、バイアは何者かにさらわれてしまう。バイアを探し、助け出そう! サラムラの冒険が始まった! ジョージアでよく知られた名作児童文学を、初めて翻訳! ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ひとりはみんなのために! みんなはひとりのために! フランス・ガスコーニュ出身の若者ダルタニャンは、ルイ13世国王陛下の近衛銃士隊の銃士になるためにパリへ向かっていた。ようやくパリへ着いたダルタニャンは、さっそく近衛銃士隊のトレヴィル隊長と謁見し、銃士への第一歩を踏み出す。ところが、その後わずか30分の間に、3人の銃士とそれぞれ決闘の約束をすることになってしまう。そして、ダルタニャンとの決闘が始まろうとしたそのときに、銃士と敵対している護衛士がぐうぜん現れる。3人の銃士たちは、決闘を後回しにして護衛士と戦い始めてしまう。ダルタニャンは銃士を助けようと決め、護衛士へと剣を向ける。護衛士に勝った銃士たちは、決闘をやめて、まだ入隊していないのにダルタニャンを仲間として認めてくれた。ルイ13世にもこの戦いぶりをほめられて褒美のお金をもらったダルタニャンは、一人前の騎士になるために従者を持つ。そしてまずはトレヴィル隊長の義弟の護衛士隊に入ることになる。こうしてダルタニャンの新しい生活が始まった……。 デュマの名作「三銃士」を、読みやすく約500ページに抄訳。豊富な注が付き、大人の読書にも最適!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 四大悲劇+三つの名作を物語で読む! 16世紀のイギリス・ロンドンで大活躍した俳優・劇作家、シェイクスピア。主人公に厳しい運命が襲う悲劇、笑いのあるハッピーエンドの喜劇など、今でも多くの作品が世界中で上演されている。本書は、シェイクスピア戯曲の翻訳の第一人者による大胆な物語化! 「ロミオとジュリエット」敵同士の家の息子ロミオと娘のジュリエットが許されない恋をしてしまう。 「夏の夜の夢」夏至の夜、妖精王と王妃の夫婦げんかに巻き込まれた2組のカップルの喜劇。妖精パックが大活躍。 「ヴェニスの商人」夫の親友のピンチを救う、聡明な妻の名裁判の話。 「ハムレット」有名なセリフ「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」の悲劇の物語。 「オセロー」ひきょうでウソつきな部下のせいで、どんどん破滅へと追い詰められていく真面目で勇敢な将軍。 「リア王」自分に心地よい、うわべだけの言葉を信じて、本当に大切なものを失ってしまった王様の話。 「マクベス」王になりたいと願い、自分の手を血で染めて王になるが、魔女の予言通りに身を滅ぼしていく男の悲劇。(書き下ろし) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 世界一有名な名探偵が登場。謎と冒険がいっぱい! 「名探偵」といえば、シャーロック・ホームズ! この1冊には、ホームズが活躍する長編1本と、短編3本を収録する。長編「バスカービル家の犬」は、富豪バスカービル家に伝わる恐怖の伝説「口から炎をはく魔犬」から始まる物語。当主のチャールズ卿が自邸の敷地内で死体として発見され、ホームズに調査が依頼される。調べ始めると、謎の人物の影がちらつき、さらに恐ろしい事件が発生する。犯人は誰なのか? 超自然的な現象が秘められているのか? ホームズの推理がさえる! 「ボヘミア王のかくしごと」…ホームズを出し抜いた、ただ一人の女性、アイリーン・アドラーが登場する名編。 「おどる人形」…妻のもとにとどいた、人形がならんで描かれたふしぎな絵。その時から、妻はまるで変わってしまった…。暗号小説の金字塔! 「まだらのひも」…誰も出入りできない密室で、謎の死を遂げた姉。これは殺人事件? 姉の最期のことば「まだらのひも」とは何を意味するのか…? ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 偉大なる野生の動物たちの姿が描かれた、リアルな記録物語。 大地に生きる動物たちを愛したシートンが、敬意と親愛を持って書き上げた野生動物の物語。野生動物を滅ぼすことにためらいがなかった時代に、自然保護の大切さを訴えかけた。中でも有名なのが、人間の知恵や武器をも上まわる知性を持ったオオカミ王ロボの話、「ロボ コランポーの王」。ニューメキシコ州の北部にある放牧地で繰り広げられるオオカミと人間たちの攻防戦の記録だ。群れを率いるオオカミ王ロボとの戦いは、常に人間の敗北に終わっていた。牧場主の要請で現地を訪れたシートンは、オオカミ王ロボと凄烈な戦いを繰り広げる。その結果、シートンはオオカミの崇高さと愛情深さを再認識することになるのだった。 その他に「ギザ耳ウサギのラッグ」「ビンゴ わたしの犬の話」「スプリングフィールドのキツネ」「野生の馬ペイサー」「レッドラフ ドン渓谷のエリマキライチョウ」「ウェイ・アッチャ キルダー川のアライグマ」「ディボー 砂漠の妖精」、全部で8つの動物の話が収められている。動物達の真の姿に自然の偉大さを感じること、まちがいなし!
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 オオカミに育てられた少年の知恵と勇気の話。 インド中部のシオニー山脈。オオカミの群れが平和に暮らしていた。ふもとのジャングルにはトラのシア・カーンがいるが、おたがいになわばりを守って過ごしていた。ある夜、シア・カーンはジャングルのおきてを破り、人間の村をおそった。しかもおとな達に逃げられて、小さな子どもをねらって追いかけ、子どもはオオカミの住むどうくつに逃げてきた。シア・カーンに怒ったオオカミたちは、子どもを守ってシア・カーンをおいはらう。そしてその子はオオカミの仲間になり、モーグリと名付けられた。モーグリはオオカミからジャングルで生きる知恵を教わり、たくましい少年へと成長する。ところが、シア・カーンはずっとモーグリをねらい続けていた。モーグリはシア・カーンの魔の手からのがれることはできるのか? それとも、モーグリは人間の社会に戻って幸せになれるのか?(「モーグリのきょうだい」) イギリスのノーベル文学賞作家、キップリングの「ジャングル・ブック」を完全新訳! その他の収録作品=「カー、狩りをする」「トラよ! トラよ!」「白いオットセイ」「リッキ・ティッキ・タヴィ」「ゾウ使いのトゥーマイ」「女王陛下のしもべ」(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 大自然とともに生きる……先住民家族の生活史。 アメリカ、スペリオル湖。天然痘が大流行して、湖に浮かぶスピリット島に住む先住民はたった一人の赤ん坊を除いて全滅してしまう。時は流れ、7歳の少女オマーカヤスは大自然のなかですくすくと成長している。自然から恵みを受け、時に自然の脅威におびやかされてながらの生活は、厳しくも野性的な魅力にあふれている。クマの親子との出会い、メープルシロップ作り、野生の米の収穫… そんな先住民の村を、ふたたび天然痘が襲う。オマーカヤスの家族も次々と病気に倒れていく…… 大自然と調和して生きる先住民の暮らし、少女の成長を描いた名が、待望の新訳で登場! ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 西アフリカの人々が代々伝えてきた、知恵と知識の昔。 むかしあるところに、結婚を願っているコオロギがいました。コオロギは金貸しから、結婚資金に1400個のコヤスガイを借りました。ところがコオロギはついついその金でヤシ酒を買ってよっぱらってしまったのです。寄りかかった木のとげがささったコオロギは、コヤスガイ1400個でつぐなわないと神様の怒りがくだると、木に文句をつけました。(「1400個のコヤスガイ」) 西アフリカのナイジェリアなどに暮らすヨルバ人が伝えてきた昔話を21編収録。他の地域にはない独特の物語あり、世界共通の教訓を語る物語あり、興味は尽きない。 収録作品=「ネコとカメのレスリング」「ヒョウとハリネズミ」「オタマジャクシの悲しいお話」「魔法のヤムイモ」「エガとひなたち」「152本のしっぽをもつ動物」「キンキンとネコ」「鳴らないタイコ」「みなしごアジャオと魔法の小枝」「働いてはいけないアランテレ」「雄牛とハエ」「狩人オジョと魔法の笛」「カエルの骨」ほか。