椰月美智子のレビュー一覧

  • しずかな日々

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    ネタバレ

    まゆかがくれた本
    小学5年生の主人公の夏休みを回想するのが本編

    いやー、いいすね
    て感じでした

    上京した自分の心のどこかにずっと地元への郷愁があって、ノスタルジーを感じているというか
    就活が始まったので将来子供が出来た時にどんな環境でどの様に育てたらいいのか、そこまで考えてとても頭を悩ませている
    正直全くこの小説と同じような環境で育てたいなと思っていたので、「コレコレコレ!」と思いながら読み進めた

    自分の理想と重なる部分があって良かったのもあるけど、単純に小説として主人公(小学5年生子ども)の心理描写の解像度が高すぎてとても良かった。

    子供の頃に読んだらあんまり刺さらなかったと思う。い

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    2025年02月28日
  • しずかな日々

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    友人の昨年のマイベストの一冊。ミステリーやエッセイ推しの友人がこんな優しい本を選書してくるとは。

    小学校5年生の時のことを大人になった僕が回想する。彼にとって5年生は確かに忘れられない1年だ。私が彼でもそうだと思う。縮こまった心と体を解放し、大切な友人と出会い、おじいちゃんのでっかい愛に包まれて。そして、お母さんとの距離感にとまどったりね。

    登場人物目線で読むと色々と切なくなる本だな。親目線で読むと子育てってほんと難しいし。子供目線で読むと自立して生きるまでの間に保護してくれる大人がいなくなってしまう事がどんなに大変なことかって。学校の先生目線なら、、おじいちゃん目線なら、、、

    誰しも自

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    2025年02月11日
  • こんぱるいろ、彼方

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    奈月は友人たちとベトナム旅行へ行くことになった。
    旅行の行き先を母に話すと、母から自分はボートピープルのベトナム人であること、奈月はベトナム人と日本人のハーフであることを告げられる。
    そのことを知った奈月はベトナム旅行で、母の故郷のニャチャンに行くことを決意する。
    奈月は旅行を通して、自分のルーツを辿っていく。



    店頭で偶然見かけ、タイトルの“こんぱるいろ”に惹かれて手に取った本でした。
    旅行記かな?と思って読み始めたら、ベトナム戦争とボートピープルという深い話で驚きました。

    戦争の悲惨さや厳しさも出てきますが、ストーリー自体は重苦しくなく、タイトルにあるように“こんぱるいろ”の気分で読

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    2025年01月29日
  • みかんファミリー

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    ネタバレ

    「みかんファミリー」っていいな
    うちも「みかんファミリー」かな
    きっとずっとみかんファミリーなんだ
    いろんな家族の形があるからね。
    みかん食べたくなった

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    2025年01月25日
  • 美人のつくり方

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    自分に似合うって思える服やメイクって、他人からこれって言われてもなんかしっくりこない。それはたぶん他人が見る自分と、自分が思う自分が一致していないからなのかなぁと思う。

    自分を知るためのカウンセリングを受けながらコーディネートしてもらう作業って人生変えちゃうほどのことなんだな、と。

    この本はそうやって人生を変えていく人たちの短編集で、タイトルにある「美人」についてもいろんなとらえ方があるんだなぁと考えさせられた。美人ってたぶん表情だったり佇まいだったりを指すもので品格がある人のことを指すのかなとも。

    見た目に気を遣うことって、相手にどう思われたいかっていうのももちろんあるんだけど、どうい

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    2025年01月24日
  • さしすせその女たち

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    とてもおもしろく読めた。
    同時期に起こったことを、妻と夫のそれぞれの目線で語られているのだが、まったく正反対のことを考えていておもしろい。
    結局女性の方がいろんなことに気が回って、そのひとつひとつに器用に立ち回れるんだろうな。
    それに対して男の人は不器用で、ひとつのことしかできないのかも。
    でもそれはそれとして諦めましょうとはならないし、もうこの本、あらゆる共働き夫婦に読んでほしいわ。
    はっとする男性多いと思う。

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    2024年12月28日
  • 純喫茶パオーン

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    素敵な表紙絵に惹かれて購入。何の下調べもしていなかったので、さぞかしおしゃれな喫茶店ストーリーなんだろう…と思っていたら、ん!?主人公は小学生!!?とド頭から仰天。思ってたのと違ったー!と思いつつも読み始めると、おや…これは…、と読む手が止まらなくなる。

    パオーンは主人公・来人の祖父母が経営する純喫茶。おばあちゃんが作るナポリタンや、おじいちゃんが作るミルクセーキなどが人気だ。来人も手伝いをしながら、仲のいい友だちが集まったりする。そんなパオーンの仲間たちと、ちょっと不思議な話の謎を解いたりするのだが、これが温かい。来人の周りはとてもゆったりしていて温かいのだ。何だか足湯に浸かっている気分に

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    2024年12月28日
  • 美人のつくり方

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    イメージコンサルタントをしている御手洗繭子
    第一印象を変えるお手伝いをカラー、骨格診断などからしている

    1番初めの純代の場合が面白かった
    娘からダサい!!と言われて変わろうとする純代
    外見だけでなく、内面の変化、人間関係の密度の変化が面白かった!

