椰月美智子のレビュー一覧

  • 9月1日の朝へ

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    胸がギュッとなる瞬間がたくさんあった一冊でした。
    高永家の四兄妹の連作短編集。
    学生時代って、毎日が本当にしんどいよなぁとつくづく思う。
    自分をしっかり持っていることはとても大事なことだけれど、それが周りから受け入れられないこともある。自分が思っている自分と、周りから見えている自分が全然違うこともある。
    大人でもしんどいのに、10代の頃にはもうこの世の終わりのように感じるだろうと思います。
    四兄妹のそれぞれの辛い思いで、読んでいるこちらも胸が締め付けられて、外出先で読んでいたのに涙がこぼれそうでとても困りました。
    でも、この兄妹は理解し合えていたのでそれが救いでした。理解してくれる人がいるかいないかで世界は全く違ったものになります。
    四兄妹の中で唯一10代ではなく仕事をしている長男が、この物語の中では大人、世間の目の役割をしていて、彼がだんだんと弟、妹のことを理解していく様子が印象的でした。中高生にはもちろん、大人にもぜひ読んでもらいたい一冊です。

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    2025年12月10日
  • みかんファミリー

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     中学1年生の美琴は、母と祖母との3人で暮らしている。ある夏、その母がかつての同級生の朱美さんと再会し、彼女の家族と一つ屋根の下で共同生活を始めることになる。朱美さんには娘と孫がいた。その孫と美琴は同じ中学校の1年生で、その子は、ちょっと変わり者だった。よく知らない人たちとの生活が始まるが…
     
     初読みの作家さんで、野間児童文芸賞、坪田譲二文学賞、小学館児童出版文化賞を受賞している。受賞歴からもわかるとおり、ジュニア向けの小説を多く書いており本作もそうだ。ただし子どもでも大人でも、年代を問わずにおすすできる本である。

     表紙カバーの絵には「蜜柑」が描かれているが、題名の「みかん」には、それとは違う意味も持たせている。

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    2025年12月10日
  • しずかな日々

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    おすすめです!
    何か大事件や魔法のようなことは起こらず、ただ淡々と過ぎていく日常の中で丁寧に丁寧に時間が流れていき、それを一緒に追っていく中でじんわりとしてきて、最後には感動して泣いている自分がいました。人に薦めたところ、その人も今までで一番良かったといってほかの人にすすめていました。

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    2025年12月02日
  • みかんファミリー

    購入済み

    すこしふつうじゃない

    中学生の美琴とお母さんとおばあちゃん。お母さんの同級生の家族とリフォームした古民家に住むことになった。最初は戸惑い不安もあったが、徐々にその生活に慣れてゆくが・・・
    少し普通じゃないか、それもありかなあと思う。人の優しさ、思いやりが心に染沁みた。

    #憧れる #癒やされる #エモい

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    2025年10月24日
  • しずかな日々

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    落ち着いた気分になる本だった。主人公と祖父の関係性だけでなく周りの友達との関係やその友達と祖父の関係が良かった。思春期の息子ときちんと向き合う母親にとても好感をもてた。
    読み終わった時すっきりしたきぶんになった。

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    2025年08月15日
  • ご利益ごはん

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    ネタバレ

    寺社仏閣の情報がたくさん。実際に椰月先生は訪れてこの本を書いたのだろうか…。一番行きたくなったのは、愛知県の豊川稲荷でした。4000円の祈祷料で点心をいただけることに惹かれ…(食い意地!)
    本を読んでいきたい旅行先ができる、これぞ読書の良さだなあ。

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    2025年07月22日
  • みかんファミリー

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    ほっこりファミリーの話
    中学生の美琴と野々花がだんだんと姉妹みたいになっていくところとか
    全然合わなそうな家族が同じ家に住み、だんだんと家族になっていく感じ

    最後は大泣きしてしまった
    小さな幸せをこつこつ積み重ねていくと大きなしあわせだよなとしみじみした話でした

    小さな所の掃除とか
    人との挨拶とか 笑顔とか話すとか、
    ひとつひとつ大事に暮らしていきたいな

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    2025年06月17日
  • 純喫茶パオーン

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    思ってた以上に面白かったのでおうち保存レギュラー入り。古き良き純喫茶を舞台に、日常の謎解きがはじまる。意外と現代的な話だったなぁ

