椰月美智子のレビュー一覧

  • 見た目レシピいかがですか?

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    御手洗繭子は第一印象向上推進会という名刺を使用している。人は第一印象が大事、その後の付き合いも変わってくる。第一印象を良く見せるのに何が必要かを教えてくれる。
    パーソナルカラーを見極め、その人に合った色を診断する。
    それによって、いい方向に変えられた人、しかしながら、元に戻してしまった人が書かれている。最後にどうしてこの仕事についたかが書かれ締め切られている。

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    2022年04月09日
  • 見た目レシピいかがですか?

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     イメージコンサルティングがテーマの4話からなる連作短編集だが、第1~3話と第4話では傾向を異にしているため、2部構成とも考えられる。

          * * * * *

     自分の魅力を最大限に引き出してくれるイメージ演出。芸能界や政界に身をおく人たちは必ず利用すると聞いていましたが、一般人の間にも広がっているとは驚きでした。
     孤独の時代とも言われる現代。強くなる承認欲求を満たす手段としては確かに有効だとは思います。 

     けれど、繭子のコンサルティングを利用した3人の女性は、いずれも当初は狙い通りの幸せを手に入れたように見えたのですが、結局は本当の幸せはそこにはなかったということに気づきま

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    2022年04月01日
  • ラブソングに飽きたら

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    山内マリコさん作品記録 11

    超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史
    (山内マリコさん)と
    雨宿りの歌(あさのあつこさん)が
    印象的。

    こういった短編集でないと出会えない、
    出会わなかったであろう作家さんの
    作品も読むことができて良かった。

    川上未映子さんの作品は
    わたしにはまだ難しいな、、
    もう少し大人になったら分かるのだろうか。

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    2022年03月20日
  • メイクアップ デイズ

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    こういうのも書けるのか、椰月美智子さん凄い。
    いや、るみ姉も似た感じか。
    いい人そうな人たちしか出てこなくて気持ちいい小説でした
    そうだよ、名前、違和感あつたの

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    2022年03月17日
  • さしすせその女たち

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    多香美のターンでは夫・秀介の言動・行動にイライラ・ムカムカ...。秀介のターンで明かされるその時の背景をきっちり描くことでバランスが取れている。没交渉が生み出す負のスパイラル。もっとちゃんと話せば、と思うが、その時はそんな余裕ないんだよね...。感謝の言葉はちゃんと伝えよう。

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    2022年03月02日
  • 市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日

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    中学生の普通の日のほんの一時をそれぞれ描いている。
    クラス全員の視点はなかったらしい。解説によると荻野さんと金子さんだけ?もっといる気がする。
    だけど他の人の視点からどんな人かはわかる。
    いじめが描かれているがいたたまれない気持ちになる、日常なだけに解決も救いもない。ちゃんと生きていってくれてるといいな。
    最後のが一番お気に入り。落ち着く。

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    2022年02月27日
  • 未来の手紙

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    しいちゃん
    -こういう力の抜けた大人の存在が子どもには必要なんだと思う。親は大抵責任感からそうはなれないことが多い。
    悪口の伝染より、笑いや大好きの伝染の方が何倍も素晴らしい。そして、マイナスの伝染を別の方法で発散して止めるって立派な偉業だと思う。
    私もそれをできてる自信を持とう。

    忘れない夏
    -中2なんて、1番敏感で心がザワザワして、いちいち正面から向き合っていた時期。大人にはいつも斜に構えた接し方をしていて、でもそれを表に出さずに心に秘めていた。そんな時期に大人の事情で振り回されたらこうなる。中2にはこの世の全てのような自分の世界がある。
    合唱コンクールで団結して1番楽しい時なんて2度と

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    2022年01月15日
  • 美人のつくり方

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    イメージコンサルタントの指導で人生変わり、ハッピーエンド・・・て話では無かった。あかねの不倫相手の森村の家庭は実際どんな感じだったんだろ。繭子の章に出てきたさよ子、なんか不器用だけど一生懸命な感じで、本当は人の顔色をすごく気にして生きている感じがした。

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    2021年12月29日
  • 消えてなくなっても

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    哀しく切ないラストながらも、そこに至るまでの日常やちょっとした不思議を丹念に描いた作品でした。読後、タイトルの意味が胸に迫る。科学的に証明されているものにしか理解を示せない傲慢さをぶった切られた感じ...。訪ねてみたいぞ! キシダ治療院!

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    2021年12月23日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    超・優秀なイメージコンサルタントに出会って、幸せになったりならなかったりする女性たちのいろんなお話。

    私あるあるなのですが、
    数ページ読んで気づきました。
    あ、この本読んだことある。
    これ読んで、必死でイメージコンサルタント検索したわ、と。
    でもさらに数ページ読んで、
    内容すっかり忘れてるからいいや、もう一回読もう。
    と読んで、最後、「あー、面白かった♬」と思っているのだから
    我ながら幸せです。

    こういう「いろんな女性のいろんなお話」詰め合わせ、大好き。
    私は、女性のお話がとかく好みなんだな(笑)
    たくさんの女性がイメージコンサルタント御手洗繭子によって変わっていくお話。
    一番最後の繭子自

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    2021年11月17日
  • さしすせその女たち

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    子育てと仕事両立ってこんなんなんやろうな。身近で見てるけど、当事者の感覚がすごく実感できる描写にあっという間で読んでしまった。

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    2021年11月11日
  • さしすせその女たち

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    米澤多香実と夫 秀介、子供は杏里莉と颯太.多香実は管理職で多忙の中で家庭の仕事も当然ある.秀介はやや仕事オンリーで多香実の不満も表面化している.母子家庭の美帆との会話や千恵とのやりとりも貴重な時間だ.子供の病気や会社でのトラブルもあるが順調に推移しているが、千恵の離婚は意外な話だ.若い家庭の問題を楽しく展開していると感じた.

