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  • 残照

    東京湾臨海署安積班

    小説・文芸
    3.9
    1~16巻770~858円 (税込)
    東京・台場で少年たちのグループの抗争があり、一人が刃物で背中を刺され死亡する事件が起きた。直後に現場で目撃された車から、運転者の風間智也に容疑がかけられた。東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補は、交通機動隊の速水警部補とともに風間を追うが、彼の容疑を否定する速水の言葉に、捜査方針への疑問を感じ始める。やがて、二人の前に、首都高最速の伝説を持つ風間のスカイラインが姿を現すが……。興奮の高速バトルと刑事たちの誇りを描く、傑作警察小説。(解説・長谷部史親)
  • フィクサー

    フィクサー

    小説・文芸
    4.4
    1巻2,310円 (税込)
    大ベストセラー「ハゲタカ」シリーズの鷲津に続く、 著者渾身の新たなるダークヒーロー誕生! スキャンダルが飯のタネである伊達正義は、スキャンダルをもみ消す「フィクサー」。政治家やセレブが巻き込まれたトラブルを始末、隠蔽する敏腕だ。国立競技場でのサッカーの国際試合の最中に、ロシア人と難民であるユーラシア人との間で乱闘、死傷者が出る。政府の移民政策が問題となる可能性が高いため、外相の斯波から、事件のもみ消しを依頼されるのだが……。
  • 地獄小僧 三人佐平次捕物帳
    完結

    三人佐平次捕物帳

    小説・文芸
    4.0
    全20巻733~748円 (税込)
    世間での岡っ引きの悪評を憂いていた同心・井原伊十郎は、美人局の罪で捕まえた三兄弟、頭は切れるが悪人面の平助、力だけは人並み以上の次助、女も敵わぬ美貌の佐助を、岡っ引きとして売り出すことを思い付く。罪を問わぬ代わりに、三兄弟に「佐平次親分」を名乗らせ、その評判を上げさせようと考えたのだ。同じ頃、大店に押し込んでは皆殺しにして金品を奪う「地獄小僧」が治安を脅かしていた。三人で一人の佐平次は、この凶行を止めることができるだろうか?
  • 食堂のおばちゃん

    食堂のおばちゃん

    小説・文芸
    4.0
    1~20巻748~770円 (税込)
    焼き魚、チキン南蛮、トンカツ、コロッケ、おでん、オムライス、ポテトサラダ、中華風冷や奴……。佃にある「はじめ食堂」は、昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が、仲良く店を切り盛りしている。心と身体と財布に優しい「はじめ食堂」でお腹一杯になれば、明日の元気がわいてくる。テレビ・雑誌などの各メディアで話題となり、続々重版した、元・食堂のおばちゃんが描く、人情食堂小説。(著者によるレシピ付き)。
  • 首都圏炎上

    首都圏炎上

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,310円 (税込)
    東京都立川消防署の消防士、宇津木準はなかなか鎮火できない山火事をヘリから睨みながら、「今までの山林火災とは違う」と感じていた。七月初旬から三十五度を超える日々が続き、雨がひと月以上降っていない。日本中が高温と晴天で乾ききっていた。そんな宇津木の直感に従うように、本州中央部の埼玉、長野、群馬、山梨の各地で山林火災が発生。勢力を強めた火災は山々だけでなく市街地を焼きながら東京都心にその火の手を延ばそうとしていた。人間の叡智と努力はこの災害を克服できるのか……?
  • 琴子は着物の夢を見る

    琴子は着物の夢を見る

    小説・文芸
    3.6
    1~4巻726~792円 (税込)
    東京・八王子にある大正十年創業の「本庄呉服店」。その二代目店主の養女・琴子と三代目店主の次男・柿彦は姉弟のように育ち、現在はリユース着物の「本庄の蔵」でともに働いている。柿彦は店長、琴子は古着の査定役だ。幼少時から着物に宿る記憶が視える彼女は、いわくのある着物を見抜くことにも一役買っていた。ある日、ふたりは出張買取に行った先で、戦前のものと思われる椿の柄の銘仙と出会う。気になって仕方がない琴子は……。織物の町で繰り広げられる、優しい記憶の物語。
  • 最後の晩餐

    最後の晩餐

    あなたは人生の最後に何を味わいますか? 当代の人気作家7名が究極のテーマに挑んだ、自由でぜいたくで幸福な「食」小説アンソロジー。  弥生子は「最後の晩餐」について語り合う若い夫婦の会話を盗み聞きして……江國香織「コインランドリーの夜」 失恋したクズハの家に、女友だち三人は最期に食べたいものを持ち寄って……金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」 最後のごはんは、鰻がいいっておとうさん、言っていたのに、このままだと……角田光代「最後の鰻」 経理の小曾根さんが退職することになり、送別会を開いたが……寺地はるな「小曾根幸子の送別会」 ライターの明日香は、今は亡き遠縁の作家の「最後の晩餐」について執筆することに……原田ひ香「最後に、何を食べたの?」 還暦のゆかり、9つ上のチロルねえちゃんと62歳の笹子の最近の話題は……藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」 〝最後の晩餐〟という店が長野にあるという。夫を亡くしたばかりの桜子は娘たちとそのお店を探すが……井上荒野「本当の話」
  • 古本食堂

    古本食堂

    小説・文芸
    4.1
    1~2巻814~836円 (税込)
    鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。珊瑚が、そのお店とビルを相続することになり、単身上京した。一方、珊瑚の親戚で国文科の学生・美希喜は、生前滋郎の元に通っていたことから、素人の珊瑚の手伝いをすることに……。カレー、中華など神保町の美味しい食と思いやり溢れる人々、奥深い本の魅力が一杯詰まった幸福な物語、早くも文庫化。
  • 極道酒場
    続巻入荷

    極道酒場

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻946~1,078円 (税込)
    東京下町にある、赤提灯に「めしとさけ」と黒々と書いた縄のれんの一軒。そこは元組長の大将が営む、採算度外視の旨安居酒屋。噺家に小説家志望、刑事に紅一点の常連が集う中に初めて訪れたサラリーマン・西岡亨は何故か気に入られ通い詰めることに。だが、その居酒屋ではしょちゅう事件が起こり!? 特殊詐欺、ライバル店の嫌がらせ、政治家の裏金問題などなど……どんな問題も大将の逸品と剛腕で見事解決! 人情&グルメエンターテインメント、開幕!
  • スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    吹雪のテントで発見された若い夫婦の遭難死体。夫の体の上には小さな雪ダルマがいくつも載せられており、妻は夫の切り取られた小指を握っていた。この異様な状況が語る事件の真相とは?(「スノウマンの葬列」) 密室で発見された大学生の死体。四人の容疑者は部屋の鍵を持ちえた者のアリバイは成立し、唯一アリバイの無い一人は絶対に鍵を持ちえなかった。密室はいかに完成されたのか?(「三分の一の密室」) 行き倒れた身元不明の男性。それと時を同じくして各地で発見される遺伝子情報めいた謎の文字列が伝えるメッセージとは?(「セントラルドグマ」)。 冷蔵庫に閉じ込められて死んだシェフ。何者も出入りした痕跡の無い現場で発生した殺人事件の真犯人とは?(「冷たい棺」) 相談に訪れた依頼人がスタッフ全員の前で毒殺死! それぞれが疑心暗鬼にかられながらたどりついた驚愕の結末とは?(「初めては毒殺」)。 安曇野市の謎解きコンサルタント「オフィスレイヴン」に持ち込まれる数々の不可能犯罪に女性所長・真々部律香が挑む――新たな名探偵、ここに誕生! 島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作家が放つ、本格推理の醍醐味満載、豪華な連作短篇集。
  • 明鏡 東京湾臨海署安積班

    明鏡 東京湾臨海署安積班

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    詐欺グループの捜査について、生安課が強行犯係に助けを求めてきた。芸能人に会わせると言い、恐喝して金品を奪ったという。話を聞きに行くと、被害者は推し活をしている若い女性だった……(「明鏡」)。小学校の教師が児童に怪我をさせたと学校から通報があった。傷害事件かもしれないというので、安積ら強行犯係が話を聞きに行くが……(「憂慮」)。臨海署メンバーの魅力がふんだんに詰まった「安積班」シリーズをさらに深く味わえる最新短編集。
  • キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ

    キャベツ炒めに捧ぐ

    小説・文芸
    3.4
    1巻1,760円 (税込)
    60代後半の江子、麻津子、郁子は、都内のちいさな商店街で「ここ家」という、お惣菜屋を営んでいる。最愛の男性を亡くし悲しみを抱えつつも、にぎやかな江子、結婚して5年目の麻津子は、夫が最近よそよそしいと心配ばかり、息子も夫も早くに亡くした郁子は、ようやくひとり暮らしを楽しめるようになり――3人で、とびっきり美味しいお惣菜を作っているときが、最高に幸せ。そんなある日「ここ家」の立ち退き問題がふってわき、さらには江子が結婚を申し込まれたり――いろいろありながらも、前を向いて歩く彼女たちのたまらなく愛おしい物語。
  • 天狼 東京湾臨海署安積班