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    2025年06月02日
  • しずかな日々

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    小学5年生の主人公が、様々なことや友達に触れて人生を学んで行く物語。
    本当に人生は様々な選択の連続で、もしあの時こうしていれば違う結果になっていたかも知れないけど、でも今の自分は過去の自分がいるからで、それで良いと思えた。

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    2025年05月17日
  • ダリアの笑顔

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    女の子と男の子、子供が2人いる平凡な40代の綿貫さん夫婦。
    この『ダリアの笑顔』は4つの章から成り立つ小説で、それぞれ父親の明弘、妻の春子、長女の真実、長男の健介の立場から描かれている。(各章は登場人物は同じだが、時間軸は異なる)
    大きな事件が起こるわけでなく、平凡な日常が淡々と描かれている。

    長女の真実は、小学5年で編み物好き。カリスマ性あるダリアのような友人に憧れている。母親が書いていた自分の生まれた時のことを記した育児日記を読んで、涙ぐむいい子。

    長男の健介は、小学5年でリトルリーグで野球に夢中。野球の上手い女子が転校してきて、レギュラーの座を脅かされるが、友情を深めていく爽やかなスポーツマンの子。

    母親の春子は、保健の外交員の仕事に疲弊、事務の仕事を始める。近隣に同級生がたくさんいて、いろんな話をしながら息抜き。スーパーでこっそり買って食べるハーゲンダッツが唯一の贅沢。応援したくなる。

    父親の明弘は、万年係長で会社を辞めたがっている。友達が仕事関係以外で誰もいないが、地域のインラインスケートサークルに入り、だんだんと生きがいを見出してゆく。

    それぞれの章でちょっと感動。皆んな家族思いでほっこりする。
    いい小説だなあ。

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    2025年05月09日
  • ミラーワールド

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     男と女の立場を入れ替えてみただけでも目から鱗が落ちるように感じた。
     普段だと考えていなかったことを考えさせられた。
     

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    2025年05月07日
  • みかんファミリー

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    突然母の友人家族と同居することになり、相手家族には学年の変わり者の女子もいた。同居は憂鬱で納得できないまま進んでいくが、だんだん打ち解けていく。

    後半に入り、同居した理由など展開がわかってしまったが予想外の展開に。
    タイトルの意味、母親の友人家族と同居することになった理由もすべてがとてもよかった。

    友人も主人公の友達もよい子だなと思った。





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    2025年11月29日
  • しずかな日々

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    母子家庭の小学五年生の少年が主人公。ある夏、母親の仕事の関係で転校する状況になったが、それが嫌で母親と離れ、近くに住むおじいちゃんと2人暮らしをすることになる。
    そこから祖父と孫の生活、夏休みに友だちと遊ぶ毎日が描かれてゆく。
    ちょうど今くらいの季節かなぁ。 

    全体を通じ、はるか昔の少年時代の様々な想い出がよみがえる。
    夏の空に入道雲。涼しい風。
    友だちからあだ名で呼ばれる嬉しさ。クラス替えへの期待と落胆。友だちの家にお邪魔する緊張感。年寄りの担任は嫌だったこと。下手くそな草野球、麦茶の味、新しい自転車に乗り遠出、井戸水で冷やしたスイカ、夏休みのプール遊び…何もかも懐かしい。

    久しぶりに会う母親に対して恥ずかしくてはにかむ気持ち。しかし久しぶりに会った母親は派手になっていて、嫌悪する心境がわかる。
    知らず知らずのうちに少年が成長していくさまが、文章上でわかり、嬉しくなった。そして五年生の夏休みは静かに過ぎてゆく…。

    最終章では大人になった少年の回想があるけど、これは個人的には蛇足だった気がするなぁ…少年期のまま終わるほうがよかったかも。

    ああ、孫が欲しくなった。

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    2025年03月04日
  • 明日の食卓

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    続きが気になってすぐ読み終わってしまった。
    境遇が今の自分と似ているところもあり、かなり共感できた。

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    2025年02月22日
  • みかんファミリー

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    百合です。続編が読みたすぎる、ティーン向けな感じなのでめちゃ面白いのにさっくり終わってしまって内容が少ない、寂しい