    あかねの場合でこの文章メモ!!と思ったのが
    ものごとを承知しているというのは、人に対する丁寧さと勘の良さである。
    これはすごいわかりやすく繭子を表している文で、接客する人への最高の褒め言葉だと思った

    繭子のモットーにしている
    「子育てや仕事や家事に追われて、なりふり構わず日々を過ごしている人にこそ、きれいになってほしい」
    これ、激しく同感!

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    2024年12月19日
  • 美人のつくり方

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    イメージコンサルティングを受けたくなった。
    第一印象が与える影響の大きさに説得力があった。
    しかし結局の所、この本を通して実践しようと思ったのはそんな安易な物ではなく、等身大の自分に似合う美を追求する心と病気しない体作りなのかなと思う。

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    2024年12月18日
  • 美人のつくり方

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    人が綺麗になる話が好きで読んでみました!
    綺麗になっていくにつれて、内面も変わっていく過程が見ていてとても面白い!
    自分もオシャレしたいなってワクワクします!
    実際は、劇的に変わるのが難しいので三日坊主ですが、、

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    2024年12月05日
  • みかんファミリー

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    普段どんなに鬱陶しくても不安な夜、存在を感じるだけで気持ちが落ち着く。
    そんな特殊な存在は家族以外にいないだろう。
    他人でも、そう思えるのならそれはもう家族だ。

    最初は児童書かと少しがっかりしたが読んでいくうちにそんなことはどうでも良くなる。
    一つ屋根の下、無理やりでなくだんだんと溶け合い一つの家族になっていく様子に微笑ましさとほんの少し羨ましさを感じた。

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    2024年12月01日
  • みかんファミリー

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    コタツにみかんに風邪知らず。みかん農家の物語と思いきや“未完の家族”みかん好きの“みかんファミリー”なるほど。おばあさん以外、みんな足りないところがある未完成の人たち。「だから、あんただって、これからなんにだってなれるってこと」

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    2024年11月18日
  • 14歳の水平線

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    ネタバレ

    サッカー部3人にイライラした。
    イジメよくないし、陰湿だし、、、。

    シャワー室に泥やるとか信じられなかったし、
    言動が幼すぎて自分中二の頃こんな子供じみてたっけって思いながら読み進めた。

    仲良くなるきっかけもささいだなーと思ったけど、
    仲良くなってからのストーリーはおもしろかった。

    一瞬にすぎるけど自分の中で永遠に残ることって学生の頃にたくさんあったけど、
    その感情を久しぶりに思い起こせた。

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    2024年11月10日
  • みかんファミリー

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    ネタバレ

    中学1年生の美琴は、シングルマザーの母・響子と80歳の祖母・節子と暮らしている。ある夏、母がかつての同級生・朱美さんと再会し、彼女の娘・優菜、孫・野々花と共同生活を始めることになる。

    世代の異なる女6人の共同生活は、意外とスムーズに回っていく。なにより美琴を含め6人が他人を尊重する気持ちをもっているのがいい。自分の感情はともかくとして、それで八つ当たりしたりしないのは大事なことだ。その点で子どもである美琴と野々花がしっかりしているところがこの物語の読み心地をよいものにしている。
    そして80歳の節子さんの柔軟さもいい。こういう風に年を重ねられたらと思わせてくれる。

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    2024年11月07日
  • みかんファミリー

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    なんでタイトルがみかんファミリーなんだろ
    みかんが好きだから?と思ってたけど
    終盤になるほどとなった

    いろいろな家族のかたち
    なんにでなるしなんとかなる

    中1/古民家/吹奏楽部

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    2024年11月06日
  • みかんファミリー

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    普段手に取らないような作品でしたがお勧めから読んでみました。
    そしたら、あっという間に読み終えてしまいました。登場する人物とファミリーの形がとても心地よく染み入りました。早速、揶月美智子さんの他の作品を読んでみようと思います。

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    2024年11月02日
  • 純喫茶パオーン

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    主人公来人の心中でのツッコミが辛辣でテンポ良くて好き。そこだけ読んでても楽しかった。
    小・中・大学生と成長した主人公達のお話。
    あの子はどうなったかな、ももちろん気になるが、各話の謎もなかなか奇想天外で、先か読めず良かった。
    お父さん、ほんわかいいキャラだな。
    とりあえず、ナポリタン食べたくなる。

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    2024年11月01日
  • みかんファミリー

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    みかんファミリーこの本の表紙と裏側の装画がとてもすてきでした。だからあんただって、これからなんにだってなれるってこと、この言葉もとてもジーンときました。みんなの願いが通じるそれとおばあちゃんの強い願いが通じてるのかもというのにも思いは通じると病気が良くなってほしいというみなの思いとでこのような事があってほしいと思いました。みかんファミリーは未完ファミリーというのも楽しいです。

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    2024年10月14日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    11歳と85歳の交流。
    それを友情、とよぶなんていいじゃないかぁ!

    田中さんとの交流を通して、子供たちが、相手のことを思いやったり、考えたりする姿が頼もしく感じられた。

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    2024年10月07日
  • 美人のつくり方

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    2024.9.26
    イメージコンサルティングを受けた人たちの物語。受けてから良い意味でも悪い意味でもいろんな変化があって、面白かった

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    2024年10月05日