椰月美智子の作品一覧
「椰月美智子」の「伶也と」「明日の食卓(角川文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「椰月美智子」の「伶也と」「明日の食卓(角川文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
9月1日は、日本で子どもがいちばん多く命を絶ってしまう日。父親と、3人の「母親」(浮気して家を出た生みの母である「ママ」、離婚後子どもたちの世話をするためにやってきた父親の母である「かーさん」、継母の「玲子さん」)がいる高永家の4兄妹それぞれの夏休みを通した成長。
長男の善羽はマッチョな中学教師。次男の智親は高3で漠然と生きている。三男の武蔵は高1で自分の性別に揺らぎを覚え確かめようとしている。そして長女の民は中2で、自然体で生きてきたつもりだったが周りとの乖離を思い知らされる。
それぞれが自分なりの答えを見つけていくのだが、その過程の葛藤がリアル。民がSNSによって孤立させられていく様は胸
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ好きでした。
おかーさん、ママ、玲子さんという、三人の母親(一人は本当はおばあちゃんだけど)がいる、兄三人妹一人と、それぞれの周囲のおはなし。
いろんな悩みがある中での、夏休みの出来事。
みんな賢くて、ほんとに素敵な子供達だと思う。
でも、わたしが一番刺さったのは、継母玲子さんが武蔵に言う、
『ママ友って基本、子供のために存在するチームなのよ、そこんとこ、よろしくね』
っていう言葉。
継母よ、玲子さん。
それなのに、こんなに子供達(しかも4人よ‼️)のこと、想えるってすごくない??
いやー、まじでこの家族、最強じゃない?
ほんとに素敵な小説だと思いました。