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    2025年02月09日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    しらけチームだった3人が変わるー昔は自分たちと同い年だった田中さんとの友情によって。私も学校ではしらけチームに属していて算数の答えは分かっていても手はあげないタイプでした。この本の主人公拓人は自らを積極的に変えていった。田中さんによって変わることが出来たの方が正しいでしょうか。田中さんの人柄の良さに惚れ込んで田中さんのために積極的に田中さんのために何かを行おうとします。田中さんは小さなことでも『ありがとう』と言います。私も田中さんを見習って、日々感謝の気持ちを忘れずに生きていこうと思いました。

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    2025年02月02日
  • さしすせその女たち

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    休日にのんびり読むか~

    …で、読む本ではなかった。(悪口ではない)

    数ページ読み始めて、
    あ これ アカンやつや
    って思ったけど、予想以上にアカンかった。

    書き下ろしで夫目線の話も添えてくれてたけど、これがまたさらに「アカン」に拍車をかけて、もうなんだ。つける薬もねえなと思ったし

    結婚ってそもそも無理ゲーでは?

    と、思った。
    こんなに感覚が違うのに無理やろ。
    昔はなんとか婚姻状態が保てたのは、専業主婦だった、ほとんど仕事で夫が家にいなかった、と、いう、
    実質母子家庭
    やっただけの話やと思う。いやほんまに。

    わたしも多分に漏れず婚姻生活は破綻したシングルですけれども、この夫と元夫は怖いくらい同じやった。
    なんだこれ、モデルは元夫か? てくらい。

    こうなるのが予想できたのでわたしは子どもが小さいうちは働かなかった、ちゅうか、自分の仕事のキャリアは諦めたけど、数年間専業主婦をやってても結局離婚してるんやから、あかんものは何をどうしてもあかんねやろな。

    この夫がスイートテンダイヤモンドを伴侶に贈ったときの惨状も想像できるし、ますます離婚への気持ちが高まるやろうね…。

    この夫のこういうおおらか? なところが魅力ではあるけど、子どもがいるとそればっかりではない…、ちゅうか、子どもに対しておおらかではないから、結局「自分の機嫌がいいときにだけ自分のものさしで他人に優しくできる」というタイプなんよね。それっておおらかとは言わんやろ…。

    あかん。文句を言い始めたらきりがない。
    そのくらい、
    「ああ…」
    って思うので、夫に不満のある経産婦の方は読まんほうがいいかもしれない。

    「わかるわ…」
    が、64pt太字ゴシックすぎて、
    「わかるわかるぅー! うちもな~、」
    などというほがらかランチタイム雑談レベルではないので。

    どうすればいいのかはわからんね。
    子育てと仕事の両立は社会が認めてくれていないからなあ。
    女性進出? だとか、育休制度? だとか謳ってるわりに、この30年で何がわかったかって、それだけやからなあ。
    それを考えると、若い方に申し訳なくなるね…。

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    2025年01月13日
  • 純喫茶パオーン

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    楽しく楽しく読みました。登場人物がみんな好ましく…
    よい時間を過ごしました。
    そして、ミルクセーキ・・大好きだったなあと思い出しました。
    ナポリタンもプリン・ア・ラ・モードも・・・

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    2025年01月11日
  • しずかな日々

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    再読。たしか最初は小学生のときで、中高でも読んだけど、ここ数年は読んでいなかったなあ。改めて読み返して、やっぱり好きだ、すごく好きだと思った。 個人的には『夏の庭(湯本香津美)』と並んで夏の代名詞。小学生のほのぼのとした夏休みを描いた物語かと思いきや、不穏な違和感が散りばめられていて、実は彼の人生をかなり左右するできごとが描かれていると分かる。でも『しずかな日々』のタイトルどおり、生活はただ静かに過ぎていき、ドラマのようなどんでん返しは起こらない。それがすごく好き。ラストの一文を読むと、背筋が伸びる。

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    2025年02月28日
  • 明日の食卓

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    一気読み
    最初から最後まで重くて辛く苦しい
    息子を持つ母となった今、さらにずしんっときた。
    多かれ少なかれ、母なら共感できるはず。

    ・男がとことんクズばっかり...
    ・なんでいつもこうなっちゃうの〜に共感
    ・ひと組だけ救い。でもいい子すぎて切ない...

    もう読みたくないけど、手に取ったらまた一気に再読するんだろうな〜

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    2024年12月10日