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 人類の未来はどうなる…世界ではじめての時間旅行小説。 「ドラえもん」から「バック・トゥー・ザ・フューチャー」まで、多くのSF作品でテーマとなっている「タイムマシン」。この画期的なアイディアが生まれた最初の小説がこの作品「タイム・マシン」だ。世界最初のタイムトラベラーが旅立った先は、なんと西暦80万2701年! そのころ、人類は大きな変化を遂げていた。地上では「エロイ」と呼ばれる人々が、生活の苦しみのない幸せな生活を送っている。一方で、地下には「モーロック」と呼ばれる不気味な生物が暮らしている。ここには、実はおそろしい人間の進化の秘密が隠されていた……。さらに主人公は、3000万年後の地球にまで旅をする。 ほかに、「奇跡を起こせる男」「緑色のドア」の2作品を収録。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 少年 vs 海賊! 宝物をねらって始まる大冒険! もしも、本物の宝の地図が手に入ったら? それはもう、冒険に行かずにはいられない! もちろん主人公のジムも同様。宿に泊まりこんでいた老いた船長。謎めいた船長は、実は有名な海賊フリントの仲間だった。船長はずっと一本足の海賊が来るのを恐れていて、ジムにそいつが来ないかを見張らせていた。ある日、ラム酒の飲み過ぎで倒れて、すっかり体が弱った船長は、仲間が訪ねて来た日にまた倒れて亡くなってしまう。船長の荷物から宝物の地図を見つけたジムは、医者のリブジー先生と大地主のトリローニさんに見せる。この地図が本物だと確信し、ジムたちは一緒に宝を探す冒険へと出発することになるのだった。冒険に旅立つ船には、ジョン・シルバーという片足のない料理人が乗っていた。ジムと仲良くなったシルバーこそ、宿に泊まっていた船長がおそれていた相手だったのだ! 愉快な男・シルバーは、実は恐ろしい本性を隠し持っていたのだ! 宝を目指した航海は、無事に成功するのか? 読み始めたら止まらない冒険活劇の始まり!! ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 なくぞ/いますぐなくぞ/ないてうちゅうをぶっとばす これまでに8000を超える詩を作ってきた、日本を代表する詩人、谷川俊太郎。この詩集は、谷川俊太郎自身が選んだ17冊の中からさらに選び抜いた全83編の詩で構成される、若い世代に向けた「ベスト詩集」。子どもを対象に書かれたひらがな詩から、時事問題をあつかった詩、20歳のときに刊行されたみずみずしい第一詩集まで、詩人の全体像がわかる一冊。 巻頭に収められた「かっぱ」。「かっぱかっぱらった/かっぱらっぱかっぱらった/とってちってた/かっぱなっぱかった/かっぱなっぱいっぱかった/かってきってくった」初めはどこまでが一単語なのか戸惑うけれど、くり返し読むうちに区切りもわかり、意味がわかり、音の楽しさ、意味の楽しさ、言葉の楽しさにわくわくしてくる。 収録の詩集=「ことばあそびうた」「ことばあそびうたまた」「ふじさんとおひさま」「子どもの肖像」「すき」「みんなやわらかい」「いそっぷ詩」「いちねんせい」「どきん」「はだか」「みみをすます」「子どもたちの遺言」「よしなしうた」「落首九十九」「詩めぐり」「おやすみ神たち」「二十億光年の孤独」 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 子どもたちと動物たちの、悲しく、かわいく、少しほろ苦い物語。 ロシアの小説家・劇作家、チェーホフの6作品を収録。 「カシタンカ」…雑種犬カシタンカは、街で主人とはぐれてしまう。親切な男が助けてくれるが、男は動物芸人で、カシタンカも芸を仕込まれることに。ガチョウとネコとブタといっしょに芸を学びはじめる。 「男の子たち」…ボロージャぼっちゃんが家に帰ってきた。いっしょに来た同級生は考えぶかそうな無口な子で、時々奇妙なことばを口にする。「わしの名はモンテホモ。人呼んで<鷹の爪>」二人は何か秘密の計画を立てているようだが…? 「ワーニカ」…9歳のワーニカは靴職人の見習い奉公中。ある晩故郷のじいちゃんに宛てて手紙を書く。「じいちゃん、お願いだから、おれをここからつれてって」……ワーニカの必死の手紙はじいちゃんに届くだろうか。 「牡蠣」…仕事がなく、ついに物乞いするまでに落ちぶれた父親と少年。少年は居酒屋の看板に「牡蠣」という未知の単語を見つける。どんな食べものだろう。なんだかキモそう。でも食べてみたい。「カキをください!」叫び声をあげる少年に、通りすがりの紳士は……。 他に「おでこの白い子犬」「ねむい」を収録。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 家族で過ごした、幸せな夏休みの思い出。 フランス南部、プロヴァンス地方に暮らす8歳のマルセル少年は、ひと夏を山村の別荘で過ごすことになる。父と母と弟とおじさん夫婦との別荘生活は楽しいことがいっぱい。そのなかでも大イベントが始まろうとしていた。それは「狩り」。子どものころから狩りをしているおじは、自慢をまじえながら狩りの魅力を語る。このあたりでとれる獲物のなかではバルタヴェルという鳥が最高で、「ヤマウズラの王」と称えられるのだという。父たちは狩りにいくための準備を進めるが、初心者の父に銃の扱い方を教えるおじの偉そうなようすに、マルセルはちょっぴりおもしろくない。そして狩りの当日。父たちは、マルセルを連れて行ってくれるという約束を破り、大人だけで出発してしまう。しかしマルセルはめげない。狩りについていって、父の面目を保たせるのだ! 父たちを追ってマルセルはこっそり家を出る…… 小説家、映画作家マルセル・パニョルが、自分の少年時代の思い出をもとに描いた作品。田園生活の幸福感に満ちた描写は多くの人に愛され、フランス人なら誰もが知る作品として今も読み継がれている。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 むかしむかし、トラがたばこを吸っていたころのお話…… 朝鮮半島に伝わる民話は、日本と近いものも多いが、さまざまな違いがあって読み比べるととてもおもしろい。トラが主役としても悪役としてもさかんに登場し、日本にはいない「トッケビ」という不思議な妖怪も常連の登場キャラクター。 本作品集では、韓国を代表する童話作家・民話研究者のイ・ウォンスと、大学教授ソン・ドンインが各地で蒐集した民話集「韓国伝来童話集」から、14編を選んで収録した。収録作品:「あまのじゃくなカエル」「悪いトラ」「赤いせんす 青いせんす」「空にのぼった兄と妹」「トラと干しがき」「牛をカキと取りかえた欲ばり」「トッケビと歌のふくろ」「牛になったなまけもの」「ウサギとスッポン」「トラと旅人」「コンジとパッジ」「仙女ときこり」「ユポギと金剛山のトラ」「三年とうげ」(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 トムのいたずらはいつでもノンストップ! 痛快大冒険ストーリー。 アメリカの児童文学の最高峰。ミシシッピ川沿いの村に住むトム・ソーヤーの日常が描かれている。トムは両親を亡くして、弟のシドと一緒におばのポリーの家で暮らしている元気な少年。学校と仕事といい子が大きらいで、いたずらや遊ぶことが大好き。いつもさぼっていろんな冒険をしては、大人たちを驚かせる。あるときは、おしおきにいいつけられた仕事を、友達をだまして代わりにやらせてしまい、またあるときは、友達と無人島で過ごしている間に、トムたちが行方不明で死んだことになっているのを知ると、わざと自分たちの葬儀の最中に帰ったりする。その後も夜中の墓地へ遊びに行って殺人事件を目撃したり、幽霊屋敷を探検して大金を発見したり、洞窟を探検して迷子になったり、しかもそこで殺人犯と遭遇したり!! そんな破天荒の冒険話がぎっしり35章分も入ってる。中には金髪の美少女ベッキーとのラブロマンス(?)も。お話のほとんどが作者マーク・トウェインの実体験とも言われているハラハラドキドキの大冒険ストーリー! ぜひ家族で楽しんでほしい一冊! ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 正直に、善良に、真剣に生きることはすばらしい! イワンは裕福な農家の3男。兄二人と妹がいる。兄たちは家を出て、イワンと妹は父親といっしょに畑仕事をしている。長男は軍人になり、次男は商人になるが、うまくいかずに戻ってくる。