    東京湾臨海署安積班

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    東京湾臨海署刑事組対課強行犯第一係、通称・安積班のメンバー須田巡査部長が、臨海署管内にあるスナックのマスターから、ミカジメ料を要求されたと相談を受けた。安積と須田は暴力犯係の真島係長に相談し、見回りを強化してもらうことに。一方、管内で立て続けに傷害事件が発生する。湾岸エリアが物騒な空気に包まれる中、交機隊の隊員が、速水小隊長の様子がおかしいと安積に相談にきた。心配に思う安積のもとに、速水が救急搬送されたとの連絡が入って……。次々と起こる傷害事件。その目的は何なのか。市民と、信じる正義を守るため、臨海署のプライドをかけて、安積たちはかつてない戦いに挑んでいく!
  • 東京地下レトロ雑貨店へようこそ

    東京地下レトロ雑貨店へようこそ

    小説・文芸
    3.7
    1~3巻726~814円 (税込)
    東京の地下に広がる巨大な街・地下迷宮街。地下道のどこからでも入ることができ、悩みを抱える者、陽の下に居辛くなった者が迷い込むという。そして街の中には、見惚れるほど美しい魔女が営む、不思議な力を持ったレトロな雑貨を売る店があるらしいが……。魔女は心の暗がりを包み込み、人々に光射す未来への縁を紡いでいく。蟠りを抱える人々と昔懐かしいレトロな魔法の雑貨が織りなす、ちょっぴりダークであたたかな連作短編集。惑い悩むあなたの心の影にもきっと明かりが灯ります。
  • さらば荒野 ブラディ・ドール⑴
    完結

    ブラディ・ドール

    小説・文芸
    4.6
    全18巻616~858円 (税込)
    港町N市にある酒場「ブラディ・ドール」。店のオーナー・川中良一の元に、市長の稲村からある提案が持ちかけられた。その直後、弟の新司が行方不明になっていることを知った川中は、手掛かりを掴むために動き出す。新司は勤務先から機密事項を持ち出し、女と失踪している事が判明した。いったい弟は何を持ち出したのか!?そして黒幕は――。ハードボイルド小説の最高峰が、ここに甦る。シリーズ第一弾!!
  • いつかニルヴァーナで

    いつかニルヴァーナで

    小説・文芸
    4.4
    1巻990円 (税込)
    あなたは、罪を犯したことがありますか? そして、その罪を今でも後悔していますか? 早坂千弦はアイドルグループ『クインテイル』の熱烈なファンだった。推しの瑠璃香にはどんな時でも幸せでいてほしい、それだけを願っていたのに、その願いは叶わなかった――千弦が目を覚ますと、真っ白な空間に一人の女性が立っていた。神使と名乗るその人物は、千弦が二十七歳で死んだという……『レゾンデートルの祈り』の著者の新たなる地平。人間の罪と死に、深く真摯に向き合った祈りと再生の物語。 今村翔吾さんプロデュース、「秘境の文筆家」(宮崎県椎葉村)プロジェクトから生まれた第一弾、魂がうち震える長篇小説。
  • 戦神
    完結

    戦神

    小説・文芸
    4.0
    全1巻1,188円 (税込)
    戦国の世に、宿命を背負い生まれてきた戸次八幡丸。彼は、父・戸次親家が主君・大友親治の愛息を死なせた罰として、死に追い込まれた母の腹から取り出された子であるがゆえに、「鬼の子」と呼ばれていた。幼い頃から北九州にて戦の才を発揮した八幡丸は、戸次鑑連と名を改め、やがて大友最強の将と称えられるようになる。多くの家臣に囲まれながら、最愛の女性・お道を妻に迎え、幸せに包まれた日々を過ごす鑑連だったが、過酷な運命が襲いかかり……。後の立花道雪を主人公にした、歴史小説の傑作が待望の文庫化!(解説・内田剛)
  • おいしくて泣くとき

    おいしくて泣くとき

    小説・文芸
    4.3
    1巻869円 (税込)
    無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。店のオーナーの息子・心也は、怪我で大好きなサッカーができなくなり、中学最後の夏休みを前に晴れない気持ちを持て余している。また心也は、時々こども飯を食べにくる同級生のことを気にしていた。一人は夕花。クラスから疎外され、義父との折り合いも悪い。もう一人は金髪パーマの不良、石村。友情と恋心、夏の逃避行。大人たちの深い想い。〈子ども食堂〉から始まる思いやりの連鎖が、温かな奇跡を呼ぶ。傑作長篇、待望の文庫化!
  • 新装版 警視庁神南署

    新装版 警視庁神南署

    小説・文芸
    3.4
    1巻770円 (税込)
    東京・渋谷で銀行員が少年グループに襲われるという暴行傷害事件が発生した。新設されて間もない神南署の安積警部補たちは捜査を開始したが、二週間後、銀行員は突然告訴を取り下げてしまう。その直後、容疑者として浮上していた少年が何者かに襲われた──。この二つの事件を不審に感じた安積たちは、巧妙に仕組まれた犯罪に立ち向かう。新装版第四弾は、中村俊介氏と著者の巻末付録特別対談を収録!!
  • 新装版 神南署安積班

    新装版 神南署安積班

    小説・文芸
    3.2
    1巻770円 (税込)
    新装版 神南署安積人と犯罪の溢れる街、渋谷。その街を管轄する警視庁神南署に張り込む新聞記者たちの間で、交通課の速水警部補が、援助交際をしているという、信じられない噂が流れた。記者の中には、真相を探ろうとするものも現れ、署内に不穏な空気が漂い始める。刑事課の安積警部補は、黙して語らない速水の無実を信じつつ、彼の尾行を始めるが──。新装版第五弾は、黒谷友香氏と著者の巻末付録特別対談を収録!!
  • 紅茶とマドレーヌ

    紅茶とマドレーヌ

    小説・文芸
    4.1
    1~3巻836~858円 (税込)
    及川姫乃・四十一歳は、ある日いきなり没落した。会社を経営していた夫が、借金を残して失踪したのだ。女子校時代は学院のプリンセス、タワマン住まいで、ずっと専業主婦だったのに、高校入学を控える娘・笑里とどう生活していけば!? だが姫乃は途方に暮れている場合ではないと、得意の焼き菓子作りを活かし英国式ティールームを開こうと決意。娘や友人たちと支え合って泣いたり笑ったり……。香り高い紅茶ととびきりの焼き菓子が疲れた心をやさしく包み込む、温かく愛おしい物語。
  • 新装版 世界で一番美しい病気

    新装版 世界で一番美しい病気

    小説・文芸
    3.6
    1巻726円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「極端に言えば、恋愛というのは一瞬のものでしかないのかもしれない。唇と唇が初めて触れあう至高の一瞬、そこですべてが完結してしまい、それ以外は日常という散文への地獄下りなのだ。ただし、その一瞬は永遠を孕んでいる」 (「恋づかれ」より)。 作家、ミュージシャンとして数々の名作と伝説を残した中島らもが語った、恋にまつわるエッセイや小説、詩を収録。誰よりも恋を恐れ、愛した著者が綴る、恋の真理。 (解説・室井佑月)
  • 新装版 熱波

    新装版 熱波

    小説・文芸
    3.0
    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 内閣情報調査室の磯貝竜一は、沖縄県が掲げている、米軍基地の全面撤去を前提とした国際都市形成構想について調べるため、視察に訪れた。そこで、沖縄県知事の屋良と補佐官の比嘉に出会う。比嘉は沖縄独立論者だという噂があった。比嘉と行動を共にしていたある日、磯貝は突然台湾マフィアに拉致されそうになる。しかしこれは、米軍、中央政府をも巻き込む、沖縄をめぐる巨大な抗争の端緒にすぎなかった……。根深い沖縄の窮状に鋭く切り込んだ傑作が新装版となって蘇る。
  • 山手線謎日和

    山手線謎日和

    小説・文芸
    3.5
    1~2巻638~704円 (税込)
    小さな出版社の営業として働く折川イズミは、山手線の車内で自社の新刊を熱心に読む男性に気づく。その翌日、五反田駅のホームで歩きスマホの女性が何者かに押され転倒する事件が。怪我人が出たものの、犯人は分からずじまい。目撃したイズミは真相が気になって……。一方、和泉怜史は三十五歳で会社を退職して以来、毎日山手線内で読書するのが日課という変わり者。彼もまた、五反田駅の事件に居合わせていた。正義感の強いイズミと、ひねくれ者の和泉。二人が出会う事件の数々――。
  • 新装版 二重標的 東京ベイエリア分署

