あらすじ
創業五十年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」。トレイを持つ手がいつも小刻みに震えているのに、グラスたっぷり表面張力ギリギリで運ぶ「おじいちゃんの特製ミルクセーキ」と、どんなにお腹がいっぱいでも食べたくなっちゃう「おばあちゃんの魔法のナポリタン」が看板メニューだ。その店主の孫である「ぼく」が小学五年・中学一年・大学一年でそれぞれ出会う不思議な事件と、人生のちょっとした真実。きっとあなたも通いたくなる、心地好さ。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
楽しく楽しく読みました。登場人物がみんな好ましく…
よい時間を過ごしました。
そして、ミルクセーキ・・大好きだったなあと思い出しました。
ナポリタンもプリン・ア・ラ・モードも・・・
Posted by ブクログ
純喫茶いいね、もう舞台は整った、あとは読んで楽しむだけ しかしナポリタンを食べてミルクセーキを飲んで、食後にバナナって食べ過ぎだって事。それを見てイメージ出来る旨さがあるっちゃあるね。そして味を再現出来る孫っている事が大事ですから。手鏡が不思議の物語のキィになるかと思ったら、泡泡と日常の純喫茶が見れたよ、勢いあるおじいちゃんまでおばあちゃんも江戸っ子なのかという あー中学生の時に似たような小説書こうとした思い出した。とにかくハキハキポジティブな、たーだ途中で挫折してたのですね。
Posted by ブクログ
続きが気になり読み進めることができました!
子育て中でなかなか自分の時間を作ることが
できていませんでしたが、3章に分かれているので、
とても読みやすかったです♪
ほっこりした気持ちになりたい時に良いですね♪
自分も喫茶店で休憩しているような気分になれました!
Posted by ブクログ
続きが気になって一気に読めた。ほっこりするお話だった。パオーンの2代目が来人のお父さんになり、来人と権守さんがデートしたあとのことも気になるので続編を出して欲しい。ミルクセーキが飲みたくなった。
Posted by ブクログ
ネーミングセンス抜群のタイトルが面白くて読み始めた。
ほのぼのとした日常がほのぼのと書かれてある。
嫌なことや悲しいこともあるけど、幸せな毎日ってこんな感じだなぁと思う。
喫茶店のメニューがどれも美味しそうで食べてみたい。
Posted by ブクログ
素敵な表紙絵に惹かれて購入。何の下調べもしていなかったので、さぞかしおしゃれな喫茶店ストーリーなんだろう…と思っていたら、ん!?主人公は小学生!!?とド頭から仰天。思ってたのと違ったー!と思いつつも読み始めると、おや…これは…、と読む手が止まらなくなる。
パオーンは主人公・来人の祖父母が経営する純喫茶。おばあちゃんが作るナポリタンや、おじいちゃんが作るミルクセーキなどが人気だ。来人も手伝いをしながら、仲のいい友だちが集まったりする。そんなパオーンの仲間たちと、ちょっと不思議な話の謎を解いたりするのだが、これが温かい。来人の周りはとてもゆったりしていて温かいのだ。何だか足湯に浸かっている気分になる。
そして来人が小学生、中学生、大学生と成長していく過程と、少しずつ変わっていくパオーンの様、同じ様に成長と変化をする仲間たちが綴られている。
さながら自分は、それを見守るただの客だろうか。悪くない。
ちなみにパオーンには実在するモデルの喫茶店があるという。著者の出身地である小田原に。いつか行ってみたい気持ちにさせられた。
Posted by ブクログ
主人公来人の心中でのツッコミが辛辣でテンポ良くて好き。そこだけ読んでても楽しかった。
小・中・大学生と成長した主人公達のお話。
あの子はどうなったかな、ももちろん気になるが、各話の謎もなかなか奇想天外で、先か読めず良かった。
お父さん、ほんわかいいキャラだな。
とりあえず、ナポリタン食べたくなる。
Posted by ブクログ
終始ほのぼのとしたお話で非常に読みやすかったと思います。
ミルクセーキは飲んだことがないのでどんなものかよく分かりませんが、ナポリタンは食べたくなりましたね。
Posted by ブクログ
ぼくとおじいちゃん夫婦が経営する喫茶店のお話。3章から成り、それぞれ小学時代、中学時代、大学時代のぼくが見られる。
優しく温かな空気感のあるお話で、癒されました。作中に出てくるナポリタンは読んでいると食べたくなります。
Posted by ブクログ
絵本みたいなお話でした
すごく優しくて、ふんわりしてて、
なにも考えずに読めて、するする入ってくる感じ
おじいちゃんとおばあちゃんの雰囲気が良くて
喫茶店に行きたくなる
ミルクセーキが飲んでみたい
ナポリタンが食べたい!
