椰月美智子のレビュー一覧

  • みかんファミリー

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    突然母の友人家族と同居することになり、相手家族には学年の変わり者の女子もいた。同居は憂鬱で納得できないまま進んでいくが、だんだん打ち解けていく。

    後半に入り、同居した理由など展開がわかってしまったが予想外の展開に。
    タイトルの意味、母親の友人家族と同居することになった理由もすべてがとてもよかった。

    友人も主人公の友達もよい子だなと思った。





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    2025年11月29日
  • しずかな日々

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    母子家庭の小学五年生の少年が主人公。ある夏、母親の仕事の関係で転校する状況になったが、それが嫌で母親と離れ、近くに住むおじいちゃんと2人暮らしをすることになる。
    そこから祖父と孫の生活、夏休みに友だちと遊ぶ毎日が描かれてゆく。
    ちょうど今くらいの季節かなぁ。 

    全体を通じ、はるか昔の少年時代の様々な想い出がよみがえる。
    夏の空に入道雲。涼しい風。
    友だちからあだ名で呼ばれる嬉しさ。クラス替えへの期待と落胆。友だちの家にお邪魔する緊張感。年寄りの担任は嫌だったこと。下手くそな草野球、麦茶の味、新しい自転車に乗り遠出、井戸水で冷やしたスイカ、夏休みのプール遊び…何もかも懐かしい。

    久しぶりに会

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    2025年03月04日
  • 明日の食卓

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    続きが気になってすぐ読み終わってしまった。
    境遇が今の自分と似ているところもあり、かなり共感できた。

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    2025年02月22日
  • みかんファミリー

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    百合です。続編が読みたすぎる、ティーン向けな感じなのでめちゃ面白いのにさっくり終わってしまって内容が少ない、寂しい

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    2025年02月09日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    しらけチームだった3人が変わるー昔は自分たちと同い年だった田中さんとの友情によって。私も学校ではしらけチームに属していて算数の答えは分かっていても手はあげないタイプでした。この本の主人公拓人は自らを積極的に変えていった。田中さんによって変わることが出来たの方が正しいでしょうか。田中さんの人柄の良さに惚れ込んで田中さんのために積極的に田中さんのために何かを行おうとします。田中さんは小さなことでも『ありがとう』と言います。私も田中さんを見習って、日々感謝の気持ちを忘れずに生きていこうと思いました。

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    2025年02月02日
  • さしすせその女たち

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    休日にのんびり読むか~

    …で、読む本ではなかった。(悪口ではない)

    数ページ読み始めて、
    あ これ アカンやつや
    って思ったけど、予想以上にアカンかった。

    書き下ろしで夫目線の話も添えてくれてたけど、これがまたさらに「アカン」に拍車をかけて、もうなんだ。つける薬もねえなと思ったし

    結婚ってそもそも無理ゲーでは?

    と、思った。
    こんなに感覚が違うのに無理やろ。
    昔はなんとか婚姻状態が保てたのは、専業主婦だった、ほとんど仕事で夫が家にいなかった、と、いう、
    実質母子家庭
    やっただけの話やと思う。いやほんまに。

    わたしも多分に漏れず婚姻生活は破綻したシングルですけれども、この夫と元夫は怖

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    2025年01月13日
  • 純喫茶パオーン

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    楽しく楽しく読みました。登場人物がみんな好ましく…
    よい時間を過ごしました。
    そして、ミルクセーキ・・大好きだったなあと思い出しました。
    ナポリタンもプリン・ア・ラ・モードも・・・

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    2025年01月11日
  • しずかな日々

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    再読。たしか最初は小学生のときで、中高でも読んだけど、ここ数年は読んでいなかったなあ。改めて読み返して、やっぱり好きだ、すごく好きだと思った。 個人的には『夏の庭(湯本香津美)』と並んで夏の代名詞。小学生のほのぼのとした夏休みを描いた物語かと思いきや、不穏な違和感が散りばめられていて、実は彼の人生をかなり左右するできごとが描かれていると分かる。でも『しずかな日々』のタイトルどおり、生活はただ静かに過ぎていき、ドラマのようなどんでん返しは起こらない。それがすごく好き。ラストの一文を読むと、背筋が伸びる。

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    2025年02月28日
  • 明日の食卓

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    一気読み
    最初から最後まで重くて辛く苦しい
    息子を持つ母となった今、さらにずしんっときた。
    多かれ少なかれ、母なら共感できるはず。

    ・男がとことんクズばっかり...
    ・なんでいつもこうなっちゃうの〜に共感
    ・ひと組だけ救い。でもいい子すぎて切ない...

