壺井栄の一覧
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ユーザーレビュー
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自分の感情に素直になること、が1番印象に残ったなぁ。
愛する人(異性とかそういうのではなく)を大切に思う気持ちとか、向き合う力とか、それの根底にあるのは、"素直さ"なんだなぁ〜っと。
これを贈ってくれた友達からのメッセージも含まれてるとするならば、
「素直」これが結構リアルで胸をつくなぁ〜〜〜
...続きを読む素敵なお話でした。
Posted by ブクログ
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二十四の瞳
Netflixで視聴して良かったので購入しました。12人の教え子たちの師弟愛に感動し、戦争での悲劇に心が痛みました。映画を観てから、小説を読むとより心に染み込みます。今、二十四の瞳の英訳と対訳で再度読んでいます。
meziha
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“いっさいの人間らしさを犠牲にして人びとは生き、そして死んでいった”
“一家そろっているということが、子どもに肩身せまい思いをさせるほど、どこの家庭も破壊されていた”
戦争の中で十二人の生徒がそれぞれ懸命に生きる。その中での女性教師の怒り、悲しみ。
伝えなくてはいけない1冊。
Posted by ブクログ
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300ページに満たないこの薄い文庫には、周知の通り、瀬戸内の小さな島の太平洋戦争をはさむ二十数年が描かれる。庶民の目と声に語らせた強い反戦の思い、貧しい暮らしの中での小さな喜び、華美な描写を省いた短い文章と台詞がいかに生き生きと自然や人間を感じさせるか…伝わってくるこれらの点だけをとっても屈指の存在
...続きを読むと思うが、加えてこれは過ぎゆく時間の物語でもある。
去った時は戻らず、惜しんでも何もかもが指をすり抜けてこぼれていってしまう。地上に生きる人間に共通のこのテーマすら内包して、世界に誇るべき名作。読み継がなくてはー!
Posted by ブクログ
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泣いた。素晴らしい作品、の一言。
高校生のときに読んでおきたかった。でも今読めて本当に良かった。
平和な時代に生まれてきた僕は、平和な世の中を当たり前と思っていた。
でもこの作品には、そんな当たり前はなかった。
僕たちには、この平和な時代を守り、そして二度と戦争がおこらないようにする
...続きを読む義務があると強く感じた。
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罪もない若人の命を奪っていく戦争は次のような時代だった。
国民精神総動員。戦争に身も心も投げ込めと教え、従わされた時代。
男たちにはどうしても逃れることのできない道。
母親たちには戦場で散る命を惜しみ悲しみ止めることもできない。
治安を維持するということは、命な大切さを訴え命を守ることではない時代。
戦争に取られる不安を口にしてもいけない時代。
自分だけではないという理由だけで、発言権を取り上げられていた時代。
学徒は戦争に動員され、女子供は勤労奉仕にでる時代。
航空兵を志す少年はそれだけで英雄となる時代。
花のように散ることが究極の目的とされる時代。
それが栄誉とされる時代。
戦士が名誉である時代。
そういう教育をされる時代。しなければいけない時代。
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こんな時代があっていいものか。いや、良いはずがない。
平和のために自分のできること。それは海外の友達や外国人同僚との交流を更に深め、相手を理解し、相手の文化や風習をリスペクトすること、そして、対話を持って解決策を模索していくことにあると思う。
Posted by ブクログ
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