    新装版 東京ベイエリア分署

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻770円 (税込)
    東京湾臨海署の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。若者ばかりが集まるライブハウスで、三十代のホステスが殺されたという。女はなぜ場違いと思える場所にいたのか? 疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。繋がりを見せた二つの殺人標的が安積たちを捜査へと駆り立てる──。「安積班」シリーズはこの一冊から始まった。新装版第一弾は、寺脇康文氏と今野敏氏の巻末付録特別対談を収録!!
  • パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動

    穂瑞沙羅華の課外活動

    小説・文芸
    3.5
    1~5巻733~942円 (税込)
    ようやく就職した綿貫基一の元に一通のメールが届いた。それは“ネオ・ピグマリオン”という怪しげな会社から接触を求めるものだった。渋々担当者と会った綿貫だったが、彼の依頼は、資産家息子の失踪事件の調査を、量子コンピュータを開発した転載美少女・森矢沙羅華にしてほしいというものだった。綿貫は、普通の女子高生に戻ろうとしている沙羅華を説得し、調査への協力を取り付けたのだが――。沙羅華と綿貫に、待ち受ける難事件とは!? 『神様のパズル』の待望の続編、ついに刊行! (解説 山岸真)
  • フェルメールの街

    フェルメールの街

    小説・文芸
    3.6
    1巻748円 (税込)
    一七世紀オランダで、陶器の名産地として栄えた港町・デルフト。父の死をきっかけに故郷へと戻った二〇歳のヨハネス・フェルメールは、幼馴染のレーウことアントニー・レーウェンフックと再会する。学問を志すも家庭の事情で叶わなかったレーウは、かつて友と交わした約束を忘れずにいた。一方ヨハネスは、のちに妻となる女性と運命の出会いを果たす。そのころ、街では陶工が次々と姿を消して──。角川春樹小説賞受賞後第一作。美しきミステリー!(解説・福岡伸一)
  • 雛の鮨 料理人季蔵捕物控

    料理人季蔵捕物控

    小説・文芸
    3.4
    1~51巻607~880円 (税込)
    日本橋にある料理屋「塩梅屋」の使用人・季蔵が、手に持つ刀を包丁に替えてから五年が過ぎた。料理人としての腕も上がってきたそんなある日、主人の長次郎が大川端に浮かんだ。奉行所は自殺ですまそうとするが、それに納得しない季蔵と長次郎の娘・おき玖は、下手人を上げる決意をするが……(「雛の鮨」)。主人の秘密が明らかにされる表題作他、江戸の四季を舞台に季蔵がさまざまな事件に立ち向かう全四篇。粋でいなせな捕物帖シリーズ、遂に登場!
  • 食堂メッシタ

    食堂メッシタ

    小説・文芸
    4.1
    1巻660円 (税込)
    ミートソース、トリッパ、赤牛のロースト、鶏バター、アンチョビトースト……美味しい料理で人気の目黒の小さなイタリアン「食堂メッシタ」。満希がひとりで営む、財布にも優しいお店だ。ライターの笙子は母親を突然亡くし、落ち込んでいた時に、満希の料理に出会い、生きる力を取り戻した。そんなある日、満希が、お店を閉めると宣言し……。続々重版の大人気シリーズ「食堂のおばちゃん」の著者が放つ、料理と愛の物語。
  • 熱血人情高利貸 イングリ

    熱血人情高利貸 イングリ

    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    元演劇青年でデリヘルのバイトをしている希の元に、デカくて筋骨隆々の女性・イングリが会いに来た。希のお客である桐畑敦子が、イングリが経営している金融会社の金庫から一億円を持ち逃げしたという。自分が共犯でないことは納得してもらったが、何の因果か、希はイングリの捜索を手伝うことに……。実は正義漢が強く、人情に厚いイングリといると、希は、いろいろな事件に巻き込まれて――。涙と笑いのノンストップエンターテインメント小説、待望の文庫化。
  • 紙の月

    紙の月

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    ただ好きで、ただ会いたいだけだった――わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花41歳。25歳で結婚し専業主婦となったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった……。あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長篇小説。各紙誌でも大絶賛された、第25回柴田錬三郎賞受賞作、待望の文庫化。
  • れんげ荘

    れんげ荘

    小説・文芸
    4.1
    1~9巻550~682円 (税込)
    月十万円で、心穏やかに楽しく暮らそう! ――キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。そこには、六十歳すぎのおしゃれなクマガイさん、職業“旅人”という外国人好きのコナツさん・・・・・・と個性豊かな人々が暮らしていた。不便さと闘いながら、鳥の声や草の匂いを知り、丁寧に入れたお茶を飲む贅沢さを知る。ささやかな幸せを求める女性を描く長篇小説。(解説・岸本葉子)
  • ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

    ゆうべ、もう恋なんかしないと誓った

    小説・文芸
    3.6
    1巻544円 (税込)
    それでも、恋を信じますか-。 幸せになれないとわかっているのに駄目な男に魅かれてしまう麻子、男に妻と離婚させ結婚したが、生活に疲れてゆく宏美、別れた男にストーカーしてしまう誠子、「男なんて、みんなみんな嘘つき」と思わず叫んでしまう私……すれ違い、傷つけ合っても求め合わずにはいられない、男と女のさまざまな愛の形を描く24のショートストーリー。 きっとあなた自身に出会えます。 (解説・鎌田敏夫)
  • 総合商社 特命班

    総合商社

    小説・文芸
    5.0
    1~2巻770~836円 (税込)
    「もうお終いだ。俺もお前も。今から二人でここから飛び降りる?」 ──二〇一九年十二月三十一日十六時十六分──大手町にそびえる高層ビルNFタワー、総合商社・永福商事の本社ビル三十六階。入社十年の池畑大樹は、鬼気迫る表情で同期の青山仁に強く迫っていた。アメリカ、アジアなど海外赴任も多く、最前線で活躍していた二人に、一体何が起きたのか? 日本の未来は? 働くということは? 幸福とは? を問うノンストップエンターテインメント。令和の新企業小説。
  • EYES 廃物件捜査班

    EYES 廃物件捜査班

    小説・文芸
    -
    1巻792円 (税込)
    北海道警察本部刑事部捜査第一課に所属する吉灘麻耶は、ある事件で負った怪我をきっかけに、“廃墟に限定して、そこで起こった過去の情報を視ることができる目”を持つようになった。そして、廃墟に関わる事件を専門で追う、窓際部署・廃物件捜査班に異動させられる。ある日、定山渓温泉の廃旅館で大規模な火災が発生。現場に向かうと、麻耶には異様な人影が視え、何者かの感情が流れ込む感覚に陥って……。書き下ろし警察小説。
  • 相棒はJK

    相棒はJK

    小説・文芸
    3.3
    1~2巻858~902円 (税込)
    警察大学校を首席で卒業した、キャリア組の中でもバリバリのエリートである鴨下俊輔警部補は、署から警視庁刑事部長直轄の組織・刑事部捜査第一課特命捜査係への異動を告げられる。数々の難事件を解決した実績を持つこの部署の中心人物が、鴨下がバディを組むことになる特別捜査官の花比良真理。彼女は現役の女子高生で!? プリーツスカートから伸びる白く細い脚。既存の常識を蹴り飛ばす、タフで可憐な女子高生刑事、登場!!!
  • 赤ひげ診療譚

    赤ひげ診療譚

    小説・文芸
    4.3
    1巻796円 (税込)
    長崎で最新の医学を学び、江戸に戻った保本登は、突然小石川養生所に呼び出され、見習い勤務を命ぜられた。エリートとしての矜持を抱く登は、「赤鬚」と呼ばれる医長・新出去定の強引さに不満を抱き、激しい反発を覚える。だが、養生所を訪れる貧しい患者たちや、徒労とみえることに日々を費やす「赤鬚」とふれ合ううち――。病や死を通して“生”の重みを描き出した、山本周五郎渾身の傑作。(エッセイ/細谷正充、編・解説/竹添敦子)
  • 浅草寺子屋よろず暦

    浅草寺子屋よろず暦

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,870円 (税込)
    「本屋が選ぶ時代小説大賞」など数々の賞を受賞し、直木賞候補にもなった『高瀬庄左衛門御留書』から3年。スリリングかつ心震える新たな傑作時代小説が誕生。世の中には決して見過ごせないことがある。浅草の寺子屋を舞台に、師弟、親子、兄弟、幼なじみ……明日にむかい、ともに懸命に生きる。人間の縁と心の機微を濃やかに深く描く感動作。大滝信吾は、ゆえあって旗本である兄の紹介で、浅草寺の境内にある正顕院で寺子屋を開いている。源吉や三太、おさよなど大半は町人の子だ。穏やかな春の日、子どもたちと縁側で握り飯をほおばっていたとき、源吉の姉が駆け込んできた――大切な人を守るため、信吾は江戸の闇と真っ向から闘う。浅草の四季を背景に、家族や友人、下町の人情に支えられながら、信吾が天命を見つけ、成長するさまを圧倒的な筆力で描く。
  • 浅草料理捕物帖(一)
    完結

