かっこうの親 もずの子ども

かっこうの親 もずの子ども

550円 (税込)

2pt

迷いも哀しみも、きっと奇跡に変わる――。幼児向け雑誌の編集部で働く統子は、4歳の息子・智康を保育園に預けながら、仕事と育児に追われる日々を送っている。予定通りには進まない仕事、智康の突然の発熱、保育園からの呼び出し、孫に会いたいとやって来る実母とは気持ちがすれ違い、ママ友との人間関係にヒヤリとする。それでも、智康が見せる笑顔や成長の様子に癒され、親友の朝子と励まし合い、シッターの神田さんの力を借りながら、懸命に過ごす。そんなある日、統子は旅雑誌のグラビアページに智康とそっくりの、双子の少年が載っているのを見つけた。智康の出生には、親にも話していない秘密があった。元夫の阿川は子どもをほしがったが、精液所見で問題が見つかっていたのだ。統子は智康を連れ、写真の撮影地である五島列島・中通島へ向かうが――。日々を全力で生きる親子たちの姿を通し、命の尊さ、親子の絆、家族の奇跡を描く著者の渾身作。「おかあさん」とかつて子どもだったあなたに贈る感動小説!

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かっこうの親 もずの子ども のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月12日

    夫婦とは。家族とは。子供とは。自分にとってそう遠くない未来に、どういうことがあるか分からないけれど、多分ぼんやり想像していることは奇跡の上に成り立っているんだろうなと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月10日

    面白いけど、主題はなんだ笑笑
    と思いつつ、でも心揺さぶられるし、最後はもう、どう考えていいのかとぐらぐらするし。子育ては、リアルにこうなんだ。

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    Posted by ブクログ 2021年03月09日

    読みやすかった。シングルマザーの育児は大変だよ。子供が産まれてくることは奇跡みたいなもんだよってことが言いたいのかな?と考えて家族と一緒にいる普段の生活を大切にしたいと思った

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    Posted by ブクログ 2019年07月07日

    不妊治療の末に授かった息子とよく似た子供を見かけ、その謎に迫っていく物語かな?と思っていたけど、その要素は薄かった。
    良い意味で期待はずれ。

    息子を育てる親の戸惑いや葛藤、切なさ、愛しさ…そういう感情がいろんなところから溢れ出ていた。
    今、妊娠中の私には不安を掻き立てられるような描写もあったけど、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年05月15日

    今こうして生きていることが、
    どれだけの奇跡と幸運の積み重ねか。
    科学や医学の進歩によって、
    昔では生まれるはずのないや助からなかった命が
    生きることが出来る時代になった。
    だからこそ日々の生活に追われて、
    生きている有り難みを忘れがちになる。
    いつの日か、この物語の主人公のような子育てが、家族が当...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年04月04日

    AIDで授かった子どもとのシングルマザーの物語。
    子育てしていれば誰もが体験するエピソードも多く、あるある!とうなずける。

    0

    Posted by ブクログ 2018年07月30日

    幼児誌の編集部で働くシングルマザーの統子。四歳の息子は不妊治療の末授かったが、結局は離婚に至る。親子の絆と命の尊さを描く家族小説。
    子育ては毎日が戦場だ。例え、我が子だけきちんと教育しても、周囲の環境に幼き者は簡単に影響を受ける。それでも、全うな愛情を注いだ分、ひとかどの人間になってくれるはず。揺れ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年07月30日

    カッコウの抱卵は
    みなさんご存じ
    そうか それで
    代理出産の主人公の話
    なるほどね

    でも
    抱卵される鳥の一種に
    モズがいることは
    知りませんでした

    読みながら
    なぜ
    モズなのだろうと
    ずっと思いながら
    読み進めていました

    モズといえば
    「はやにえ」
    それに相当するのは
    どの挿話だろうと
    思いな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年03月24日

    シングルマザーの物語。
    どちらかと言うと、日頃は手に取らない方のジャンルなのですが、出会えて良かったと思う一冊になりました。
    だけど感想は書けない。
    どんな本?と問われると、凄く難しい。
    始まりは、シングルマザー。
    そして、不妊、人口受精、ママ友のあれこれ…子どもを育てるという事、生きて行くこと…。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月17日

    思っていたより、母性あふれる話だった。想像では勝手に育自放棄かと…。
    仕事と子ども、不妊、離婚、ママ友、盛りだくさんの内容ながらあまり深刻でもなく、読みやすかった。
    五島のくだりはあっさりしすぎていたかなぁ。
    病気の子どもを看る感じは共感できた。

    0

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