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Posted by ブクログ 2022年04月11日
以前にこの小説をもとに作られた映画「ふたつの名前を持つ少年」を見て、原作を読みたいと思った。私にはよくあることだけど、そのまま読まずに忘れて何年か過ぎ、たまたまこの本を目にして映画のことを思い出したので読んでみた。
エピローグで驚いたんだけど、この話は何人かの体験をつなぎ合わせて作ったフィクション...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月19日
ナチスドイツから逃げ延びた戦争孤児がいたことは知っていたけれど、その子ども目線で書かれたものは初めて読んだ。ただ生きるために、必死に知恵と体を使い、ときには人々の親切に助けられ、逃げのびてゆくうちに、本当の名前も、親の顔さえも忘れてしまうのだ。実話だということに、思わずため息が出る。
こういうものを...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月28日
2015年8月15日にヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開予定の映画「ふたつの名前を持つ少年」の原作本です。この本は2003年に岩波書店からハードカバーで出版されていましたが、この6月に岩波少年文庫のラインナップに入りました。若い世代により気軽に手にしてもらえると思います。8歳の少年、スルリック...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月08日
読んで良かった
ホロコーストについての本を読んでみたいと思っているけれど
ハードからソフトなものまで
どれから読んだらいいか迷っている人にぜひおすすめしたい…
ホロコーストについては、知らなくてはいけない歴史的事実だとわかっていても
受け止めきれる自信がなくて、つい遠ざかってしまっていた
けれど...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月18日
走れ、走って逃げろ!まさにタイトルどおり。ユダヤ人スルリックは生きるために走る。森へ、親切な人の家へ、畑へ…そして片腕を無くす。それでも名前を変え、生きる術を覚えてスルリック=ユレクは走る。飢えとシラミ、恐怖、孤独。8歳の少年がよくぞ生き延びたものだと思う。と同時にユダヤ人というだけで世間がこれだけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月30日
第二次世界大戦のユダヤ人の子供スルリックが経験したとんでもない話です。
こんなことがあっていいのか?いいはずがない。
両親や兄姉たちと生き別れ、酷い目にもあうが親切な人たちに助けられて生き延びます。
戦争の恐ろしさ、愚かさ。
こんな年端もいかない子たちに降りかかったんですね。
たくさんの人に読んでほ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月24日
ユダヤ人の8歳の男の子ユスフが、ユダヤ人迫害から一人で逃げ、生きていく姿。
ユスフの様子を見ていると、子どもというのは愛を内包して生まれてくるんだなあと思う。
ユスフは父親を目の前で殺され、母や家族とも別れ、一人で逃げ森などで暮らすのだが、常に明るさや好奇心を失うことなく、すべての出来事の中に楽しみ...続きを読む
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