    浅草料理捕物帖

    小説・文芸
    3.0
    全5巻737円 (税込)
    浅草で評判の一膳飯屋・樽屋の板前、孝助のもとに、悪評高い岡っ引きの文蔵がやって来た。店に毎晩来る浪人・越野十郎太が、連続辻強盗ではないかと目星をつけたからだ。文蔵の手下になりたい孝助は、十郎太を見張るが、十郎太はすぐに意図を見抜き、疑いを否定する。やがて二人は、それぞれが十年前の事件の裏を暴くため、浅草に戻ってきたことが明らかに……。一方、太物問屋・片倉屋に、手代として働いていた息子を見捨てられた千代治は、復讐のため主人・徳兵衛らを付け狙う。だが、その矢先、番頭が辻強盗に殺される。果たして犯人は――? 美味しい浅草の食と事件を描く捕物帖、待望の幕開け!
  • 六本木無頼派 麻布署生活安全課 小栗烈
    完結

    麻布署生活安全課 小栗烈

    小説・文芸
    4.0
    全4巻737円 (税込)
    麻布署生活安全課の巡査長、小栗烈は警察組織の中で、誰ともツルまない孤高の刑事。その身勝手で破天荒な行動から「万年巡査長」に留まっていた。ある日、六本木のインターネットカフェで、カジノ賭博が行われているとタレコミが入り、小栗は捜査に乗り出した。しかし、捜査線上に浮上してきた容疑者の女が突如何者かに殺害された。警察内部のシマの奪い合い、見え隠れする暴力団の影――。様々な事件が交錯する中、真相を解明することが出来るのか!?手に汗握る待望の新シリーズ、ここに始動!!
  • アナウンサー辞めます

    アナウンサー辞めます

    小説・文芸
    3.3
    1巻799円 (税込)
    高校球児だった太田裕二は「将来プロ野球選手になる!」という夢を抱いていたが、あと一歩というところで甲子園の出場を逃し、その夢は儚くも散ってしまった。その後、太田は地方局のアナウンサーとなり、夢を諦めてから三十五年の歳月が流れ、五十三歳になっていた。そんなある日、番組で太田が発した一言がきっかけとなり、世の中が急激に動き出す。それと同時に、忘れかけていた「プロ野球選手になる!」という太田の夢が再び燃焼するが――。中年男の挑戦が今、始まる!
  • あなたにここにいて欲しい

    あなたにここにいて欲しい

    小説・文芸
    3.8
    1巻838円 (税込)
    お互いのことはお互いが一番よく判っている――特別な関係で強い絆を持つ真美と祥子。小学校からの付き合いで、二十三歳になった今でもふたりには誰にも言えない秘密がある。しかし、綾子と名乗るカウンセラーと出会ってから、祥子の様子がおかしくなり、忽然と姿を消してしまった。“祥子が私を拒絶するはずなんてない!!” そう強く信じずにはいられなかった真美だが、現実はもっと深刻なもので……。感涙の青春長篇小説。
  • あなたに電話

    あなたに電話

    小説・文芸
    4.0
    1巻858円 (税込)
    大学生・勇との駆け落ちを計画する主婦の史子(ルビ:ふみこ)。当日取りやめる場合のみ、電話をすると約束していた。緊張しながら荷造りを進める史子だが……。(「6:30 PM成田発」)「もう会いたくない、電話もしないで」と自ら告げて別れたにもかかわらず、元恋人からの電話を待ち続けている潮子(ルビ:しおこ)。留守電を気にしながら職場へ向かうと、仕事仲間の織田から食事に誘われ……(「Never Call Me Again」)。あのとき電話に出ていれば、変わったはずの二人の運命。電話をテーマに様々な恋のシーンを描く、珠玉の短編集が復活しました。(解説・唯川恵)
  • あの日のあなた

    あの日のあなた

    小説・文芸
    3.6
    1巻770円 (税込)
    交通事故で唯一の肉親である父を亡くした、大学生の片瀬在。尊敬する父の「弔いごと一切不要」という遺言に戸惑いつつも、その通りにすませた。しかし、生前は立入禁止だった父の書斎で遺品整理をはじめた矢先、全く知らない女性と自分の名が書かれた母子手帳を見つけてしまい、激しく混乱する。父は一体何を隠していたのか――在は主を亡くした書斎で、まるで葬儀を営むかのように、父親の本当の姿と向き合っていく。単行本『お葬式』を改題。ラストは希望溢れる感動長篇、待望の文庫化。(解説・瀧井朝世)
  • あの日の風を描く

    あの日の風を描く

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    京都市にある美大の油画科を休学中の稲葉真は、従兄の稲葉凛太郎の声がけで狩野探幽の血縁であり、父が狩野派を破門された清原雪信の娘・平野雪香が描いた襖絵の復元模写制作を手伝うことになった。チームメンバーは修士二年・土師俊介と修士一年・蔡麗華。襖絵は、十二面の花鳥図だが、現存するのは九面と切り貼りされた一部のみ。果たして三人は、復元模写を完成させることができるのか?創作することの苦悩と幸福を濃やかに描き切った感動長篇!
  • 雨あがる

    雨あがる

    小説・文芸
    4.7
    1巻733円 (税込)
    貧しいながらも心優しい人々のお互いを信じ合う姿が深い感動をよぶ表題作「雨あがる」、その続編「雪の上の霜」、侍という生き方よりも人間らしい生き方を選ぶ主人公を描き、著者の曲軒ぶりがいかんなく発揮されている「よじょう」など、武家ものを中心とした名作全五篇を収載。生きにくい時代だからこそ浮かび上がってくる、“人間の人間らしさ”を描き続けた昭和の文豪・山本周五郎の魅力が光る、オリジナル名作短篇集。(編/解説・竹添敦子)
  • 荒木町奇譚

    荒木町奇譚

    小説・文芸
    3.2
    1巻660円 (税込)
    かつて花街として栄えた四谷荒木町は、小さな稲荷神社を中心に美酒と美食が集まる大人の街。その石畳の坂道は、不思議な街へと続いている――。仕事でこの街を訪れた行原暁生は、謎めいた芸者に誘われて、時が止まったかのような花街・荒木町へと迷い込む。なぜ自分はこの街に呼ばれたのか。どうすればもとの世界に戻れるのか。不思議なバーのマスターや半玉の少女に導かれて、行原は自分自身の過去と向き合うことに。切なく優しいラストに涙が溢れる書き下ろし長篇。
  • いいわけ劇場

    いいわけ劇場

    小説・文芸
    3.2
    1巻814円 (税込)
    厚化粧がやめられない女性(「120分の女──目立ちたいから」)、食べすぎをやめられない一家(「満腹家族──幸せだから」)、ゴミ置き場から、まだ使える物を日々拾ってくる老女(「老婆の幸福──もったいないから」)、体に悪い物は絶対に食べたくなくて、つきあう女性にも強要してしまう男性(「無添加青年──あぶないから」)……やめたくてもやめられないことがある。だって、それが生きがいだから。何かに依存して生きざるを得ない人間の姿を鋭く、そしてユーモラスに描いた傑作短編集が、装いも新たに復活。
  • 居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校

    居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校

    小説・文芸
    4.0
    1巻792円 (税込)
    昼間の居酒屋を利用して開かれるフリースクール『すずめの学校』。「居酒屋すずめ」で開校中のそこに通うのは、不登校の中学生や学び直したい老女、挫折したフィギュアスケーターや引きこもりのニートなど様々。居酒屋の経営安定のためと始めたオーナー兼教師の鈴村明也だったが、彼自身もまた、生徒と交わるうちに学び、気付き……。一歩踏み出す勇気をくれる物語。
  • イシマル書房 編集部

    イシマル書房 編集部

    小説・文芸
    3.9
    1巻660円 (税込)
    満島絢子は念願かなって神保町の小さな出版社にインターンとして採用された。しかし、当のイシマル書房は親会社から「半年で経営が改善されなければ他社に株を売却する」と最後通告を受ける――会社存続の危機に、石丸社長を中心に、理由あり作家、引退していた編集者、活版職人で絢子の祖父、元ヤンキーの営業マン、全国の書店員……など「小説」を愛する人々が立ち上がった。果たして起死回生のベストセラー小説は生まれるのか? 書き下ろし長篇。
  • イダジョ! 医大女子

    イダジョ!