「お父さん、俺に財産を分けてくれよ」頼む兄たち。イワンは素直に「まあ、いいんじゃない」と父親の財産を分けてやる。その様子を見ていたのは大悪魔。てっきり兄弟げんかになると期待していたのにがっかり! 怒った大悪魔は小悪魔3びきに命令して、兄弟を破滅させるようにしかける。兄2人は小悪魔の作戦通りになるが、無欲でただひたすら畑仕事を続けるイワンには全然効かない! このあと悪魔たちはどうするのか?(「イワンのばか」) ロシアの青年将校、ジーリンは、コーカサスで敵軍に捕らえられる。敵はジーリンに、家へ手紙を送って身代金を引き出せと要求するが、貧しい母親にそんなことは頼めない。ジーリンは村人の壊れた時計を直したり、水車を作ったり、少女に人形を作ってやったり、心を通わせながら脱出の機会を待つ。そしてある夜、ついに……!(「コーカサスのとりこ」) ロシアの文豪、レフ・トルストイの傑作2編を新訳で収録! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 動物とおしゃべりできるドリトル先生の、奇想天外大冒険。 動物の言葉が話せる博物学者、ドリトル先生の物語は、全12巻からなる児童文学の人気シリーズ。なかでも「ドリトル先生航海記」は高い人気を誇る傑作だ。物語は、少年トミーがドリトル先生を訪ねるところから始まる。ようやく会えたドリトル先生の家には、ハト、フクロウ、コクマガラス、ハツカネズミ、アナグマ、ブタ、犬、さまざまな色や大きさのカエル、いろいろな鳥、オコジョ、リクガメなど。庭の動物園にはアルマジロ、ウッドチャック、ミンク、アンテロープ、謎の動物・オセバヒケ。蝶の家にはたくさんの種類の花と蝶や蛾が幼虫から育って翔んでいる。ドリトル先生は生き物みんなとおしゃべりできるのだ。そんな先生の元には傷ついた生き物がたくさんやってくる。トミーは毎日通って手伝っているうちに先生のような博物学者になりたいと思い、住み込みの助手になった。そんなある日、ドリトル先生が尊敬する最高の博物学者ロング・アローが行方不明になったと、ムラサキゴクラクチョウが知らせに来た。偶然にも次の航海の目的地は、ロング・アローが最後に目撃されたクモザル島に決定! さあ、ドキドキの大冒険が始まる! ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 物語のなかの物語のなかの物語の…ふしぎな物語。 「小さな国の大きな作家」とたとえられる、チェコの作家、カレル・チャペックの童話全11作品を完全収録した一冊! 収録作品:「長い長いお医者さんの話」「郵便屋さんの話」「水の主ヴォドニークの話」「小鳥と天使のたまごの話」「犬と妖精の話」「長い長い黒猫の話」「正直な風来坊の話」「やさしい山賊の話」「風来坊と宝物の話」「幸せな農夫の話」「長い長いおまわりさんの話」。 表題作「長い長い黒猫の話」は、王女さまが手に入れた黒い子猫から始まる奇妙な童話。話の中に別の話が入り込み、物語は転々と転がり続ける。子猫は謎の魔法使いにさらわれてしまい、魔法使いをさがして探偵たちが世界中を旅する。はたしてどんな結末になるのか、だれも予測できない不思議で楽しいファンタジー。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 トルコの国民的英雄、「とんち」で皇帝を笑わす! ナスレッディン・ホジャは、13世紀のトルコの伝説的な人物。「とんち」が得意で、ゆかいな話、ピンチをきりぬけた話、暴君ティムールを皮肉った話など、1000話を越える物語が伝わっている。トルコの人なら誰でも知っていて、好きなエピソードのいくつかを語れる、まるで「一休さん」のような存在だ。数多くのとんち話の中から、小学校中学年から楽しめる101の物語を選んで新訳! 国松エリカさんの絵も楽しい! ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 深夜にやってきたカーニバルの目的は? アメリカのいなか町に住む少年、ジムとウィル。10月の深夜、ふたりは怪しい蒸気機関車の音を聞いた。それは、季節外れのカーニバルがやってくる音だった。そのカーニバル団、「クーガーとダークの混沌たる影のショー」は、次第に邪悪な姿をあらわしはじめた。人を惑わせる鏡の部屋、時間をあやつる魔法、姿を消してしまう大人たち……しかしカーニバルには、妖しい魅力があった。やがてジムは魔法の誘惑に負けてしまう…… ファンタジーとSFの名手、レイ・ブラッドベリの傑作ダークファンタジーを、半世紀ぶりに新訳。清新な文体で、名作は新たな輝きを放つ! ブラッドベリ本人が、本作品の成り立ちを述べた「作者あとがき」(1998年執筆)も初めて収録! (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 「ここをほりたい、ちんころりん」 日本の各地に伝わる昔話から50話を選んで収録。すべて日本各地で口伝で語られてきた原話から取って再話した、昔話集の決定版! 著名な昔話も、意外な展開に驚かされることも。収録作品=「十二支のはじまり」「さるとかにのもちあらそい」「鳥の王さま」「三枚のお札」「へっぴりよめご」「節分のはじまり」「一寸法師」「ねずみのむこえらび」「花をぬすんだ神さま」「お月お星」「つる女房」「ねずみのすもう」「ちんころりん」「うらしま太郎」「花のすきな殿さま」「したきりすずめ」「ホーラのマーヤ」「わらしべ長者」「へびむこいり」「娘とえがま」「とらとなめくじのかけっこ」「たなばたさんとおぎおんさん」「王女をとりかえした七人ののろ」「からすの神々の話をきいたオタスツ人」「ハンガイ森の兄妹」「日本一目にどっこいしょ」「へひりの番人」「おかねのはなし」「おまえが言うなよ」「うばすて山」「鬼のおたま」「ならなしとり」「ゆきおんな」「花さかじいさん」「ぴんぱらりん姫」「泰作さんのはなし」「村のはしの寝太郎」「竜宮の銭ひり犬」「食わず女房」「かさじぞう」「ぽったりもち」「おおみそかの火」「天からふんどし」ほか。(新編) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 不幸なこと……それは、あきらめてしまうこと! インディアンとして、保留地で生まれ育った主人公の“オレ”。ある日、オレは、保留地を出て、白人のエリート学校に通うことを決意した。それは、一つの冒険であり、大きな発見だった。自分の居場所を探し続ける少年のリアルでユニークな感動作品。本文の合間に挿入されている漫画が、痛烈でおもしろい。 2007年全米図書賞受賞後、ボストングローブ・ホーンブック賞受賞など、数々の文学賞を受賞。 「シリアスな中に、強烈なジョークがきいている絶品!!」(「パブリッシャーズ・ウィークリー」誌より)、「実体験から生まれたリアルで力強い物語。」(「カーカス・レビュー」より)など、各書評でも絶賛されている。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 小さなバンビが、大きく立派に成長するまで。 森の小さな茂みでノロジカの男の子が生まれました。「バンビ」と名付けられて、元気に成長していきます。バンビは森の中で小さな生き物たちと仲良くなり、仲間と遊び、さまざまなことを経験しました。それは楽しいことだけではありません。草原にはノロジカをねらう怖い「あれ」も来ます。バンビはどうやって危険を知り、どうにげたらいいかをお母さんから教わります。そうして季節は冬になりました。食べ物のない雪と氷の世界、森はしずまりかえっています。そんな中「あれ」がやってきます。かみなりの音がひびき、森じゅうが大さわぎになります。お母さんのかけ声でバンビも走り出しました。バンビはただただ走り続けました。そしてようやく静かなところまで来ましたが、その後、お母さんと会えることはなかったのです…… 「動物たちもことばとたましいを持っている。わたしは、自分の作品のなかで、それをそのまま人間にわかることばに直して語らせた」…作者ザルテンの徹底した動物観察から生まれた作品。アニメ映画化された印象から、かわいい子鹿の愛らしい物語と思われがちだが、自然の厳しさや生き延びるための激しい戦いを重厚に描く。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 皮肉満点、スパイスたっぷり! 著者自選の傑作ファンタジー。 誕生日ごとにマチルダはガーティおばさんから手紙を受け取る。