椰月美智子のレビュー一覧

  • ともだち

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    大好き❤
    なんて良い小説なんでしょう。
    孫たちが5年生くらいになったら、絶対に読んでもらいたい。
    6年生って、本当にいろんなことが起こるお年頃だと思う。
    大人のことも少しわかってきたりして。
    もちろん、友達関係も複雑になったり、喧嘩したり。
    この小説にはそういういろんなことがギュッと詰まってて。
    レオンくんが一番好きかも。
    ダイも。
    子供だけど、大人感のある子って、素敵。

    『旅立ちの日に』
    は、息子が中学校の合唱祭で歌ってからは、 
    SMAPが歌う時でさえ、無条件に涙が出る曲なので、
    小説の中でさえ泣けました‼️

    いろんな国の子がいるのは、わかっていたけど、
    スカイくんだけには、騙された(

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    2025年12月21日
  • 9月1日の朝へ

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    胸がギュッとなる瞬間がたくさんあった一冊でした。
    高永家の四兄妹の連作短編集。
    学生時代って、毎日が本当にしんどいよなぁとつくづく思う。
    自分をしっかり持っていることはとても大事なことだけれど、それが周りから受け入れられないこともある。自分が思っている自分と、周りから見えている自分が全然違うこともある。
    大人でもしんどいのに、10代の頃にはもうこの世の終わりのように感じるだろうと思います。
    四兄妹のそれぞれの辛い思いで、読んでいるこちらも胸が締め付けられて、外出先で読んでいたのに涙がこぼれそうでとても困りました。
    でも、この兄妹は理解し合えていたのでそれが救いでした。理解してくれる人がいるかい

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    2025年12月10日
  • みかんファミリー

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     中学1年生の美琴は、母と祖母との3人で暮らしている。ある夏、その母がかつての同級生の朱美さんと再会し、彼女の家族と一つ屋根の下で共同生活を始めることになる。朱美さんには娘と孫がいた。その孫と美琴は同じ中学校の1年生で、その子は、ちょっと変わり者だった。よく知らない人たちとの生活が始まるが…
     
     初読みの作家さんで、野間児童文芸賞、坪田譲二文学賞、小学館児童出版文化賞を受賞している。受賞歴からもわかるとおり、ジュニア向けの小説を多く書いており本作もそうだ。ただし子どもでも大人でも、年代を問わずにおすすできる本である。

     表紙カバーの絵には「蜜柑」が描かれているが、題名の「みかん」には、それ

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    2025年12月10日
  • しずかな日々

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    おすすめです!
    何か大事件や魔法のようなことは起こらず、ただ淡々と過ぎていく日常の中で丁寧に丁寧に時間が流れていき、それを一緒に追っていく中でじんわりとしてきて、最後には感動して泣いている自分がいました。人に薦めたところ、その人も今までで一番良かったといってほかの人にすすめていました。

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    2025年12月02日
  • 9月1日の朝へ

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    学生の頃は1年が永遠みたいに長くて辛かったのを覚えている。
    9月1日もやっぱり辛かった。
    そんな子供の頃の記憶が蘇ってきて気持ちが沈みそうになりながらも悩める若人たちを応援しながら読んだ。
    もう大人になったから知っている。
    あの永遠のような辛さも青春のきらめきも一瞬の出来事だったのだと。

    高永家が素敵だったのでまたこの家族に会いたいなと思った。

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    2025年11月19日
  • 9月1日の朝へ

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    ネタバレ

    9月1日は、日本で子どもがいちばん多く命を絶ってしまう日。父親と、3人の「母親」(浮気して家を出た生みの母である「ママ」、離婚後子どもたちの世話をするためにやってきた父親の母である「かーさん」、継母の「玲子さん」)がいる高永家の4兄妹それぞれの夏休みを通した成長。
    長男の善羽はマッチョな中学教師。次男の智親は高3で漠然と生きている。三男の武蔵は高1で自分の性別に揺らぎを覚え確かめようとしている。そして長女の民は中2で、自然体で生きてきたつもりだったが周りとの乖離を思い知らされる。

    それぞれが自分なりの答えを見つけていくのだが、その過程の葛藤がリアル。民がSNSによって孤立させられていく様は胸

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    2025年11月18日
  • 9月1日の朝へ

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    今の子どもたちは大変だぁ。

    オイラは最終的には、とんねるずの「時代遅れのふたり」が頭の中をぐるぐる回りました。

    ご一読をお勧めします。

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    2025年11月01日
  • 9月1日の朝へ

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    めちゃくちゃ好きでした。
    おかーさん、ママ、玲子さんという、三人の母親(一人は本当はおばあちゃんだけど)がいる、兄三人妹一人と、それぞれの周囲のおはなし。

    いろんな悩みがある中での、夏休みの出来事。

    みんな賢くて、ほんとに素敵な子供達だと思う。

    でも、わたしが一番刺さったのは、継母玲子さんが武蔵に言う、

    『ママ友って基本、子供のために存在するチームなのよ、そこんとこ、よろしくね』

    っていう言葉。

    継母よ、玲子さん。
    それなのに、こんなに子供達(しかも4人よ‼️)のこと、想えるってすごくない??

    いやー、まじでこの家族、最強じゃない?