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻748~770円 (税込)
    普通のサラリーマンの娘・安月美南が入学した聖コスマ&ダミアノ医科大学はお金持ちの子息が通う中堅医科大学だ。そこに何も知らずに放り込まれた美南は、個性的な面々に囲まれながら、医者になる覚悟を問われ、膨大な勉強に追われ、不運な逆境に襲われながらも、医者になるため邁進する!読むと元気になれる、医療×青春学園エンターテインメント!
  • いつか月夜
    NEW

    いつか月夜

    小説・文芸
    3.6
    1巻968円 (税込)
    いつか見た月夜は、これからも、人生に何度だってあらわれるのだろう――加藤千恵さん(小説家) ぼくたちは、夜を歩く。眠れない夜に。不安な夜に。静かで、藍色で、心細い。でも歩かずにはいられない。そんな夜に。 会社員の實成は、父を亡くした後、得体のしれない不安にとり憑かれるようになった。特に夜に来るそいつを遠ざけるため、なにも考えずに、ひたすら夜道を歩く。そんなある日、会社の同僚・塩田さんが中学生くらいにみえる女性を連れて歩いているのに出くわしたことから「深夜の散歩」を行うことに。やがて、何故か増えてくる散歩メンバー。皆、それぞれ日常に問題を抱えながら、譲れないもののため、歩き続ける。いつも月夜、ではないけれど。(解説・加藤千恵)
  • いつか月夜

    いつか月夜

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    「寺地さんの作品の中で、一番好きです」原田ひ香さん ぼくたちは、夜を歩く。眠れない夜に。不安な夜に。静かで、藍色で、心細い。でも歩かずにはいられない。そんな夜に。 「一緒に歩かない?」 会社員の實成は、父を亡くした後、得体のしれない不安(「モヤヤン」と呼んでいる)にとり憑かれるようになった。特に夜に来るそいつを遠ざけるため、とにかくなにも考えずに、ひたすら夜道を歩く。そんなある日、会社の同僚・塩田さんが女性を連れて歩いているのに出くわした。中学生くらいみえるその連れの女性は、塩田さんの娘ではないという……。やがて、何故か増えてくる「深夜の散歩」メンバー。元カノ・伊吹さん、伊吹さんの住むマンションの管理人・松江さん。皆、それぞれ日常に問題を抱えながら、譲れないもののため、歩き続ける。いつも月夜、ではないけれど。
  • いつかみんなGを殺す

    いつかみんなGを殺す

    小説・文芸
    3.8
    1巻814円 (税込)
    東京紀尾井町にある老舗超高級ホテル、グランド・シーズンズ。経営者一族で総支配人の鹿野森優花は弱冠二十八歳。だが更に社長となるためには、今日行われるイベント・ミッドサマードリームナイトを成功させなければならなかった。しかし対抗する旧勢力から思いもよらぬ邪魔立てが。しかも折しも某有名海外覆面調査員がレストランを訪 れ……!? 第六回細谷正充賞受賞作にして、〝G〟を巡りホテルの人々が錯綜する、抱腹絶〝叫〟エンターテインメント!
  • 稲荷書店きつね堂
    完結

    稲荷書店きつね堂

    小説・文芸
    3.8
    全6巻572~616円 (税込)
    神田明神のお膝元である神田の一角に『稲荷書店きつね堂』という小さな書店があった。お店の敷地内には小さな鳥居と、お稲荷さんの祠が祀られており、そのそばでは、対の白狐像がお店の様子を見守っている。店主のお爺さんは白狐像を「ヨモギ」「カシワ」と名付けて可愛がっていた。ある日、お爺さんがヨモギの目の前で倒れてしまう。助けを呼びたいヨモギだが、白狐像である自分では動くことも出来ず、困っていたところに──。待望の新シリーズ開店です。
  • 稲荷町グルメロード

    稲荷町グルメロード

    小説・文芸
    3.8
    1巻748円 (税込)
    「報酬・年額二千五百万円」「求む! 若き感性!」十八歳以上なら大学生でも応募できるという市の「アドバイザー」契約。金に釣られ応募した大学生・御名掛幸菜が目にしたのは「ゾンビロード」とまで呼ばれる寂れた商店街だった! そのアドバイザーに選ばれた謎多きイケメン・瀧山クリスと共に、この街にグルメで元気を取り戻すべく、幸菜が奔走する! コーヒー、和菓子、寿司、中華──美食礼賛の口福ドラマが開幕します!
  • EV

    EV

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,870円 (税込)
    深刻な地球温暖化の前に、欧米では遅くとも2035年までにエンジン車の新車販売が規制される。つまり新車販売は電気のみで動く車に限られるのだ。加えて中国が2030年をめどに、国内の新車販売をすべて環境対応車に変更するという。このような世界情勢を前にしても、既存産業への配慮と圧力から日本政府は有効な手を打てずにいた。経産省の自動車課に籍を置く瀬戸崎啓介は焦りを募らせる。このままでは、日本の自動車関連就業人口534万人のうち多くが路頭に迷う可能性がある。だが、いったいどうすればいいのか……?電気自動車への全面移行に遅れた日本に、起死回生の一手はあるのか?『首都感染』で新型コロナ感染拡大を予言した著者が描く、〝日本経済、予言の書〟解禁!
  • EV 日本自動車産業の凋落

    EV 日本自動車産業の凋落

    小説・文芸
    3.8
    1巻990円 (税込)
    近い将来、地球温暖化対策で多くの自動車規制が始まる。欧米ではガソリンエンジンの新車販売の禁止、中国は国内の新車販売をすべて環境適応車に変更する。このような世界情勢を前にしても、日本政府は既存産業への配慮と圧力から有効な手立てを打てない。経産省の自動車課に籍を置く瀬戸崎は焦りを募らせる。このままでは、日本の自動車関連就業人口534万人のうち多くが路頭に迷う可能性がある……。時代を予言する作品を数多く刊行してきた著者が、日本経済に警鐘を鳴らす禁断の小説。待望の文庫化!
  • 医療過誤弁護士

    医療過誤弁護士

    小説・文芸
    4.0
    1巻858円 (税込)
    医療過誤裁判は公平ではない。間違った治療をしても医師は守られ、命を奪われても患者は泣き寝入りするしかない。そんな現実と戦い続けている医療過誤弁護士・銀子。そんな彼女の元に持ち込まれた案件は、早期のステージIの直腸がん手術で、術後3日目の大出血で夫を亡くした妻からの依頼……。多数の医療紛争の相談に応じ、患者家族側に寄り添ってきた著者だから描ける人間ドラマ。元外科医の患者側医療専門弁護士が、小説でしか見せられない医療の闇、そして医療過誤の真実を描く傑作小説!(単行本『医療過誤弁護士 銀子』を文庫化にあたり改題)
  • ウィメンズマラソン

    ウィメンズマラソン

    小説・文芸
    4.6
    1巻638円 (税込)
    岸峰子、30歳。シングルマザー。幸田生命女子陸上競技部所属。自己ベストは、2012年の名古屋で出した2時間24分12秒。ロンドン五輪女子マラソン代表選手という栄誉を手に入れた彼女は、人生のピークに立っていた。だが、あるアクシデントによって辞退を余儀なくさされてしまい……。そして今、2年以上のブランクを経て、復活へのラストチャンスを掴むため、リオ五輪を目指し闘い続ける。このままじゃ、次に進めないから――。一人の女性の強く切なく美しい人生を描く、感動の人間ドラマ。(解説・北上次郎)
  • うえから京都

    うえから京都

    小説・文芸
    3.5
    1巻902円 (税込)
    坂本龍子は高知県の県庁職員でありながら、政治の世界では数々の難問を解決する「交渉人」と呼ばれ、名を馳せていた。ある日、龍子の元に京都府知事から、低迷した日本を救うため、都を西に移したいと依頼が入る。京都・大阪・兵庫の三府県が手を組み、西の統一をはかりたいので、龍子に力を貸してほしいのだという。 龍子はこの法外な依頼によって、令和の龍馬の如く国のために動くことに。果たして、京阪神は仲良く手を組むことができるのか!? そして京都の思惑は実現するのか!?
  • 宇宙からの帰還 望郷者たち

    宇宙からの帰還 望郷者たち

    小説・文芸
    3.8
    1巻704円 (税込)
    米中大戦によって汚染された地球。人類はわずかに残った宇宙モジュールと月往還船、そして3Dプリントの活用で文明を繋いでいた。月往還船の船長・美島修一大尉は、月資源運搬中の事故の責任で停職の処罰を受ける。居住民の間ですら格差が開く宇宙生活の中、同級生だった上条友里絵との意外な形で出会う。そんな美島に、地球環境著者に赴くも行方不明となった第一探査隊の捜索の命が下る……。航空サスペンスの第一人者が描く近未来サバイバルSF!
  • 宇宙船の落ちた町

