パンに書かれた言葉

パンに書かれた言葉

小説・文芸
1,386円 (税込)

6pt

4.0

ヒロシマとイタリアをつなぐ<記憶>の旅。

わたしには名前が三つある。
光・S・エレオノーラ。
エレオノーラは、イタリア語で光という意味。
Sは何かって?
ちょっと大げさな名前だからないしょにしてる。

2011年震災後、少女エリーは親戚のいるイタリアに少しの間避難する。おいしいものと温かい人たちに迎えられ人心地つくが、思いもよらない歴史に触れ、エリーの名前のSに込められた本当の意味を知ることになる。

戦争を乗り越えて生きてきた人々の“希望”を描く、ヒロシマとイタリアをつなぐ物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    パンに書かれた言葉
  • タイトルID
    :
    1156828
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年06月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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パンに書かれた言葉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前半のイタリア編を読んでいたときは、まだ少しぼやーっとしていましたが、後半の広島編を読んでいるうちに、朽木さんがこの本に込めた思いがわかった気がしました。

    「伝えること」「声を上げること」

    の大切さ。

    あとがきにも、

    「戦争やヒロシマを描こうとするとき、心から去ら  
     ぬ問いがあります。
     物語ることが先か、伝えることが先か。
     伝えたい思いが募るあまり物語を損なうことがあ
     ってはなりませんが、しかし、どうしても伝えて
     いかねばならない〈記憶〉もあります。」

    とありました。

    将来を担う、一人でも多くの子どもたちに、この思いが伝わりますように。


    0
    2022年12月15日

    Posted by ブクログ

    ホロコーストと、広島の原爆と、福島の津波・原発事故とをリンクさせている物語。
    現代の子が、親族から聞く形で戦争、核、人権などを考えていき、違和感なく読むことができそうです。

    物語の設定がしっかりしていて、違和感なく、この3つの重大な災害を大雑把に捉えられるように思います。

    小学校高学年から読めると思いますが、内容が重いので、中学、高校、大人でも読むと気づく事が変わるかもしれません。
    厚みのある本で内容もあるので、これが読める児童には勧めていきたいと思いました。

    事実を物語に落とし込み執筆する中で、はまる沼が2つあると著者あとがきにあります。
    「文献沼」そして。「推敲沼」。
    ホロコーストや広島の本を読み出すと、私も違う立場から、違う角度から、また、同時期に他のところでは?など、知りたくなります。
    反対に絶望感が強くて何も読みたくなくなったのは、「あのころはフリードリヒがいた」ですが、衝撃が強いだけに1度読んでおくべき本だとも思います。

    人が戦争を起こさなくなるまで伝え続けなければという著者の意志を感じた1冊です。

    個人的に戦争の本はノンフィクションが読みたいのですが、文章が読みにくいものもあり、文章の面では創作物語の方が、心に響くような気もしますし、読み返したくなる。勧めたくなるというのも良い点と思います。

    0
    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    ヒロシマのこともよく知らないのに第二次世界大戦中のイタリアのことなんて知るよしもない。イタリアもなかなか酷い目に合っていたんだなあ…軍に抵抗する人たち、収容所に連れて行かれる人たち、処刑される前に血で書いたのは『希望』。戦争という災害がいかに愚かなのか、イタリアとヒロシマを通して考えさせられる。

    0
    2022年11月10日

    Posted by ブクログ

    広島出身の父とイタリア人の母の間に生まれた“光”の名を持つ少女が主人公。イタリアと広島それぞれの戦争を書く。タイトルの意味は胸がしめつけられる。戦争を知らない世代に。

    0
    2022年10月14日

    Posted by ブクログ

     主人公の光・S・エレオノーラ(エリー)は、広島出身の日本人の父とイタリア人の母を持つ。

     エリーは、母の実家である、エレナおばあちゃんがいるイタリアにしばらく滞在し、そこで、おばあちゃんの子供の頃あったこと、とりわけ、おばあちゃんのお兄さんであるパウロの話を聞く。

     エリーがそれまでほとんど何も知らなかった、イタリアでの、ナチスによるユダヤ人虐殺、イタリア人同士のファシスト政権と、それに抵抗する一般市民らパルチザンによる攻防戦の話だ。パウロはパルチザンの一員だった。パウロは捕まり、母が差し入れた1つのパンに、自身の血である文字を書いた後、処刑された。そのパンは、カチカチになって緑色のサテンに包まれ、大切に今もエレナの家に保管されていた。

     エリーはイタリアで聞いたこと、そして広島の原爆のことも、もっと知りたいと思うようになる。帰国した後、夏休みには、被爆経験のあるおじいちゃんのいる広島へ行く。そして、今まで経験した戦争について多くを語らなかったおじいちゃんから、沢山の話を聞く。


    [心にまとっている無関心という名のマントを破り捨てなさい]という文が強く心に残りました。歴史に対して、他人に対して、無関心でいることに慣れきっている自分にハッとしました。

     勝手に男性と思っていた朽木祥さん。調べたら女性でした。被爆2世である作者がどうしても伝えたいことを盛り込んだこの一冊。今まで読んだ(数少ないですが…)戦争物の中で、一番我が事のように胸に響きました。歴史が特に苦手な私でも一気読みでした。中学生くらいから大人まで、多くの人に読まれるべき一冊だと思います。

    0
    2022年09月03日

    Posted by ブクログ

    待ちに待った朽木祥・新刊!
    予約をして、嬉々として読み始める。

    う~ん、正直、盛り込みすぎのような・・・

    北イタリアのパルチザンと広島、
    そして3.11までがつながるのだけれど・・・
    ちょっとムリがあるような・・・

    たぶん、ご本人が、よくおわかりのはず。
    それでも、これを書きたかったという、その思いに
    まずは、心からの拍手を。

    0
    2022年06月28日

    Posted by ブクログ

    光村図書5年生の国語にある「たずねびの」の著者

    気になっていたので読んでみると
    教科書にある「たずねびと」と似た描写がいくつか

    著者自身も原爆二世で
    原始爆の恐ろしさを物語を通して伝えたいという
    思いがあったのだと思う

    知らないことって恐ろしい。
    アウシュヴィッツ強制収容所でのことも
    どんなに酷いことか。

    人の命ってかけがえのないものだよねって
    再認識できた

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    夏休み、戦争のニュース見て戦争について知りたいなって思ってた時に出会った本

    あとがきにも書いてたけど、物語るのと伝えるのどちらを取るかみたいな話、これはほんとに丁度いい塩梅やった
    物語の中に戦争の記録が溶け込んで一つになったのがこの本

    戦争は誰も勝てない」みたいな言葉、ほんとに誰も勝てないんだよ

    0
    2022年10月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テーマも重たいから、少し悲しく怖いけど、感動します。
    大人も子供も読んだ方が良い物語りだと思いました。
    戦争では、家族や大事な人が亡くなってしまったり、辛い思いをしたり、悲しい事がいっぱいあるけれど、生きている人達がみんな仲良く力を合わせて(支え合って?)楽しく過ごしていたから、感動しました。

    0
    2024年06月25日

パンに書かれた言葉 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    パンに書かれた言葉
  • タイトルID
    :
    1156828
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年06月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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