椰月美智子のレビュー一覧

  • どんまいっ!

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    ネタバレ

    最初の物語に出てきた高校生達が、物語ごとに、それぞれが主役となり、物語への出方を変え、そして、みるみるうちに年を重ね、最後は、そのうちのふたりの子供が主役の物語になってしまうという構成。

    感想を一言いうと、人間っておもしろいなーってことです。
    いろんな人が、いろんなこと考えて、日々生活しているんだな、と。

    同じ日常を過ごしていても、いま隣にいてるあいつは、あいつの世界があって、あいつなりの考えがある。

    そんな当たり前のことを物語として描写して楽しませてくれた。

    この本に出てきた何人もの主人公たちは、それぞれがそれぞれを好きだと思ってたり、バカだと思ってたり、年月が経っても忘れられなかったりして、人生を歩んでいく。

    読んでいて、笑えたり、ひとってこんなこと考えるんだなって思ったり、なんせすらすら読めてしまえて、楽しく人の人生を感じられたと思います。

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    2014年01月02日
  • どんまいっ!

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    これぞ、青春小説。
    久しぶりに青春小説を読んだせいか、とても楽しめました。
    すらすら読めて、だけど、所々で共感できる箇所もあって、あぁ、失敗してもいいから、日々を大切に生きていきたいと思いました。

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    2012年06月27日
  • 十二歳

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    鈴木さえ、十二歳。いろいろな意味で環境や自分が変わる年頃を春先からの一年を通して描いたお話。いまどきの子供だけれど携帯とかの話は出てこないし自分が子供だったときに思わず心を馳せて読みました。とても面白かったです。

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    2010年10月24日
  • 角川ごちそう文庫アンソロジー とっておきのおいしいひと時

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    アンソロジーが好きで色んな作家さんに出会った。
    個人的に好きな表現、読みやすさ、内容の面白さで気になった3名の作家さんの小説を読みたくなった。

    最後の「お母さんのお雑煮」は短編なのに涙を流しながら読んだ。すごい理想な家族像だった。途中で声出して笑っちゃった。この本を買ってよかったと心から思えた1冊だった。

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    2026年10月11日
  • みかんファミリー

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    なるほどねぇ、こんな『家族』の在り方もアリか。表紙からみかんは蜜柑かと思ったら(舞台は蜜柑農家かとさえ思ってた)、そういうみかんか。これからこういう家族の形も増えていくのかも。いろんな形があっていいものね。

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    2026年10月05日
  • しずかな日々

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    ネタバレ

    ちょうどお話の時期と読んでいた時期が同じで余計に親近感などが湧いてとても読んでいて楽しくほっこりしました。
    ずっとほっこりするだけではなく主人公と主人公の母親との色々な関係性だったりなど少し心苦しいようなところもありましたがちょうどよい塩梅で良かったです。
    なによりおじいさんと主人公が幸せそうに静かに過ごしていて素敵だなと思うし、おじいさんほ一見クールで愛想がない人かと思えば表にあまり出していないだけで孫思いなところだったり色々可愛いところがあっていいなと思いました。
    私も友達と自転車でどこか遠いところに行ってみたいです。

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    2026年09月14日
  • 9月1日の朝へ

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    YAの書架にもおいてティーンエイジャーにも読んでほしい。『しずかな日々』を読んだ時も思ったが、それぞれの年代の子どもの心理描写がすごい。そして本作でも同じく、登場する大人たちがとてもよい。児童文学では特に大人がよい人間でいてくれることがとても救いになるし、物語があたたかいものになる重要な要素だと思う。本作の4兄弟(長男は社会人、中学校教師で子どもたちと真剣に向き合っている)のそれぞれの視点で描かれる心の内がリアルに迫ってくる。特に末っ子の中2の民の章ではささいなことをきっかけにいじめのターゲットになっていく様子が現代のSNS事情などをからめてリアルに語られる。本当にいじめなのかどうか判断に迷うような微妙なライン上にいきなり投げ出された者の痛みが伝わってくる。子ども社会だけじゃなく大人にとっても同じだと思うけれどSNSでの中傷や属している集団から無視されることは、まさに真綿で首を絞められるに等しいことで、死の寸前、またはボーダーラインを超えてしまうことは何ら不思議ではないと改めて感じた。
    中学生の自死など思いテーマも含まれているが、家族や友人たちの中でお互い少しずつ成長し次の一歩を踏み出す希望が見えるラストでよかった。