    宇宙船の落ちた町

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    「宇多莉町には何もない」。住民が揃ってそう口にする田舎町で生まれ育った青砥佑太は、十四歳の夏、裏山で巨大な宇宙船の墜落を目撃する。十年後、宇宙船に乗っていた異星人は地球社会へと徐々に溶け込み、佑太は近隣の大都市・舞楼市に移住して無気力な生活を送っていたが、彼らの関係性は「あるアイドルの握手会」から劇的に変わっていく。過去と未来、共生と排斥、都市と辺境、世界と自己――。人が自身と異なる存在とどう向き合うかを描いた物語。
  • 海が天に届くとき

    海が天に届くとき

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    三麓美術大学の大学院で復顔(遺骨から生前の顔を復元する技術)を専門にする綾木遥花(あやぎはるか)は、復顔が社会の何の役に立つのかと悩む日々を送っていた。ある日、遥花はバイト先の科学博物館の理学博士・郷間俊樹(ごうまとしき)から呼び出される。有名私立大学の東京春天大学から郷間の元に、行方不明になっていたある教授の復顔の依頼が来ていた。『教員アンドロイド化計画』によってアンドロイドとなるその教授の顔の復元を、遥花は請け負うことになる。 東京春天大学広報課の星悠月(ほしゆづき)は、復顔を記録するために遥花のもとに通い始める。行方不明の教授の事情を知って倒れた悠月は、遥花との交流によって次第に己の過去に向き合い始める──。 悠月に隠された秘密と遥花の悩みが交錯する。これは、過去から未来へと時間を追い越す感動の物語。
  • 隠れ公安 S1S強行犯
    完結

    S1S強行犯

    小説・文芸
    3.3
    全4巻712円 (税込)
    国交省のエリート官僚・伊藤正志が射殺された。現場に駆けつけた強行犯三係の鹿取信介は、そこに公安部の幹部が五人いることに気づく。この事件は、公安事案とつながりがあるのか? 強行犯三係の同僚、児島要とともに捜査に入った鹿取は、消息の分からない公安刑事・螢橋の身を案じながらも、独自のルートで事件を追っていくのだが・・・・・・。『公安捜査』の鹿取刑事を主人公に描く、新シリーズ第1弾!(解説・杉山正人)
  • 蝦夷大王の秘宝 お江戸三爺からくり帖

    蝦夷大王の秘宝

    小説・文芸
    3.7
    1巻902円 (税込)
    『南総里見八犬伝』の人気作家・曲亭馬琴のもとに、ある日持ち込まれた暗号文。一方、旧知の画家・葛飾北斎もまた、謎に満ちた絵の依頼を受ける。いずれもどうやら松前藩が持つという秘宝に絡む陰謀と関係があるらしい――。馬琴に北斎、さらには鶴屋南北、江戸を代表する、同時代に生きた江戸を代表する三人の文人が、複雑に絡み合いながら繰り広げる波瀾に満ちた物語、明かされる驚愕の真相やいかに? 本格ミステリの奇才が満を持して放つ書下ろし時代伝奇推理長編。
  • エリ・エリ

    エリ・エリ

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,047円 (税込)
    〈ホメロス計画〉――信仰心を失った人類は、新たなる神を求めて地球外知的生命体との接触を試みていた。それは存続の危機にあった教会にとっても「神の科学的証明」による信仰回復の可能性を秘めていたが、反対勢力による抵抗も進行していた。そんな中、地球外生命体からと思われる大量のニュートリノが観測されたのだが……。人類・神・宇宙の関係に鋭く迫る、第一回小松左京賞受賞作の一大SF待望の文庫化。
  • 青子の宝石事件簿

    青子の宝石事件簿

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻649円 (税込)
    青山骨董通りに静かに佇む「相田宝飾店」の跡取り娘・青子。彼女には、子どもの頃から「宝石」を見分ける天性の眼力が備わっていた……。ピンクダイヤモンド、パープルサファイア、パライバトルマリン、ブラックオパール……宝石を巡る深い謎や、周りで起きる様々な事件に、青子は宝石細工職人の祖父やジュエリー経営コンサルタントの小野瀬、幼なじみの新太とともに挑む! 宝石の永遠の輝きが人々の心を癒す、大注目の傑作探偵小説。
  • 大友の聖将
    完結

    大友の聖将

    小説・文芸
    4.5
    全1巻968円 (税込)
    大友宗麟に仕える柴田治右衛門は、目的のためなら殺しをも厭わない、悪鬼のような残虐な男であった。主君の側室であるマリアと密通していた治右衛門は、二人の愛のために次々と罪を重ね、遂には宿将・戸次鑑連によって捕らえられてしまう。しかし約二十年後、治右衛門は天徳寺リイノと名を改め、再び大友を守るべく戦場を駆けていた……。悪鬼はなぜ、生まれ変わることができたのか?愛と信仰という二本の光に貫かれた男が、最後に起こした奇跡とは?「豊後の聖将」と呼ばれた謎多き男の生涯を描いた傑作感動長編、待望の文庫化!(解説・三田主水)
  • 臆病者

    臆病者

    小説・文芸
    -
    1巻754円 (税込)
    大阪の関西大学二回生の若草涼は、学園闘争に幻滅し、自ら博奕の世界に足を踏み入れた。勝負の軍資金を稼ぐためにキャバレーのボーイとなった涼は、そこでやくざ者、博奕打ち、夜の世界で生きる女たちと出逢い、裏の世界を体験する。そのさなか、中里という凄腕の博奕打ちとの邂逅が涼にかつてないほどの衝撃を与えた。――俺はこんな勝負師になれるのか? 大人気シリーズ「公安捜査」の著者の原点ともいうべき、自伝的青春小説、待望の初文庫化。
  • オケ飯!

    オケ飯!

    小説・文芸
    3.6
    1巻814円 (税込)
    横浜市役所で働く今宮歌奏は、付き合っていた彼氏に二股をかけられたあげくに振られ、人生のどん底にいた。すがる思いで有名な占い師・趙大姐に占ってもらうと、一生一緒に過ごす相手がすぐ近くにいる、その相手とは十代の頃に出会っていると言われる。趙大姐の言葉を胸に、歌奏は親友の水元怜音と共に、中高時代に所属していたオーケストラ部の演奏会を訪れた。そこで人生を大きく動かす再会をするとも知らずに……。音楽と食とままならない人生への愛が詰まった著者渾身の一作が誕生!
  • おたふく物語

    おたふく物語

    小説・文芸
    4.0
    1巻628円 (税込)
    町人たちの暮らしの姿、現実を生きてゆく切なさに焦点を絞り、すぐれた「下町もの」を数多く遺した山本周五郎。本書は、自分たちを“おたふく”と決めこんでいる明るく元気のいい姉妹をいきいきと描いた「おたふく物語」三部作(「妹の縁談」「湯治」「おたふく」)をはじめ、身分の垣根を越えた人間の交流を情愛たっぷりに綴った「凍てのあと」、女性の妖しさと哀しさを濃密に綴った「おさん」の全五編を収載。江戸に暮らす女性たちの姿を見事に切り取った名作短編集。文庫オリジナル。 (編/解説・竹添敦子)
  • 親父の十手を受けついで 親子十手捕物帳

    親子十手捕物帳

    小説・文芸
    3.0
    1~7巻748~770円 (税込)
    辰吉は、十手持ちだった父・辰五郎と折り合いが悪く、家を飛び出していた。忠次親分や妹の凛に心配されながら、仲直りを拒み続けて数年が過ぎていた。が、賭場での揉め事が原因で、人殺しの嫌疑をかけられてしまう。一方、引退していた辰五郎に、ある大店の跡継ぎが入れ込む楊枝屋の女について調べてほしいとの依頼が舞い込む。父と息子の事件はやがて絡み合って、二人は思わぬ敵と退治するのだが……。親子の絆と人情を描いた傑作時代小説シリーズの開幕!
  • おやすみ、東京
    完結

    おやすみ、東京

    小説・文芸
    4.0
    全1巻814円 (税込)
    東京、午前一時。この街の人々は、自分たちが思っているよりはるかに、さまざまなところ、さまざまな場面で誰かとすれ違っている――映画会社で〈調達屋〉をしているミツキは、ある深夜、「果物のびわ」を午前九時までに探すよう頼まれた。今回もまた夜のタクシー〈ブラックバード〉の運転手松井に助けを求めたが……。それぞれが、やさしさ、淋しさ、記憶と夢を抱え、つながっていく。月に照らされた東京を舞台に、私たちは物語を生きる。幸福な長編小説。
  • 女は同じ物語