手紙には詩が添えてあり、その詩は必ず実現してしまうのだ。ある年には「毎朝 新しいお友だち/日が暮れるまで いっしょです」とあって、その一年間、毎朝新しい友だちができて、マチルダはへとへとになってしまった。20歳の誕生日、マチルダが受け取った手紙には、「あなたの通ったところには/かならず 花が咲くでしょう」とあった。まわりが花だらけになったマチルダは……(「欲しかったものを すべて」) ファンタジーの名手、エイキンが70歳の誕生日に自ら選んだベスト短編集。底抜けに明るい奇想天外な物語から、しみじみとした味わいの感動的な作品、壮大で神秘的な物語まで、バラエティ豊かな15編! その他の収録作品=「ゆり木馬」「お城のひとたち」「ホーティングさんの遺産」「三つ目の願い」「魚の骨のハープ」「シリアルの庭」「キンブルス・グリーンの暗い通り」「本を朗読する男の子」「からしつぼのなかの月光」「神さまの手紙を盗んだ男」「十字軍騎士のトビー」「ネコ用ドアとアップルパイ」「ナッティ夫人の暖炉」「真夜中のバラ」 (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 不幸な人生を変えた真実の愛。 北欧の山あいに、谷をへだてた二つの農場があった。いつも太陽の光が当たる日向が丘農場と、反対に日の光があたらないモミの木農場だ。モミの木農場のトールビョルンは、素直だが粗暴な行動を抑えられないことがある少年。日向が丘農場の少女、シュンネーベは美しく、幼いふたりは仲よくなる。衝動的なトールビョルンも、シュンネーベのことを考えるとやさしい気持ちになれるのだった。幼なじみとしてはげましあいながら成長した二人は、ある日、秘めていたお互いの気持ちを打ち明けあう。トールビョルンは喜びで胸がいっぱいになり、もう決してけんかなんかしないとシュンネーベに約束する。しかし、とある村の集まりで、トールビョルンに暴れ者のクヌードがけんかをふっかけてくる。我慢していたトールビョルンだが、しつこいクヌードにとうとう殴り合いのけんかをしてしまう。そして…… 北欧の美しい自然を背景に、感情を抑えて、自分を律して生きる少年と少女の純愛と成長を描いた作品。昭和の時代、日本では多くの世界文学全集に収録され、当時の読者に支持された伝説的な名作。約40年ぶりの新訳で、新たな魅力が見えてくる!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
5.0※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 荒れた庭園がよみがえる時、奇跡が生まれた。 メアリは10歳のときにインドで両親を亡くし、イギリスに住むおじの大きな屋敷に引き取られる。両親に放置されて育ったメアリは、自分のことしか考えないとてもわがままな子どもだった。でも、自分を気にかけてくれる人がいなかったメアリには、自分がわがままで、人にいやな思いをさせる子どもだということすらわかっていなかった。ようやく着いた屋敷は、広大な荒野のはずれにあった。インドでの生活とちがい、ここでは自分でなんでもやらなければならない。広い屋敷のどこかには、10年間誰も入っていないカギのかかった秘密の花園があるという。メアリはそのとびらを探すことにした。コマドリに導かれてようやく失われたカギを見つけ、別の日に花園の入り口を見つける。とびらの向こうにあった花園は荒れ果てていた。しかし、よく見ると地面には小さな緑の芽が顔を出している。メアリはこの庭を生き返らせたいと強く思った。自然と触れあって、自然の力を理解することで、硬く凍りついた心が少しずつ融け、やわらかくなっていく…… 「小公子」「小公女」など、多くの児童小説を書いたバーネットの最高傑作!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ラスト1行、そのとき世界は逆転する!! 人の生と死をみつめ、衝撃的なエンディングで読者をおどろかす短編小説の名手・ビアスの傑作9作品を収録。 最も有名な作品「アウルクリーク橋でのできごと」の舞台は、南北戦争のさなかのアメリカ。ベイトン・ファーカーは、北軍の作戦を邪魔した罪に問われ、アウルクリーク橋の上で絞首刑にされるところだった。ところが処刑の次の瞬間、奇跡的に縄が切れでもしたのか、ファーカーは川へと転落する。水中で両手の縄をほどき、必死に泳いで逃げるファーカー。兵士の激しい銃弾をかわし、妻子の待つ家へと急ぐが、その先には驚くべき結末が待ち受けていた……最後の1行で読者は仰天すること、まちがいない! このほか、「男とヘビ」、「空飛ぶ騎士」、「ある夏の夜」、「壁のむこう」、「命を二つ持つ男」、「月明かりの道」、「ヒョウの目」、「シロップのびん」を収録。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 心の美しさが本当の幸せへと導く物語。 「不思議な指輪 シェリ王子のおはなし」自分の悪いおこないのせいで怪物に姿を変えられてしまったシェリ王子が、心から反省してりっぱな王になり、愛する娘と結ばれる。 「美女と野獣」野獣の庭のバラを手折った父の罪をつぐなうため、命を差し出した心やさしい末っ子のベルの物語。 「二人の姫 シャルマン王のおはなし」世界一偉大な王になってあこがれの姫と結婚する王子と、偉大になれずに破滅する王子の話。 「不幸な王子からりっぱな王へ ティティ王子のおはなし」何でもほどこしてしまう王子が試練を乗り越えて、妖精に導かれて正しい王になる話。 「知性をもらったお姫さま スピリチュエル王子のおはなし」悪い妖精にかけられた呪いのせいでみにくい王子と、きれいだけどおバカな姫が出会って、真実の愛でお互いを救うお話。 「きれいな姉とそうでない妹 ベロットとレドロネット」美しさで王を射止めた姉は、やがて美しさが損なわれてしまい見向きもされなくなってしまう。そんな姉が妹のすすめで勉強に目覚めて知性を手にし、やがて本物の愛を手にする話。…華やかな魅力にあふれた、フランスの古典童話集!(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 うさぎ、りす、あひる…身近な動物たちの楽しい13の物語。 いたずらな子うさぎピーターは、お母さんのいいつけをやぶってマクレガーさんの畑に入ってしまいました。おいしいレタスとインゲン、ラディッシュを食べて、さて次は…と思ったら、マクレガーさんに見つかっちゃった! さあ、大変!(「ピーター・ラビットのおはなし」) イギリスの湖水地方を舞台に、動物たちの暮らしを楽しく描いた物語。ちょっと長いお話「グロスターの仕立て屋」「パイと焼き型のおはなし」のほか、「ピーター・ラビットのおはなし」の続編「ベンジャミン・バニーのおはなし」など、全13編がたっぷり読める! 著者自筆のイラストもすべて入っています。 その他の収録作品=「りすのナトキンのおはなし」「二ひきのいたずらねずみのおはなし」「ティギー・ウィンクルさんのおはなし」「ジェレミー・フィッシャーのおはなし」「モペットちゃんのおはなし」「子ねこのトムのおはなし」「あひるのジマイマ・バタバタダッグのおはなし」「フロプシーの子どもたちのおはなし」「ジンジャーとピクルスの店のおはなし」(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 めちゃくちゃなキャラクターが総出演のワンダーランド! ベストを着た白ウサギとの出会いから始まるアリスの物語。ウサギ穴から落ちてやって来た不思議の国では、大きくなったり小さくなったり流されたり、次から次へとハプニングの連続。そこで出会うキャラクターたちの、超個性的なこと!! 第3章ではアリスの涙の池を泳いできた「ネズミ」。同じ池にいた「ドードー鳥」は、ぬれた服をかわかすためにとドードーめぐりレースを提案する。第4章で登場するとかげのビル。大きくなったアリスを追い出そうと煙突から入ってくるが、アリスにけられて追い出されてしまう。次に小さくなったアリスは、大きなきのこの上で水きせるをふかすイモムシと出会う。第6章ではサカナ召使いとカエル召使いに公爵夫人。いつもニヤニヤしているチェシャー猫も登場。みんないかれてると言われて、困ってしまう。第7章で三月ウサギと帽子屋。めちゃくちゃなお茶会が開かれている。第8章でいよいよトランプの兵隊と王さまと女王さま!! そしてウミガメフーミとグリフォン! そして有名な裁判へと続く! さあ、アリスと一緒にめちゃくちゃな出会いを楽しもう!
