伏見操の作品一覧
「伏見操」の「小学館世界J文学館 ペロー童話集」「ファニー 13歳の指揮官」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「伏見操」の「小学館世界J文学館 ペロー童話集」「ファニー 13歳の指揮官」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この本もナチス・ドイツによるホロコーストを描いた作品。3人姉妹の長女ファニーは、9歳の時、ユダヤ人というだけの理由で父親が逮捕されてしまう。その後フランス国内のいろいろな児童収容施設を転々とするが、13歳になった年にフランス国内も危ないとわかって子どもたちだけスイスに逃げることになる。ひょんなことから幼い子ども達を引き連れてスイス国境を目指す。彼女はリーダーシップを発揮し、危機を回避するため機転を利かせて、一行揃ってスイス国内へと非難していく。手に汗にぎる展開だが、ユダヤ人というだけで命が脅かされる理不尽さ、また13歳でリーダ-を背負わされる運命に、戦争の愚かさを感じた。
Posted by ブクログ
第二次世界大戦前のフランス。生まれた国ドイツから逃げ、両親と二人の妹と暮らす9歳のユダヤ人、ファニーの家に警官が押し入り、父を連れ去った。危険を感じた母は、3人の娘たちを児童救済協会の子どもの家に預けることを決意する。彼女たちは、ドイツ軍の侵攻とともにフランス各地を転々とするが、最後は協会の手筈で、スイスへの国境超えを試みることに。ところが、引率の青年が途中で逃げ出してしまった。13歳のファニーは子どもたちを率いるリーダーという重責を負うことになる。
ナチスから逃亡する子どもたちと、そのリーダーとなった少女の実話。
ファニーを含めた子どもたちの奮闘ぶりに心揺さぶられる作品。実話であるだけに