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    2021年11月02日
  • さしすせその女たち

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    大変だ(^◇^;)
    子育てしながらのフル勤務。
    自分はパートでも毎日てんやわんや、若さで乗り切る、そんな日々だったのを思い出し一気に読んだ。
    あー、あの頃の自分に時間を分けてあげたい。それと引き換えに体力を分けて欲しい。

    あるあるーって共感して、夫に腹が立つ場面も多かったけど、まぁ、悪い人ではないし、単純だし、とりあえず最低限の責任は果たしている。愛想を尽かされないことが大事かなー。
    両方の目線で書かれてて、二人が噛み合ってないのが面白かった。
    女は強し。

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    2021年11月02日
  • さしすせその女たち

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    共働き夫婦の両方の視点から子育て仕事、家事の実態をリアルに描いた物語!
    子供がふたりいると、こんなに大変なのかーと読んでいて目が回りそうだった!!
    妻の視点から読むと、夫にイライラして仕方なかったが、夫の視点から読むと、男の人の方が配偶者に情があり、意外と記念日を大切にするのかなという印象を受けた。
    それにしても、息子が体調崩した時の夫の発言は酷すぎたW(`0`)W

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    2021年10月23日
  • さしすせその女たち

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    こちら軽い読み心地で面白かったです。
    あっという間に読んじゃいました。

    家事育児に非協力的な夫にイライラ!
    主人公に自分を重ねて読んでました。
    ワーキングママの気持ちを代弁してる作品。

    『魔法の言葉さしすせそ』
    結構ハードル高そう…。
    魔法にならない自分なりの色んな“さしすせそ”には笑ってしまった。
    夫視点の短編「あいうえおかの夫」もあり、読後はちょっと和やかな気分になりました。
    でも家での態度は改めて欲しい!

    垣谷美雨さんの作品は表題にインパクトがあって、楽しく学べる人生の教科書みたいで好きですが、椰月さんの作品も鋭い視点で他作品が気になります♪

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    2021年10月14日
  • フリン

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    タイプの異なる不倫を描いた6編。胸を掻き毟られたり、ぞっとしたり、キュンキュンしたり...、忙しいですぞ! 椰月先生! 頁を捲る手が止まらず一気読みでした。
    最終編での収斂と慈しむ心...。アラフィフ世代の恋愛ってこうだよな! と妙に納得してしまいました。

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    2021年10月10日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    イメージコンサルタントの繭子は異色の経歴の持ち主。彼女があらゆる女性を変身させる。

    おしゃれであることで周りの目が変わったり、ママ友と仲良くなったりする。

    見た目で扱いが変わるなんて、嫌じゃない?
    って一瞬思ったけど、
    本当は自信とか期待とか内面から出るものが周りの反応の変化につながったのかなとも思った。

    コンサルに従うのを辞めた主人公もいたのが意外だった。

    結局この本が言いたいことは、病気やら人間関係の不和やら色んなことが起きるけど自信とか充実感を貪欲に求めるのはアリだよね!ってことだと思う。
    自分に一番似合う服を着ることは自分が満足する生き方を選ぶことの比喩?と思ったから

    パワフ

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    2021年10月03日
  • さしすせその女たち

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    自分の父親は、こんなに主人公の奥さんに対して思いやりのない人ではないから、何だかこの主人公が気の毒に思えた。子どもたちを含めてこの家族が将来どうなっていくのか気になった。

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    2021年10月01日
  • さしすせその女たち

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    テンポが良くて読みやすく、1時間くらいでサクッと読めました。

    よくツイッターなどで見るワーママさんのつぶやきがそのまま小説になった感じ。

    夫や家族の話が多いけど、タイトルにもあるように女の特性というかそういうのがよく見える小説だなと思いました。

    基本的に主人公である妻目線で書かれていて、他の登場人物の気持ちや考えは主人公の憶測なので、主人公の一人相撲を見ている感じでした。

    ママ友、昔からの友達、部下の社員、アルバイトなど色んな女性が出てきて、主人公は勝手に尊敬したり応援したりするけど、心の奥では、こうなりたくないって思っていそう。そして周りからもそう思われていそう。女ってそういうとこあ

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    2021年09月09日
  • その青の、その先の、

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    ふぅ、ずっとこの世界に浸っていたいけれど、朝が来てしまった...。私にとってこの時期にこの作品を手に取ったこともまた必然なのだろう。
    タイトルに込められた思い、高校2年生という日常を切り取ったようで、それだけじゃないものが宝物のように詰め込まれている。まひると亮司の未来に幸あれ!

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    2021年09月06日