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ロシアの大詩人から、子どもたちへの文学のプレゼント。 勇敢なルスラーン公は、リュドミーラと結婚した。しかし婚礼の夜、リュドミーラは何者かにさらわれてしまった。リュドミーラの父は怒ってルスラーンを責め、リュドミーラを探し出した者と娘を結婚させると宣言する。ルスラーンのほかに、娘に恋していた3人の騎士が名乗りを挙げ、探索の旅に出た。リュドミーラをさらったのは、魔法使いチェルノモールだった。さまざまな誘惑や妨害が騎士たちのまえにあらわれる。果たしてルスラーンは、ライバルの騎士を倒し、チェルノモールのもとからリュドミーラを助け出すことができるだろうか……ロマンティックで波瀾万丈、華麗な冒険物語!(「ルスラーンとリュドミーラ」) ロシアの国民的文学者、プーシキンが初めて本格的に執筆した物語詩「ルスラーンとリュドミーラ」を清新で明快な散文で新訳! ほかに、民話詩「サルターン王と勇者グビドーン・サルターノビチ公のおはなし」「おじいさんと小さな金の魚」「死んだ王女と七人の勇者たち」「金のにわとり」を収録。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 フランスで語り継がれてきた、優雅で不思議な昔話。 たとえ作者の名前は知らなくても、一度は聞いたことのある有名なお話ばかりです。300年も昔から西洋で口伝えて語り継がれた民話をまとめた童話の原点とも言われるものです。 「眠れる森の美女」やっと生まれたお姫さまの洗礼式で、年老いた妖精に「糸巻きのとがった紡錘(つむ)に手を刺して死ぬだろう」と呪いをかけられてしまいます。「赤ずきんちゃん」おばあさんへのお見舞いに向かう女の子とオオカミのお話です。グリム童話とは結末が違います。「青ひげ」大金持ちの青ひげの男の恐ろしい秘密を知ってしまった若い妻の命をかけた攻防戦!「猫先生または長靴をはいた猫」末っ子が死んだ父親の遺産でもらった猫が大活躍して、幸せになる話。「サンドリヨンまたはガラスのちいさな靴」継母たちにいじめられていた女の子が、妖精の魔法でお城の舞踏会に行き、王子様と出会って幸せになる話です。英語訳のシンデレラという名が有名です。「親指小僧」生まれた時から親指くらいの大きさの末の息子が、知恵を働かせて、人食い鬼から逃れて出世するお話。「おろかな願いごと」神様から願いごとを3つかなえてやると言われたきこりがするお願い事の話。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 世界のはじまりから最後までを語る、壮大な神話。 世界が始まる前、何もないぼんやりした霧に包まれた中に、ギンヌンガガップという大きく開いたさけ目が広がっていた。このさけ目の北と南におそろしい世界ができた。北の果てにはニブルヘイムという極寒の世界。まん中には毒の泉。南の果てにはムスペルスヘイムという熱い火の国。この火の国の入り口には巨人のスルトが炎の剣を手にして見張っている。ここからいよいよ壮大な北欧神話の物語がはじまる…… 登場するのは、最高神オージン、雷神トール、巨人族ロキなど、個性豊かな神々や巨人、英雄たち。想像力を刺激する宇宙樹ユグドラシル、最終戦争ラグナロクなどのことばも魅力的な、波瀾万丈の神話、北欧神話。現在のスウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドで古来から伝えられてきた北欧神話は、「ニーベルングの指輪」から「ホビット」「指輪物語」「進撃の巨人」など、現代まで多くの作品に影響を与え続けてきた。その壮大な神話大系を、初めて触れる読者にも読みやすいよう工夫して一冊にまとめた必読の一冊!(書きおろし) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ほんとうに大切なものは、目にみえないんだ。 子どものころ、画家になるのをあきらめた「わたし」は、飛行機のパイロットになった。ある日飛行機が故障して、サハラ砂漠に不時着する。「わたし」はたったひとりで修理をしなければならない。絶望して眠った翌朝、ヒツジの絵をねだる少年と出会う。人里から1000マイルも離れた砂漠に突然現れた彼は、よその星から来た王子さまだった。王子さまの星は、家1軒分ほどの小さな星で、2つの火山と1つの休火山があり、バラの花が一輪だけ咲いていたという。そのバラの花と王子さまは、相手を思いやる気持ちが少し足りなくて、ちょっとずつ心がすれちがってしまった。そしてついにバラの花から離れるために、王子さまは旅に出ることにした。さまざまな星をめぐり、さまざまな人に出会い、そして地球にたどりついたのだ。「わたし」の飛行機の修理が終わった日は、ちょうど王子さまが地球に落ちてきてから一年後だった。落ちてきた場所のちょうど真上に自分の星が来るこの日、王子さまは、バラの花のいる自分の星にもどるという。「わたし」と王子の別れが近づいていた……(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 ようこそ、恐怖と幻想と怪奇の世界へ! 推理小説、SF小説の始祖といわれるアメリカの文豪、エドガー・アラン・ポーの短編7作品を新訳で収録! 「黄金虫」…金色に輝く甲虫を発見したルグラントは、その日からすっかり人が変わってしまった。黄金虫に導かれ、地面を掘るルグラントが見つけたものは……。暗号解読の魅力を満喫できる傑作! 「群集の人」…その老人は、ただひたすら「群集」を探しもとめて歩き続ける。尾行する「ぼく」がやがて気づいたのは……? 「盗まれた手紙」…重要な手紙はどこに隠されているか? 天才探偵デュパンは、冷静な推理で意外な隠し場所を見つけ出す。 「ウィリアム・ウィルスン」…素行の悪い青年の前に、自分とそっくりな顔をした同姓同名の人物が現れた。自分の行動をいちいち邪魔するそいつに腹を立て、青年はついに剣をふるって決闘するが……。 「アッシャー家の崩壊」…陰鬱な古城に暮らす、アッシャー家の兄妹。兄は憂鬱に沈み込み、妹は重い病に伏せっている。やがて妹は亡くなり、地下室に仮に埋葬される。さらに憂鬱を深める兄。そして最後の悲劇がアッシャー家を襲う……。 その他、「大渦巻に落ちて」「使いきった男」を収録。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 孤独と不条理を乗りこえる、三つの奇跡。 アロエのワーシャはひとりぼっちで百科事典をながめるだけの退屈な日々を送っていた。そこへやってきたのは、体が弱くていつもからかいの的になっていたスズメの子。自分をほったらかしにする母ネコから逃げ出してきたネコ。そしてさらにムカデ一家もくわわって、奇妙な植物と動物たちの共同生活が始まった。(「スズメのアントウェルペン、ネコのミヘーエフ、アロエのワーシャ、そしてムカデのマリヤ・セミョーノヴナ一家の物語」) ほか、「クレビャーキンおじいさん、泣き虫メス馬ミーラ、そして子馬のラフキンの物語」「ネコのイグナーシイ、煙突そうじ人フェージャ、そしてひとりぼっちのネズミの物語」の全3編。 現代ロシアを代表する作家、リュドミラ・ウリツカヤが贈る3つのおとぎばなし。弱く、孤独で、ばらばらだった動物や人間たちが、お互いを思いやりながらつながり合って未来を見つけていく希望の物語。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 大みそかの夜、森で起きた奇跡の物語。 ここは真っ白な雪でおおわれた深い森。大みそかの夜に12の月の精霊たちが除夜のたき火をおこすために集まってきた。香をたき、一年分のはちみつ酒を煮詰めるのだ。月の精霊たちは、人が森に来ないようにと、もっと雪を降らせてふぶきを起こす。ところがそんな森に、働き者でやさしい心のままむすめがやってきた。わがままな女王が出した、かごいっぱいのマツユキソウを持ってきたものにはかごいっぱいの金貨を与えるという無茶な命令のせいだ。いじわるな義母と義姉からマツユキソウをつむまで帰ってくるなと言われて追い出されたのだ。マツユキソウは4月の花。12月に咲いているはずがない。ままむすめが困っていると、12の月の精霊たちがやってきてままむすめを助けてくれる。精霊たちは、ままむすめがどんなにがんばっているのか、ちゃんと見守っていたのだ。でもいじわるな義母と義姉、わがままな女王がおとなしくしているわけがない。ままむすめは無事に新年を迎えられるのだろうか。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 白い雪と氷の大地。生きのびるために、犬は野性を取り戻した。 カリフォルニアの裕福な家に飼われていた大型犬・バックは、さらわれて極寒の北、アラスカの大地へと運ばれた。