    女は同じ物語

    小説・文芸
    -
    1巻754円 (税込)
    城代家老の子息・広一郎の女嫌いは、許婚者に見向きもしないほどの徹底ぶり。ある日、家庭内で絶対的権力を持つ母のさしがねで、紀伊という侍女をつけられて――。ユーモアたっぷりに女性の主導の恋を描いた「女は同じ物語」をはじめ、藩を捨て、浪人となり裏長屋に安住の地を求めた信兵衛の人情味溢れる生き方を描いた「人情裏長屋」など、「人間の持つ愛憎、苦悩、悲哀、妬心、人情などの、感情の全てが描かれている」(今井絵美子・巻末エッセイより)周五郎作品から、名作全五篇を精選。文庫オリジナル。(編・解説/竹添敦子)
  • かあちゃん

    かあちゃん

    小説・文芸
    4.0
    1巻733円 (税込)
    私も周五郎作品を読み返す度、失ったものを取り戻すような気持ちになる。それはかつての日本の風景であり、人の情であり、親から伝えられた仕来りであり、恥を感じる心でもある(宇江佐真理・巻末エッセイより)。女手でひとつで五人の子供を育てているお勝と、その家に入った泥棒との心の通い合いを描いた表題作をはじめ、山本周五郎が、人間の“善なる心”をテーマに遺した作品から、全五編を厳選。文庫オリジナル。(編/解説・竹添敦子)
  • 神楽坂スパイス・ボックス

    神楽坂スパイス・ボックス

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻792~836円 (税込)
    五年間つき合ってきた彼にふられた雑誌編集者のみのり。イタリアンレストランの若きオーナーシェフである元彼を見返すため、自らも飲食店を開店し人気店にしてみせると心に誓う。そのために彼女は、夫を亡くし実家に引きこもっている姉ゆたかに一緒に店をやろうと誘う。姉も亡くなった義兄もシェフだったからだ。そして姉妹は神楽坂の路地の奥の奥にあった木造家屋にスパイス料理専門店を開店させる。そしてその店では、料理を食べた人たちにある変化が……。心に栄養が染み渡る料理小説!
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘
    完結

    菓子屋横丁月光荘

    小説・文芸
    3.8
    全6巻704~792円 (税込)
    家の声が聞こえる──幼い頃から不思議な力を持つ大学院生・遠野守人。縁あって、川越は菓子屋横丁の一角に建つ築七十年の古民家で、住みこみの管理人をすることになった。早くに両親を亡くし、人知れず心に抱くものがある守人だったが、情緒あふれる町の古きよきもの、そこに集う人々の物語にふれ、自分の過去にむきあっていく。人もものも、記憶を抱いて生まれ変わることができる。心のいちばんやわらかな場所にやさしく沁みる新シリーズ、第一作。
  • 風の王国(1) 落日の渤海
    完結

    風の王国

    小説・文芸
    4.0
    全10巻733~859円 (税込)
    延喜十八年(九一八年)夏、東日流国(現在の青森県)。東日流の人間として育てられてきた宇鉄明秀は自分の出生の謎を解き明かすために、海を隔てた渤海国へ向かう。十七年前に赤ん坊だった自分を東日流のに連れてきたのは誰なのか? 命がけの船旅を経て、やがて明秀は渤海の港町・麗津に辿り着くのだが……。幻の王国・渤海を舞台に繰り広げられる、侵略と戦争、恋と陰謀。壮大なスケールで描く、大長篇伝奇ロマン小説の開幕!
  • 風待みなと博物館

    風待みなと博物館

    小説・文芸
    3.8
    1巻836円 (税込)
    風尾町。あまりに風がなくて、いつでも船出を待っていることから「風待ちの港」と呼ばれた、瀬戸内に面した穏やかな町。その町に祖父の危篤の報せが切っ掛けで帰って来た葉山恒一は、仕事に忙殺され、心を無くしていたことに気が付き、少し休むことに。そんな折、かつて祖父がこの町でプラネタリウムの解説員を務めており、その音声がつい最近再開した博物館に保存されていることを知る。恒一は、〈風尾博物館〉へと足を踏み入れた……。ものや星が、心を繋いでいくハートフルストーリー。(解説・原田ひ香)
  • 桜狼 鹿取警部補

    鹿取警部補

    小説・文芸
    3.5
    1~4巻737~748円 (税込)
    警視庁捜査一課の鹿取信介。以前は公安部に属し、警察庁警備局長の直轄で「隠れ公安」として動いていた。鹿取は世田谷区宮坂で起きた発砲事件で、所轄の女性刑事・吉田裕美とタッグを組むことになる。うんざりしながらも捜査を進める中、この発砲事件の裏にきな臭いさまざまな影が見えてきた。一方で必要以上にやくざを憎み「心火の敵」とまで言い切る吉田の過去にはいったい何が──。「公安捜査」「隠れ公安」シリーズの鹿取刑事を主人公に描く、新シリーズ第一弾!!
  • 金貸し同心
    完結

    金貸し同心

    小説・文芸
    3.0
    全1巻902円 (税込)
    老中水野忠邦による人々に倹約を命じた天保の改革の真っ只中、多摩の役人だった辰ノ輔は、告げ口をしたことで立場が悪くなり養子に出されて、廻り方同心となった。早速見習いとしてある同心の下についたのだが、その男・本庄茂兵治は、同心でありながら暴利を貪る金貸しも行っていた! 辰ノ輔は自分の役割を裏稼業の監視と割り切って、茂兵治の下で働き始めるのだが……。貨幣経済へと移り変わり、武士の地位が落ちていく中、銭をもって善を成す痛快時代劇の登場!
  • 彼女が天使でなくなる日

    彼女が天使でなくなる日

    小説・文芸
    3.9
    1巻704円 (税込)
    九州北部にある人口三百人ほどの星母島。子どもについての願い事なら何でも叶えてくれるという「母子岩」があり、近年有名になっている。そこで〝モライゴ〟として育てられた千尋は、一年前に戻ってきて、託児所を併設した民宿を営んでいた。子どもにまつわる様々な悩みを抱え、母子岩のご利益を頼りやってきた宿泊客に、千尋は淡々と為すべきことを為し、言うべきことを言う……。簡単な癒しではない、でも大切なことに気づかせてくれる、宝物のような小説。
  • 彼女の命日

    彼女の命日

    小説・文芸
    3.2
    1巻712円 (税込)
    「あなたの大切な一日、私に下さいませんか」――三十五歳の会社員・楠木葉子は、父亡き後、母と妹を養ってきたしっかり者。結婚を考える恋人もいる。そんなある日、葉子は、帰宅途中、胸を刃物で刺されて死亡した。が、一年後、山の手線で別の女性の身体を借りて、この世に戻ってきた。葉子は恋人のことを気にかけながらも、母と妹が住む自宅へと向うが、そこで待っていたものとは・・・・・・。現代に生きる女性の揺れ動く心情を繊細に描く、切なく優しくサスペンスフルな傑作長篇。(解説・大矢博子)
  • 彼女の遺言

    彼女の遺言

    小説・文芸
    3.7
    1巻704円 (税込)
    独り身で子供も持たなかった、仕事ひとすじの啓子は、病気のため五十四歳という若さで亡くなった。啓子の小学生からの親友・宏美は、遺品として梅酢を受け取る。同封されていたノートには、「この梅酢で十円玉を磨いたら、その製造年に五時間だけ意識が戻る」という不思議な体験が記されていた。宏美は怖れながらも、啓子の幸せを願い、彼女を結婚させるために意識のタイムスリップに挑むのだが……。切なく心温かな余韻が胸に沁みる長篇サスペンス。
  • 神様からの手紙 喫茶ポスト

    神様からの手紙 喫茶ポスト

    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    珈琲が自慢の喫茶店「喫茶ポスト」には、店内に郵便ポストがある。そこには、亡くなった人宛てなど、届くはずのない手紙を投函できることになっていた。このことを雑誌で知った片岡絵真は、早速「喫茶ポスト」に出向き、亡き父への手紙を投函した。ところがその折、間違えて祖母から自分宛に届いた手紙も一緒に入れてしまう。すると後日、信じられないような出来事が起こって……。もう会えないあの人に、伝えられなかった想い――行き場のなくなってしまった言葉が起こした奇跡の物語。
  • 神様のパラドックス上

    神様のパラドックス

    小説・文芸
    3.6
    1~2巻733円 (税込)
    大学の文学部に通う一年生の井沢直美は、大学生活に慣れたものの、満たされない日々を送っていた。そんなある日、五月祭で直美の前に現れた小佐薙と名乗る男。彼の勤める会社は、なんとスーパーコンピューターなどを製造するメーカー。小佐薙の言葉に惹きつけられ会社のアルバイトに応募した直美だったが、その内容は驚くべきものだった! 最先端の量子コンピューターを用いて占い事業を展開しようというのだが……。傑作SF長篇、待望の文庫化(全二巻)
  • 鴉揚羽の仕業