Posted by ブクログ
おじいちゃんとおばあちゃんが二人で切り盛りしている「純喫茶パオーン」は、昔懐かしい看板メニューのあるレトロな喫茶店。
孫の来人の親友たちが訪ねてくるの憩いの場所。
小学5年、中学1年、大学1年になったそれぞれの来人が登場する連作短編で、来人とその幼なじみたちや、常連客が集う「パオーン」は、まるで心のオアシスのよう。
お店で起こる不思議な事件も、思い起こせばきっと懐かしい笑い話になるはず。
気取らない感じの来人の家族にクスッと笑えて、読む人に安らぎを与えてくれます。
Posted by ブクログ
表紙の字体といい読み始めから舞台の純喫茶に入って眺めているような気分で読めました。
食べ物の描写に触発されて思わずミルクセーキを作ってしまい飲みながら飲むのはまた最高でした笑
Posted by ブクログ
平和でレトロでクスッと笑えるストーリー( ¨̮ )❁⃘*.゚
1日でサクッと読めてしまうくらいの軽い文体で、
登場人物も少ないので読みやすい。
コージーミステリーやレトロ喫茶が好きな人にオススメの1冊です!
Posted by ブクログ
ゾウ好きなので読んでみた。
どこにもゾウはでてこないが、魅力的な人たちがたくさん出てくる。
ミルクセーキって飲んだことないなぁ。
見かけたら頼んでみよう。
ほっこり良い時間だった。
Posted by ブクログ
こんな喫茶店あるといいよね、って喫茶店ものを読むと毎回思う。
今回は、おじいちゃん・おばあちゃんが切り盛りする喫茶店。
実家の方はまさにそんな感じだったなぁ。
こんな雰囲気の喫茶店が作れるのだろうか…。
来人の成長と日常の謎。
彼らの話をもっと見ていたかったな。
Posted by ブクログ
出てくる人たちのやり取りや起こる出来事もどこか昭和を感じるレトロな感じ。
LGBTや早期退職は新しめだけど、鏡とかのっぺらぼうとか他にもいろいろ。
ただ、装丁の雰囲気も含めて全部がどこかぼわっと輪郭が淡くなった雰囲気が読みやすさももたらしてる感じはした。
ド直球ストライクではないけどこれはこれで好きな感じ。
ナポリタン美味しそうで食べたくなった。
最近個人的にナポリタンハマってるからタイムリー。
序盤でミルクセーキに生卵入れるの無理ーと女子高生が腐すシーンあったけど、ミルクセーキって焼く前の粉なしホットケーキミックスまたはカスタード(むしろこっち?)じゃん、と不思議な感じ。
私も飲んだことはないけど。
あの女子高生絶対料理しないじゃん特にホットケーキ笑ってちょっとおかしかった(おかしいのはお前だという意見は受け付けてません笑)。
飲んだことなくてもホットケーキ作る時焼く前に美味しそうな匂い!このまま食べたいってなるの私だけじゃないはず。
Posted by ブクログ
題名に惹かれて、購入。
純喫茶なので、ノスタルジーあふれる話かなって読み始めたら、主人公は喫茶店をしている祖父母の孫の男の子で、純喫茶で出されるメニューも美味しいけど、おじいちゃん、おばあちゃんがチャチャっと作って提供している。
想像していた話とは違っていたけど、主人公の小学生、中学生、大学生時の日常で起こったちょっとした?事件を切り取っていて、その時々の等身大の男の子が感じられる。
面白かった。