売られていく船の上で人間の暴力に歯向かったとき、バックはこんぼうで思いっきり打ちのめされ、力で相手を服従させるという野性のおきてを思い知るのだった。そして上陸した北の大地で、バックは政府の速達便を運ぶ犬ぞりのチームに売られた。雪と氷の過酷な自然を生き抜くために、バックのなかで眠っていた野性が少しずつ目覚めていく。毎朝、暗いときから荷物を引き、暗くなるまで進む。エサは不十分で満腹にはならず、何でも食べ、エサを盗むずる賢さも出てくる。すべては生き残るための本能なのだ。鋼のような筋肉、何でも食べられる内臓機能、視力聴力嗅覚は恐ろしいほど敏感になり、翌日の風を予想する能力まで覚醒する。はるか昔に持っていた野性がすべてバックに戻ってくるのだった。常に死と隣り合わせの世界で、バックはチームリーダー犬のスピッツとの一騎打ちにいどむ。戦いはどちらかが死ぬまで続く。なぜなら群れのリーダーは1匹だけだから…… バックは勝って生き残れるか? ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 中国の不思議・怪奇・恐怖が大集合! 中国・清代の文学者、蒲松齢の作品。中国怪異文学の最高傑作と言われる。原書にはおよそ500編が収められ、仙人や狐、妖怪、鬼、花や動物の化身などが出てくる不思議なお話が多く集められている。その中から選りすぐった38編を収録。日本やヨーロッパともちがう中国独特の怪異がじっくり味わえる。 収録作品=「神になる試験」「耳の中の人」「宿屋の死体」「水を噴く老婆」「両目の住人たち」「壁画の天女」「山の怪」「河辺の霊」「桃どろぼう」「道士と梨の種」「道術の修行」「高僧の魂」「蛇使い」「狐の嫁入り」「狐の一族」「地獄めぐり」「死体食い」「三度の転生」「試験に受からない男」「新婦の家」「仙人になった亡者」「なまけ者と老婆」「狐の一家」「人の皮」「幽魂の嫁入り」「ネズミの義侠心」「地震のときの行動」「義理堅い男」「スッポンの怪」「毒草」「小人の贈り物」「よく斬れる刀」「鸚鵡になった男」「天下取り」「兄弟の絆」「夜叉の料理人」「九官鳥と飼い主」「化け物あつかいされた美男子」(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 リズム感のあるくりかえしが楽しいロシアの昔話。 子どもがいない王さまとお后は、「金色のすずきを食べれば子どもを授かる」という夢を見る。夢のとおりに漁師に金色のすずきを捕えさせ、料理女が調理して、お后は魚をたいらげた。すると、お后だけでなく、お皿をなめとった料理女と、魚を洗った水の残りを飲んだ牛までもが、おなかが大きくなって同じ時間に息子を産んだ。お后の子、料理女の子、牛の子はみんなイワンと名付けられ、やがて若者に成長して、三人で旅に出る。(「牛の子イワン」) 独特の味わいが興味深い、ロシアの民話を50編収録。ロシア各地で民話を集めた民俗学者、アレクサンドル・アファナーシエフの「ロシア民話集」から新訳! 魔法使いの老婆バーバ・ヤガーや不老不死の老人コシチェイなど、おなじみのキャラクターがたびたび登場するのも楽しい! 収録作品=「ころころパン」「かぶ」「冬王マロースコ」「バーバ・ヤガー」「ガチョウ白鳥」「空飛ぶ船」「火の鳥の羽と仔馬」「蛙の王女」「二人、袋から出ろ!」「笑わぬ王女」「金持ちマルコと不運なワシーリー」「吸血鬼」「地獄のヴァイオリン弾き」「イワンのばか」ほか。 (新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
-※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 にぎやかで楽しい四姉妹の成長、そして家族のきずな。 南北戦争に従軍する父親の不在の1年間の出来事を描いた、マーチ家の四姉妹の物語。 おしとやかでしっかり者の長女メグ、作家になる夢を持つ勝ち気な次女のジョー、ピアノを弾くのが大好きな三女のベス、ちょっとわがままだけど絵を描くのが得意な末っ子のエイミー。物語はクリスマス前の四姉妹の会話から始まります。4人は自分たちの欲しいものではなく、いつも大変なお母さんにプレゼントすることにします。そうして全員が幸せなクリスマスを迎えるのです。貧しく厳しい暮らしの中で、お互いを思い合って心が豊かになる暮らしぶりがていねいに描かれています。読者がとりわけハラハラするのは、父親が危篤との電報を受けて、母親の旅費を作るためにジョーが自慢の髪の毛を売ってしまうシーンです。母親が不在のこのタイミングで、よりによってベスが猩紅熱にかかって生死の境目をさまよいます。免疫のないエイミーをおばさんにあずけて、メグとジョーはつきっきりで必死に看病します。四姉妹は、この危機を無事に乗り越えられるのでしょうか? 危篤の父親の生死は……? ※この作品は一部カラーが含まれます。
-
4.0【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ちょっとフクザツな3人の、心温まる日常。 高校生のクレベールは、知的障碍をかかえる兄・シンプルと、 親元をはなれ、パリで暮らす決意をする。 弟の不安をよそに、シンプルは、 ウサギのぬいぐるみのパンパンくんと遊んでばかり。 シェアアパルトマンで学生たちと共同生活をはじめると、 2人の日常は、どんどんフクザツになっていき――。 国際アンデルセン賞受賞作家による、兄弟の絆の物語。
-
5.0小学生限定第9回12歳の文学賞の受賞作上位7作品を収録!! 二年連続大賞受賞の鈴木るりかさんの作品はじめ、読み応えあり! 小学生限定の小説賞、第9回12歳の文学賞の受賞作品、上位7作品を完全収録。二年連続大賞受賞の鈴木るりかさんの「マイワールド」、2014年大賞受賞、2015年応募2作品が優秀賞に輝いた、中濱ひびきさんの「ベッティさんは何を見たのか?」「うさぎの瞳」、2014年はがき小説大賞に輝き、2015年はあさのあつこ賞受賞の高野涼くんの「蚊の手術」など、読み応えある作品がそろいました。 あさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さん、鵜飼哲夫さん(読売新聞)をうならせた7作品は、本当に読み応えがあります。
-
-「第七回 12歳の文学賞」受賞9作品を一挙掲載!! 小学生が描いた珠玉の作品集です!! 小学生限定の文学賞として日本で唯一の「12歳の文学賞」。2500超の応募作の中から小説部門上位入賞9作品と、はがき小説部門の優秀作を一挙掲載!! あさのあつこ、石田衣良、西原理恵子のベストセラー作家3氏による審査員座談会も収録!! 「第八回 12歳の文学賞」の参考資料としても最適です。 このシリーズは毎年、全国学校図書館協議会の選定図書に選ばれています。
-
-小学生限定第11回12歳の文学賞の受賞作上位6作品を収録!!大賞と石田衣良賞、初のW受賞者が誕生!! 小学生限定の小説賞、第11回12歳の文学賞の受賞作品、上位6作品を完全収録。昨年第10回で石田衣良賞受賞の河内千歳さんが、今回はなんと大賞と石田衣良賞をW受賞!! これは12歳の文学賞はじまって以来の快挙です。お笑いあり、不条理あり、恋愛もあり、ユーモアもありと、審査員のあさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さん、鵜飼哲夫さん(読売新聞)をうならせた6作品をお楽しみください。
-
-小学生限定第12回12歳の文学賞の受賞作上位6作品を収録!! 国際色、意外性あふれる作品群は、読み応え充分です。 今回で最後となる小学生限定の小説賞、第12回12歳の文学賞の受賞作品、上位6作品を完全収録。パリの街を舞台に、ヴァイオリニストのパピ(おじいさん)との想い出を描いた大賞の『パピ』、まだ小学三年生の和田篤弘さんの母親への素直な感情がほとばしるあさのあつこ賞の『ぼくの家出大作せん』、抜群のショートショートのセンスを見せつけた石田衣良賞の『選ばれた男』など、個性豊かで、読み応えある作品がそろいました。 審査員のあさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さん、鵜飼哲夫さん(読売新聞)をうならせた6作品をお楽しみください。
-