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    2026年09月07日
  • 9月1日の朝へ

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    子供の頃からSNSがある時代で育った世代の生き辛さ、多様な生き方が当たり前となった時代での新しい価値観、1つの家族の兄弟それぞれの視点から描く、夏休みが終わり新学期が始まる9月1日に向けて。
    かなり重たく暗い話が続きますがそれぞれが明日へ向けてしっかりと力強く踏み出す姿に勇気を貰えました。
    色々な人がいて、それぞれの思いや考え方、多様な価値観があって、みんな悩んでいる。だからこそ答えは1つだけではなくそれぞれの中にきっとある。そのきっかけを掴める場所が皆にありますように、皆で明日を迎えられますように。

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    2026年08月31日
  • 9月1日の朝へ

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    夏休み明けの9月1日

    学校があまり得意ではなかった私には憂鬱でした特に何があるわけではないけれど、新学期が始まることへの不安みたいなものがあった。

    そのときの気持ちがすごく伝わってきた
    誰も命を落とす選択をしてほしくない

    過去や未来へ思いを馳せるのではなく、『今、この瞬間』だけをみてやりたいことをして生きる。
    とりあえず手を動かす。
    その大切さが伝わってきた


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    2026年08月23日
  • 14歳の水平線

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    父の14歳の頃の話と現在の息子14歳の話が交互に進行していく。沖縄離島のひと夏。
    めっちゃ好きなテイスト。よかった。夏にお勧め。

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    2026年08月08日
  • 消えてなくなっても

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    こうして奇妙な三人の暮らしがはじまりましたとさ
    平井つきのは朗読するような口調で宣う
    とてもイラッとする

    あおの、つきのともにカルピスが苦手
    あんなに美味しいのになぁ
    人生半分、損してると思った

    辻村孝美は狐に包まれた(あったかいよー)ような顔をしつつ、つままれたような仕草だ
    孝美は、はぁとため息のような返事をする

    きょっきょっきょー
    不気味な笑い声とともに河童はあおのに詰め寄る

    会社の夏休みの期間だけです 一週間ほどお世話になります
    孝美の挨拶と、その衝撃的な展開にあおのの顔面はにわかに赤みを帯びていくっ!
    「ゆでだこ!」と揶揄するつきのの言葉にこの上ない賛辞を送りたい

    小学生以下だね
    節子は呆れて苦笑いだっ!

    自然の恵み、季節の移ろい、空の色、太陽の光、月の満ち欠け 世界は本当に美しい
    節子の名セリフが炸裂したっ!
    つきのが小説を書く際にパクる(オマージュとして)見込み大

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    2026年07月30日
  • しずかな日々

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     小学校5年生の枝田光輝の夏休みを描いた作品。
     人見知りだった光輝は、母親の転勤について行かず、おじいちゃんの家で暮らしている。
     友人の押野、ヤマ、じゃらしと汗だくの日々を過ごしていく中でたくましく成長していく。
     ものすごく劇的な展開がある訳ではないが、おじいちゃんの少し無愛想で頑固な温かさ、押野の分け隔てない友情に心がほっこりした。
     ツクツクボウシの「おーしんつくつく、おーしんつくつく、もういいよ〜、もういいよ〜」は、私も子どものころから全く同じように聴こえていたので笑ってしまった。
     母親の心情にやや不満は残るが、大人になった光輝が、おじいちゃんの家を引き継ぎ、大切に日々を重ねている姿が印象的だった。
     おじいちゃんのおにぎりやお漬物、食べてみたい。




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    2026年07月17日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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     とあることがきっかけで友達とも言える関係になった小学生とおじいさんの話。