    ほんとに素敵な小説だと思いました。

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    2025年10月26日
  • みかんファミリー

    購入済み

    すこしふつうじゃない

    中学生の美琴とお母さんとおばあちゃん。お母さんの同級生の家族とリフォームした古民家に住むことになった。最初は戸惑い不安もあったが、徐々にその生活に慣れてゆくが・・・
    少し普通じゃないか、それもありかなあと思う。人の優しさ、思いやりが心に染沁みた。

    #エモい #癒やされる #憧れる

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    2025年10月24日
  • 9月1日の朝へ

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    ひまわりめろんさんの本棚から

    夏休みの始まりから夏休みの開けた9月1日までを高永家の4兄妹の視点で綴った4つの物語

    善羽(教師)智親(高3)武蔵(高1)民(中2)それぞれ個性的で様々な悩みを抱えています。
    中高生は特に友達との会話のやりとりに傷ついたり、ホッとしたり、自分の個性に戸惑ったり
    私は友人や部活仲間に、突然拒否された民に感情移入して考え込んでしまいました。

    今を生きることはむずかしい

    つい起こってしまったことを嘆いたり、過去を思い出して動けなくなったり、まだ起こっていない先のことを心配して未来が不安になることも!
    大人になった私でも感じることです。

    武蔵の「意識を変えると世

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    2025年10月19日
  • 9月1日の朝へ

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    すごくすごく良かった。私は思春期をとっくに終えた中年だけど今でもたまに死にたいと思ってしまう。私の夫はこの作品の長男のような健康的で純粋なタイプで一度もも死にたいと思ったことがない人で、どちらのが稀有な存在なのかはわからないけど、死にたいと思ったことがない夫の人生がとにかく羨ましい。そして私の子どもには夫のように生きてほしい。だけどもし、死にたいと思ってしまうときがきたら、や、来る前にこの作品を読ませたいなと思った

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    2025年09月28日
  • しずかな日々

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    落ち着いた気分になる本だった。主人公と祖父の関係性だけでなく周りの友達との関係やその友達と祖父の関係が良かった。思春期の息子ときちんと向き合う母親にとても好感をもてた。
    読み終わった時すっきりしたきぶんになった。

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    2025年08月15日
  • みかんファミリー

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    最初は母親の友達家族との同居生活に『??』な事が多かった。
    後に、その理由が分かり心が温かくなった。
    新しい家族、家庭の形であり、血の繋がりだけが全てではない事に気づかされた。
    古民家での6人での暮らし。
    少し憧れる部分も多い。

    人の温もりがある家族小説。
    未完成なファミリー「未完ファミリー」
    みかん大好きな家族「みかんファミリー」

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    2025年08月14日
  • ご利益ごはん

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    ネタバレ

    寺社仏閣の情報がたくさん。実際に椰月先生は訪れてこの本を書いたのだろうか…。一番行きたくなったのは、愛知県の豊川稲荷でした。4000円の祈祷料で点心をいただけることに惹かれ…(食い意地!)
    本を読んでいきたい旅行先ができる、これぞ読書の良さだなあ。

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    2025年07月22日
  • みかんファミリー

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    ほっこりファミリーの話
    中学生の美琴と野々花がだんだんと姉妹みたいになっていくところとか
    全然合わなそうな家族が同じ家に住み、だんだんと家族になっていく感じ

    最後は大泣きしてしまった
    小さな幸せをこつこつ積み重ねていくと大きなしあわせだよなとしみじみした話でした

    小さな所の掃除とか
    人との挨拶とか 笑顔とか話すとか、
    ひとつひとつ大事に暮らしていきたいな

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    2025年06月17日
  • 純喫茶パオーン

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    思ってた以上に面白かったのでおうち保存レギュラー入り。古き良き純喫茶を舞台に、日常の謎解きがはじまる。意外と現代的な話だったなぁ

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    2025年06月02日
  • しずかな日々

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    小学5年生の主人公が、様々なことや友達に触れて人生を学んで行く物語。
    本当に人生は様々な選択の連続で、もしあの時こうしていれば違う結果になっていたかも知れないけど、でも今の自分は過去の自分がいるからで、それで良いと思えた。

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    2025年05月17日
  • きときと夫婦旅

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    『きときと』とは富山弁で『新鮮な』という意味らしい。何とも味わいのあるタイトル、そして表紙絵だなあ。

    主人公は中三の息子がいる夫婦。
    すでに倦怠期にはいり、必要以上に会話をしないことが平和な夫婦だ。
    しかし息子が突然家出した。なんと行き先は富山。
    慌てて連れ戻しに行くも息子はまだ帰りたくないといい、夫婦は富山に滞在することになり、鉄道オタクの夫ははしゃぎまくり、妻は腹が立って仕方がない…夫のほうも旅先まで不機嫌でいる妻に呆れている。

    しかし些細なことで夫婦喧嘩しながら二人旅を続けているうちに、地元の人のあたたかさに触れ、人生を思い返し、胸の中には様々な思いがわく。そしてお互いを思いやる気持

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    2025年05月13日
  • ダリアの笑顔

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    女の子と男の子、子供が2人いる平凡な40代の綿貫さん夫婦。
    この『ダリアの笑顔』は4つの章から成り立つ小説で、それぞれ父親の明弘、妻の春子、長女の真実、長男の健介の立場から描かれている。(各章は登場人物は同じだが、時間軸は異なる)
    大きな事件が起こるわけでなく、平凡な日常が淡々と描かれている。

    長女の真実は、小学5年で編み物好き。カリスマ性あるダリアのような友人に憧れている。母親が書いていた自分の生まれた時のことを記した育児日記を読んで、涙ぐむいい子。

    長男の健介は、小学5年でリトルリーグで野球に夢中。野球の上手い女子が転校してきて、レギュラーの座を脅かされるが、友情を深めていく爽やかなス

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    2025年05月09日
  • ミラーワールド

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     男と女の立場を入れ替えてみただけでも目から鱗が落ちるように感じた。
     普段だと考えていなかったことを考えさせられた。
     

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    2025年05月07日