4.0小学生限定の文学賞 第八回受賞作一挙掲載! 小学生限定の文学賞として日本で唯一の「12歳の文学賞」。3500超の応募作の中から小説部門上位入賞8作品と、はがき小説部門の優秀作を一挙掲載!! 今回はバリエーションに富んだ作品が多く、大賞受賞作も、第一回以来となる2作受賞となりました。 長編の『ジョージとジョセフィーンとフィービースペンサースミス そして彼らの庭と冒険』は、まず英語で書き、それを作者自らが日本語に翻訳して応募した変わり種。イギリスを舞台に、祖母の死と家族の再生をテーマとした大人顔負けの内容です。主人公・フィービーの内側も外側もきちんと書きこめられていて、その息づかいまで聞こえてきそうな作品です。 もう一作の『Dランドは遠い』は短編ながら、テーマパークに卒業前に親友と遊びに行きたいが、お金がない少女の気持ちを、湿っぽくならずに描ききった秀作です。 あさのあつこ、石田衣良、西原理恵子のベストセラー作家3氏に加え、読売新聞・鵜飼哲夫氏による審査員座談会も収録!! 「第九回 12歳の文学賞」の参考資料としても最適です。
-
5.0小学生限定第10回12歳の文学賞の受賞作上位6作品を収録!!三年連続大賞受賞の鈴木るりかさんの作品はじめ、読み応えあり! 小学生限定の小説賞、第10回12歳の文学賞の受賞作品、上位6作品を完全収録。驚愕の三年連続大賞受賞の鈴木るりかさんの「いつかどこかで」、まだ小学三年生の原琴音さんの「くも ものがたり」、駅伝を題材にスポーツの世界を描いた石田衣良賞受賞の河内千歳さんの「ラン・らん・RUN!」など、読み応えある作品がそろいました。 あさのあつこさん、石田衣良さん、西原理恵子さん、鵜飼哲夫さん(読売新聞)をうならせた6作品は、本当に読み応えがあります。
-
3.7【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 できそこないの竜、地球を救う!? 「あなた、飛べるわよね?」 山奥の小さな沼でのんびり昼寝をしていたぼくをたたき起こしたのは、奇妙なかっこうをした人間の女の子だった。 星を飲みこんだ竜伝説を信じて竜を探しに来たというけれど、ぼくは飛べない、できそこないの竜なんだ・・・・・・。 児童文学賞トリプル受賞作家・今井恭子が綴る、彗星衝突のピンチに立ち向かう冒険と友情の物語。 ファンタジー装画の名手・佐竹美保による挿絵もたっぷり収録。
-
4.0留学生がやってきて高校生活が盛り上がる! ある日、高校にイタリアから留学生がやってきた。 「マルコ、よんでクダサイ。ヨロシクおねがいシマス」 突然、教室に現れたラーメン頭のイタリア人。 高校生活をまあまあ路線まっしぐらでやり過ごしている主人公の“おれ”も、すっかりかきまわされて熱くなってきている。 何となく過ぎていた平凡な日常に、異文化の熱い風が吹いて、なにかが変わりそうな予感……。 留学生が帰国しても彼らの交流は続くが、突然巻き起こったパンデミック。新たな人間関係や、進路選択に悩みながら、自分自身を発見していくグローバルな青春物語。
-
4.0【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「こども審査員」100人が選んだ最推し本。 世界最大のVRゲーム「パイキキ」。 ここでは何者にでもなれて、なんでも手に入れることができる。 12歳の女の子オ・イェジは、現実世界の悲しい記憶から逃れるためにパイキキにのめりこむ。クエストをこなしたり、武器を強化したり、お絵描きをしたり……。そんなある日、イェジは大きなヘルメットをかぶった謎のアバター、ヘルメットボーイと出会う。彼がイェジに提案したとある「仕事」のせいで、イェジはパイキキ中を巻き込んだ大事件を引き起こしてしまう。 (底本 2024年10月発売作品) ※この作品はカラーが含まれます。
-
4.1生きのびられたのは偶然(チャンス)だった。 ぼくと家族が生きのびたのは、まったくの偶然(チャンス)だった。 『よあけ』や『あめのひ』など、日本でもよく知られる絵本作家、ユリ・シュルヴィッツ。ユダヤ人である彼が第二次世界大戦にまきこまれたのは、まだ4歳の頃でした。ナチスドイツ軍の攻撃のあと、ポーランドを脱出し、家族とともに各地を転々とした日々の生々しい記憶を、豊富なイラストとともに描き出します。
-
3.6【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ひねくれ者のザザさんと月さんの楽しいお話。 スミカさんという歩く家で一人暮らしのちょっとひねくれたザザさん。 ザザさんは、毎日朝から晩までもんくばかり言っているひねくれ者。 そんなザザさんのところに、月さんは気まぐれにやってきて、おもしろい話をしてくれます。 ザザさんのご機嫌も良くなるでしょうか? 角野栄子さん自ら描くちょっととぼけたキャラクターも魅力的です。
-
4.0戦乱時代を強く生き抜いた少年の冒険物語。 武士が嫌で商人になりたいと家出した少年長種は、博多を目ざそうと、無断で水軍の船倉に忍び込むが、見つかってしまう。 「武士をやめたい。おれは商人になりたいのです」 そういう長種に、水軍の大将は、 「人それぞれに決まった運というのがある。運を変えようと思うな。運に心を任せれば、かえって勇気が出るぞ」 そう言って大将は、豪快に笑い、懇意にしている商人の家に連れていって、奉公できるように取りはからってくれる。 こうして長種の新たな運命は動き出す。 元寇という史実の中で翻弄されながらも強く生き抜く少年を描くエンタティンメント。
-
3.8孤独を好物にする“つちんこ”と少女の物語。 母の離婚をきっかけに祖母の住む離島に預けられることになる少女。そこは、毎年夏になると家族で出かけた思い出の多い島だ。 複雑な思いをかかえて、島に降り立つと、 「シャッ、シャッ、シャッ、シャッ」 無気味な笑い声を立てて、つちこんこが、現れた。 「もしかしておいらのこと、見えてるのか?」 どこからともなくやってくる“つちんこ”。 「あなた、ナニモノなの?」 「うーーん、おいら、ナニモノなのか……」 孤独につぶれそうになっている子どもの前にだけ現れるのが、座敷童ならぬ“つちんこ”だ。 家族のことで不安な気持ちをかかえる少女と、うさんくさいつちんことの、不思議な物語。
-
3.3【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 昼は女の子。夜はネコ。はじめての冒険物語。 ミルクのママはネコ魔女。毎晩、ネコみたいなすごい能力<キャットパワー>を、正義のために使っている、かっこいいスーパーヒーローです。 ミルクは、ママみたいなネコ魔女になりたいけれど、怖い気もするし、今はパパお手製のコスチュームでなりきりごっこをして遊ぶので十分。・・・と、思ったら、その姿を見た町ネコ、ソックスが話しかけてきて・・・。 かわいい町のネコたちと一緒に、ネコ魔女として初めての冒険に出かけるミルク。「あなたは自分が思っているより勇気があるんだよ」というママの言葉を思い出しながら、いろいろな困難を乗り越えていきます。 <キャットパワー>の特別な力を持ちつつも、その使い方は、ミルク本来の勇気とやさしさがあってこそ。ドキドキハラハラの冒険のすえ、最後はじんわりとやさしい気持ちが胸に広がる物語です。
-
-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 読むとかしこくなっちゃう! 天才読みもの。 「ソロコンサートを やりたい」 ここは、 はじめて王国。はじめての ことが 大すきな 王さまの ねがいに、 王国は 大こんらん。 なぜなら 王さまには、 自分でも 気づいていない たいへんな ひみつが あったのです…。 はたしてコンサートはどうなるのか。つぎつぎおこる、できごとやなぞにハラハラどきどき。読み終わった後は爽快感を感じられる1冊。文章は小学館国語辞典編集部監修、なぞの問題は最高峰名門塾の浜学園監修。なぞは理数系センスを養うパズル的思考問題です。全年齢向け。 「読むと ぜったい かしこくなっちゃう! 天才読みものシリーズ」 ※この作品はカラーです。
-
4.3植物と話せる少女の冒険ミステリー! <野いばら村>の端の小屋で、4年前までオーラは母と二人で住んでいた。オーラの母は植物と話す才能を持ち、植物から薬を作り、病気やケガの人たちを献身的に助けてきた。ところが、村のお屋敷の主がある病気にかかり、その病を治せなかったことで母とオーラは孤立してしまう。結局、母もその病気で亡くなり、オーラは村人に対して心を閉ざして暮らしていた。 そしていま、謎の病気が流行しはじめ、オーラの村にも迫ってくる。オーラは、お母さんの誇りを取りもどし、大好きな庭と愛馬を守るため、母の残した手帳を手がかりに、治療薬を探す旅に出ることに・・・・・・。
-
3.3
-
5.0【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 バレエの古典的名作を美しいイラストと共に。 うつくしくおどる白鳥、 ねむりつづけるお姫さま、 情熱的な火の鳥、 こんぺいとうのおどりに、花のワルツーー。 ページをめくれば、心ときめく魔法の物語があなたをまっています。 さあ、夢のようなバレエの世界に、足をふみいれましょう! ※この作品はカラーです。
-
