かはたれ 散在ガ池の河童猫

かはたれ 散在ガ池の河童猫

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

4.3

河童族の生き残りの中で、人間でいうと8歳になったばかりの「八寸」と呼ばれる河童が、修行を積んで人の目から姿を隠す術を学ぶため、猫に姿を変えて人間の世界に送り込まれることになった。八寸は麻という女の子の家で暮らすことになり、母親を亡くしたばかりの麻は、猫の八寸に大いに慰められるが、ある日猫を洗ってやると、八寸は河童の姿に戻ってしまったのだった…。心の問題を抱える少女とかわいらしい子どもの河童とのユーモアと感動に満ちたファンタジー。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    福音館書店
  • タイトル
    :
    かはたれ
  • タイトルID
    :
    20079718
  • 電子版発売日
    :
    2024年03月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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かはたれ 散在ガ池の河童猫 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    以前からお友だちに勧められ、いつか読もうよもうと思いながら、ようやく読む機会が到来しました。
    こんな素敵な作品を、スルーしなくて良かった!!!!!

    ひとりぼっちの河童八寸と、お母さんをなくしたさみしさを、父の手前うまく表現できずにいる女の子麻。

    麻はお母さんからもらった愛でできている、とっても素敵な女の子。何が大切なのかたぶん誰よりも知っているけど、そのことを麻自身はまだきづいていないね。

    八寸は、家族がある日消えてしまい、その帰りを信じて待っている、たった8歳のこども河童。沼で生き残っていくために、猫の姿になって人間の世界に修行に出された。

    この2人の出会いの前に、情けない顔のラブラドール犬、チェスタトンがいる。盲導犬訓練を失格した犬だ。麻のお母さんが引き取って家族にした。

    この3にん?はみんな傷ついたことがある。だからこそ、人にやさしく、この子たちのものがたりは心が輝いて見える。

    素敵なシチュエーションが沢山ありますね、
    まずは、長老から貰った球の魔法の力を蓄えるため、夜、一人月光を浴びる小さな猫の姿の八寸。
    お母さんとのノート。
    お母さんの好きな言葉たち。
    とくにすきなのが、ロミオとジュリエットからのこのセリフ
    「名前っていったい何なのでしょう?みんなが薔薇と呼ぶあの花がたとえほかの名前で呼ばれてもその香しさに変わりはないはず。」
    ノートに綴られたキーツの詩も素敵。

    お話も可愛らしいくて面白いのですが、小さなエピソードがどれもきらきらとしていて、愛おしい。
    〔すきとおったほんとうのたべもの〕を頂いている気分でした。賢治の世界観そのものです☺️

    0
    2021年11月28日

    Posted by ブクログ

    もう、もう、もう・・・
    涙、涙で読み終える。
    思い切り八寸を、麻を抱きしめたい。
    朽木さんらしい、鎌倉を舞台に、英国の香りがほのかに漂うような物語。
    美しい表現が盛りだくさん。

    0
    2021年10月19日

    Posted by ブクログ

    物語もいいけど、使われている日本語もきれい。
    八寸が控えめな性格で、守ってあげたくなる可愛さ。
    子どもだけが読むのではもったいない。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

     現代の日本(舞台は鎌倉。切り通しがあることでわかった)に河童が住む沼がある。あるとき家族を失い、ひとりぼっちになってしまった子どもの河童の八寸は、河童の長老に言われ、猫に化けて「人間観察修行」のために人間の住む町に出かけていく。猫に化ける河童とは奇天烈だとびっくりしたけど、確かに猫というのは人間観察にはもってこいの生物ではある。ふらりと外にいてもいいし、意外と人家にも入り込みやすい。とすると、そもそもなぜ河童なのか。開発により次第に河童の住む沼が失われ、そのせいで河童たちの間にトラブルが起き、八寸の家族がいなくなってしまうという冒頭のエピソードがあるので、自然の大切さがテーマなのかなと思ったのだが、八寸が町に出て場面が人間の世界に移ったあたりから、麻という一人の少女の心の描写がメインになっていく。母親を亡くしたことが実は大きな傷になっているのに、それを素直に出すことが出来ずにいた麻。お父さんもまた、そうだった。二人が取り繕いながら暮らす中、八寸がやってきて、河童であることが麻にばれたあたりから、麻は次第に自分の心を素直に見つめはじめる。
     比較的淡々とし、落ち着いた空気で展開する中で、お父さんの手紙の章はかなり感動的で心が揺さぶられた。お父さんも妻の死を受け入れ、娘との生活を新たに始めようとしていたけれど、実は娘ときちんと向き合っていなかった。八寸が現れ、麻が自分の心を覗き込むようになって、父親も娘と向き合うことができた。ここでようやく河童が出てくる理由がなんとなく理解できた。しっとりと月の光を浴びる美しい緑の小さな河童の八寸は、麻の心にぴったりとフィットするイメージだったのだろう。
     河童の八寸の話かと思いきや、麻という少女(と父親)の心の成長の物語だった。母親を亡くした娘と父(と飼い犬)の暮らしにある日いきなりやってきた不思議な生き物って設定はジブリのアニメを思い出す。あと児童文学だがちょっとペダンティックなところがある。

    0
    2026年04月12日

かはたれ 散在ガ池の河童猫 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    福音館書店
  • タイトル
    :
    かはたれ
  • タイトルID
    :
    20079718
  • 電子版発売日
    :
    2024年03月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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