    鴉揚羽の仕業

    小説・文芸
    -
    1巻836円 (税込)
    日ノ本きっての手妻師・柳川一蝶斎率いる〈夢見鳥座〉。浅草にある一座の小屋は、座長の一蝶斎、一座の花形であでやかな揚羽、美丈夫の二番弟子・虎次、年齢不詳で謎の多い席亭の右京……と今日もにぎやかに揃い踏み。だが一座の末弟子・蝶吉は舞台でしくじり、謹慎中の身。そんな折、蝶吉は夢見鳥座に縁のある寺の子供たちが拐かされたことを知る。心を痛める蝶吉は、揚羽と右京から、「お前さんの一世一代の、手妻を見せる機がきた」と言われ――。「鴉揚羽」が江戸の巨悪と死闘を繰り広げる、手に汗握るノンストップ時代小説。(解説・細谷正充)
  • 枯野光

    枯野光

    小説・文芸
    -
    1巻814円 (税込)
    この街の闇社会で生きる陳小生は、刑事の羅朝森からある男を捜して欲しいと依頼される。手がかりは二十年以上も前に撮られた古びた写真だけ。しかも男の名前も素性も明かせないと告げられる。一方、ツアーガイドとして働く香港在住の日本人女性、石原雪子の自宅前に不審者が現れ、勤め先に自分のことを探るような電話が入るなど、彼女の周辺で不穏な空気が流れ始めた─。ネオンが煌めくその裏で、漆黒の闇が支配する香港を舞台に蠢く真実とは!!
  • 飛燕の簪 神田職人えにし譚

    神田職人えにし譚

    小説・文芸
    3.8
    1~8巻704~770円 (税込)
    財布や煙草入れなど、身につける小物に刺繍と金銀の箔をあわせて模様を入れる、縫箔師の咲。両親を亡くし、弟妹の親代わりとなって一生懸命に腕を磨いてきた。ある日立ち寄った日本橋の小間物屋で、咲はきれいな飛燕の簪に魅了される。気になって再び店を訪れると、その簪を手掛けたという錺師の修次と出会った。しかし二人が話している隙に、双子の子供が簪を奪って逃げてしまい……。咲が施す刺繍が人々の縁をやさしく紡ぎます──江戸のお仕事人情小説、装いを新たにシリーズ開幕!
  • 監督が好き
    完結

    監督が好き

    小説・文芸
    3.5
    全1巻682円 (税込)
    女子マラソン「かおるかぜ化粧品陸上部」の監督を務める伴勝彦は、ランナー育成に定評があり、若き名将と呼ばれていた。その伴のもとに、かつての恩師の孫娘・齊田恭子が入部してきた。はじめは、歯に衣着せぬ恭子の言動に戸惑う伴だったが、二人は二〇二〇年の東京オリンピックを目指し、走り出す。そんなある日、恭子が亡くなった祖父から預かった伝言があると言い出した――。恩師が遺した伝言とは一体!?スポーツ小説の名手が描く、女子マラソンランナーと監督の感動の物語。(解説・重里徹也)
  • ガールズ空手 セブンティーン

    ガールズ空手 セブンティーン

    小説・文芸
    -
    1巻748円 (税込)
    空手部の選抜出場を応援する校内のポスターが、何者かによって破られた。それは掲載されている主将・結城の写真を狙っての犯行だった。だが目撃者の証言によると、犯人は彼女本人だという。その場にいたはずもなく、犯行に全く身に覚えのない彼女は、あることをヒントに真相に気づくのだが……(「被写体は初夢の彼方に」より)。驚愕のラストが待ち受ける青春ミステリー、待望の文庫化!
  • 機械式時計王子の休日 千駄木お忍びライフ

    機械式時計王子

    小説・文芸
    4.1
    1~2巻704~726円 (税込)
    千駄木すずらん通りの一番端にある、四代続くトトキ時計店。十刻藤子は、妹・桜子の三つ子の出産で手が離せなくなった母親に代わり店番をすることに──。時計に全く無関心で知識もない藤子の前に、スイスから来たという不思議な兄弟が現れた。町のシンボルであった時計塔を二十年ぶりに動かすというが……(「塔の上の大時計」より)。日常のさまざまな謎を、ラグジュアリーな時計とともに解決していく、書き下ろし下町ミステリー。
  • 菊葉荘の幽霊たち

    菊葉荘の幽霊たち

    小説・文芸
    3.3
    1巻550円 (税込)
    友人・吉元の家探しを手伝いはじめた”わたし”。 吉元が「これぞ理想」とする木造アパートはあいにく満室。 住人を一人追い出そうと考えた二人だが、六人の住人たちは、知れば知るほどとらえどころのない不思議な人間 たちばかり。彼らの動向を探るうち、やがて”わたし”も吉元も、影のようにうろつきはじめている自分に気づき……。 奇怪な人間模様を通じて、人々の「居場所」はどこにあるかを描く長篇。 (解説・池田雄一)
  • キッチン風見鶏

    キッチン風見鶏

    小説・文芸
    4.1
    1巻748円 (税込)
    港町で三代続く老舗洋食屋「キッチン風見鶏」。おすすめは、じっくりと手をかけた熟成肉料理だ。漫画家デビューを夢見るウエイター・坂田翔平は、幽霊が見えてしまうのが悩みのタネ。お客さん一人ひとりに合わせた料理が好評なオーナーシェフ・鳥居絵里は、家族の健康を案じつつ空元気を出して奮闘中! 誰しも未来は不安だし、人生は寂しいものだ。でも、だからこそ、自分の心に?をつかずに生きていく──。美味しさとやさしさが溢れる傑作長編。
  • 牙のある時間

    牙のある時間

    小説・文芸
    3.3
    1巻921円 (税込)
    北海道の小さな町に移住した絵描きの守谷順一と妻の久美。そこで穏遁生活をおくる、隣人で農場主の円城夫妻との出会いが、彼らを退廃と官能とを狂気の渦のなかへ引きずり込んでいった。森から聞こえてくる死滅したはずの狼の叫び、そして少女の失踪事件。いつしか順一は、円城に狼の姿を重ねあわせるようになっていった。狼をめぐる恐怖をテーマに二重視点で描く、ホラーミステリーの傑作!
  • 君のいた日々

    君のいた日々

    小説・文芸
    4.0
    1巻704円 (税込)
    「どこかではぐれないように。はぐれてもまた会えるように」と、ふたりで約束した――春生は去年、妻の久里子を病気で亡くした。いまだにメソメソしていて息子の亜土夢にあきれられている。久里子は去年、夫の春生を突然亡くした。倒れた朝、彼にちょっとだけ意地悪をしたことをいまも悔いている……〈妻を失った夫〉〈夫を失った妻〉のそれぞれの世界から優しく紡ぐ、人生の愛しさに満ちあふれた感動の物語。(解説・木皿泉)
  • キャベツ炒めに捧ぐ

    キャベツ炒めに捧ぐ

    小説・文芸
    3.9
    1巻594円 (税込)
    「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鰺フライ」「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」……東京の私鉄沿線のささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。にぎやかなオーナーの江子に、むっつりの麻津子と内省的な郁子、大人の事情をたっぷり抱えた3人で切り盛りしている。彼女たちの愛しい人生を、幸福な記憶を、切ない想いを、季節の食べ物とともに描いた話題作、遂に文庫化。(解説・平松洋子)
  • 強行犯三係

    強行犯三係

    小説・文芸
    3.3
    1巻680円 (税込)
    世田谷区経堂で中学三年生の男子生徒が殺された。警視庁強行犯三係の鹿取信介警部補は、同僚の児島要警部補より連絡を受け、現場へと駆けつけた。殺害の容疑者として浮かんだのは、四方聖人。被害者の同級生・水島友里恵をめぐるトラブルが原因とされたが、元・公安の鹿取の直感は別のものを告げていた。事件の背景にあるものとは果たして何なのか・・・・・・? 鹿取、児島の活躍を描く「公安捜査」シリーズのスピンオフ。(「硝子の絆」を元に新たに書き下ろしました。)
  • 今日のハチミツ、あしたの私

    今日のハチミツ、あしたの私

    小説・文芸
    3.9
    1巻682円 (税込)
    蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日は今日より良くなる──。「明日なんて来なければいい」と思っていた中学生のころ、碧は見知らぬ女の人から小さな蜂蜜の瓶をもらった。それから十六年、三十歳になった碧は恋人の故郷で蜂蜜園の手伝いを始めることに。頼りない恋人の安西、養蜂家の黒江とその娘の朝花、スナックのママをしているあざみさん……さまざまな人と出会う、かけがえのない日々。心ふるえる長篇小説。

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