3.9モノマネが得意な少女の成長物語。 クラス一のお調子者ジェリーは、人のモノマネが得意で、いつも先生のモノマネをしてクラスメートを爆笑させていた。 そんなジェリーの悩みは、トドのような太った体型。男の子たちからは毎日のように、からかわれたり悪口を言われたりするが、いつもギャグでかわして、笑い飛ばしていた。 でも、家に帰ると、本当の気持ちをノートに書き付けていた。 この秘密のノートにつづった詩が、真のジェリーの姿だ。 学校恒例のタレントショーで、ジェリーは代表となり、コントを披露することになる。今年こそ優勝間違いなしと噂されるが、いつもの悪ふざけが過ぎて、出場できなくなってしまった。 そんなとき、母親の新しい恋人のミュージシャンと知り合うことで、ジェリーの中で、少しずつ変化していく。 ジェリーは、タレントショーに出場できるのか? 少女の心の成長を描く爽やかな学園物語。
-
-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 この中に1人、○○がいるよ。さがそう! よみものの楽しさ!小説(ノベル)の奥深さ!マンガの面白さ! 全てを合わせ持つコロコロコミック生まれの新よみものシリーズ 「コロコロよみもノベル」が創刊! 創刊第2弾作品の1つとして、 昨年秋、合体コロコロコミックで開催された、 よみもノベルよみきりグランプリにて みごと読者アンケートで圧倒的第1位を獲得した作品、 「100点!!100人兄弟100物語」が登場! ナゾの100人兄弟が “100人兄弟ワザ”を連発する ナゾトキふしぎものがたり! ふしぎで、緻密で、迫力満点な、 圧巻の“100人兄弟イラスト”による 「この中に1人、○○○な兄弟がいるよ。さがしてみよう!」 のクイズがいっぱいで、とにかくたのしい! さらに! “100人兄弟イラスト”には 迫力満点なだけでなくクスッとわらえるシュールさもあり! さらにさらに! 100人兄弟が力を合わせて問題を解決する様子には さわやかな感動もあり! わかりやすい!おもしろい! とにかくめちゃくちゃたのしい一冊! コロコロよみもノベル 「100点!!100人兄弟100物語!」で 新しい読書体験を! ※この作品はカラーが含まれます。
-
4.0【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 あやしくもふしぎな八つの物語。 もう使われていない古い音楽室からポローン、ポロンと、音が聞こえてくる。いってとびらを開けてみるとなんとそこにいたのは!? サッカーの朝練のために公園に行ったが、あたり一面霧に包まれていて何も見えない。蹴り込んだサッカーボールが霧の中に消えてしまい、怖くなって家に帰ろうとすると……。 吹雪の中、温泉目指して車を走らせていると、どんどん道が狭くなって、どうにも身動きとれなくなり……。 読後ぞわぞわっとするふしぎな怖い話しを8つ収録。
-
3.8かわいいペットはブラックホール!? 科学や宇宙が好きな11歳の少女・ステラは、宇宙研究施設NASAからの帰り道、人間ではない何かにあとをつけられる。とことん真っ黒で、目の奥に小さな銀河が広がっているそれは、まるでブラックホールみたい。 このブラックホール、健気で愛嬌もあるうえに、嫌なものをなんでも飲み込んで片付けてくれるので、ステラは大助かり。ところが、あるものが飲み込まれてしまい、ステラはブラックホールの中へ取りに行くことに・・・・・・。 ブラックホールと心の穴がリンクする、最愛のパパを亡くした少女の立ち直りに寄り添う感動物語。
-
3.0これまでの自分と違う自分を探す旅にでる。 ぼくたちは、卵のなかに住んでいる。 卵のなかには、山も、海も、町もあって、電車も走っている。 平和で楽園のような世界なんだ。 十三歳の誕生日、この世界を出るのか、とどまるのか決めなくてはいけない。 人生一度の決断のときだ。 そのことを知ったときこれまでの自分とは、全く違う自分になったのだとはっきりとわかったんだ。見た目はちっとも変わっていないし、中身だって変わってない。同じ自分だけれど、違う自分なんだ。 少年は、卵の世界を出て行くことを決断した。 少年を待っているのは、どんなところなのか? その決断はどういうことなのか…。 大人になるまえの子どもたちに贈る物語。
-
3.8
-
3.0廃墟の遊園地には、不思議な少女がひとり。 廃墟の遊園地――創業者の幽霊が出る、宇宙人が基地に使っているなどあやしげなうわさが絶えない。 実はそこには、不思議な少女がひとりぼっちで住んでいた。 いよいよ遊園地のとり壊しが決まった年、町では奇妙な現象が続発し小中学校は閉鎖。 夏休み。その少女の呼びかけに応じた、特殊な力を持つがゆえに孤独な五人の子どもたちが遊園地にやってきた。クジラと交信したり、真夜中の神社で魚頭のいる不思議な世界に入ったりするなどして、周りからおかしな子扱いを受ける五人。彼らの日記帳をきっかけに、遊園地をめぐる謎ときが始まった。そして、全ての不思議の鍵を握るのは廃墟の遊園地に住む少女!? 子どもたちそれぞれの辛い日常の一方で、彼らに起こる不思議で美しい出来事を、短編連作形式でファンタジックに描く! 不思議は日常のすぐそばにある!
-
4.5
-
-真夜中の病院で秘密のギャングが大活躍。 舞台はロンドンにある古い病院の小児病棟。 お金持ちの寄宿学校に通う少年トムは、頭に怪我をして病院に運ばれた。古い病院は不気味だし、先生も看護師も、怖いし、居心地は最悪だ。 ところが、同じ病室の子どもたちが、夜な夜な出かけていく。極秘任務に当たっているというのだ。その名も、ミッドナイトギャングだ。 彼らの任務とは・・・? 皮肉あり、笑いあり、涙ありの社会派エンターテインメント。
-
-
-
3.0雪と氷の冷たい世界の心温まる不思議物語。 12歳の少女ターシャはある出来事からすっかり心を閉ざし、祖父が農場を営む山村で家族と静かに暮らしていた。 初雪の日、心をこめて作った雪娘に「友だちになってくれたらいいのに」と願うと、その夜、不思議なことに、雪娘に命が宿る。毎晩その雪娘のアリアナと過ごし友情を育む中で、ターシャは明るくて好奇心旺盛だった元の自分を取り戻していく。しかし、その冬はいつになく厳しく、祖父の病気も悪化。周囲の人々も春の訪れを待ち望むが、冬が終わることは親友のアリアナとの別れも意味していた。 ロシアの民話「雪娘」をモチーフに、少女の成長と友情を描いたファンタジー。 著者は『The House with Chicken legs(日本語版:「ヤーガの走る家」)』でカーネギー賞のショートリストにノミネートするなど、民話から着想を得て生み出した作品に定評がある。
-
3.0心は読めるが空気が読めない妖怪サトリ! 主人公のサトリは、見た目は小学三年生、実は推定三百歳の妖怪。この妖怪サトリ、人の心は読めるが空気が読めないので、思ったことを正直に言って痛い目にあうこともしばしば。一方で、煩悩(苦しみを生む原因)をこじらせ妖怪になりかけている人間にも、サトリは正直な言葉を投げかける。するとその人の目からウロコがぽろり、人助けになることも。サトリは訳あってそのウロコを集めることにするのだが・・・・・・。 児童文学の賞を数々受賞している注目作家・長谷川まりる氏の、ちょっと怖いが心が晴れる短編連作。
-
4.0
-
3.5
-
4.0
-
4.0
-
3.0気づかぬうちに地球が大変なことに!? フィッシャー中学で新設された特別授業「地球クラス」。この授業ではSDGsのテーマのひとつである「気候変動」に注目し、これからも地球に住み続けるための方法を学びます。 選ばれた9人の生徒たちは、みんな地球が大好き。自分たちの頭で考えながら、どうすれば地球の自然や資源を守ることができるのか考えます。 「堆肥化」「クリーンエネルギー」「サステナブルファッション」など、注目のキーワードが多数登場。環境問題を考える入門書にもぴったりの1冊です。
-
3.6みんなとちがっている自分を好きになる方法。 「どうして何もかもがこんなにたいへんで、傷つくことばかりなんだろう・・・・・・」 10歳の女の子タリーは、ときどき感情がコントロールできなくなって爆発したり、場ちがいなことを言ってトラブルを起こしてしまう。周りの人には「みんなと違ってる子」と見なされて、理解されないこともしばしば。 みんなと同じ「ふつうの子」になりたいのに、それがどうしても「できない」毎日は苦しいばかりで、わたしがわたしじゃなかったらよかったのにと思う。 そんなタリーだが、やがて自分の中のどうにもできない衝動の原因が自閉スペクトラム症にあることを知り、自分らしさを受け入れて生きる道への一歩を踏みだしていく。 「タリーの心の声を聞いてみると、ひとつひとつの言動にはちゃんと理由があり、それはほかの人と"ちがっている"どころか、むしろ深く共感できる」(訳者あとがきより)