作品一覧

  • 小学館世界J文学館 バード街の孤島
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    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 戦下の街を、たった一人で生き抜く!少年の冒険の日々。 ナチス・ドイツに占領されたポーランド。ゲットーと呼ばれるユダヤ人地区で、突然住民の強制移送が行われた。11歳のアレックスは父と別れて無人の街に取り残される。母はすでに連行されていて、アレックスはたったひとり。半分廃墟となった街のなか、アレックスは警官たちから身を隠し、食料を探し、ひとりで生き抜くことになる。友だちは白ネズミのスノウだけ。一瞬の油断が生死に直結する厳しい毎日を過ごすが、そのなかでもアレックスは「生きる」ために考え、工夫し、努力する。無人島生活を描いたアレックスの愛読書「ロビンソン・クルーソー」の主人公とおなじように、それは「冒険」の日々でもあったのだ。 第二次世界大戦下のポーランドを舞台に、厳しい時代を生き抜く少年の物語。作者のウーリー・オルレブは自身が戦争で父と生き別れ、母を失う苛酷な体験を経ており、自伝的要素を含んだ作品だ。 本書は30年ぶりの新訳で、ヘブライ語版原書からの直接訳は初めて。(新訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 太陽の草原を駆けぬけて
    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    1941年,ロシア占領下のポーランドに暮らしていた5歳のエリューシャと家族は,戦争で故郷を追われた.母や姉弟とともに,たどり着いたのはカザフスタンの小さな村.少年は新しい友だちをつくり,言葉をおぼえ,狩りをならい,たくましく成長していく.終戦後イスラエルへ渡るまでの波瀾の歳月を,実話をもとに描く.

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  • 走れ、走って逃げろ
    4.3
    1巻836円 (税込)
    1942年,ポーランド.ユダヤ人強制居住区で家族と生き別れになった少年スルリックは,壁の外に脱出したとき,まだ八歳だった.農村と森を放浪する生活は過酷そのもの.片腕と過去の記憶を失いながらも,少年は知恵と力をつくし,嵐の月日を生きぬく.実話にもとづく勇気と感動の物語.映画「ふたつの名前を持つ少年」原作.

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ユーザーレビュー

  • 走れ、走って逃げろ

    Posted by ブクログ

     ナチス・ドイツの時代を、まさに走って逃げて生き延びた主人公。戦争は人の心に大きな影響を及ぼすと考えた。
     大きな戦争が長く続いている今、どれほど多くの人が傷ついているのだろうか?今だからこそ、多くの人に本作を薦める。

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    2025年03月22日
  • 走れ、走って逃げろ

    Posted by ブクログ

    ものすごく読みやすくていっき読み。訳者の解説にもあるが、あまり感情的ではない、淡々とした文章なのがとてもよかった。全くのフィクションと違って、ユレクの出会った人たちの中に悪い面と良い面両方あることが、この世界の救いのように思った。

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    2023年01月26日
  • 走れ、走って逃げろ

    Posted by ブクログ

    参ったよ。
    こんなの、なにも知らずになんとなく手にとって読んでしまったのだもの、参るよ。
    もしかすると世に知られぬだけで、このような現実が他にも起きていたのかもしれない。
    この子はなぜ生き延びたのか。
    当然だ、神様はこの子を愛して守ったからだ。
    …にしても、ハードだぜ。
    ハードすぎるよ神様。

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    2022年12月03日
  • 走れ、走って逃げろ

    Posted by ブクログ

    以前にこの小説をもとに作られた映画「ふたつの名前を持つ少年」を見て、原作を読みたいと思った。私にはよくあることだけど、そのまま読まずに忘れて何年か過ぎ、たまたまこの本を目にして映画のことを思い出したので読んでみた。

    エピローグで驚いたんだけど、この話は何人かの体験をつなぎ合わせて作ったフィクションではなく、たったひとりでナチスに支配されたポーランドを生き延びた9歳の少年の実話だったんだ……

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    2022年04月11日
  • 走れ、走って逃げろ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ブク友さんの本棚でお見かけして手に取りました。
    この本には、ユダヤ人の少年がたったひとりで生き抜く姿が書かれています。

    ナチスの迫害から逃れるため、ただひたすら逃げるユダヤ人の少年。
    でも、少年が嘆き悲しむ姿はそこにはほとんどない。
    そんな余裕なんてないのだから…
    泣いている暇があったら逃げろ!
    そして生きるんだ!
    いや、「生きる」とかいう観念すらないのかもしれない。
    常に命の危険にさらされ 将来はもちろん、明日の命もあるかどうかわからない…
    ただ、今この瞬間だけは生きている。
    それしか感じられない。

    壮絶な逃亡生活の中、彼が出会った様々な人々。
    温かな心を持ったドイツ兵との、つかの間

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    2018年04月09日

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