二十四の瞳

二十四の瞳

352円 (税込)

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昭和のはじめ、瀬戸内海べりの一寒村の小学校に赴任したばかりの大石先生と、個性豊かな12人の教え子たちによる、人情味あふれる物語。文教場でのふれあいを通じて絆を深めていった新米教師と子どもたちだったが、戦争の渦に巻き込まれながら、彼らの運命は大きく変えられてしまう……。戦争がもたらす不幸と悲劇、そして貧しい者がいつも虐げられることに対する厳しい怒りを訴えた不朽の名作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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二十四の瞳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    せっかく読書を楽しんでいるのだから、人生の勉強になる本も読みたいと思い手に取りました。

    大石先生と12人の生徒の物語。
    前半のほのぼのとした童話のような暖かさから時は移って、戦争下は胸を締め付けられるような思いでした。

    辛く悲しいことが多い人生の中でも、最後は希望があるような終わりで良かったです

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    昭和初期の日本各地に沢山あった心の物語と言って良いだろう。
    女学校卒の新米女(おなご)先生と12人の小学生との仲睦まじい学校生活にホッコリしながらも、当時の庶民の生活や雲行きが怪しくなる世相が描かれている。
    戦争が拡大するにつれて瀬戸内の小さな村にも、その影響が浸透してくる。
    貧困、徴兵、赤狩り、食

    0
    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    幼稚園の時に小豆島へ家族で行って、24の瞳のコケシを買ってもらった。今まで、若い泣き虫先生が11人の小学生たちと海に出て校外学習している時に遭難して船で全員が亡くなった話だと理解していた。読んでみたら全然違った。戦争が色濃く出ていた。最近、小豆島の近くの直島に行ったので島の景色、そこに通う子供たちの

    0
    2022年10月08日

    Posted by ブクログ

    自分の感情に素直になること、が1番印象に残ったなぁ。
    愛する人(異性とかそういうのではなく)を大切に思う気持ちとか、向き合う力とか、それの根底にあるのは、"素直さ"なんだなぁ〜っと。

    これを贈ってくれた友達からのメッセージも含まれてるとするならば、
    「素直」これが結構リアルで胸

    0
    2022年05月16日

    Posted by ブクログ

    泣いた。素晴らしい作品、の一言。


    高校生のときに読んでおきたかった。でも今読めて本当に良かった。


    平和な時代に生まれてきた僕は、平和な世の中を当たり前と思っていた。


    でもこの作品には、そんな当たり前はなかった。


    僕たちには、この平和な時代を守り、そして二度と戦争がおこらないようにする

    0
    2020年02月12日

    Posted by ブクログ

    8月のお盆時期になると読みたくなる本。瀬戸内海の小さな島で、大石先生と豊かな個性を持つ生徒達による、瑞々しい物語が綴られている。優しい文体の中に壷井栄さんの静かなる情動が隠されているような…戦争による多くの人の痛みは決して忘れてはならないものだと思う。語り継がれて行くべき名作。

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    ザ名作文学という感じでした、かなり時代を感じるので読みやすくはないですが読み応えはあります。戦前と戦時中の日常がどのようなものだったかを感じさせてくれる一冊でした。

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    先日小豆島に観光しに行ってそこで24の瞳映画村に行った際この本を手に取った。実際にその土地に行ってきたからか作品の描写がイメージしやすかった。本作は小豆島が舞台で第二次世界大戦前から始まり戦後すぐまでが描かれている。小豆島の中でも岬の寒村に派遣された大石先生とその時の12人の一年生が戦争という状況の

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    子供が子供のままでいることが出来ない戦争は改めて恐ろしく残酷なものだと思った。

    妻として、母として、教師としてこの時代を生きる大石先生の真っ直ぐとした姿に心を打たれた。
    戦中、世の中全体が混乱していて生活も苦しい中で、大石先生のように素直に物事を捉え考えることはとても難しいと思う。

    戦中における

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

     戦前期の日本の生活がわかる小説。この物語を読むと、庶民の生活水準が現在と比べて低かったと想像できる。それは物資の欠如はもちろんのこと、家庭環境の影響が、現代と比べて大きく、そのせいで自分の夢を諦めて、若いうちに家庭、さらに国家に貢献するように働くのである。そのため現代人がこの本を読むと、自分たちが

    0
    2023年04月30日

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