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Posted by ブクログ
母子家庭の小学五年生の少年が主人公。ある夏、母親の仕事の関係で転校する状況になったが、それが嫌で母親と離れ、近くに住むおじいちゃんと2人暮らしをすることになる。
そこから祖父と孫の生活、夏休みに友だちと遊ぶ毎日が描かれてゆく。
ちょうど今くらいの季節かなぁ。
全体を通じ、はるか昔の少年時代の様々な想い出がよみがえる。
夏の空に入道雲。涼しい風。
友だちからあだ名で呼ばれる嬉しさ。クラス替えへの期待と落胆。友だちの家にお邪魔する緊張感。年寄りの担任は嫌だったこと。下手くそな草野球、麦茶の味、新しい自転車に乗り遠出、井戸水で冷やしたスイカ、夏休みのプール遊び…何もかも懐かしい。
久しぶりに会う母親に対して恥ずかしくてはにかむ気持ち。しかし久しぶりに会った母親は派手になっていて、嫌悪する心境がわかる。
知らず知らずのうちに少年が成長していくさまが、文章上でわかり、嬉しくなった。そして五年生の夏休みは静かに過ぎてゆく…。
最終章では大人になった少年の回想があるけど、これは個人的には蛇足だった気がするなぁ…少年期のまま終わるほうがよかったかも。
ああ、孫が欲しくなった。
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