9月1日の朝へ

9月1日の朝へ

1,870円 (税込)

9pt

高永家の子供たちは四兄妹。中学の新米教師で正義感の強い長男、いわゆる美容男子である高三の次男、スカートを穿いて進学校に通う高一の三男、いちばん如才なく兄たちのことを観察している中二の末娘たちだ。父親は再婚しているけれど、離婚した「ママ」も気ままに子供たちに会いに来る。そんなフクザツな家庭で過ごす四兄妹が夏休みを経て、新学期の「9月1日」を迎えるまでを描いた青春家族小説。9月1日、それは学校に通う子どもたちにとって、とても大きな意味をもつ日――。

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9月1日の朝へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    胸がギュッとなる瞬間がたくさんあった一冊でした。
    高永家の四兄妹の連作短編集。
    学生時代って、毎日が本当にしんどいよなぁとつくづく思う。
    自分をしっかり持っていることはとても大事なことだけれど、それが周りから受け入れられないこともある。自分が思っている自分と、周りから見えている自分が全然違うこともあ

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    学生の頃は1年が永遠みたいに長くて辛かったのを覚えている。
    9月1日もやっぱり辛かった。
    そんな子供の頃の記憶が蘇ってきて気持ちが沈みそうになりながらも悩める若人たちを応援しながら読んだ。
    もう大人になったから知っている。
    あの永遠のような辛さも青春のきらめきも一瞬の出来事だったのだと。

    高永家が

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    今の子どもたちは大変だぁ。

    オイラは最終的には、とんねるずの「時代遅れのふたり」が頭の中をぐるぐる回りました。

    ご一読をお勧めします。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ好きでした。
    おかーさん、ママ、玲子さんという、三人の母親(一人は本当はおばあちゃんだけど)がいる、兄三人妹一人と、それぞれの周囲のおはなし。

    いろんな悩みがある中での、夏休みの出来事。

    みんな賢くて、ほんとに素敵な子供達だと思う。

    でも、わたしが一番刺さったのは、継母玲子さんが武

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    ひまわりめろんさんの本棚から

    夏休みの始まりから夏休みの開けた9月1日までを高永家の4兄妹の視点で綴った4つの物語

    善羽(教師)智親(高3)武蔵(高1)民(中2)それぞれ個性的で様々な悩みを抱えています。
    中高生は特に友達との会話のやりとりに傷ついたり、ホッとしたり、自分の個性に戸惑ったり
    私は

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    すごくすごく良かった。私は思春期をとっくに終えた中年だけど今でもたまに死にたいと思ってしまう。私の夫はこの作品の長男のような健康的で純粋なタイプで一度もも死にたいと思ったことがない人で、どちらのが稀有な存在なのかはわからないけど、死にたいと思ったことがない夫の人生がとにかく羨ましい。そして私の子ども

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    不登校も自死もきっとふとしたきっかけなのだろう。積み重ねてきた痛みが、何かをきっかけに破裂するような。9月1日という題名から重い話かと思って読み始めたが、4人の兄妹のそれぞれの視点で書かれていて、逆に明るい気持ちで読めた。それぞれに悩みがあってそれをえぐってくる人もいれば、面白がってくれる人もいる。

    0
    2025年12月16日

    Posted by ブクログ

    生きるって、存外難しい。だからこそ、楽しいし、苦しい。今やれることを精一杯やって。それでも時間が余ったら、少し反省会をしよう。そんな気持ちになる物語。

    0
    2025年12月09日

    Posted by ブクログ

    読み終わって2週間ほど経って、詳しい記憶は曖昧になってしまいましたが、中・高生が読むにはいいんじゃないかと思います。

    私も中学生や高校生の頃はいろいろ人間関係で、疲れました。

    でも、社会にでたら、何てちっぽけな世界だったんだろうと思います。
    自分で命を絶ってしまう子どもは、本当に絶望しているんだ

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    4人の兄妹と周りの大人、友達。

    自分は自分、自分を大切に今を楽しむ。
    たのしまなきゃ損だ、おもしろがらなきゃ損だ、ワクワクしなきゃ損だ

    毎日、小さな事や大きな事、色々な事を積み重ねて、また明日を迎えて歳を重ねていこうと思った一冊。

    0
    2025年12月05日

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