Posted by ブクログ
創業おおよそ五十年の純喫茶パオーン。
その店主夫妻の孫である「ぼく」がパオーンで出会う人との交流やお客さんの様子を描いた物語。
この話の語り手である「ぼく」。語り手が小学生というのが私にとっては珍しく、新鮮でした。
(ライヤーミラー…小学五年)
「ぼく(来人)」と友人、琉生·圭一郎とのサンタ談義、ご近所さんのゆりちゃんの失恋、詐欺男と不思議なミラーの話。
オムライス、ナポリタン、ミルクセーキ、カフェオレ、ホットケーキ
(あまのじゃくだな、のっぺらぼう…中学一年)
来人と圭一郎のニキビ談義、琉生との疎遠、ゆりちゃんの新しい恋、来人の片想い相手権守(ごんのかみ)さん、ニキビ顔の牛込(うしごめ)先輩、パオーンと怪奇現象、のっぺらぼうの正体とあまのじゃくな琉生の話。
クリームソーダ、バナナジュース、ミックスサンド、レモンスカッシュ
(パオーンは永遠に…大学一年)
大学生になった三人、圭一郎のイメチェンと圭一郎の彼女、来人への脅迫状、来人の失恋と権守さんの彼氏、パオーン強盗事件、脅迫状の真相、来人と権守さんの距離が少し縮まった話。
ビーフカレー、コーヒー
Posted by ブクログ
タイトルのインパクトに引き込まれて購入…ぴえん超えてぱおん?←違う。
ここ本当に行ってみたいわ、絶対常連になる!
登場人物達のやりとりがほっこりしてて癒された。会話のテンポが絶妙ww
各話で主人公が小→中→大学生に成長するので、人間関係が少しずつ広がってくのがリアル。
圭一郎はちょっと好きになれなかった。
おじいちゃんが手を震わせて足を引きずりながら、でも絶対にこぼさずにミルクセーキを運ぶ姿見てみたい!
Posted by ブクログ
懐かしさを感じるお話でした。
まずはカバーがとても可愛らしくて、絵から昭和を感じます。
喫茶店をしている祖父母の孫が主人公のお話です。
読んでいてふと懐かしさを感じました。
その懐かしさは小学生の時に読んだ小学生の男の子達が主人公となっているシリーズもののお話を思い出しました。
絵本ではないですが、懐かしさを感じる中身になっています。
実際のモデルとなっている喫茶店も紹介されていて行ってみたくなります。
続編があるならば次回は喫茶店の店主、おじいちゃんとおばあちゃんが主役のお話を読んでみたいです。
Posted by ブクログ
★3.5
純喫茶パオーンを営む老夫婦と孫がメインのお話
孫の成長と共にストーリーが3部で書かれています
友情も恋も、少し不思議なミステリー要素もあり、引き込まれてあっという間に読み終わってしまいました
途中で出てくるミルクセーキやナポリタン!!是非実際に食べてみたい!!
Posted by ブクログ
純喫茶パオーンを営むおじいちゃんとおばあちゃんの孫、来人が主人公。
3編に分かれていて、最初は小学生の来人、次は中学、次は大学生と成長していく過程の出来事のお話たち。
テンポが良くて面白かった
Posted by ブクログ
純喫茶 パオーン 椰月 美智子
主人公 来人(らいと)の成長ストーリー
おじいちゃんのいろんな方言がおもしろい。
おじいちゃんの特製ミルクセーキとおばあちゃんの魔法のナポリタンを食べてみたい。
小田原駅前のケルンという喫茶店がモデルらしいが、遠いな。