     主人公は小学六年生のスケボーが大好きな男の子。けれど、公園も道路もスケボーで遊ぶことは禁止されてしまい、遊べる場所を探し求めてとある神社の前の道路はどうかと思いつく。穴場を見つけた、と喜んで同じクラスの友達と三人でスケボーをしていたところに現れたのは、神社の管理人をしているおじいさん。怒られると思った三人だったけれど、そのおじいさんはスケボーに興味津々で――。

     小学生の男の子の目線から見た、言葉にしきれないもやもやや葛藤、悩みや決意、誰かを大切にしたいと思う気持ちがいっぱい詰まった良作でした。
     きっかけはスケボーに興味を持ったおじいさんが足をふらつかせて転倒した時に手を骨折してしまったこと。初めは嫌々、渋々お世話をしに行ったようなものだったけれど、ただにこにこと話を聞いてくれる相手がいるということは、思った以上に救いになるものだと思います。お父さんやお母さんはゆっくり話を聞いてくれる余裕がなく、二言目には「じゃあこうしたら」「こうしないからいけないのよ」のようにすぐに口を挟んでくる。そうではなく、どんな話でも聞いてくれる人というのは、普段のもやもやや上手く表現できずもどかしい思春期の複雑で傷つきやすい心を守ってくれる。友達と言うには年が離れすぎているけれど、少年たちとかつて少年だった老人は確かに心を通わせているのだと感じさせてくれるあたたかさがありました。
     田中さんのことを知って欲しい、戦争の悲しい話をしたいんじゃなくて、ただ田中さんがどういう体験をしてきたのかを知って欲しいんだ、と思う少年たちの気持ちがなんだかとてもじんわりきました。子どもの頃にこんな優しい経験をすることができた彼らなら、きっと大人になっても人に優しくできる人になれると思います。願わくば、頻繁に通うことがなくなったとしても、彼らとおじいさんの友情が長く続かんことを。

     思春期の少年たちと、大らかに包み込む老人の、心通う優しい物語でした。

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    2026年07月14日
  • ご利益ごはん わたしの推し活篇

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    ご利益ごはんの聖地巡礼をしたくなってきました!!

    心の石を取り除いてくれる薬師如来様…
    お話したくなってきました!
    薬師如来様を目の前にしたお姉さんのテンションの高さ……
    あれは妹でも引きますね……
    でも、推しが出来た妹も小野照崎神社や六道珍皇寺では、同じテンションなんですよね…
    さすが、姉妹!!

    美味しいごはんと神社仏閣…
    旅の楽しみが増えますね!

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    2026年07月01日
  • 9月1日の朝へ

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    性の多様性や、親子関係、友人関係など、難しい問題に取り組みつつも説教くさくなく
    読後はホッとできる作品だった。
    中高生には最高の作品だと思う。

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    2026年06月20日
  • 9月1日の朝へ

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    最初のエピソードが一番好きです。その日を越えるには、やっぱり良いやつがいるとそれだけで越えられることもあるよね。

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    2026年06月19日
  • みかんファミリー

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    あらすじをみて面白そうだなと思ったけど本当によかった!
    こういう家族もいいなー
    ちょっと憧れる
    泣けたけど温かい気持ちになれた!

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    2026年06月08日
  • ご利益ごはん

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    最近御朱印巡りどころか神社にも寺院にも行けてない。有名どころでなくても近くで参拝しようかなという気持ちになりました!

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    2026年05月23日
  • ともだち

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    6年生のジュンを中心にクラスで起きるさまざまな出来事を描く。出てくる子どもたちの名前がみんなカタカナで、話の内容からも外国籍の子なのかなと思いながら読む。最後の卒業式の場面で、初めてフルネームを漢字で明かされておおっとなった。子どもは、大人より国籍による差別をしないで「ともだち」なんだなと思う。

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    2026年05月12日
  • 9月1日の朝へ

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    4人兄妹のはなし。夏休み明け9月1日は18歳以下で1番、自ら命をたつことが多いそう。話の内容もやっぱり中学生が命をたってしまう。まわりの家族、先生や友達がどんなふうに思うのかは、それぞれ違うとは思うが切なく辛くたまらなく悲しいことは確か。暗い話だけど、暗くない。物語から生きるためのアドバイスをもらえた気持ちになる。ぜひ、学生の方におすすめしたい!

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    2026年05月10日