椰月美智子のレビュー一覧
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「9月1日は子どもが最も多く命を絶ってしまう日」
その事を踏まえての、敢えてのタイトル
長男・善羽 中学教師
次男・智親 高3の美容男子
三男・武蔵 高1 自分の性に揺らいでいる
末娘・民 中2 バスケ部所属
4兄妹に、父、継母、祖母で暮らしている
実の母ともたまに会う関係
4人それぞれが過ごした一学期から夏休みにかけて、そして9月1日を迎えるまで
今どきのSNSトラブルや、多様性の話、母親との関係
少しずつ悩みは抱えつつも、彼らは兄弟がいるから救われているなと感じた
そして、自己肯定感が高めだなと
椰月さんの作品は、父親の影が薄いとご本人も話しているが、今回はさりげなく理解のある父 -
Posted by ブクログ
ネタバレ専業主婦のあすみ、フリーライターの留美子、
シングルマザーの加奈。
小学3年生の「石橋ユウ」を育てる
それぞれの母親たち。
あすみは専業主婦で、太一、義母と暮らす。
優はいい子を演じていたが、クラスメートをいじめたり、
父親を侮蔑し、認知症になった祖母を足蹴りする。
留美子は、フリーライターで豊と2人の息子と暮らす。
悠は言うことを聞かず。
夫は収入が減り、代わりに留美子が収入を上回り、
夫は自己中になり、暴力を振るうように。
シングルマザーの加奈は、勇と暮らす。
弟が金の無心に来たり、勇はいい子だか貧困家庭で過ごす。
そんなある日、「イシバシユウ」虐待死がニュースとなる。
それぞれの -
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9月1日とは夏休みが明けて学校が始まる最初の日。今作では高永家4兄妹の夏休みの始まりから9月1日を迎えるまでが描かれる。
父親は再婚で、同居の現母(継母)と祖母プラス元母が出入りしており、実質的に横並びで母3人という変則的な家族構成。父はいるが母に較べると何だか影が薄い。なぜか1人保守的な長男、極めて温厚で冷静、常識的で美肌にこだわりの次男、自らの性自認を模索中の3男、強めの正義感と自己主張からSNSによるいじめの対象になってしまう末妹。それぞれの夏休みがそれぞれの立場から語られる。SNSで追い詰められる妹がいちばん辛い‥孤立しそうな3男は支えて守ってくれる友人に恵まれていてほっこり。
当事者