緑のなかで

緑のなかで

825円 (税込)

4pt

3.4

啓太は、北の大地の大学に進んで3年目になった。寮に入って、学生生活を謳歌している。新学期を迎え、新歓企画で構内も寮も、浮き立っていた。そんなとき、双子の弟・絢太から、母が書き置きを残して出ていったと連絡がきた。何故そんなことになったのか……。時に笑い、時に泣きながら自分を見つめ続ける、一人の大学生の1年を瑞々しく描く!

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緑のなかで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    淡い青春群像かと思ったら、そうではなかった。
    若い危うさが弾けながら、事実が重くのしかかってくる。
    順番が高校生活が後になっていることで、時間の儚さがより鮮明になる感覚がある。

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    Posted by ブクログ 2021年08月27日

    北の大地の季節毎の情景がみずみずしい。主人公には母親や友人をめぐって事件が起こり、それにいろいろ悩んで葛藤して、でも前に進もうとする物語。大学生らしくて、悩みや空回りも懐かしい気がしました。自分の大学時代を思い出して、そして今の自分ってどうなの?とも思った。このあたりがまさにこの物語っぽいけど。

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    0

    Posted by ブクログ 2021年08月12日

    北海道の大学の寮に住んでいる大学三年生の啓太。サークルや大学のPR活動、寮でのイベントなど青春を謳歌している。そんな時、社会人の双子の弟・絢太から母親がいなくなったと連絡があった。「さがさないでください」という書き置きがあって、家族は混乱状態。結局、月日が経っても、戻ってこず、家族は日常の生活を送っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月15日

    解説の斎藤孝さんも書いてらっしゃるが、「青春とは人生のある一つの時期ではなく、一生持ち続ける心の在り方」という、サミュエル・ウルマンの有名なフレーズもあるけれど、やはり青春時代は一時期のもので懐かしくなる。

    小説では​『青い山脈』『青が散る』​。古くは​『たけくらべ』​と読んだものが浮かぶ。

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    0

    Posted by ブクログ 2023年04月14日

    また1つ「青春小説」を読み終えました。
    スピード感はなく、季節の移り変わりとともに双子の兄・啓太の大学生活を描いた作品。
    北海道を舞台に美しい自然も、わちゃわちゃと賑やかな大学寮生活もいい感じ。
    学生寮ならでは行事や役割分担も、大変そうだけどとにかく楽しそう!
    その時、その場所にしかない青春のキラキ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月23日

    大学青春小説と巻末高校青春小説のセット。巻末の高校編がキモでこれがないと相当つまんない。発表は時系列順で高校編が先なので大学編は後から書かれてものらしい。時系列順だったら大学生活をもっと楽しく読めたのに!

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月24日

    高校、大学に通った経験のある人は昔を思い出し、読んでいて心に刺さる部分もあると思う。日常の物語ではあるが、主人公の気持ちを揺るがす大きな出来事もいくつか起こる。
    主人公が双子という共通点や、物語と自分の経験が重なるところもあり、昔の出来事や考えていたことを思い出しながら読み進めることができた。
    思春...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月08日

    北海道と思しき大学の寮に暮らす、我慢していい子で育っちゃったんで家族の愛に飢え気味の、高校時代の仲間がみんな輝いて見えちゃう不器用な男の子の青春記。

    最近ミステリー小説ばっかり読んでいるので謎解きや伏線のないストーリーにちょっと戸惑っちゃいました。

    天真爛漫な母親をふんわり包み込めちゃう双子の弟...続きを読む

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