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あなたの目を見て
だいじょうぶだよと
言ってあげたい
そんな物語です
萩尾望都(漫画家)
物語の主人公「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、高千穂を思わせる神話の国のような山中にある鍼灸治療の「キシダ治療院」を取材で訪れる。幼少期に両親を亡くし、親戚の家で育ったあおのは、血の繋がった家族というものを知らずに育ち、ストレス性の病を患っていた。難病患者のどんな病も治してしまうという、どこか妖しげな治療院には、不思議な力を持つと言われている節子先生が暮らしていた。そこには、あおのと年齢の近い「つきの」という女の子が、手伝いとして住み込みながら治療を続けていた。ひょんなことからあおのも住み込んで治療に専念することになり、二人は規則正しい暮らしの中で、少しずつ距離を縮め、いつしか二人の病気は回復に向かっていくはずだったのだが……。ある日、庭に河童が顕れていることを発見したときから、二人の運命は大きな展開を迎えることに。二人を呼び寄せたものは何だったのか。物語のラストで驚きと共に感動に包まれることでしょう。文庫化にあたり、節子さんが“視える”ようになった幼少期の出来事を描いた「春の記憶」を収録。
※幽ブックス「消えてなくなっても」を文庫化した作品です。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
こうして奇妙な三人の暮らしがはじまりましたとさ
平井つきのは朗読するような口調で宣う
とてもイラッとする
あおの、つきのともにカルピスが苦手
あんなに美味しいのになぁ
人生半分、損してると思った
辻村孝美は狐に包まれた(あったかいよー)ような顔をしつつ、つままれたような仕草だ
孝美は、はぁとため息のような返事をする
きょっきょっきょー
不気味な笑い声とともに河童はあおのに詰め寄る
会社の夏休みの期間だけです 一週間ほどお世話になります
孝美の挨拶と、その衝撃的な展開にあおのの顔面はにわかに赤みを帯びていくっ!
「ゆでだこ!」と揶揄するつきのの言葉にこの上ない賛辞を送りたい
小学生以下だね
節子は呆れて苦笑いだっ!
自然の恵み、季節の移ろい、空の色、太陽の光、月の満ち欠け 世界は本当に美しい
節子の名セリフが炸裂したっ!
つきのが小説を書く際にパクる(オマージュとして)見込み大
Posted by ブクログ
何とも不思議な読後感。
いわゆるスピリチュアルなお話が主体だが、
主人公の葛藤や焦燥など、心象描写が細かくて
とてもリアリスティック。
が、物語の大半はゆったりとした時の流れの中で
少しずつ癒されていく主人公たちが描かれる。
その中で、要所要所にクサビのように打ち込まれる
「この世のものならぬ」恐怖の体験。
終盤になると、え、そう来るか?
という展開の後、さらに「そういうことだったのか」と
驚かされ、また納得させられる。
文庫版の巻末に収録された
「本来なら連載作品になるはずだった」
節子の幼少期の話は、
ぜひ続きを読んでみたいものである(^ ^
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