二十四の瞳

二十四の瞳

352円 (税込)

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昭和のはじめ、瀬戸内海べりの一寒村の小学校に赴任したばかりの大石先生と、個性豊かな12人の教え子たちによる、人情味あふれる物語。文教場でのふれあいを通じて絆を深めていった新米教師と子どもたちだったが、戦争の渦に巻き込まれながら、彼らの運命は大きく変えられてしまう……。戦争がもたらす不幸と悲劇、そして貧しい者がいつも虐げられることに対する厳しい怒りを訴えた不朽の名作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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二十四の瞳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月27日

    昭和初期の日本各地に沢山あった心の物語と言って良いだろう。
    女学校卒の新米女(おなご)先生と12人の小学生との仲睦まじい学校生活にホッコリしながらも、当時の庶民の生活や雲行きが怪しくなる世相が描かれている。
    戦争が拡大するにつれて瀬戸内の小さな村にも、その影響が浸透してくる。
    貧困、徴兵、赤狩り、食...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月08日

    幼稚園の時に小豆島へ家族で行って、24の瞳のコケシを買ってもらった。今まで、若い泣き虫先生が11人の小学生たちと海に出て校外学習している時に遭難して船で全員が亡くなった話だと理解していた。読んでみたら全然違った。戦争が色濃く出ていた。最近、小豆島の近くの直島に行ったので島の景色、そこに通う子供たちの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月16日

    自分の感情に素直になること、が1番印象に残ったなぁ。
    愛する人(異性とかそういうのではなく)を大切に思う気持ちとか、向き合う力とか、それの根底にあるのは、"素直さ"なんだなぁ〜っと。

    これを贈ってくれた友達からのメッセージも含まれてるとするならば、
    「素直」これが結構リアルで胸...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月12日

    泣いた。素晴らしい作品、の一言。


    高校生のときに読んでおきたかった。でも今読めて本当に良かった。


    平和な時代に生まれてきた僕は、平和な世の中を当たり前と思っていた。


    でもこの作品には、そんな当たり前はなかった。


    僕たちには、この平和な時代を守り、そして二度と戦争がおこらないようにする...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月21日

    戦争の理不尽さ。
    終わったものとして今まであまり考えたことがなかったけど、こんな昔があったんだと、知ろうとしなかった自分、毎日欲ばかりの自分が恥ずかしく思える。

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    Posted by ブクログ 2023年04月30日

     戦前期の日本の生活がわかる小説。この物語を読むと、庶民の生活水準が現在と比べて低かったと想像できる。それは物資の欠如はもちろんのこと、家庭環境の影響が、現代と比べて大きく、そのせいで自分の夢を諦めて、若いうちに家庭、さらに国家に貢献するように働くのである。そのため現代人がこの本を読むと、自分たちが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月03日

    タイトルこそ知っていたが読んだことがない本だった。こういう話だったんだな。戦争そのものよりも、生活に忍び寄る貧困による悲劇の方が印象に残る。読んでよかった。

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    Posted by ブクログ 2022年12月20日

    ドラマや映画等であまりにも有名ですが、原作を読むのは初めて。
    叙情的な文章の中に、戦争に対する悲惨さ、理不尽さ、残酷さ、悲しさが余すところなく表現されていて、不朽の名作と言われる所以がわかった。

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    Posted by ブクログ 2022年12月11日

    こうした時代が、確かに存在したこと。

    一人ひとりとの繋がりが今よりも濃く、
    自らの意思と関係のないところで
    断ち切られてしまう時代。

    今の僕らは繋がりを求めるようになった。
    目の前の人間に対してではなく、
    顔も知らない大勢と。

    現代において、教師と生徒は、ビジネスライクに繋がっている。
    そうで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月08日

    この小説を読む随分昔の幼い頃から何度も小豆島の祖父に連れられて、ロケで使われていた岬の分校へ遊びに行っていました。
    当時はまだ今の新しい方ではなく古い方だけでした。
    程なく小学生になった私に誰が手渡したのかは覚えていませんが、二十四の瞳の分厚い本と出会うことになります。

    幼い頃の私は読んでも読んで...続きを読む

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