二十四の瞳

二十四の瞳

770円 (税込)

3pt

日本人に記憶され続ける反戦文学の名作。瀬戸内の一寒村に赴任した若い女性教師と十二人の生徒の交流を描く。昭和初期から戦後までの二十数年にわたり、時代に翻弄されながら必死に生きるその姿を通して、戦争への怒り、悲しみが素朴な言葉で表現される。戦争の悲劇を二度とくり返させたくないという著者の思いが込められている。(解説=鷺只雄)

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二十四の瞳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月28日

    時代に翻弄されながらも懸命に明るく生きる子供達の様子に心打たれました。数十年ぶりに読みましたがやはり名作ですね。

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    Posted by ブクログ 2023年08月08日

    小学生の頃に読んだ際には衝撃的なラストシーンばかりが印象に残っていたが、改めて読むとかなり前半のうちから切ない展開が続く。そして、ただでさえ悲惨な場面をもう一段悲惨にするような追いうちの描写が多いのも本作の特徴。
    次の世代を担う子どもたちへの希望は描かれているものの、大石先生や大人になった教え子たち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月13日

    “いっさいの人間らしさを犠牲にして人びとは生き、そして死んでいった”
    “一家そろっているということが、子どもに肩身せまい思いをさせるほど、どこの家庭も破壊されていた”
    戦争の中で十二人の生徒がそれぞれ懸命に生きる。その中での女性教師の怒り、悲しみ。
    伝えなくてはいけない1冊。

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    Posted by ブクログ 2020年08月30日

    300ページに満たないこの薄い文庫には、周知の通り、瀬戸内の小さな島の太平洋戦争をはさむ二十数年が描かれる。庶民の目と声に語らせた強い反戦の思い、貧しい暮らしの中での小さな喜び、華美な描写を省いた短い文章と台詞がいかに生き生きと自然や人間を感じさせるか…伝わってくるこれらの点だけをとっても屈指の存在...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年09月22日

    元々学校現場にいたので、大石先生の立場に立ったときの葛藤は昨今の教育現場を踏まえても、わりと共感できました。
    というのも、誰の方に向いて授業を行っているのかな、と最近の学校教育でも感じることが多いのです。
    本来は、大石先生みたく生徒たちの「瞳」に向けた授業をしなければならないし、それが教育なのではな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年09月17日

    牧歌的な島の風景やなごやかな小学校生活の中に、家庭ごとの貧しさや時代の暗い影が描かれる。小学校低学年のこどもたちが大人になる過程で幾人かが身売りされたり兵隊にとられたりする。そして新任の教師時代に違和感を抱いた「老朽」の教師が岬へ赴任することについて、時を経て主人公が同じ境遇になる。教師と生徒を問わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月07日

    置かれた環境で、必死にもがく子どもたちに心打たれます。
    現代を生きる私達の働く意味をも考えさせられました。貧しい一寒村が舞台となっていますが、家庭事情によって幼き頃から仕事を手伝い働く姿、貧しくても活き活きとしている姿、ぶつかり合いながらも団結していく姿、いつの時も子どもたちは大切なことを気づかせて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月17日

    小学校の先生になってみたくなった

    小学生の頃に読んだきりの本
    20年前の私はどう感じたんやろう

    大人になるまで沢山の選択肢の中で
    選べる自由が私にはあって
    お金にもご飯にも衣服にも困らず生きてきた

    今も何にも困らず生きてるけど
    今の私の幸福度は…。

    十二人のこの時代の離島の子供たち
    生まれた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    瀬戸内の海辺の田舎町を舞台に若い女性教師と12人の教え子たちの戦前〜戦後の激動の人生を描いた作品。
    主人公の大石先生の目から見た戦争が描かれていて、一般市民の、特に女性、妻、母からみた戦争ってこういう感じだったんだと感じることができた。
    戦争中の話で、貧乏だったり、戦死したりと辛い話だが、なぜか読ん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月18日

    15年くらい前に小豆島へ旅行に行った際に、「二十四の瞳」という本があるのを知り、読もう読もうと思っていてやっと手に取った。

    戦争前後の先生の存在価値って偉大だったんだなと改めて実感。文章が古くなく読み易かった。
    大石先生は、先生という言葉がしっくりくる。

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