    もう読みたくないけど、手に取ったらまた一気に再読するんだろうな〜

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    2024年12月10日
  • ともだち

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    最終章でようやくわかった。
    そうだよね、友達はいろいろ。
    もうとっくに大人になった私が読んでも面白いが、子供たちにこそ読んでほしいお話。最近団地住まいがちょっとしたブームだし。

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    2024年11月28日
  • しずかな日々

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    おじいさんの家で過ごした日々は、ぼく(えだいち)にとって、かけがえのない大切な時間であり思い出なのだなと感じました。

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    2024年11月16日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    11歳と85 歳の友情って
    どんな友情を育むのかな?と
    思いながら読み出した。
    途中何度も目頭が熱くなった。
    相手を想う、
    相手の過去や未来に自分を重ね
    知らずと育まれていく友情。
    温かい気持ちになれた一冊。

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    2024年10月26日
  • さしすせその女たち

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    仕事と家事・育児の両立…もうこれ女性の永遠の課題な気がする。
    結局根本的に世の中の認識が…社会制度が…人の心の中の在りようが…全て変わらないと解決しないよなぁ〜

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    2024年10月23日
  • つながりの蔵

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    個人的な話を書きます。

    私は今日、誕生日です。25を過ぎてからは歳をとることが嬉しくないし、特にここ数日間で仕事や恋愛で良くないことが重なり、自分は大した存在でないなあと落ち込んでいたのもあって、私は自分が生まれた日を素直に祝福できませんでした。

    私のように、誕生日に憂鬱な気分になる人はよくいるそうで、バースデーブルーと言うそうです。私も今年はバースデーブルーだったので、もうケーキも食べず何もせず、今日は好きな本を読む日にしようと思いました。

    積読の中から選んだのが、つながりの蔵でした。椰月美智子さんの本は何冊か読んだことがあって、いつも読み終わると優しい気持ち、心が温まったような気持ち

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    2024年09月28日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    一人の老人 も70余年も遡ると思春期の少年になる、当たり前の事なのに改めて確認してしまった。
    内容は想像通りの少年と老人の心の交流、そして戦争のはなしをして…という流れ。予想通りだったにも関わらず、なぜどうしてこんなにも涙が出るのかと言う程泣けてしまった。

    小学生に戦争の話をそこまで〜とも思うけれど、侮るなかれ、小学生は大人が思うほど物知らずではなく、考え無しでもない。
    子どもが自分で考え事をなしまとめ上げる、素晴らしい講演会を聴かせていただきました。ありがとう。
    テレビドラマになったと読後、知った。
    是非見てみたかった。

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    2024年09月04日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    すごく良い話だった。

    11歳の"おれ"こと拓人と、友だちの忍、宇太佳の3人はスケボーが大好き。ある日神社の前でスケボーの練習をしていると、管理人さんである田中さんに出会う。スケボーをやってみて怪我をした田中さんの為にお手伝いをしに行くこととなる拓人たち。そんななか、田中さんが11歳のときに戦災で家族も家も失ったことを知る。

    すごく優しい田中さんと11歳の男の子3人との友情。田中さんのことを慕い、他のみんなにも田中さんの人生を知ってもらいたいと思う拓人たち3人の一生懸命さがとても素敵だと感じた。
    自分たちの街に爆弾が落とされたこと、その犠牲

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    2024年08月30日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    コンパル色から直ぐに田中さんを手に取れて非常に幸運な、というか購入済でしたが。また違った感性の3人が過ごす大切な小6のでした。普段行く事ない神社とか桜が咲く事も知らない位だったので、戦争体験したのが3人と同じ歳だった事と不思議な縁です。仏様と例えていましたが本当にいい人だったのだろう、3人が小学校生徒たちに田中さんを会わせたいの願い本音だけだったので。学ぶ事多かっただろう、こちらが思っても現代では難しいから、この難しいも意味がわからないけど。田中さんは怖かったと思うよと兄の言葉になるほどと思います。

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    2024年08月15日
  • つながりの蔵

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    こんな素敵な物語を大きな大人になっても読めるのが倖せだよ。出だしも終わり方も凄く良いから、入って来るから、不思議な四葉ちゃんは不思議なオーラだけで実際には常識ある人間味ある痛みの解る女の子、3人の友情に小学5年生に、とても大切な時間だと思う。美音が実はずーっと心に悩みを抱えていて、思わぬ形で解決できる。蔵の出来事は不思議だけど、信じたいし、正しい事を言っているし、気持ちのいい場所に居ると言えた弟は幸せで美音も救われた。四葉の家をキチンと描く、役目を終えた蔵、5年3組の同窓会が出来る絆が非常に羨ましい

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    2024年08月15日
  • 美人のつくり方

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    あかねがエグかった。見た目も生き方も万人受けするし、人柄もいいけど、正月に子供と旦那がいる旅館で愛人にLINEするって、憤慨だよ。ホテルで救急車呼ばずに愛人見捨てて、家に帰って怖くなり震えて、でも無事が確認されて安堵して自分を律するとか、人間舐めんな、だよ。と言いながら世の中には大量に同じ人間いるんだろうなと諦観します。同窓会で一瞬にして相手を見定めるとか、電車の中でオヤジを分析して新しいワードが生まれる瞬間ってこんななんだとか、自分の知らない事あるんだね。繭子さんの出会いを大切にする行き方良かった

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    2024年08月15日
  • しずかな日々

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    まただけど直ぐにやづきさん読みたいと手に取る もう相当な数だけどタイトル読んで内容が出てこないのが悲しすぎて、まあ昔からなんだが、それを思うと新刊を買う必要があるのかと自分に問うのです。小5の夏休みの、これほどワクワクするのないね、ゲームはやらないが僕の夏休みを文章化した感じ 最後のお泊まり会なんか一生の思い出になるってこと お爺さんも粋だね。85で老人ホームに自ら入るのは頂けないよう。

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    2024年08月15日